血涙ながして喜びます!
少し間が空いてしまいすいません、試験があってかけませんでした。
site-0付属特別研究施設S-G030
通称、「サイトゼロ時空間研究所」
site-0に属する直下の研究施設群の一つである。
私は、その秘匿施設に所属している研究者の一人だった。
近頃、他の超常団体と連携して何かでかい作戦を実行するらしく、その内容に時空間に関する技術が
必要とかなんかで、このサイトゼロ付属時空間研究所にも研究指令が出た。
ここはO5評議会とか、RAISAとかお偉いさんがたが機密事案の研究をさせる場所なのに
何故、他団体が関わるのに私達が?とか思ったが、そのO5評議会がやる気満々で指揮しているらしく、
仕事が増えるばかりだ。
最近は、「第四の壁」の研究とSCP-5000の時空的起源の特定作業、更にはかの「ロイド研究員」の収容空間の作成に…
とにかく、私だけでもこのくらい仕事があるのに、やってられるか!みたいな感じだ。
しかも、作戦で入るとかいう異空間はSCP-G001f-JPとかいうらしいが、
どうも「幻想」やら「過去」やら「霊的、神格的要素」やら「現実改変」やら…どうしたか
というくらい、要素がもりもりのましましなのだ。あげく、あちら側には空間を操る力に長けた存在や
私達よりも真理を知っているらしい存在がいるとか、
極めつけは、財団職員が一人攫われ、財団の技術がかるくいなされたとかいう現実。
どう考えても作戦決行が近頃とか言うくせに、死ぬほど難解な課題がてんこ盛りなのだ。
おかげで、私は上席研究員、つまり博士として自分の助手や部下の研究員がいるが
全員、個人規模でタスクが割り振られていて皆、涙目だ。勿論、博士たる私はその倍のタスクがあるが…
全くもって最悪だ。本当にだ。
そんなこんなで、心の内で愚痴漏らしていると、
ブーーー
いきなりブザーが鳴った。
ちらりと、壁にかけた時計を見ると、なるほど、どうやらお昼になったらしい。
さっきのはお昼の昼食休憩時間を告げるものだったらしい。
部下や助手が机の上を片付けている。
私はうるさいな~とでも呟きながら食堂に行くべく、椅子からたち扉に手を掛ける。
自分の職員カードをかざして、研究室をでる。因みに、大体私が一番早く部屋をでるが、
一番遅い助手のやつはいつも皆より15分くらい遅れてでる。まぁ、助手はすぐに散らかすし、片付けは苦手だし、仕方ないのだろう。
そんな他愛もないことを考えていると食堂についた。混んでいるカレーブースやベーカリーブースを横目にいつも空いている
はしの喫茶ブースに真っ直ぐ行く。店主の樺井が「いらっしゃい」と声をかけ、私もかるく会釈する。
「いつもので」
「りょーかいだ、嬢ちゃん、いつものな」
「嬢ちゃんはやめろ、樺井」
「へいへい、すいませんね。白神博士殿」
樺井がヘラヘラと笑って、厨房に引っ込む。
私はここへ来て毎回この喫茶ブースで食事している。ここの日替わりランチとオススメブレンドコーヒーのセットは安くて
、量もあるが美味しいし、なによりメニューが良い。空いているのもあるが
ここが一番お気に入りなのだ。他のブースに行っていないくせに?そりゃ、ここが一番好きなのに他のブースに行くかい?
私はいかない。それだけだ。異論は知らん。
私がまたどうでもいいことを考えていると、
「白神博士、お久し振りー」
「久しぶりですね、博士殿」
いつの間にか、目の前に金髪碧眼のお嬢様みたいな女性のシャールとシルバーの髪をツインテールにした緋眼の少女、アカイがいた。
ただ、金髪の女性が着ている服装は防弾チョッキに白い戦闘服、腰には短機関銃にアーミーナイフ
と全くお嬢様に似ても似つかないものだし、
少女も歳に似合わない将校の軍服を着ているのだが。
「お久しぶり」
と、かるく返す。
「相変わらず、あなたは無口ねー、全く久々に会えたんだからさー、なんか、こう…」
「ストップです、隊長、博士は最近やる例の作戦に関わる研究で疲れているんでしょう」
「…うるさいよ、大体、シャールだってその作戦に参加するための特別訓練でクタクタで、そのやけ酒を私にぶちまけたくせに」
「いや、違うわよ、っていうか体を動かさないラークーな仕事のあなたにはわからないでしょうが」
「よく言うね、じゃあ君、私の書いた論文理解できる?できないなら言うな」
「なーら、訓練をう…」
「やめてください、お二方、樺井さんが困っていますよ」
はっ、と見ると樺井が日替わりランチとコーヒーをもって苦笑いしてたっていた。
「あー、気にすんな、ふたりとも仕事がひど過ぎるだけなんだろう?んじゃ、仕方ないさ。幸い、客はここに来ていないしな。っと、すっかりコーヒーが冷えちまった。代わりのをすぐもってくるな。」
