ストーリーにまったく関わらないタイプのランク1位(大嘘) 作:ナスの森
人類が太陽系外へと進出を果たし、恒星間航行が当たり前となった時代。
そんな時代に、人類が入植を果たした辺境の開発惑星――通称“ルビコン3”。
そのルビコン3の遙か上空にてある戦いが繰り広げられていた。
戦いの舞台はその上空にて浮かぶ巨大な舟。
巨大な二対のラムジェットエンジンが搭載され、その巨大な船体の中には舟の上部まるごと覆い被さるドームに覆われた都市が建造されている。
その都市の名は、洋上都市ザイレムといった。
建ち並ぶ居住ビル、都市中を走る舗装された道路、その他諸々――ありとあらゆる生活インフラを内包したこの恒星間入植船は、時代が違えばノアの箱舟と呼ぶに相応しい機能を兼ね備えていた。
――そんなザイレムにおいて、ある二つの勢力が争い合っていた。
一つは、このザイレムにおいて防衛線を展開している勢力、「オーバーシアー」。
もう一つは、この惑星ルビコン3に眠る資源を求めて密航してきた星外企業勢力「アーキバス」。
オーバーシアーとアーキバス、二つの勢力の銃弾と思惑が飛び交うその戦場の中で、どちらの味方でもないACが駆けていた。
戦場を飛び交う銃弾の隙間をくぐり抜けながら、疾駆する一機のAC。
そのACを駆っていたのは、未だに少女の域を出ていないパイロットだった。
彼女の名前は――レイヴン。
彼女を買ったハンドラーの指示の下、この惑星ルビコン3まで密航してきた独立傭兵だった。
・・・・・・ふと、レイヴンはACのカメラアイを通じてこのザイレムの空を見上げた。
空は、清々しいくらいに青かった。
綺麗だ、と焼かれた脳でレイヴンはそう思った。
周囲に飛び交う銃弾などなんのその、それを忘れさせてくれるくらいには、このザイレムを照らす空は綺麗だった。
滑稽だな、とレイヴンは自嘲する。
この空を綺麗だと思うこと自体、この惑星に来たばかりの自分では考えられなかったことだ。
だが、その空が綺麗だと思う情動を取り戻した今でも、彼女の纏う張り詰めた空気が抜けることはなかった。
灼けた空の、更にその上にある綺麗な絶景は、自身の選択の先にある希望を示しているようにも、そんな自身の選択を嘲笑っているようにも見えるのだ。
・・・・・・それは、己が未だに迷っていることの証でもあった。
レイヴンには、大切な存在が2つあった。
1つは彼女が慕うハンドラー。廃棄処分を待つ身でしかなかった旧世代型強化人間である自身を買い取り、その存在に意味を与えてくれた人だった。
もう1つは、このルビコンで出会った初めての友達。
残された僅かな時間の中であったが、激しい煩悶の末、レイヴンは後者を選んだ。
彼女のハンドラーが最後に残していった遺言、すなわち彼が彼女に依頼した最後の仕事を遂行することよりも、このルビコンに生きる友人を選んだのだ。
そのために、彼女は自身の恩人を殺さなければならなかった。
このザイレムの制御を握っている人物を、止めなければならなかった。
『・・・・・・ビジター。アーキバスに大金でも積まれたかい?』
「――――ッ」
突如として入ってきたその人物の通信に、レイヴンはビクリと身を震わせる。
銃弾飛び交う都市を駆け抜け、
『あたしもウォルターもアンタに賭けていたんだがね・・・・・・残念だよ。この落とし前は、きっちり付けさせて貰おうじゃないか』
失望とも、愉快とも取れるようなその言葉に、レイヴンは何も返さない。
自分が何を言ったところで、彼女はきっと止らないだろう。
自分が友達のために、こうしているように。彼女にもまた譲れないモノがあるだろうから。
“・・・・・・レイヴン・・・・・・”
そんな彼女の葛藤を間近で感じ取ったのか、心配そうに彼女の名を呼ぶもう1つの“声”が、レイヴンの頭の中に響く。
今までいつも懸命にレイヴンをサポートしてきたその声は、いつもに比べて歯切れが悪かった。
レイヴンにこのような残酷な選択を強いてしまったのは自分である――そんな罪悪感を含ませたその声に、レイヴンは優しく笑って見せた。
「だい――じょう、ぶ」
“・・・・・・ッ!? レイヴン、隔壁が!”
