雷電   作:不透明な水滴

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第七話 二人目

あの組織に来てから約一ヶ月が過ぎた

 

俺は一応学校にも通ってはいるから、それと組織の方、両方やらないといけないけど…

 

(学校と友達と家族に何も無ければいいんだけど…)

 

もしかして…雷電が言ってたのって…

 

「いや、そんなわけ」

 

「おい櫟聞いてるか?」

 

「あ〜はいはい聞いてる聞いてる」

 

「お前…」

 

あやべ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校も終わり帰宅中、高校一年で公園なんて久しぶりだな

 

東京からか、公園の遊具も豪華だな

 

「ん?」

 

公園から家に帰ろうと歩いていると、見た事のある青髪が前から来た

 

「あれって…組織に居た…」

 

凪…さんだっけ?

 

でも横にお偉いさんっぽい人とその護衛らしき人が三人…随分ガチ護衛だな

 

まあ俺には関係ないし、挨拶でもしに行くか

 

挨拶をしに、凪さんに近付くと…

 

「お〜い」

 

「…っ!櫟さん…」

 

名前覚えてくれてる。嬉しい

 

「これって、組織関連系?」

 

「いや…そういう訳では…」

 

「お前、誰だ」

 

あ、お偉いさん喋った

 

「いや〜、ちょっとそこのお嬢様と知り合いで〜挨拶がてら」

 

「…ここからはお前は入れない。早く帰れ」

 

う〜ん。ちょっとうざいな

 

「あ、言いすぎた」

 

すると、護衛が一人前に来た

 

「早く立ち去れ」

 

「えぇ〜ちょっと待ってくださいよ。やっと二人目にちゃんと出会えたのに」

 

あの人達何時どこで何してるか分からないんだよな…

 

「早く立ち去れと…!」

 

あ、殴られる系?

 

思った通り拳を振り上げてきた

 

「っ!?」

 

無視しても良かったがどうせなら、最近体が強くなった拍子に筋トレとかするようにしたし

 

殴られる前に右手の人差し指一本で抑え込めた

 

「ちょっとぐらい良いでしょ」

 

すると、もう一人殴りかかってきた

 

避けながらそいつを見る

 

首…脳…目…心臓…足もいけるな

 

すると、目付きが悪かったか、男が圧にビビって下がった

 

これ以上やると敵を作りかねん…仕方ない

 

両手を上げ、後ろに下がる

 

「あ〜分かりました。大人しく帰りますよ〜」

 

その時、耳に違和感がくる

 

「ん?」

 

これは…水?

 

けど、形を保ってる…けど感覚は水そのもの…ってことは…

 

凪さんの方を見ると、まるで助けて欲しいと言わんばかりの目を向けてきた

 

(あ〜なるほどなるほど…これはまずいですね)

 

とりあえず下がって、ちゃんと見てみるか。この水もなんなのか分からないし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンチに座って、水を見る

 

「形はイヤホンだな…でも、何も聞こえな…ん?」

 

耳に当てていると、何か聞こえてきた

 

「……い」

 

ん?これは…

 

「では、上に行くぞ」

 

「…はい」

 

凪さんが行った方向を見ると、凪さん達はあるビルへと入っていった

 

「あれは…もしや聞こえてる?」

 

なるほど、ここから声を聞けと…

 

声を聞く以外に、環境音も聞こえる。最上階に着いたな

 

「それでは、答えを聞こうか」

 

「それが…」

 

何の話だ…?

 

「こちら側へ付くと、その答えだ。十分時間は与えただろう」

 

「っ…はい」

 

……………なるほどな。分からん

 

「それでも、私はやることがあります…だから…」

 

「いいのか…?本当に?」

 

「…でも」

 

「お前が断れば、この街が危険に晒されると…」

 

……なに?

 

「…それは、嫌です」

 

「ならばこちらへ来い。悪いようには使わん」

 

絶対使うだろ

 

「さて、そろそろ動くか」

 

とは言っても、入口にも護衛居るし、気絶させるにはな…

 

「どうするか…お?」

 

あれは…シーソーか

 

「シーソーか…シーソー…は!」

 

天才だな

 

俺は周りを見ると、使われてなさそうな電柱を発見した

 

「ほぉ〜う?」

 

使うならこれだな

 

電柱を数本持ってきて、シーソーの形にする

 

「よし、後は…」

 

………あれだな

 

でかい木を引っこ抜こうとする

 

「っっっっ重!!!」

 

でも……いけるっ!

 

「おぉぉぉぉぉらぁぁぁぁ!!!」

 

木を高くぶん投げる

 

「俺の天才的な頭脳を持ってすれば…」

 

……ここだ!!

 

後ろに下がり、猛ダッシュ!!

 

「雷を足に付ければ百メートル一秒台も夢じゃねぇぜ!」

 

タイミングよくジャンプすると、シーソーの形の反対側に木、その反対に俺と言う形で大ジャンプを成功させる

 

推定三十回建てのビルを優に超えるジャンプ、後で直すの面倒くさ

 

「さて…行くか」

 

まずは、あの一面の窓をぶち破る所からだな

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