ストーリーにまったく関わらないタイプのランク1位(大嘘) 作:ナスの森
G4ヴォルタは焦っていた。
・・・・・・ただの肩ならしの任務だった筈だ。
・・・・・・壁超えをする前に予め彼らのライフラインを断ち切ることで、彼らの心をへし折り、士気を下げる。
その筈だった。
なのに、どうして“アレ”がここにいる?
まさか、解放戦線の指導者は自分達がここに来ることを読んでいたとでもいうのか?
攻撃が悉く躱される。まるでお前の動きなど筒抜けだと言わんばかりに、その漆黒のACは最低限のブースト移動だけで、ヴォルタのミサイルやショットガンを紙一重で回避していく。
「クソがぁッ!!」
AC「キャノンヘッド」の右腕のグレネードランチャー「GOU-CHEN」と、左肩の2連装グレネード「SONGBIRDS」が火を吹く。
意を決した3発連続の榴弾による波状攻撃――しかし、それはたった一発のプラズマ弾によって撃ち落とされる。一発の榴弾を撃ち落としたプラズマ弾はその場でプラズマ爆発を引き起こし、後続に迫る2発の榴弾を巻き込んで、榴弾を爆破させて無力化する。
――クソッタレが、そんな対処の仕方があるかよッ!?
心中で悪態をつくヴォルタ。
そしてその榴弾の爆発煙の中から、左腕の「BU-TT/A」を構えながら漆黒のACがキャノンヘッドの正面からブーストで迫ってきた。
――タンクに正面からだと? 嘗めやがってっ!
ヴォルタは賺さず左腕のショットガンをお見舞いする。この距離ならば外れることはあうるまい。そしてグレネード弾とは違いプラズマ弾で撃ち落とすことも叶うまい・・・・・・そう思っていたヴォルタだが、漆黒のACはさらのその上を行った。
ショットガンの銃口が火を吹くと同時にBU-TT/Aのチャージパルスブレードを展開。そしてさらに機体の向きを微妙にずらすことで――散らばった散弾の大半はチャージにより刀身を広げた緑色の電磁刃に弾かれ、そこから逸れて本来ならば着弾するコースにあった残る弾も空振りとなる結果に終わった。
だが、ヴォルタの判断は早い。このACならばそれくらいの神業はやってのけるのだろうとヴォルタは既に思い知らされていた。ショットガンの発射と同時に、ヴォルタは既にアサルトブーストの準備していた。
(銃弾も、ミサイルも当たらねえなら・・・・・・轢き殺すッ!!)
タンク型ACのアサルトブーストによる突進だ。軽量寄りのフレームで構成された中量二脚ACではひとたまりもあるまい。浮き上がったタンク脚部の前部装甲が漆黒のACを引き潰さんと迫る。
・・・・・・だが、漆黒のACはソレすらも読んでいた。
ショットガンの弾を捌くと同時に小ジャンプ。浮かび上がったヴォルタの「キャノンヘッド」よりも僅かに高い位置から、同時に準備していたアサルトブーストの機構を展開し、そのままキックを繰り出し、上方向から抑えつける形でヴォルタのブーストキックを封殺。
同時に、チャージパルスブレードの限界展開時間が終わる前に左腕を振り下ろす。
緑色の閃光がヴォルタのいるコックピットのカメラ映像を覆い尽くし――衝撃が襲うと共に、既に衝撃値が蓄積していたヴォルタの「キャノンヘッド」は一気にACS負荷状態へと陥った。
「しまった・・・・・・ッ!?」
己の不覚を口にしようとしたヴォルタだが、前方のモニターに、目映い光が映っていたのを目にし、呆然となる。
ACS負荷状態となり項垂れたキャノンヘッドのタンクを踏み台にするように、先ほど蹴りつけた左足をタンクに乗せて前に踏み出し、見下ろす漆黒のAC。
その漆黒のACが、限界までエネルギー充填したENマルチライフル「KRSV」の銃口を突きつけていた。
2つあった筈の銃口が、一方が上下に展開し、一方がその間に移動することで一対の砲身と化し、移動した銃身の後部にあった尾翼パーツが下を向け、V字状に展開――グリップ部分の上下が覆われたようなシルエットへと姿を変えたKRSVが、その銃口に膨大なプラズマとレーザーの複合エネルギーを充填しながら、ヴォルタのキャノンヘッドのコアに突きつけられていたのだ。先の一連の、かつ一瞬の激しい攻防は、このKRSVの限界チャージに気付かせないためのモノでしかなかった。
その銃身に集められた光を目にしたヴォルタは顔を青褪める。いくら堅牢な装甲に覆われたタンク型ACといえど、キャノンヘッドのフレームを構成するパーツの多くは大豊製であり、EN防御性能は心許ない。そんなACがACS負荷限界で動けない状態で、目の前にある光を至近距離で食らえば、どうなってしまうかは想像に難くない。
ヴォルタはすぐにコックピットの脱出レバーを引こうとするがその前に――
