常盤台学生寮に戻った薫と絹旗は、部屋に入った瞬間。絹旗が薫の胸に頭を預けてきた。
「絹旗さん。もう…大丈夫だから。」
「怖かったですよ…超薫…来なかったら、私は…」
「今日はもう寝よう。寮監には僕が言っておくよ。ゆっくりおやすみ…」
絹旗が寝るときに、黄金蝶を発生させ、花畑の幻を見せると、安心したのか眠ったようだ。
(アレイスターに依頼するか。)
暗部の時に使っていた携帯を取り出すと、学生寮の屋上に移動して、アレイスターに電話を掛ける。
『どうしたのかな…幻想装飾。』
「アレイスターに頼みたいことがある。見てたよね?」
『………確認済みだ。』
「なら、常盤台2年…例の重力操作系統能力者3人を木原先生の研究所で、
『良いだろう。その代わり、暗部の仕事を1つしてもらう。』
「勿論だよ…アレイスター。学校と寮には、適当な言い訳…頼むよ。」
『無論だ。それと黄金蝶が突然と、学園都市から消失した。何かの前触れかもしれない。』
「………わかった…気を付けておくよ。」
電話を終えると、もう1つの携帯がなり、確認すると初春だ。
「もしもし、どうしたんだい?」
『薫さんですか?実は…』
初春から絹旗も呼んで、お茶会のお誘いだそうだ。佐天も一緒に来るらしい。
「御坂さんと白井さんは?」
『行けたら行くそうです。薫さんはどうしますか?』
「予定を確認してから、また連絡するよ。」
『わかりました。』
薫は携帯の電源を切って、部屋に戻ろうとしたら、絹旗が部屋から出てきた。遅いため、呼びに行こうとしたそうだ。
「超薫…遅いです。」
「ごめんね。僕も眠たくなってきたから…寝るよ。」
「…………あ」
「絹旗さん…僕のベットに来る?」
絹旗は頷くと、薫のベットに入り、抱きついて横になるが、今も若干体が震えている。
「もし、良かったら…初春さん達とお茶会をしよう。誘われたんだ。」
「超良いんですか?」
「大丈夫だよ。」
「わかりました。暗部の仕事が無ければ…」
薫と絹旗は眠ったようだ。
窓の無いビルでは、木原がアレイスターより仕事の依頼を受けていた。薫に頼まれた
「頼めるかね…木原数多?」
「幻想装飾が俺に、
木原の高笑いに、アレイスターはプランの幾つかの軌道修正を施す。
「それにしてもよ…あれは、見つかったのか?」
「既に発見されている。」
学園都市内のモニターから、とある研究施設のモニターに切り替える。そこには、上条薫に瓜二つの人物が食事をしているところだった。
「おいおい、あれはクローンか?」
「例の装置から発生した黄金蝶と、AIM拡散力場が組み込まれた能力生命体だ。もし、幻想殺しに触れられた場合は、打ち消される瞬間に余波が発生して、大爆発を起こすだろう。」
「学園都市が本当の意味で、壊滅するじゃねえか。」
「だが、幻想殺しは既に、覚醒されている。それが、能力生命体を食らえば…プランの大幅な短縮となる。まだ、その時ではない。」
薫に瓜二つの人物は、金の瞳をしていて食事を終えると、ベットで眠った。
「あれの活用方法はどうするんだ?」
「…………時が来たらわかる。では、
木原は空間移動能力者と、姿を消した。