飢えた犬と優しい鳥   作:上条@そぉい!

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第3話

『日記その3』

 

 %月♪日

 死ぬかと思った。突然爆発したかと思ったら、なんかロボットがメイド服来た武装集団と撃ち合い始めて、私も巻き込まれた。

 なんか私をロボット達の親玉だと思ったみたいでめっちゃ撃たれて意識が飛ぶほど痛かった。思わず目を瞑ったよ。

 とにかく必死に逃げてなんとか脱出できた。カレンダー替わりの日記を握りしめて、初めて廃墟の外に出た。空にはでっかい輪っかが浮かんでいて、普通ではない事はよく分かった。これからどうしよ……何処か落ち着く場所を探そうかな。

 

 

 〒月×日

 どうやらここはキヴォトスと呼ばれる学園都市らしい。そこらに居る少女達の頭に天使みたいな輪っかがついてるし、当たり前に銃持ってるし、やべー世界なのは理解した。

 

 

 @月○日

 やったーっ!ようやく拠点になりそうな廃墟を見つけたぞ!ここは学園間に存在する緩衝地帯のような所で、犯罪が横行するスラム街らしい。ここなら私の見た目でも変な目で見られないし、もしかしたら仕事を見つけて金を得られるかも。私、金を手に入れたら飯を買うんだ……フラグにしては少し弱いかな?食えない訳じゃなかったけど、機械はもう懲り懲り。まともな飯が食いたい。

 

 ×月♪日

 細々とクソみたいな仕事をして金が手に入った。選べないのは仕方がないけど、明らかに犯罪の片棒を担ぐのはあまり気乗りしない。私の倫理観がおかしいのかな?

 だが!そんなことより!私は!ついに飯を手に入れたぞ!……まあ、カロリーメイトみたいな乾パンにペットポトルの水だけど。極貧生活だけど機械よりはマシだと思っておこう。わりぃ、やっぱ辛えや。

 

 

 ♪月×日

 今日の護衛依頼では他にも受けた人がいた。合同での護衛になったんだけど、その人が鬼のように強くて私の出番はなかった。何か言われたような気もしたけど、マスクと帽子で目しかまともに見えないその人が怖くて適当に流す事しかできなかった。し、仕方ないじゃん!?正直1人でいた時間が長すぎてあまりコミュニケーション取れないんだよー!こうして日記に書くか脳内で垂れ流すくらいしか私は自由に話せないんだ!!悪いか!!

 

 $月○日

 そう言えば、このスラム街みたいな所にも暗黙のルールのようなものがあって、手出しするとやべー事になる、みたいな話がある。その中には要注意人物の話があって、風紀委員長を見たら逃げろというのがある。私は会った事はないけど、話に聞く限りやべー強さをしているらしい。その話を聞いた時私の頭に浮かんだのは、廃墟にいた頃に出会った背丈の低いメイドだ。あれは身震いするほど怖かった。ヤンキーだよヤンキー。




飯のことしか考えてないけど、一向に服装はそのままだし、変な目で見られていないが目立ってる。最小限しか話さないし、表情が氷のように固まってるオリ主は間違いなく目立つ。
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