「間に合―――」
迸る閃光の奔流と、一点集中された膨大なプラズマ爆発が、ヴォルタのキャノンヘッドのコアを跡形も無く吹き飛ばす。
残されたのはジョイント周りのフレームがクレーター状に抉れ、焦げた内部パーツがむき出しになったタンク脚部のみ。
「・・・・・・」
KRSVの銃口を下げた漆黒のACはそんなキャノンヘッドの残骸を一瞥する間もなく飛び去っていく。
レッドガン部隊の上位ナンバーを貰っていたヴォルタの最期は、そんな悲鳴も挙げる暇すらないものだった。
『・・・・・・おい』
誰もが重圧による静寂で動けなかった中、先に口を開いたのはイグアスだった。
『ヴォルタの野郎は・・・・・・どこいった?』
『・・・・・・』
漆黒のAC、マーウォルスは答えない。イグアスの問いかけに耳を傾けているのかすら不明瞭だ。
しかし右腕のENマルチライフル「KRSV」の展開した銃口から排熱される息が、それを雄弁に物語る。冷却途中のENライフル、それが意味する所は即ち、この漆黒のACは先ほど戦闘を1つ終えたばかりであるということ。
・・・・・・そしてこのマーウォルスが飛んできた方向。・・・・・・消失した相棒の識別信号。
既に聞くまでもない筈なのに、イグアスの脳はその答えを受け入れない。
『おい、答え・・・やがれ。どこに行った、って――――』
冷却を終え、展開していたKRSVの銃口が閉じられる。その様はまるで、もう答える気はないと口を閉ざしているようにも見えた。
それが癪に障ったイグアスは――
『聞いてんだよおおおぉぉッ!!!!』
ヘッドブリンガーのブースターを吹かし、前に踊り出る。右腕のリニアライフル「CURTIS」と左腕のサブマシンガン「LUDLOW」が火を吹く。
たまらず相手はイグアスから距離を取って避けていく。
それを自分への怯えと受け取ったイグアスは更に増長し、距離を詰めて右肩の4連装ミサイルを発射し、更にマシンガンで追撃する。
その間に、リニアライフルのチャージを完了させ、いつでも強力な一撃を見舞う準備をする。
だが、マーウォルスも何もしないままで終わらない、右腕のKRSVの銃身を展開し、プラズマ弾による驚異的な連射を見舞う。
『何処狙ってやが・・・・・・チッ!?』
左肩の前方パルスシールドを展開するのも束の間、相手のプラズマ弾の出鱈目な狙いを嘲けようとしたイグアスだったが、出鱈目だと思われたプラズマ弾はイグアスの足下周辺へと着弾。足下でプラズマ爆発が炸裂し、展開したパルスシールドを掻い潜ってヘッドブリンガーのAPを削っていった。
すかさず後退するイグアス。
だが・・・・・・こちらも既にリニアのチャージは完了している。この鬱陶しい攻撃が止んだら、ミサイルとマシンガンを陽動に、今度こそその土手っ腹に一撃を――。
『陽動に掛かっているのは貴様の方だG5!! ダメージ承知で地雷原の方へ避けろ!!』
『あぁ!? 何言ってやが――――は?』
途中でミシガンの怒号による警告がイグアスの耳に響くが・・・・・・既に遅かった。
動かなくなるヘッドブリンガー。コックピット内でイグアスが見ているカメラ映像が不意に――斜めへと傾いていく。
『噓・・・・・・だろ!?』
ヘッドブリンガーのすぐ後方には、パルスブレードを展開し、既に振り終わった後のマーウォルスの姿があった。
プラズマ着弾を目くらましに、アサルトブーストとクイックブーストを駆使して瞬時にヘッドブリンガーの背後へと回っていたマーウォルスは、1段目の横薙ぎでヘッドブリンガーのメインブースターを。そして2段目の返す刃で――コアパーツと脚部パーツを繋ぐジョイント部のみを切断したのだ。
まるで達人のような鮮やかさだが、それに感嘆を抱ける程状況は安穏としていない。
『G5! すぐに脱出レバーを引いて、尻尾を巻いて逃げ帰れ!!』
『クソッ、避け損な・・・・・・ッ!!?』
ミシガンの指示通りに脱出レバーを引こうとしたイグアスだが、そこである異変に気付いた。脱出レバーを引けども引けども、脱出機構が作動しないのだ。
急いで機体のメディカル状態をチェックしてみると――先ほど、メインブースターと一緒に脱出装置を一緒に斬られていたようだった。
あの鬼神は元より、自分を逃がすつもりなど毛頭なかったのだ。
その鬼神は現時点では既に自分など眼中にないらしく、自分に着いてきたあの独立傭兵の方を向いていた。
(クソッタレが・・・・・・ここで、死ぬまで眺めていろってのかよ・・・・・・助けも来ねえ・・・・・・脱出もできねぇ・・・・・・周りは野良犬以外敵だらけ・・・・・・こんな状況で、自分が死ぬ出番まで待てっていうのかよ!!?)