レイヴンがそう言うと同時に、“声”は狼狽えるように言った。
標的がいるであろう場所に通じている艦内通路に通じている隔壁が閉じていくのだ。
隔壁が閉じると同時に、今レイヴンたちがいる部屋中の周りから多くの敵性反応がレーダーに示された。
“隔壁は私が・・・・・・貴女は安全の確保、を――?”
そして、隔壁は自分がなんとかする――“声”がそう言おうとした矢先、既に周囲の敵は煙と炎を上げて一掃されていた。
少ない数ではない筈だ。どれもがオーバーシアー、もといRaDの技術者たちによって手が加えられたMTやガードメカが配備されていた筈なのに、それらは一瞬で事切れていた。
その現状を作った
「ひとり、じゃ、ないから」
“・・・・・・レイヴン。えぇ、そうですね・・・・・・”
隣に立っている存在を見ながらそう言うレイヴンに、その“声”もまた納得したように返す。
暫くして“声”の手により隔壁の解錠が終わり、レイヴンのACはその先へ続く通路へとブースターのバーニアを吹かした。
もう少し・・・・・・もう少し先で、自分達の標的はいる。
その確信を抱きながら進むレイヴンに、“声は”再びレイヴンに呼びかけた。
“レイヴン・・・・・・本当に、いいのですね?”
「・・・・・・」
レイヴンは答えない。
ただ黙って通路の中を走るだけだが、“声”にはちゃんと耳を傾けていた。
“・・・・・・貴女にこんな事を頼んだ私が言うのは筋違いなのは・・・・・・分かっています。それでも・・・・・・いま、引き返すのならば――”
私は、貴女を恨みません――そう言うとした“声”の言葉を遮ったのは、レイヴンだった。
「――エアを、灼かせはしない。絶対に・・・・・・」
“・・・・・・ありがとう、レイヴン”
“声”――C型パルス変異波形であるエアがレイヴンに礼を言うと同時、レイヴンのACが隔壁へのアクセスを完了させ、再び道が開く。
その道を暫く進むと、再びレイヴン達の前に隔壁が立ち塞がった。
“カーラは・・・・・・この先に・・・・・・”
最初の隔壁と違い、解錠する必要はなさそうだった。
向こうもつまらない小細工をするつもりはもうないという事だろう。
ごくり、と重い唾を飲み込んだレイヴンは、コックピット内のアクセスボタンを操作する。
暫くすると隔壁は開き、そこに見えてきたのは、円柱状の広場だった。
その広さはAC同士が戦闘するには申し分のない広さだった。
・・・・・・ふと、その広場の壁に沿うように設置された高台から二機のACの反応を検知し、レイヴンたちはそこにACのカメラアイを向けて見上げた。
「ビジター・・・・・・あたしのモットーを教えてやる。『生きているなら笑え』だ」
向こう側の高台に立っていた二機のACが、レイヴンを見下ろしている。
ピンクと赤のカラーが印象的な、両腕、右腕の全ての武装がミサイルで固められたアセンブル。その機体のイメージに沿うように、機体にはピンク色の糸を吐く赤い蜘蛛のエンブレムが拵えられている。腕のミサイルランチャーの安全装置を外しながら通信越しにそう話しかけてきたカーラのAC「フルコース」がその青色のカメラアイでレイヴンのACを見下ろしていた。
そんなカーラのフルコースの後ろに控えているのは、腕にバズーカとグレネード、両肩にミサイルを積んだ軽タンクのACだ。脚部のタンクは空のように青く、その他の上半身フレームは黄色と黒のカラーに塗られたそのACは、カーラが手掛けたAIことチャティ・スティックが駆る「サーカス」。
高台から此方を見下ろす二機のACからは、此方に何かを譲ろうなどという気概は一切感じられず、邪魔するものは全て踏み潰すと言わんばかりの圧力だった。
