とある高校が休みではあるが、補習のある上条は担任である月詠小萌から補習授業を受けていた。
「最近の上条ちゃんは、テストの点数が高得点をとっていますが…」
「やっぱり、開発の単位ですか?」
「………はい。」
小萌は上条の能力を知ってはいるが、能力測定器に反応しないため、表向きでも上条は補習授業を受けなければならない。
「先生は納得がいきません。」
「開発の補習だけですんでるので…以前なら赤点ばかりなので…」
「上条ちゃんが納得しているのなら、先生は大丈夫なのです。さて、コロンブスの卵をやりますよ。1時間やったら、今日は終わりでいいですよ。」
「それは良いんですけど…なんで薫と御坂がいるんですかね?」
教室の後ろに、薫と御坂が見学に来ている。更には、補習のない青髪と土御門もいる。
「やっぱりかみやんなんか!?フラグ属性過ぎですやん…しかも、妹もレベル高いやん。」
青髪が薫を見て興奮していると、薫が我慢している。
「薫。我慢ならなかったら、青髪に能力使ってもいいぞ。」
「わかったお兄ちゃん。変態を抹殺するね…」
「薫ちゃんの能力…受けて……ギャァァー!?」
青髪は幻を見て、気を失った。
「何を見せたんだにゃ?」
「えーと…お兄ちゃん…耳貸して…」
上条に耳打ちしている薫に、土御門は気になる様子だったが、嫌な予感しかしないと思い、聞かないようにした。
「………薫…常盤台中学はお嬢様学校だよな?」
「う、うん。そのはずだよ…」
「薫にそんな本を見せてんじゃねえ!?今度の授業参観…薫の担任に苦情言うか…」
ぶつぶつと上条が呟いていると、御坂にも聞こえたようで、聞いてきた。
「アンタも、常盤台の授業参観に来るの?」
「ああ…父さんと母さんは忙しくてな。上条さんが行くことになったんだよな。」
そのことを聞いた御坂は、平然にしているがやっぱり気になるようで、上条を見ているが全く気づいていない。
「俺は帰るぜよ。」
「また明日な。」
暫くして、補習を終えた上条と薫、御坂はお昼過ぎのため、ファミレスに寄ることにした。すると、御坂のクローンである個体番号ミカサ10032号が上条に声をかけてきた。
「御坂妹、久し振りだな。」
「はい、久し振りですと、ミサカは会えた嬉しさを隠しつつ言います。」
(隠せてないような…)
御坂妹は薫の方を見て、上条をジーと見ている。
「御坂妹どうしたんだ?」
「上条さんはまた、フラグなのですかと、ミサカは隣にいる女の人を見ています。」
御坂が御坂妹に上条の妹で、あることを教えると、上条と薫を見比べている。
「妹さんなのですかと、ミサカは見比べます。」
「僕は上条薫…よろしくね……御坂妹と呼べばいいのかな?」
「それで大丈夫ですと、ミサカは妹さんに握手を求めます。」
薫は御坂妹と握手をすると、遠くから火の玉が飛んできて、上条が咄嗟に右手を前に出して打ち消した。
「ハーレムなんか滅びやがれ!」
白い制服に、サングラスをしている男子生徒は、発火能力者らしい。左手から火の玉を出していて、右手には金属製の手袋をしていた。
「貴様を燃やして、俺様のハーレム撲滅の生け贄にしてやる。」
「アンタは下がって、私がやるわ!」
「僕がやるよ…今のは…」
御坂はバチバチと電気を出して、薫は黄金蝶を発生させるが、上条が止めて、前に出たようだ。
「俺がやる。大事な妹や御坂、御坂妹が燃やされたかもしれないんだ。」
「俺様は発火能力 レベル4、貴様の能力無効化能力は右手だけだ。数で攻めれば、貴様は勝ち目などない。」
左手から火の刃を放って来ると、右手を前に出して打ち消したが、その瞬間。奇声声をあげて、走ってきた。
「喰らえ!」
左手を火で纏うと、上条に殴り掛かってきた。
「な!?」
相手の左手は右手で掴んで対処できたが、隙を突かれ右足で、蹴りを入れられる。
「ぐ…格闘タイプかよ。」
「能力だけが戦闘ではないんでな!」
「そうかよ!」
上条は体制を建て直し、相手の腹に左手で殴り返す。
「…やるな!」
「退いて!」
御坂の声に上条はしゃがむと、気絶レベルの電撃を相手に放ったが、金属製の手袋をしている右手を前に出すと、電撃が見えない力に相殺された。
「電撃が相殺された!?」
「どうして…」
「これぐらいにしておこう。この手袋の完成度はイマイチだが…数回の使用は可能だな。」
相手は立ち去っていった。