認めない、認められるかと必死にコンソールを弄くるが、ヘッドブリンガーはビクリとも動かない。
(畜生・・・・・・ああ、終わりだ。終わりだよ、野良犬。テメエもオレもここで死ぬんだ。ちくしょう・・・・・・ミシガンの顔面に一発も食らわしてもやれず、こんな土着共の住処のど真ん中で薄汚え野良犬と心中たあ・・・・・・最悪だ、チックショウッ!!)
畜生、畜生と。そんな言葉を反濁しながら、イグアスは諦めと、屈辱に歯を軋ませながら、純白と漆黒の戦いを眺めた。
G5イグアスのヘッドブリンガーは一瞬でやられた。
たった一瞬。数発の実弾とエネルギー弾が交差する一瞬の攻防の中で、イグアスのヘッドブリンガーは成す術もなくコアと脚部を泣き別れにされ、地に伏せられていた。
・・・・・・その絶望的な光景を、621はただ呆然と眺めていた。
つんざく痛み、鼓動が止まらない。
621は、この感覚がよく分からなかった。
この鼓動の原因が、あの黒いACであることは辛うじて悟れたものの、自分の中に生じている“ソレ”が何なのか、未だに分かっていなかった。
『僚機が2機とも落とされた。621・・・・・・撤退しろ。お前が敵う相手じゃない』
「・・・・・・」
『621・・・・・・621!! 聞いているのかっ!? 離脱しろ、さもなくばお前が・・・・・・!!』
『・・・・・・脱出しろG13。格下ナンバーの貴様がヴォルタとイグアスのケツを拭いてやる必要はない。愉快な遠足は、既に終わった』
何の反応も見せない621に声を荒げるウォルター。
ウォルターに続き、621に脱出するよう静かに促すミシガン。・・・・・・本心では、イグアスだけでも連れて離脱してほしかったが、あの鬼神を相手にソレはまず不可能だろう。ましてや621はウォルターが連れてきた外様だ。そこまでしてやる義理は向こうにはあるまい。
だが、そんな2人の声は、621の耳には聞こえてなかった。
ドクリ、ドクリ、ドクリ。
鼓動が、うるさい。
分からない、なぜこんなに、うるさいんだ。
でも、1つだけ分かることがある。
目の前にいるあの黒いACが原因であるという事くらいは。
――――ならば、消さなければ。
消さなければ、消さなければ、消さなければ、消さなければ、ケサナケレバ、ケサナケレバケサナケレバケサナケレバケサナケレバケサナケレバケサナケレバケサナケレバ!!
消さなければ、自分はこの痛みから解放されない。
自分は、ウォルターの猟犬としてあることは今後できなくなってしまうだろう。その要因だけはなんとしても、ここで、消さなければ。
「ッ!!」
踊り出る純白のAC、LOADER4。
迎え撃つ漆黒のAC、マーウォルス。
逼迫した状況の中で、両者のぶつかり合いは開始された。
『621、621ッ!! なぜ向かっていくんだッ!?』
『・・・・・・拙いぞ、ハンドラー・ウォルター。このままでは貴様の猟犬もウチの役立たず共と共倒れだ。手綱を引き戻す方法はないのか?』
『分からない、こんな事は初めてだ。一体どうすれば・・・・・・』
煩悶する2人を余所に、激突する2機。
だが、両者の差は歴然だった。
右腕のライフルと両肩の4連装ミサイルと駆使し、敵のACS負荷限界を誘い、パルスブレードによる直撃を狙うが――1発とてマーウォルスに当たることはない。
対してマーウォルスは左肩のグレネードキャノンも、右肩のレーザーオービットも用いずに、右腕のKRSVと左腕のパルスブレードを駆使し、ACS負荷限界に陥っていない筈のROADER4に的確にダメージを与えていく。
機体性能の差は、確かにあった。
機動力でも、積んでいるジェネレーターやブースターの違いで、同じ軽量寄りフレームの中量2脚でもマーウォルスに圧倒的に分があった。
だが、だからと言ってLOADER4の性能の全てがマーウォルスに比べて圧倒的に劣っている訳では決してない。同じACだ、そんな違いが出る筈がない。
特に、EN負荷の軽さについては圧倒的にLOADER4に分がある。継戦機動に持ち込めれば、LORDER4にも勝機は生まれよう。
だがそれは、ソレに持ち込めるだけの拮抗した技量が備わっていればの話。
相手は星外という魔境で戦果を打ち立てた、ミシガンのような怪物達すら差し置いて、このルビコンのトップランカーに君臨する者。
621の技量が弱いわけではない。むしろこのルビコンでは既に上澄みの部類だ。
既にイグアスやヴォルタを同時に相手取っても勝利できるくらいには、621の技量はその域にまで磨かれていた。
その証拠に、イグアスでは対処できなかった、プラズマ爆弾を囮にした戦法も・・・・・・何とか上昇で回避することでやり過ごし、ヴォルタでは避けられなかった、LOADER4を直接狙ったプラズマ弾も直撃は何発か避けていく。
これだけで、621は既にイグアスやヴォルタを超えていた。
それでも、差は歴然としていた。
猟犬のような激しい機動で、隙あらばマーウォルスの喉元に噛みつかんと動くLOADER4。
それに対し、マーウォルスは両肩の武装を一切使わず、最低限の動きだけで着実に621にダメージを与えていく。・・・・・・まるで赤子を捻るかのように。
それでも、その者は見ていた。
無様に動けない状態で、ACのコックピットの中からソレを眺めることしかできないでいた人間がいた。
(なんで・・・・・・なんで野良犬なんかが・・・・・・オレよりも、こんな化け物と渡り合えていやがる・・・・・・?)