「ウォルターから聞いているよ・・・・・・あんたにも友人ができたそうじゃないか、このルビコンで。その友人が誰なのかは知らないが・・・・・・火を点けさせないというのなら、止めてみなよ。あたしらを」
「――――」
レイヴンは答えず、しかしコックピットのACの操縦レバーを握る手に力を入れて身構える。
恩人をこの手で殺す・・・・・・覚悟はすでにできた。
互いに、既に言葉など意味はなさない。
試されるのは、互いの勝手を押し通すための力のみ。
そのように意気込み、いざ戦闘態勢に望もうとしたレイヴンであったが――
「・・・・・・でもねビジター。1つだけ、言わせて貰ってもいいかい?」
「――――?」
ふと、そんなレイヴンの意気込みに対しカーラの言葉が横やりを指す。
一体、何事なのかと首を傾げるレイヴン。
元々ウォルターの猟犬であったレイヴンは普段ならそんな言葉など耳に貸さずに標的を殺しにかかるところなのだが、相手がカーラであるのと、そのカーラの声が心なしいつもよりも疲れているような、心底気怠げそうな声音だったのが気になったのだ。
どんな状況においても、不敵で、挑発的な笑みを浮かべていそうな、あのカーラがだ。
「いくらあたしらが二人がかりとはいえ・・・・・・
ソイツを連れてくるのはさすがになしだろう!?」
そう言いながら、カーラのACがカメラアイを向ける先は――レイヴンと共にこのザイレムを止めに来た、レイヴンの隣に立つもう一機のACだった。
そこにいるのがただのACであったら、ただの独立傭兵だったら、はたまたどこかの企業の専属ACであったら、カーラがここまで物申すことはなかっただろう。
しかしこのACが、よりにもよってこんな大事な局面で自分達の前に、しかもあのレイヴンと一緒に立ちはだかってくるのはさすがのカーラといえど笑えなかった。
レイヴンの隣に立っていたのは、フレームを黒の機体色と紫のラインで統一した漆黒のACだった。
右腕に握られた大型のマルチENライフルや、左肩に装備されたメリニット製の大型グレネードランチャーは、細身の中量二脚ACであるにも関わらず、まるで死神の刃を突きつけてくるかのような圧をカーラたちに与える。
更に左腕にパルスブレード、右肩にはレーザーオービットを装備。
そして、左肩に「XIII」のローマ数字が刻まれたシンプルなエンブレムを拵えたAC。
その存在を、ルビコンにおいて知らぬモノはいなかった。
ルビコンに現れた鬼神。
かのV.Iフロイトすら差し置いて、オールマインドアリーナの頂点に君臨する独立傭兵。
特例上位ランカー、その中の更なるトップ。
識別名――「サーティ」。
そんな彼女の駆るAC「マーウォルス」が、レイヴンの隣に立っていたのだ。
◇
なんか気が付いたらアーマードコアの世界だった(白眼)。
最初にソレに気が付いたのは、とある実験施設らしき所を脱出する最中のことだった。
目覚めた私は、なんかよく分からん手術台の上に縛り付けられており、周りには怪しい機材やらナニカが大量に置かれていたのだ。
明らかによくある病院にあるような重症患者を治すためにあるようなものではなく、更に出口らしき扉の上にあるモニターには「再教育中個体」という文字が照らし出されていたのだ。
明らかに自分がナニカされている最中だと気付いた私は、手術台に自分の体を縛り付けている拘束具を無理矢理引きちぎって手術室から脱走した。
当然、そこにいた施設の警備員が私を捕えんとスタンバトンやら何やらで襲いかかってくるのだが、どうにかなぎ倒しながら施設を進んでいくと、そこには巨大なロボットが格納庫に配備されているのを見た時は声すら上がらないほど仰天したね。
