"財団"と"幻想"   作:抹茶!

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今、第四話を書き終わったあとに書いています。

とりあえずですが、読んでいただきありがとうございます。


第五話

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大規模時空実験場

実験管理室

 

 

「真円博士、準備が整いました。あとは、財団時空干渉操作・研究長である博士が許可してくだされば何時でも実施可能です。」

真面目そうな武装研究員が伝えてきた。

うーん、始めちゃうか。私はそう思って

「わかった、許可を出すよ。初めて」

「了解しました。直ちに、、、」

その武装研究員が退室後、私は持ち場につかなくちゃいかない。

ということで、自分も時空間干渉制御室に向かう。周りは最後の許可が出たため、最終準備と確認をしている。

制御室に自分のバッジをかざし、入室する。

部屋に入った直後、 

「っ、研究長!今、システムの予備起動が完了しました。」

緊張した若い研究者が声を上げた。その研究者は若いが優秀らしく、後生の研究のために選抜された職員だったかな。

まぁ、彼に限らず緊張し過ぎだね、こらゃ。

「そんな緊張しなくても良いよ、というかしちゃだめ。」

えッ、という声や不思議がる声があがる。

「…あのね、君たちは今から数百人の人が通る時空ゲートを作るんだよ?しかも、帰ることも含めて、相手が油断ならないと予想されるのに…

ただでさえ、迅速かつ冷静な判断が必要である時空干渉をこの要素を足してみれば絶対に感情を乱してはいけないでしょ?分かった?」

「はっ、分かりました。」

その若い研究者が答えた。はぁー

「だから、固くなりすぎだと言っとるやろうが!君たちは頭いいでしょ?なら、こんな気まずい空気やなんや、計算でもシミュレーションでもして乗り越えろー!いいかい、適度がいいんだ。規模が大きいからって緊張とか言う悩みのタネまで大きくしてどうする?」

言い切ると、皆ポカーンとしていた。

「いや、苦笑い程度しろよ!私が恥ずいじゃないか!」

「はっい!あははは、、、」

「下手か!君は若いだろ!それでどうする?女性に嫌われるよ?全くもう…」

今度こそは笑いがおきた。いや、皆我慢していたようだ。まあ、たしかに事が事だし、私の話した内容が重要だったからかも知れない。

とにかく、皆の良い笑いがしばらく続いた。恐らく、頭良いんだろうから、今みたいにすれば大丈夫だろう。

何かいやな予感がする。昔感じたことがある感じだ。そう、あのときは嘆きの水曜日の前日だった。…いや、大丈夫だろう。

財団は無力じゃない。ましてや、超常世界の有名どころの団体らが揃っているのだから。

それに今回は完全干渉とか重大な損失が発生する確率は低い。ただの予行だ。本番、そっくりに準備し、実施するがゲートは完全に繋げない。だから、、、

…大丈夫、大丈夫だろう。私はそう自分に言い聞かせて、行動開始の号令が来るのを待った。

 

 

《全作戦要員へ通達する、作戦行動を開始、開始せよ、今を持ってSCP-G001f-JP、『幻想郷』への干渉を開始する!繰り返す…》

号令だ。繰り返しのアナウンスが終わるよりも早く、

「総員に告ぐ!最初に時空間掌握・制御装置を行使!その後、異常がなければ状況ごとに手順を実行する。

が、異常が有ればすぐに報告して。ただ、している暇が無ければ緊急初期化プロトコルを要請して!

ヤバければ、そのままシステムが受理するから。良いっ!どうしようもなければ、もう装置の電源を強制シャットダウンして、時空間現象を停止させろ!戸惑わないでよ!良いね!」

「「「「「了解!」」」」」

「よーし、さて掌握進捗度は?」

「はっ、概ね正常です。現時点での進捗度は10,3%このペースであれば、あと数十分で完全に掌握できるかと!」

「よろしい。では、制御率は?」

「はっ、現在、掌握した時空の分間別制御率は89,1%、推移平均率は88,5%~97,8%です。秒間別制御率も特段、低い高い数値は有りません。」

「こちらも宜しい、さて、じゃあ制御動作は?どう?」

「はい、制御済み時空概念の状態、成分、共に異常はありません。また、時空正常稼働率も100%、時空正常進行率は98,0%、おおむね時空の挙動は正常で、稼働率推移から停止はしておらず、遅延や湾曲などの進行異常も進行率推移より正常、今のところは問題なしです。」

「よろしい!では、現状の作業を維持せよ。他のは起動確認や準備確認をして、直ぐに作業出来るように待機!異常は変わらず、どんなものでも報告して。」

「「「「「了解」」」」」

…時空干渉初期段階完了割合、3/10

…時空干渉初期段階完了割合、5/10

…時空干渉初期段階完了割合、8/10

…時空干渉初期段階完了割合、9/10

…時空干渉初期段階完了割合、10/10

 

「長官!掌握が完全に完了、続いて制御も…

 

 

…完全に完了、初期段階の手順が全て完了しました。」

「分かった。総員、たった今初期段階が完了した!手順どおりに迅速かつ正確に第2段階に移行!