己よりも漆黒と渡り合って見せる、対の純白。その存在の出現は、イグアスの中に燻る劣等感をこれでもかと刺激していた。
一見、かろうじて渡り合えて見せているLOADER4だったが、遂にその均衡も崩れ去る。
連鎖するプラズマ爆発に誘導され、壁際に追い詰められるLOADER4。
意を決した621はアサルトブーストを起動。内燃型ジェネレーターを動力に吹き出されるオレンジ色のバーニアを激しく吹かしながら、マーウォルスにブーストキックを見舞おうとするが、ヴォルタの時と同様、カウンターのブーストキックで封殺され、再び壁へ叩きつけられる。
そして――621は目を見開く。
マーウォルスの左腕から展開された緑色のパルス光刃が既に、目前まで迫っている事に。
「あ・・・・・・ぁ・・・・・・」
鼓動が、更に強まる。
621はやっと、本能で理解する。
勝てない、と。
故に621は、この鼓動を消すためではなく。
「アァァァァッ!!!!」
この鼓動を抱えたまま生きていくために、決死の行動に出た。
マーウォルスと同じく、LOADER4の左腕からパルス光刃が展開される。
タキガワ・ハーモニクス製の傑作ブレード「BU-TT/A」。奇しくも鏡合わせのように装備されていた、パルス光刃同士が衝突した。
同じブレードである以上、性能もまた互角。
ならば決め手となるのは互いの技量と、腕部パーツの近接適正値。
当然、どちらでもマーウォルスの方が上だ。
だが、621は元より打ち勝とうなどと思っていない。
マーウォルス側のパルス光刃が、僅かにその軌道を逸らされる。
同時に、621は既にその準備を終えていた。
LORDER4の左腕が切り落とされ、装備されていた「BU-TT/A」の光刃も内側へと引っ込んでいく。
その頃にはもう、LOADER4の姿は、マーウォルスの目前から消えていた。
腕を切り落とされ、より軽量になったLOADER4は予め展開していたアサルトブースト機構を起動。右腕のライフル、両肩のミサイルもパージし、オレンジ色のバーニヤをブースターから激しく吹かしながら・・・・・・イグアスのヘッドブリンガーへと向かう。
『なッ、離しやがれ野良犬!!』
そのままヘッドブリンガーの切り落とされたコアパーツだけを右手に持ち、そのまま離脱しようとした。
『クソッ、負けてねえ、負けてねえぞオレは・・・・・・!! あの黒い野郎にも、野良犬・・・・・・テメエにも・・・・・・!!』
「ハッ、ハッ、ハッ・・・・・・!!」
癇癪をあげるイグアスの声に耳を貸さず、激しく息遣いをする621。
そんな彼らを見逃すマーウォルスではない。
即座にKRSVの2つの銃身を再び1つにまとめ、青い光を収束。瞬く間に1段階チャージを終えたレーザーライフルの銃口がその後ろ姿に向けられる。
FCSのロック機能に頼らないマニュアル狙いのソレは、相手方のモニターに発射警告が出ることもない。そのまま、その後ろ姿に見える弱点部を無慈悲に撃ち抜こうとして――
『待ってくれ、サーティ』
突如として解放戦線の指導者であるミドル・フラットウェルから制止の通信が入り、咄嗟に腕を持ち上げて銃口を逸らす。
『あの独立傭兵・・・・・・もう少し見極めていきたい。依頼はこれで十分だ。独立傭兵サーティ、協力に感謝しよう』
「・・・・・・了解、任務完了」
敵の撤退を確認したマーウォルスのパイロット、サーティはそう答え、多重ダム防衛任務を終えた。
「クソッ、クソッ、離せ!離しやがれ野良犬!! テメエに助けられる謂われなんざねえ!! 離せってんだ!」
イグアスは、屈辱の真っ只中にいた。
コックピットだけをだるま落としのように切り落とされて無力化され、自分を圧倒してみせたトップランカーと、自分より下と見下していた何処とも知らぬ独立傭兵が自分よりも巧く渡り合っていたという事実を認められずにいた。
その光景を、まるで拷問のようにむざむざと見せつけれて、彼の中の劣等感は最早頂点に達していたのだ
そこで更に、その野良犬に自分は助けられるという、これ以上にない屈辱を味わっていた。
(クソッ、ヴォルタさえ、ヴォルタの野郎さえいれば、オレ達はあの黒い野郎にだって、野良犬にだって・・・・・・)
現実逃避するようにそう思考して、ハッと気付く。
「そうだ! ヴォルタ・・・・・・ヴォルタの野郎は、どこに・・・・・・」
ミシガンの野郎がなんか言ってやがったが、何かの冗談に違いねえ。きっとまた、何食わぬ顔で脱出して、ミシガンの野郎に「馬鹿者!!」とぶん殴られてるに違いない。
そしたらまた、アイツと一緒に、あの気に入らねえ野良犬共に目に物を言わせてやれる!!