・・・・・・しかも、なんかパーツがACっぽかったんだよな。
コアパーツとかまんまAC3やNXシリーズに出てくる「ガイア」にめっちゃ似てるし。
というか腕部パーツ除けば、ほぼNX看板機体の「オラクル」そのものだった。エヴァンジェ隊長ここでなにしてんすか!?、という突っ込みをする暇もなく、訳も分からずそのロボットの空いたコックピットに入り込んで起動ボタンを押した途端――機体の手足を動かしている筈もないのに、なぜかそのロボットが直立姿勢のまま動き出したのだ。
何が起こっているのかとコックピットの外を覗いていたら、格納庫に設置されていたレールに沿って機体が運ばれていってるのだ。
『緊急事態発生!! 再教育中の個体が実験用のACに乗って脱走中の模様!!』
『繰り返す!! 再教育中の個体――“例の猟犬”が実験用のACに搭乗し脱走を試みている模様。総員、至急捕縛せよ。抵抗する場合は――その場でACごと射殺する許可も出ている!!』
やっぱりACの世界じゃないか(白眼)。
施設内に流れる全館放送を聞いてそう絶望した私だが、とりあえずコックピットからの顔丸出しはよくないと思い、どうにかそれらしきボタンを見つけてコックピットの中に閉じこもった私は、ACのモニター画面からこのACの行く先を見守ることしかできなかった。
レールに沿って運ばれるACがたどり着いたのは、このACを丸々一機運べそうな――SFでよく見る宇宙船らしきモノだった。
この時点で、ナニカ嫌な予感がしていた私だったが、背に腹は代えられず、ハッチが開かれながら大きな船内へとACを動かした。
なんかコックピット内にあるケーブルがいつの間にか自分の体に繋がれてるし、なぜかACの操縦経験もないのにあたかも自分の手足のように動かせることに違和感を感じる暇などはなかった。
船内へACを入れた瞬間、その飛行船のハッチが閉じられ、代わりにコックピットのモニターにはACのカメラアイが写す船内の風景とは別の光景が映し出されていた。
――――え? 何コレ宇宙? ここ地球じゃないの!? 機体はNEXUS系なのにまさかの人類が宇宙進出を果たした2系に近い世界なの!?
と、そのモニターに映し出された映像を見たときの私の心境がこれである。
映し出されていたのは、月面のような殺風景な光景が広がる地面の上にひっそりと立っているとある施設。
空は大気圏というフィルターを通した青色ではなく、暗闇とそこに輝いてる星々を写す宇宙の光景そのもの
そのどでかい施設の屋上にあるハッチの内の1つが開き、そこから一隻の宇宙船が、後ろのエンジンからバーニヤを吹かしながら、どこかへと飛び去ろうとしているではありませんか(再度白眼)。
どう見ても私のACが乗っている宇宙船ですね、これは。
つまり、この実験用ACとやらは起動したその瞬間にこの宇宙船に運ばれてどこかへ飛ばされる算段と設定が既になされており、脱走した私がたまたまそこに乗り込んでしまったというわけだ。
施設からの脱走そのものは叶いそうだったが、代わりに果ての無い宇宙の旅をさせられる可能性も出てきてしまい、その時の私といったらさぞ顔面蒼白だったに違いない。
うーん・・・・・・ここが初代~2系の世界線だというのならば、どうかたどり着く星は地球か、せめて火星であってくれと神様にお祈りしたものだよ。
だが、モニターに映し出された行き先らしき場所の名前が表示されたときは、もう絶望したものだね
「
ル ビ コ ン 3 っ て ど こ だ よ
小生知らないよそんな惑星!?
ACシリーズ初代からVDまで全作プレイしてきた自分でも聞いたことがない惑星だよ!?
