休日の学舎の園のケーキ屋に初春、薫、絹旗がお茶をしていた。何かをする目的などはなく、お茶会をするのが目的だったりする。
「一般の私じゃあ、学舎の園に入れませんから…」
「休日くらいはのんびりしないとね?」
「超そうですよ。」
すると、薫の携帯に着信がなり、席を離れる。絹旗と初春は薫が離れたのを確認すると、秘密の会話をする。
「初春は超薫が好きですよね?」
「はい…絹旗さんもですよね?」
「勿論ですよ。ですが、超薫はモテますからね…」
絹旗と初春は薫に好意を寄せているが、どうやって振り向かせるか考えている。
「御坂さんと白井さんは大丈夫ですけど…」
「佐天が超不明なんですよ?」
「それ以前に…超薫は同性…大丈夫ですかね?」
「私は薫さんを前に、男の子と勘違いしてましたから…不安です。」
電話から戻ってきた薫の目の前には、落ち込み気味の絹旗と初春の姿が…
(何かあったのかな?私…何かやらかしたかな…)
とある高校の屋上にいる上条は、右手に宿っている幻想殺しに違和感を感じていた。
(たまに…幻想殺しが制御出来なくなってきている。)
「そもそも、幻想殺しを制御する方法はあるのか?」
「どうしたんだにゃ…かみやん。相談に乗るぜよ…」
上条は土御門に幻想殺しの違和感を話した。難しそうな表情をしている土御門は、考え込む。
(幻想殺しの違和感…前にかみやんの幻想殺しは、腕を切り取られて、7体の竜がアレイスターに観測された。錬金術師戦の時、竜王の顎が観測されている。まもなくか…)
「俺にもわからないぜよ。我慢ならない時は、いっそのこと、流れに身を任せるのも1つの手だにゃ。」
「アドバイスありがとな。土御門…」
「いつでも相談に乗るにゃ…」
絹旗、初春と別行動をする薫は、もうひとりの木原がいる研究所に到着していた。木原幻生のいる研究所である。
「久し振りだね。幻生お爺さん。」
「薫か久し振りだな…。例の過激派無能力者集団の一部は保管しているぞ。」
「生かしてるよね?」
「勿論。いつでもいいぞ…」
薫か研究所の地下に行くと、過激派無能力者集団が収容されている部屋に入ると、地上とは違い、結構な広さがある部屋だ。ベットに寝かされている。
「ごめんね。でも、君達が健全な無能力者に危害を加えたのが悪いんだ…」
「開始ならいつでもいいぞ。幻を見せ、その脳波を調べる実験は…」
「寝ている人間にも、幻を見せられるか…知りたくてね。」
寝かされている人間に、特殊装置を頭に取り付けると、薫は右手を顔に触れて黄金蝶を発生させて、実験が開始されると、すぐに呻き声を出し始た。脳波にも反映されている。
「凄いぞ…AIM拡散力場が僅かばかりだが…観測されておる…」
「どうする?お爺さん…僕は裏の人間だ。今回はアレイスターに無断でしたけど…次からは。」
「わかっているよ。私らは…新たな可能性を見つけたいのだ。」
「……アレイスターを通して、依頼してよ。」
薫は研究所にあった白衣に着替えて、制服等を鞄にいれると、研究員に変装して研究所を出ていった。
「可能であれば、AIM拡散力場の観測を続けろ…問題なければ…例の装置を使う。」
常盤台学生寮に戻ってきた薫は、既に制服に着替えていて、白衣は処分している。部屋に入ると、疲労感が込み上げてきて、ベットに横になる。
(……私に表の世界は無理だよ…アレイスターに…裏の世界に…戻してもらおうかな。)
そのまま、眠ったのだった。その後、絹旗が入ってくると、薫を起こそうとしたがやめた。
(超疲れてますね。寝かせと来ますかね…)
ベットに横になり、薫の隣で眠るのだった。