そう、言ってまた厨房に行ってしまう。
…なんというか、とてつもなく迷惑をかけたな
今度、謝るか…、と後悔していると
「その、ごめんなさい、白神、あなたにも事情はあったわよね」
先にシャールが謝ってくる。私も
「ごめん」やりすぎた…と返した。
すると、
「いやー、良かった。良かった。嬢ちゃんもシャールちゃんも元通りだな。さて、嬢ちゃん、ついでに二人さん、ほれランチとコーヒーだ。」
またいつの間にか樺井がいた。畜生が、樺井め、私が見直さざるをえないじゃないか。多分、私の頬は赤ぽっくなっているだろう。
何故か、私以外の二人にもランチとコーヒーが用意されている。
…本当に樺井め、あいつ聖人か?とか思いながらコーヒーを飲む。
香ばしい香りとほどよい苦みが口いっぱいに広がり、体が温かくなる。
「やはり、美味しいですね…」
「えぇ、そうね。…そういえば、アカリ、あなたは参謀よね。あなたのほうは例の作戦の影響は大きいの?」
「はい、かなり。多くの非戦闘軍人も情報やら計画、統計、立案などいきなりタスクが増えて大変ですよ。」
そういえば、と思い私も口を開く。
「私たち、研究職も全体的にかなり忙しくなった。前も話したけど、シャールは?シャールは調査部隊の副長だから実地入りするの?」
「うーん、私は多分、向こうに行ったり戻ったり曖昧な感じなのよ、白神ちゃんは研究だけ?」
「…私も研究だけではなく、少しだけ作戦行動に参加する」
「なるほどねー」
「お二人さん、早く食べましょうよ、せっかくなのに冷めちゃいます。」
アカリが私とシャールのランチを指差す。
アカリはあと少しで食べ終わりそうだ。
「そうだった、はやく食べよう」
「えぇ、そうね」
私達も食べ始める。今日の日替わりランチはオムライスである。
卵が半熟具合でトロッとしている。中のチキンライスも定番ならがしっかり美味しい。
私達は他愛もない会話を知らながら食べていくと…
《白神博士、白神博士、至急管理室に来てください、繰り返します…》
何故か、私を呼ぶアナウンスが流れた。せっかく、久しぶり会ってランチしてんのに…
全く、何だよ。どうせ、また、例の作戦関連だろうけど…
幸い、食べ終わっていたので二人に謝って席を立つ。樺井にかるく礼を言ってランチ代を払い、ブースをでる。
樺井は
「良いってことよ。まぁ、確かに俺はもう30近いアラサーだからな。また、来てくれよな。」
〜管理室にて
目の前にはそれはそれは如何にも高機密な見た目の扉がある。
警備員に会釈して、扉のロックを開け、入る。
扉は生体認証。つまり、私が日頃とは言わないがまあまあ入っていることを指していた。
入ると何回入っても変わらないいつも通りの部屋だ。
すぐ前に管理官デスク、右にいくつものコンピュータ、左には何人かの専属職員のデスクが並んでいる。奥には本やファイルがところ狭しと詰め込まれている。
「やぁ、元気かい?」
私の前にいるのが、この研究施設の管理者、施設長のバカロである。この、バカロは仕事や頭はまあまあできるし、切れるのだが、最低な男で、前施設長を半ば蹴落としてその座に就いたのだ。しかも、金に強欲で、女好きな輩で、女性職員からかなり嫌われている。
まさにクズなのだが、それ以上に研究者として優秀なのだ。
…最もその研究成果は私のだ。
こいつが就任した際、私の部下の一人に性的暴行を加えようとしていたのを止め、告発しようとした。
施設警備隊にそれを言った。が、運悪くそれがこいつの仲間であるバーク施設警備隊長の側近だった。
私はその側近に無理やり取り押さえた。
ニヤけながらやってきたやつは、ゲス染みた笑いを浮かべながらこう言った。
「なぁ、お前、この俺のことを告げようとしたよな?止めようとしたよな?バーカ!無理に決まっているだろう。この俺を咎める?はっ、お前みたいな奴は何もできずに惨めにはいはい従ってればいいんだよ!」
「う、うるさい。何を言っている。自分が何をしているかわかっ、、、「黙れ!正義の味方気取りか?あぁ?」うぐっ」
あいつが私をける。何度も、何度も。
「はっ、いいざまだ。しかし、お前、よく見たら見た目はいいじゃねえか?そうだ、取引しよう!ヒヒッ、なあに、簡単なことさ。
聞いたところ、お前は優秀な科学者なんだろう、ならお前のその研究の成果を俺に寄越せ。
そして、なんかあったら俺に協力しろ。あとはそうだな、やっぱりなー?」
やつは私を見た。虫酸が走る思いだった。
「クック、大丈夫だよ。お前が取引に応じるなら、お前の部下や友達には手を出さない。何なら、しばらくおとなしくしてやる。
さぁ、どうする?受けるのか?受けないのか?まぁ、受けなきゃ、お前の部下を…な?」