・・・・・・そんな雲の糸に縋るような希望を抱きながら、イグアスはモニター画面からヴォルタの識別信号を必死に探す。
探せ探せど、識別信号は見つからない。
代わりに、見つかったのは――
「――――ッ!!?」
見つかったのは、1つの残骸反応。
見たくない、見せないでくれというイグアスの懇願を無視するかのように、残骸反応を検知したモニターは、ピックアップしたその映像を無慈悲に映す。
そこにあったのは映っていたのは――コアがまるごとなくなり、フレームが大きく抉れ、黒い煙を上げている「キャノンヘッド」のタンク脚部「BORNEMISSZA」の残骸だった。
「――――あ、あぁ・・・・・・」
まともな言葉すら発せられず、硬直するイグアス。
もう逃避をすることはできなかった。
見下していた野良犬やあの黒いACへの敵愾心だけでは、最早ごまかせない程の感情の波が、イグアスからあふれ出てくる。
顔を両手で覆ったイグアスは、やがて耐えきれず、その感情の波があふれ出した。
「ア嗚呼嗚呼嗚呼あああぁぁああああアアアアアァァァッッッ!!!!!」
片割れを失い、墜ちてしまった狂犬の慟哭が、ヘッドブリンガーのコックピット中を揺らした。
「ハァッハァッハァッ!!!」
一方、イグアスの慟哭はいざ知らず、621は621で自分の状態を整えるのに精一杯であった。あの黒いACから離れたせいか、鼓動は少しずつ納まってきている。
でもだからといってこの感覚が忘れられるわけではない。
頭の中で反濁しては蘇る――自身に迫り来る、緑色の刃を携えて迫る鬼神の姿が、頭から離れない。
『621っ!! たった今お前の離脱を確認した!! 無事か、応答しろ!!』
そんな621の意識をかろうじて現実に引き戻したのは、先ほどから通信で621に呼びかけていたウォルターの声だった。
胸の鼓動を抑えながらも、621の意識はしっかりとウォルターの方へと向く。
「・・・・・・あ、ウォル、ター・・・・・・?」
「621・・・・・・お前、声がッ!?』
初めて621の声を聞いたウォルターが、驚愕の声を上げた。心なしか、そこには喜色の感情も含まれているように見えた。
「・・・・・・ウォル、ター・・・・・・あの、くろい・・・・・・えーしー、みて、から・・・・・・ここ、が、いた、くて・・・・・・」
『・・・・・・分かった621。話は後で聞く。機体をオートパイロットモードにしておけ、回収は此方でやる。お前は、暫くそこで休んでいろ』
「・・・・・・りょ、かい」
ウォルターの指示通りにLOADER4をオートパイロットモードに設定する621。
ヘッドブリンガーのコアを運びながら悠々と飛ぶLOADER4を揺り籠に、621はそのまま眠りに着いた。
「・・・・・・よくやった、621」
621が休眠状態に入ったのをモニター超しに確認したウォルターはそっと労いの言葉をかける。本当に、よくやったと言っていいだろう。
途中でウォルターの通信を無視し始めた時はどうなってしまうかと思ったが、今の621を見ればどんな状況だったか想像が付き、彼女を責める気にはなれなかった。
おそらく・・・・・・トップランカーと相対し、その重圧を受けたことで、621は急速に感情を取り戻したのだ。
だが、その感情が問題だった。
おそらく、「恐怖」。
621自身、自分が抱くソレが分からず、その恐怖という感情に振り回されていたのだろう。だが、621は自分なりにソレを乗り越えようとしていたのだ。
それが、あのトップランカーへの無謀な挑戦。
肝を冷やす状況だったが、外からの強い刺激によって、621は感情の機微を取り戻し始めたのだ。
その外からの刺激というのがレッドガンの流儀ではなく、トップランカーからの重圧という劇物中の劇物だったわけなのだが。
『・・・・・・どうやら、貴様の猟犬はそれなりに役立つ役立たずのようだな、ハンドラー・ウォルター』
「・・・・・・ミシガンか。G4についてだが――」
『その先を言うなウォルター。あの役立たずは転んで死んだ・・・・・・ただ、それだけだ』
「・・・・・・そうか」
ミシガンの声にいつものような覇気がないと感じつつも、ウォルターはソレを口にしない。戦場とは、元よりそういうものだ。いくら生きて帰ることを第一の教えとした所で、死ぬ時は死ぬのだ。
