常盤台中学の昼時間に、上条、薫、絹旗は食堂でお昼を食べていた。
「お兄ちゃんは弁当持ってきてたの?」
「毎日の日課だよ。まさか…食堂の当日無料券が配られるとは、知らなかったけどな。」
上条は弁当を夕食か、明日の昼用にして、配られている無料券を使い、野菜スープと和風ハンバーグを食べている。
「超上条はスープとハンバーグで大丈夫ですか?」
「上条さんはこれで、大丈夫ですよ。てか、授業参観で来てるとはいえ、場違いだからな。」
上条はチラチラと、女子生徒に見られているためか、落ち着かないようだ。
「お昼食べたらどうするの?」
「午後の授業は無いんだよな?それと、小萌先生から明日の夜に焼肉屋に行かないかと言われたが…クラスの全員で行く予定で、薫もどうか聞かれたぞ。」
「学園都市に来てから焼肉食べてないね。久し振りに行きたいかも。」
「わかった。小萌先生に伝えとくな。薫は寮監の人に話しとけよ。」
「わかったよ。お兄ちゃん!」
上条は食べ終えると、食器を置きに行く。
「上条さんは屋上にいるから、終わったら電話しろよ。」
食堂を出ていくと、屋上に向かうことに。暫くして、薫と絹旗は食堂を出る。
「超暇になりましたね。」
「そうだね。」
屋上に到着すると、先客がいたようだが、上条はその人物を知っているので、声をかけた。
「当麻さんは授業参観に来てたのね?」
「親が来れないからな。操祈さんは元気そうで…」
「呼び捨てで、構わないんだけどな。インデックスはいないのかしら?」
「インデックスはイギリスにいる。魔術師関係で、来年までは学園都市に戻らない。」
上条の説明に納得がいった食蜂は、右手を見る。
「ま、そのことはしってるんだけどね。」
「インデックスから聞いたのか?」
食蜂は笑みを浮かべながら、頷いている。
「無茶しないか、見張っといてと…頼まれたわよ。薫さんにも言ってたみたいだけどね。」
食蜂の言葉に、上条は苦笑して誤魔化そうとしているが、それを見抜いている食蜂は少々機嫌が悪そうである。
「私の能力で、見られたくなかったら白状してよね…当麻さん?」
「…………………白状します。」
上条は食蜂に今までのことを説明すると、考える素振りをしながらも、渋々納得している。
「能力生命体リオ……当麻さんの家にいるのよね…」(そのリオの寿命力…大丈夫かしら…当麻さんの幻想殺しで触れなければ、確かに消えない…でも…)
「操祈さん?」
「なんでもないわよ。私はそろそろ、帰るわね。」
食蜂は屋上から出ていった。上条の携帯にメールが、薫からである。
「校門で待ってる…急ぐか。」
第10学区にある暗部組織ゼロの隠れ家では、レオが高畑からAIMグローブを支給されていた。
「このグローブをして、過激派能力者集団を始末する。」
「能力…相殺…できるの?」
「ある程度はな。行くぞ…」
高畑とレオが向かった場所は、廃墟となったビルだ。この内部に過激派能力者集団がいる。
「高畑……敵…能力…5秒前…」
「なに?」
すると、ビルの入り口から光線が飛んでくると、高畑は右手を前に出して、相殺させた。
「レオ。お前はレベル0じゃなかったのか?」
「能力視可…AIM拡散力場…見て…予測…」
「機械には反応しないのか。まあいい…行くぞ。」
高畑とレオはビルの内部に入るのだった。