時空干渉・操作状態安定化装置(以下、安定化装置)を行使して!50%完了したら、時空操作接続装置(以下、接続装置)を用いて時空間への総合司令OSの起動を私に要請して、OKでたら総合司令OS(以下、司令盤)を接続装置に繋げて時空間同化中枢基軸指示コンピュータ(以下、T.M.F)の処理、演算機能と同化させて、司令盤に自動時空運行・稼働維持システム(以下、タイムオートプレイヤー)を起動させて、時空干渉・湾曲・改変コンピューターを起動。いい、焦らないこと、あと起動済みの装置…安定化装置とタイムオートプレイヤーは特にだけどずっと制御してね、勿論、掌握・制御もしっかり維持して!」

 

 

 

 

…ここまでは順調に行っていた、がしかし、

「んっ?…ちょ長官!対時空常置スクラントン現実錨の値がおかしいです!」

「?つまり、どういう「値が全く動きません!」はっ?そんな、馬鹿な?現在進行系で現実や時間、空間に干渉しているのに?

んな、、、いや、待て、それはつまり…

 

 

!総員、緊急初期化プロトコルを起動!!安定化装置も司令盤もT.M.Fも、掌握・制御装置も全ての緊急初期化プロトコルを起ど…」

 

ドーン

施設が揺れる。

サイトの緊急保護システムが起動したアナウンスが流れ、非常ランプがつく。防護補強壁がいくつか出始め、ゲート保護壁が出る。

明らかな非常事態だ。しかし、時空干渉関係の装置は全く止まらない。強制シャットダウンしても効かない。なぜか、装置緊急事態を感知するシステムが壊れている。しかも、サイト自体のシステムからの緊急制御停止指令を受け付けていない。電源を切ってもそんなの関係ないように動き続けている。

…もう、既にこちらの指示は効かない。いや、コンピュータや装置自体はなんも無く、壊れてはいないのだがまるで現実が本当に歪められているかのように、、、なんというかおかしいのだ。

というか、【何も】変わらない。さっきから変わらない動きだ。

むちゃくちゃなのだ。

まるで、装置はしっかり起動している正常でこちらが指示する状態とまるで逆なのだ。装置自体は起動しているのに、勝手に謎の指示を受けているかのように、そして、気づくまで無理やりその変わっていない動きを固定している。

…装置という、グランドは一緒だが、そのグラウンドにひかれる線の境界線がまるで「変化」が「不変」に、「こちらの指示」が「あちら側の指示」に変わっている。

おかしい、本当におかしい。

そして、更におかしいのはまるでこれが「正常」の状態かのようになっている事だ。先から私以外誰も異常を感じていないようだ。

さっき報告した職員も「いや、正常か、動くわけないよな…」とかいっている。

あまつさえ、サイト全体の緊急事態も感知されていない。

否、システムは反応した。が、人と時空干渉関連の装置だけが、おかしい。

人、装置ともに異常と正常の境界が分かっていない。更に装置は動力ありとなしの境界や指示を受けるさきが本来のとこか、別かの境界、値や状態の変化があるがないかの判別の境界、、、とにかく、度合いが狂っている。先から、自分で電源を止めようとしたり、停止させ用としたり、職員に避難させようとしたが、意味はないし、通じない。

このままだと不味いと制御室を出て、O5評議会待機室や監督室に行ったがまるで取り合ってもらえない。

私の見えてる世界が違うのかというくらい話が通じない。

まずい、

とても、とても、まずい。

このままあちら側、恐らくはSCP-G001f-JP側のしていいままだと間違いなくとんでもないこt

 

 

 

 

 

 

私の意識はそこで途切れた。

 

 

 

後に私が何とか調べた結果、このあとの予行は何事もなかったように終わり、また私が消えたことにも違和感を感じなかったらしい。

恐らく、私がいる、いないというものの境界が弄られていたのだろう。

 

しかし、このときにも今振り返っているときでも状況は

 

 

「複雑」だ。

私も財団らもどうなるのかも、もう正直分からない。

 

だが、恐らくこのとき私が異常に曝されなかったのは私の能力がその変化を司り、概念や存在に干渉やらをできるものだっからだとは思う。

私以外に、曝されなかった存在はたった6人。

本当にどうなるかわならない。

が、頑張る他ないだろう…




はい、書き終わっで気づきましたが、異常が起きたあたりかなり分かりにくいですよ。
けど、あれ以上妥協できないんですよね…

皆さん、申し訳ありません…
どうか、お付き合いいただけると幸いです。
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