『G13に伝えておけ。G5は貴様にケツを拭われる程のガキではないと。・・・・・・だが、おまけにしては十分すぎる程の働きだった。貴様のナンバーは空けといてやる。今後もこき使ってやるから、せいぜい褌をしめておけ、とな』
遠回しに621への感謝を伝えるミシガン。
事実、621が一緒にいなければ、イグアスは死んでいただろう。
ヴォルタを失ってしまったのは痛いが、ウォルターの提案を受け入れたことでイグアスだけでも助かったというのならば、その功労者である621の働きは外様用ナンバーの域を超えている。
『G5は途中で回収班が合流して回収する。それまではウチの役立たずを預けるぞウォルター』
「了解した。G5については任せてくれ」
『・・・・・・貴様には借りができたなウォルター、そこで間抜け顔で眠りこけているG13にもな』
そう締めくくって、ミシガンとの通信は切れる。
「G13、か・・・・・・」
ウォルターは621に与えられたレッドガンでのナンバーを呟く。
このルビコンで「13」といえばまず思い浮かぶのは、先ほど621が対峙したトップランカー「サーティ」の名前の由来だろう。
同じ忌数の番号を持つ者同士の邂逅――それが示唆する今後の命運について、ウォルターは柄にも無く考えを巡らせてしまった。
◇
――我々はいつも
――そうは思わないか、レイヴン達(白目)
・・・・・・やあ、みんな。今世紀最大のやらかしで絶賛意気消沈中のサーティだよ。
エルカノの愉しいお兄さん達との依頼を終えて帰ってみたら、解放戦線のフラットウェルさんから依頼が来てたんで、喜んで引き受けたんだ。
うん、そのブリーフィングを見た時点でさ、本来なら嗅ぎ取るべきだったんだよね。
レッドガン部隊におまけで着いてくる独立傭兵があの「レイヴン」さんだってことをさぁ・・・・・・。
でもフラットウェルさんもフラットウェルさんだと思うんだよ。
なんで作戦に参加するレッドガン2名は特定できてるのに、その肝心の独立傭兵の事前詳細が分からなかったの!?
というフラットウェルさんからの情報網から逃れるって、一体レイヴンさんの背後には誰が着いてるんだよ!? アナトリアか? エミール教授か!? いや、貴方達もう4ラストで既に失墜してたわ、ごめんよ。
おかげで「ストーリーにまったく関わらないランク1位」を目指してた私のトップランカーライフが頓挫になってしまってではないかぁ!!!(涙目)
どうしてくれんだフラットウェル!! この罪重いよ!? 分かる!?
とまあ依頼通り多重ダムの奥で待機して、いざ襲撃してきてレッドガン部隊に混ざってる独立傭兵を見た時の私の心境がこれってわけですよ。
でもさ、まだこの段階で私はまだ焦っていなかった。
この依頼の内容は、レイヴンさんの選択如何で決まるものだったからだ。
レイヴンさんがフラットウェルさんの買収に応じるか、応じないかで私の今後のトップランカーライフが左右されるのだ。
無事買収に応じれば私はレイヴンの前で姿を現す必要はなくなる。詳細不明の謎のトップランカーのままでいられる。あわよくば私の人物像が求道者系の孤高なトップランカーであることを向こうがイメージしてくれれば更によし!!(自意識過剰)
あと、普通にAC3連戦は面倒くさいしね(苦笑い)。
だからさぁ・・・・・・頼むよレイヴン!! お前主人公(プレイヤー)なら難易度ハードモードでも普通にやれんだろ!! ダム施設の破壊とAC2機相手どっちが楽かと言われればそりゃ前者だろうけどさ。星外企業から縁切られてルビコニアン側の依頼しか受けざるを得なくなった私にはこれくらいの任務日常茶飯事だったぞ!! 大丈夫、お前ならやれる!!(過度な押しつけ)
とか頭の中で懇願している内に、とうとうこのタイミングが来てしまった。
レッドガン部隊と一緒に変電所を回って破壊し続けるレイヴンに、フラットウェルさんの暗号通信が届けられる。
ここが運命の分かれ道だ。・・・・・・主に私のトップランカーライフの。
そしてレイヴンさんからの返答は――[取引には応じない]
・・・・・・・・・・・・オワタ\(^o^)/
ああ、分かってましたよ。分かってましたとも!!