そんなこんな喚きながら、たどり着いたのは・・・・・・うん、なんかもう色々やばい星でしたわ。
なんかルビコン解放戦線とかいう抵抗組織とか・・・・・・果てには惑星封鎖機構とかいう如何にもやばげな秩序側の組織とか。
特に惑星封鎖機構なんかはその惑星に関する人や物の出入りを文字通り封鎖する組織で、いざその惑星に入り込もうものなら容赦なく宇宙ステーションに設置された衛星砲に打ち落とされるのが関の山らしい。
私の宇宙船は運良くの惑星封鎖機構の警戒網をくぐり抜けながら、このルビコン3に不時着した。
他の密航者の話を聞く限りでも、本当に私は運がよかったのだろう。
地味に人類が太陽系外に進出していることから、この世界は私が元いた世界でプレイしたどのACシリーズにも属さない、独立した世界線なのだろうとようやく気付いた。
ACらしくない他のシリーズから浮いた世界だなと思っていたのも束の間、しばらくしてどこかの誰かがこの惑星に眠るエネルギー資源の情報をリークしたとかで、星外企業の勢力が封鎖機構の目を掻い潜ってきてるとかいう情報を耳にしたときは、「ああ、やっぱりアーマード・コアの世界なんだな」って一種の安心感すら覚えたよ。
ルビコン3に到着したばかりの自分は身一つと、唯一頼れるのは施設から強奪した
そこから何とか人の営みへ潜り込み、ACを隠しながらそれらを転々としていた頃、その関係でできた伝手から、オールマインドとかいう傭兵支援システムに登録すれば、このルビコン3においても傭兵活動ができるという話だった。
正に、当時の私にとっては渡りの船だったといえよう。
解放戦線やドーザーたちの営みを転々とするだけでは限界がある。
解放戦線は懐事情がかなり厳しいし、ドーザーたちはその、色々とアレだし。
命の危険があることに代わりないのだから、どうにかしてまとまった金が手に入る手段が欲しかった。何よりACを自前でメンテするのにも限界がある。
その伝手からオールマインドの連絡先を入手した私は、さっそくそこへ掛けて、傭兵名と自分のACの登録を行おうとした。
『では、傭兵活動におけるあなたの識別名と、ACの名称をご登録ください』
端末越しに聞こえた年若い女性の声を模したAIの音声を聞き、暫く私は考えた。
識別名・・・・・・識別名、か。
なにがいいだろうか、と私はふと、この世界で目覚めた時から身に付けていた電子首輪を外し、そこに刻まれた文字を眺めた。
「C4-612」――凡そ人間に付けられる名前では明らかにない。何かの商品番号のようだった。それがこの世界で、私が乗っ取ってしまったこの体の本来の持ち主に関する、唯一の手がかりだった。
あの施設で何をされていたのか、この体に本来住み着いていた人格はどうなったのか・・・・・・この娘を憂う資格はもう、私にはないのだろう。
「4、6、1、2・・・・・・全部足して13、か」
「13」。
その数字を聞いて、真っ先に思い浮かぶのは、あらゆる国、場所において忌み数とされた数字であることだろう。
だが私は、この首輪に書いてある番号からこの数字を導き出したとき――真っ先にとある存在が思い浮かんだ。
ある世界線において、その名を轟かせていたレイヴン。
主人公の師匠であり、主人公の相棒であるオペレーターの女の子の実の父親であり、とある海上都市の非合法アリーナにおいて王者として君臨したAC。
彼の名を、借りよう。彼は男で一児の父親で、私は家族もいない独り身の女だけど。
この世界で生きる上で、自分自身を鼓舞するために。
勝手ながら、彼の名前と、その機体名を借りることにした私は、おもむろに端末にその名前を入力する。
『登録番号Rb13――識別名「
そして現在――星外企業のルビコン進駐が本格化し、ルビコン解放戦線、惑星封鎖機構、星外企業の面々たるアーキバスやベイラムその系列企業など、四つ巴による勢力争いが激化してきた中。
オールマインドが宛がってくれたガレージの中で、私は今までのことを振り返りながら、モニターに映し出された自分のライセンスコードを見直していた。
・主人公「サーティ」
AC6が発表される直前にこの世を去り、気が付けばAC6の世界で目覚めたAC女子。
愛機のマーウォルスは昔あったアーマードコア公式小説「Brave new wprld」に登場するとあるACの再現機体であり、パイロット名もそのACを駆るレイヴンの名前を借りている。
機体構成はあらすじに張った機体の通りだが、使っているエフェメラ頭は有人向けモニターを増設した改造型である。
・搭乗機体「RAD CC-2000 ORBITER マーウォルス」
【挿絵表示】
機体構成:
【挿絵表示】
公式小説「Blave new wprld」に登場する素敵機体「マーウォルス」の再現機体。
頭部のエフェメラ頭は有人カメラを埋め込んだ改造型。デカールで貼り付けた赤い部分が一応そのつもり。
また、画像の通りゲーム中で組むと腕部重量過多を起こしてしまいますが、この小説においてのみKRSVの重量が「10120」ではなく「10000」である設定であるため、ギリ腕部重量過多にはなっていないとします。