雷電   作:不透明な水滴

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第二話  組織

大分遠くまで来たな

 

「息も切れてないな…」

 

ほんとにどうなってんだこの体

 

『状態向上に毒物系も無効、おまけに体力も増えておるな』

 

しかも体もめっちゃ硬いし

 

『着いたぞ』

 

「ここは…」

 

『ここが、お主の力を存分に使える場じゃ』

 

着いた場所は、小さめのビルだった

 

『ここで、お主は指示に従ってもらう』

 

「……」

 

あんまり乗り気では無いが…俺もこの力、使わないには勿体ないし

 

「じゃ、入るか」

 

そうして、俺はビルの扉を開けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうも〜…」

 

扉を開けると、人が五人居た

 

「……」

 

「誰だ?」

 

「あ〜…えっと…」

 

おい、どうすんだこの空気

 

「あんた。名前は?」

 

反応に困っていると、一番奥の席に座っている明らかにこの五人の中のトップみたいな奴が話しかけてきた

 

「え…檪裕仁です」

 

「そうか。じゃあ裕仁、ここはどこか分かるか?」

 

「いえ…分かりません」

 

「…なるほど、なら、能力はなんだ?」

 

「能力?」

 

「理由も無しにここには来れない。今までで最低でも一度だけ、自身にある能力、力を使ったことがあるだろう」

 

「能力…もしかして、雷の事ですか?」

 

そう言った瞬間、五人共驚いた表情でこちらを見てきた

 

「…なんすか?」

 

「雷…と言ったか?」

 

「はい…」

 

「雷の名前は?」

 

「えっと…雷電」

 

そう言った瞬間、一番近くで机に座っていた女性が腕に火を纏わせ笑って殴り掛かってくる

 

「待て!!」

 

一番奥の人がそう言うと同時に、女性と俺の間で物凄い風圧が掛かり女性の火が消える

 

「今は戦うな」

 

「…っち」

 

そう舌打ちして出ていった

 

「…なんなんだ。今の」

 

「すまなかった」

 

そう言い、奥の男はこっちへと向かってきた

 

「君が雷電を継承した者か」

 

「知ってたのか?」

 

「いや…この後説明するが、そういうのは自然と分かる物なんだ」

 

「…ふぅ〜ん」

 

なんか納得いかねぇな…

 

「まあ、座ってくれ」

 

そう言われ、俺は席に着く

 

「改めて、自己紹介を、私は一応ここのトップになっている『大地傑』だ」

 

「はぁ…それで、その他の人は?」

 

「その他って言い方辞めろや」

 

ツッコまれた

 

「俺は『神風稜太』それでこの真面目そうなのが『真空道真』」

 

「勝手に自己紹介を済ませるな」

 

「それで…」

 

「…あ…私は…『凪』と言います…」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「い…いえ…」

 

「…彼女、結構人見知りなんだけど、初見でこんなに話せれるって、あんたもしかして才能ある?」

 

「なんの?」

 

「いや、知らん」

 

あ、この神風ってやつ馬鹿だ

 

「とにかく、自己紹介は済んだ。まずは君にここが何処なのかを説明する」

 

「あ、よろしくお願いします」

 

「ああ…これから話す内容は、君がなにをするか。なにを目的にするかだ」

 

そして、大地さんはゆっくりと話を始めた




地『大地傑』(だいちすぐる)男
空『真空道真』(しんくうみちざね)男
水『凪』(なぎ)女
風『神風稜太』(しんぷうりょうた)男
火『???』女
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