そうだよ、私だってそうするよ!! 誰が好き好んで態々傭兵の信用に傷を付けてまでして裏切らなアカンのだ!! しかも難易度は企業きっての精鋭部隊所属のAC2機。報酬2倍額くらいじゃどう考えても釣り合わんわ!! 私でも隠しパーツが貰えるとかでもない限り自分から選ばんわそんな選択肢!!
・・・・・・うん、だからまあ、正直こうなるかなって思ってた(諦め)
仕方ない、私も腹を括るとしよう。
とりあえず、先のレッドガン2名を排除して、その後レイヴンをどうするか決めるとしましょう。私がレイヴンに負けてしまうんだったら、まあトップランカーも所詮その程度だったってだけだし。
最悪ジノーヴィーみたいに「似ている・・・・・・私に・・・・・・」って誤魔化せれば何とかなる。
とりあえずこの体の元々の持ち主のことを考えればそう易々とは死ねないから、脱出レバーの準備だけはしとかないと。(使命感)
では、参りましょうかね。
マーウォルスを起動させる。襲撃してきたレッドガン部隊は分かれ道にさしかかってるようで、どうやら二手に分かれて行動するようだ。レイヴンさんはG5イグアスくんとやらに着いていくみたい。
・・・・・・あらまぁ、孤立しちゃったねぇヴォルタくん(ニチャア)
堅牢なタンクACに乗っているからこその余裕なんだろうけれど、それでも連携し慣れている筈のイグアスくんと別れてしまうのは致命的と言わざるを得ない。
というわけで、多重ダムの天辺から飛び降りて、ヴォルタくんに接近!!
ヴォルタくんは何やら狼狽えているようだけれど残念。
だってねえ、正直、一般トップランカーの私から見ても――
ダム破壊は普通にNGだよ
そんな思いを込めながら、至近距離KRSV最大チャージショットでヴォルタくんのACの上半身を吹き飛ばす。・・・・・・まあ、そっちの仕事もACらしいミッションといえばそうなんだろうけれど、それでもお互いに
早々にヴォルタくんを沈黙させたので、今度はレイヴンさんと行動を共にしているであろうイグアスくんの方へ向かう。
・・・・・・辿り着いたらイグアスくんがなんか聞いてるけれど、悪いけど私は答えるつもりはない。
「ストーリーにまったく関わらないランク1位」になるという第一前提はもう崩れちゃってるけれど、それでも私はレイヴンさんに私というトップランカーのキャラクター像を掴ませてしまうという一線だけは越えたくないのです。
というわけでイグアスくん。申し訳ないが今の私はTHEだんまりモードだ。
ヴォルタくん? ああ、彼は星になったよ。
と、冷却を終えた私のKRSVくんが仰っております、なんて内心で巫山戯てたらとうとう切れたイグアスくんが襲ってきた。
うん、そりゃそうなる。そんな煽りされたら私だってキレる。いや口に出して煽ってないけどさ。
とりあえず突っ込んでくるイグアスに対して、KRSVのノンチャージプラズマ弾を連射して誘導する。・・・・・・君、本来の戦闘スタイルはその盾構えながらの引き撃ちムーブじゃね? 武装の構成的に。
持ち味を殺してまで突っ込んでくるとは余程ヴォルタくんが大切だったと見える。
・・・・・・うん、申し訳ない。でも私も“この
――だから、謝らないよ。
プラズマ爆発を駆使して誘導したイグアスくんのACの背後に回り込んで、パルスブレードを2連撃。メインブースターをイカレさせ、ついでにコアも脚部からだるま落としの要領で切り落としてみせる。
これでイグアスくんは無力化、と。殺してはいないけれど、緊急脱出機構も一緒に切っておいたから後でどうとでも料理できる。いざ生身をさらけ出そうものならばこの戦いを見ている解放戦線のMTたちから狙い撃ちされて即死だ。
さあレイヴン、後は君だけだ。
・・・・・・・・・うん、どうしようっかね(困惑)
レッドガン2名を早々に無力化して、ちゃちゃっとレイヴンに集中するまではいいんだけれど、ここでレイヴンを殺してしまうとこの先どうなってしまうのだろう?
そもそも、この世界は本当に兵器としてのアーマード・コアが存在しているだけの世界で、元の世界のゲーム云々とはあまり関係ないんじゃないのか?
