雷電   作:不透明な水滴

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第六話 第一関門突破

灰となって消えた後、俺は抜ける様に地面に倒れ込む

 

「っあ〜疲れた〜」

 

人生で一番死にかけたかもな…

 

「はぁ…はぁ」

 

暁歌も倒れ込む

 

「流石に疲れるよな…大丈夫か?」

 

「あぁ…無事だが…お前の方こそ大丈夫か?」

 

「あぁ…だいじょ…いや、無理だ。指一本動かん」

 

あの力…初代?だったか…今まで知らなかったが、気付けば頭の中に思い浮かんでいた

 

『感じたか。それがお主の力、初代以外にも、お主は色んな力が使えるだろう』

 

別に要らねぇな…こんな死にかけになって使えてもな…

 

「そういえば、さっきの奴知り合い?」

 

「ああ、殺し合いをした大嫌いな奴らだ」

 

「…さっきの話か」

 

あれ…?でも…

 

「さっきの奴、どんな奴なの?」

 

「私の狙ってる奴じゃないが、幹部の様な立場に居るやつだ。どちらにせよ、私の目的は達成されたも同然だ」

 

「…いいのか?」

 

「お前にも私にも見えていないと思うが、一部の人物には人間には見えないオーラの様なものが見える。こいつが死んだ今、このオーラで…雷電が復活したと知るだろう。そうなれば、いくら人数がいても、手が出せないだろう」

 

「そうなのか?雷電は俺の中だし、それが知られれば…」

 

「いや…雷電はいざとなれば出てこれる…いつか実感するだろうな」

 

「…そうなのか」

 

そういうものなのか…?

 

『雷電の伝説は幾億年前から存在し、その伝説は、どれだけの年月を経たせようと決して消える事は無いだろう。かつて神すら打ち倒し、その力は次元を超えた雷電は、『最強』であり『最恐』であると、生まれた者は植え付けられ、決して逆らう事も、他言する事も許されない』

 

『そして、その雷電は引き継がれる』

 

「………」

 

「これは過去の家系、全てに記されている雷電の逸話だ」

 

「…お前ヤバい?もしかして」

 

『さあのぉ、いつか知れる時が来る』

 

……白々しいなこいつ

 

「どちらにせよ、目的は達成できた」

 

「…じゃあ、これからどうするんだ?」

 

そう聞くと、ふと光が視界に映った

 

「まぶし…って、日の出か…?どんな時間まで殺り合ってたんだ…」

 

暁歌は起き上がり、日の出の方向を見る

 

「…どうしようか」

 

少し遠い方向を見ている様な、そんな顔をしながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しずつ車や人が通る中、少し服がボロボロの二人が歩く

 

「結局どうするんだ?まだこの組織に居るのか?」

 

「…そうだな、私の復讐も実質終わった。これから旅をしてもいいが…」

 

暁歌は立ち止まり、少し明るい表情で言った

 

「私は組織に残る」

 

「…だったら、俺と同じだな!」

 

「俺も暁歌も、一緒にあいつらと信頼を少しでも作って、あいつらの目的を達成させよう」

 

「ああ、少しぐらい手伝ってやる」

 

そう言い暁歌が手を出す

 

「おう!」

 

そう言い暁歌と握手をする

 

(順調だな。このまま突っ走っていくぜ!)

 

次は…決めてなかった

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