飢えた犬と優しい鳥   作:上条@そぉい!

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第2話

『日記その2』

 

 ¥月☆日

 いつものルーティンに慣れてくると、新しいことを求めてしまうのは人のサガかもしれない。私はそこそこ余裕があったので、前に見たロボットについて知りたくなった。目が覚めた時にあった機械の残骸、あれロボットと色が似てた気がするんだよねー。白っぽい感じとか。

 そんな訳でもはや慣れたいつもの空間から飛び出して探索を開始する!

 

 

 ○月×♪日

 あのロボットはどうやら定期的に色んなところを徘徊しているようで、仲間もいるみたい。私は何処ぞの蛇の気分でソロリソロリと様子を伺い観察してみた。

 あの手に持ってる銃があれば、私もあれに対抗出来るだろうか?うーん、今だにこの世界がどんなものなのかわからないから、あのロボットが普通なのか判断がつかない。

 

 ☆月+日

 再び少しずつ飢えを感じ始めた。これは良くない。非常に良くない。ロボット観察ついでに色々と見て回ったつもりだけど食料になりそうなものは何もなかった。どれもこれも機械だのと無機物しかない。

 いや、案外この機械食えるのでは……?先入観に囚われてて実はこれが食糧でしたー、みたいなオチがあるかもしれない。別に食えないなら吐けばいい、食べてみよう。

 

 $月×日

 結論から言えば食えた。で、味は?と言われると……まあ、食えないほどではない、かな?疑問系になってしまったが、生憎と食レポには自信がないのだ。これで勘弁して欲しい。私の顎がこんなにも強靭だとは思わなかった、ナイスだ私の体!

 

 *月×日

 機械が食えると知って生活が安定し出すと、途端にマイペースというか、変わり映えのない日々に変わった。いや、だからってトラブルがあっても困るけれど。

 余裕が出るとこう……刺激というか、未知との遭遇を期待してしまうのは仕方がないと思う。じゃあ廃墟の外に出ればいいじゃん、という話になるけど、問題はあのロボットだ。銃なんかで撃たれたら私死んじゃうので、迂闊に動けないのだ。見つかったことはないけど見つかったら撃たれると思う。

 

 ○月×日

 あれから数ヶ月、多分経ってる。一気に飛んでしまったけど仕方がない。だってマジで変わり映えがなかったから。で、こうして日記を更新する理由はズバリ、なんか私の体が成長してる気がする。なんか体が大きくなってきた。目線の高さが前より増したというか。

 いっそのこと成長するなら重機関車みたいな体にまでなってくれてもいいのよ?震えるぞハート!ってやってみたいので。

 次日記を書く時は何かあればいいなぁ。

 

 

 %月×日

 メイド服、怖い(文字はここで途切れている)

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