この世界におけるアーマード・コアの相対的価値が妙に過去作品と比べて低いのが余計にそう思わせる。歩兵レベルで普及しているであろうVDでさえAC以上の兵器は、それはもうほとんどが巨大兵器に分類されるモノばかりだったし。
もし元の世界で私がいない間にこの世界のベースとなったアーマード・コアの新作が出ているのだと仮定しても、そこに“私”に相当する人物がいるかは皆目不明だ。・・・・・・うん、まあいないだろう。「サーティ」に「マーウォルス」とか、小説版の人物とまったく同じ名前のパイロットと同じ名前のACをまったく違う世界観の作品に登場させるとか、さすがに無理がある。・・・・・・でも、一応「サーティ」はポータブル版のAC3にゲスト出演してたんだよなぁ(装備とAIは正直アレだったけれど)。でも、それを今更また引っ張るような無茶はフロムだってしないだろう。
・・・・・・そんなこんな考えながら戦っていたせいだろうか。
レイヴンとの戦いの私の動きがめっちゃやる気のないモノになってた(白目)。
端から見れば最低限の動きで躱しているだけに見えてるかも知れないけれど、実際は覚束ない操作でなんとか避けれてるだけっていうね・・・・・・トップランカーの姿か? これが?
ええいままよ!!
どちらにせよ、ここは通さんぞ、レイヴン!!(ボイル並感)
今となっては、ここにいるレイヴンが、私があの汚染市街で見つけたレイヴンのACの持ち主と同一人物かすら不明瞭だ。
こんな無法がまかり通ってる世界じゃ、名前なんて借り物にでもなんにでもなる。私の名前だって借り物だし。
つまり、この人物が本当に私が待ちわびていたレイヴン(主人公)かどうかなんて分かるわけもない。
それを確かめるためにはやはり――殺りに行くしか無いわけだ。
というわけで、レイヴンを壁際に追い詰めて、我が導きのパルスブレードで斬りかかる。
ダァイ、レイヴゥン!!(直球)*1
そんな私の複雑な思惑が詰まったパルスブレードを振り下ろしたら・・・・・・このレイヴンやりやがったよ。
動きから見るに、私に斬りかかられる直前からもう脱出する算段を立ててたみたいだ。
私のパルスブレードを受け流し、左腕パーツが切断されるが、おそらくそれすらも計算尽くだ。
左腕をパージして軽くなったと同時にアサルトブーストが炸裂、他の武装も全てパージしてイグアスくんの方へ直行。
そのまま私に背を向けて離脱しようとするムーブ。
・・・・・・うーむ、動きにイレギュラーの片鱗を感じる。
これワンチャンあるかも?
まあ、そうなるとどの道「ストーリーにまったく関わらないランク1位」計画はご破綻なんだけどね(白目)。
まあ、ここまで来たら私も容赦はしない。フラットウェルさんの依頼でもあるし、最期までやらせてもらおうとKRSVの一段階チャージを爆速で完了させる。そしてマニュアルエイムで遠ざかっていく機影を狙う。
そしたら、フラットウェルさんから制止の声がかかった。
なになに? もう少しレイヴンを見極めたい? 任務はそこで完了でいいって?
・・・・・・分かった。フラットウェルさんがそう言うなら、ここは銃を下ろそう。
レイヴン狙わずに済んでよかったしね。
・・・・・・本当はレイヴンじゃなくてその手元にあったイグアスくんのコアを狙ってたんだけど、フラットウェルさんにバレずにすんで良かった(下手したら契約不履行)。
任務も終わったんで帰ろうとしたら、なんかインデックス・ダナムっていう人から呼び止められた。勿論この人とは顔見知りで、私はダナムさんとこっそり呼んでいるが。
せっかくダムを守ってくれたんだから、休憩くらいはしていってくれって? ミールワームも出してくれるって?
・・・・・・正直ガレージに帰って色々考えたいことがあるから気が進まないんだけど、ここはお言葉に甘えようかな。
・・・・・・そういえば、なにげに変電所2つ壊されちゃってるけれど、これ私の報酬から減算されてるってことはないよね? やだよ? 偽クライン戦みたいに動力炉壊してしまったら1個につき6000COAM減算とか!?
・主人公「サーティ」
やっぱり色々駄目な子。でも駄目なりに結構考えてはいる(駄目な方向に)
次回で本性現る?
・イグアス
原作よりもひっどい惨状。
ヴォルタのACの残骸が原作の壁の時よりやばくなってるのに、あろうことかソレを目撃してしまって情緒ぶっこわれ。(これに関しては621が選んだ逃走ルートが悪い)
・ウォルター
621の感情が戻ってくれたのは嬉しいが、よりによってそれは「恐怖」。
今後は「恐怖」を取り戻した621を死の恐怖がつきまとう戦場に送らねばならぬという・・・・・・やっぱり曇り製造機やこの人。
・ミシガン
ハークラーに続いてヴォルタを失って傷心気味。でも621(G13)への感謝は忘れない。
・原作主人公「621」
トップランカーという劇物を食らった可哀想少女。
・ミドル・フラットウェル
主人公のことを、金を払えば言う事を聞いてくれるドルマヤンだと思ってる。(間違ってない)