私は床に倒れている部下を見た。
「はっ博士、駄目です。いけません。はか「テメェは黙ってろ」あがっ」
あいつが部下を蹴る
「…分かった。わかった!応じる!応じるから。頼む、私の部下に手を出さないでくれ。」
「あっ?下さいだろうが?」
あいつが私を再び蹴る。
「うっ、"ドカッ!"ぐっ"ドカッ"がっ…」
「ホラ!ホラ!言わねえのかなぁー?」
「下さい」
「あっ?」
「下さい!お願いします。だから、、、」
「ケッ、そうだ。そうで良い。よし、隊長、こいつの部下を放してやれ!記憶処理も忘れるなよ!」
警備隊長は部下を放し、記憶処理をかけようとしている。
「博士!博士!駄目です!だっ、やめろ。何を飲まそうとして、、、」
「ちぃ、仕方ねぇ。一旦連れてけ!煩くてかなわん!」
「へーい」
「博士っ!」
「南研究員、大丈夫。私を気にするな」
「いやだ!待て、待てー」
部下は連れて行かれた。声がポツリと途切れる。
「よし、さーて。お前、始めようか?」
ここからは思い出したくもない。最悪だった。尊厳やプライドなんて無かった。性的なものから暴力、給料も減った。
最初はきつかった。バレたら、絶対に良くないし、心配かけたくなくて必死に取り繕った。
けど、ある時急に'何も感じなくなった'。糸が切れるように。取り繕わなくても、もう、自分を騙して、欺いて、隠せるようになった。
皆に対して、何も思わなくなった。感情をただ醸し出すだけという、アルゴリズムに従っているだけになった。
皆は私を変わらずに思ってくれるけど、私の心の深層は何も感じていない。ただ、そういうふうにしているだけ。そして、本心は
なんとも思わず、本当にただ、今までの自分を装っているだけだった。あぁ、自分って壊れたんだと気付いても、何も思わない。
壊れる前は少し、抗った。けどバックベアードがいた。site-0上級セキュリティ担当官のマグメの奴らだ。何も意味はなかった。
この話でも色々、ココロがあるように演じていたけど私はない。感じているように、思っているように自然と見せかけているだけだ。
あぁ、話を戻そう。とにかく、わたしの前には私を壊したその本人。管理者のバカロがいる。
私はああ、また感情をなくしていたな。だめだ、ちゃんと見せかけなくちゃとか思っていた。
「さて、白神博士、仕事、仕事。ヨロシクね?」
「はい、分かりました。」
「クッ、よろしい。では、でろ。」
「はい、失礼致しました。」
私は追加の辞書並みに多い書類を持ってでる。
私は今日も過ごす。とにかく、皆を巻き込みたくないという叫びを秘めて。
私に残っているのは、壊れても変わらず持っている「皆を守り抜く」決意と頭の良さだけ。
あとは、大事な護られるべき人達。大丈夫、私は守る。壊れるのは私、一人だけ。犠牲になるべきなのも、なるのも、なっていいのも…
私、一人で充分。どうせ、壊れたこの体、有効に使おう。せめて、装えるのだから、装うだけ装って、それらしく演じていよう。
皆の為に地獄に縛られ続けよう。…もし、犠牲がでようとしたら、私の全てを捧げてでも止める。闇から遠ざける。私は財団職員として、
幸せな夢を与え、私として、皆を護るのだ。どちらも遂行し続ける。
例の作戦も財団としての責務も、皆の為の犠牲も全て…
それが私に残ったココロ叫びと遺骸だ。
彼女は'つとめる'。
財団に勤め、博士や職員として世界に務め、友と夢とこの施設の偽りの表のために努める。
そして、大きな仕事とその意義を前に彼女は再び冷たく、残酷な血の決意を固めるのだった。
彼女にとってこのSCP-G001f-JPの作戦は一つの大きなきっかけとなった。
文字通り、"幻想"を護るために彼女は作戦に従い、対峙する。
…まさに、その、"幻想"そのものたる楽園に、
儚く、理不尽であり、残酷であり、ある種の偽りに、、、
今、既に作戦はもう試験段階に入った。
作戦予行や実際の試行は目前にせまり、焦らしに焦らせれた、最初にして最大の運命の出来事が待ち構えている。
冷酷で超常を封じるSCP財団、冷徹なるO5評議会、孤独な秘封の者、報われなき科学者、秘密を背負う不思議な博士、忠義ある分隊長、国から遣わされた超常者ら、孤高の図書館の民ら、救いを盲信する者ら、超常を破壊して「正」にしたい者ら、忘れられようが構わずに
生き抜いて抗う幻想の者ら、全てを語って目的を成さんとす愚者、全てを最後に決める者ら
やっと幻想郷と接触させるところまで持ってきました…
また、この他にも全ての'役者'にサイドストーリーがあるのですが、まぁいつか
見れますでしょう。
最近、最後が気取っているようですいません。
ですが、、、、
ご容赦ください!
意味は(多分)あります!