誰かヤンデレの書き方を教えてくれ
アレクシアの部分修正したよ!!
次の日の放課後、僕はチョコレートを片手に廊下を歩いている。
側には勿論2人がいる。
2人の手にはガンマから貰ったチョコレートが握られている。
「例の物は持ってるな」
「勿論、抜かりはありません。」
ガンマのチョコレートを危険物みたいに言わないでほしい。
「これがあればどんな女も思うがままだ!」
「あの子もきっと僕に振り向くはずです!」
大声で言わないで欲しい、周りからの視線が痛い。
何故放課後になったかと言うと2人が僕がアレクシアがいながらミツゴシ商会のお姉さんとイチャついたと広めていたので、2人の鳩尾にオカン直伝の右ストレートを叩き込んだからだ。
やはりオカンは凄い。
思いの外効いたらしく気絶した2人が目を覚ましたのは放課後だったからだ。
自分達の評価を上げるために僕の評価を下げようとしているようだ。
縁を切るか迷ったが面白いので良しとしている。
「先ずは俺からだな」
自信満々で女子生徒の前に立ちチョコレートの箱を差し出す。
「こここここっこれ、どうぞぉ!」
おい、さっきまでの自信はどこにいった。
「えっ.....誰?」
女子生徒も引いている、当たり前だね。
「おい、俺の婚約者に何かようか?」
ヒョロの肩が掴まれる。
そこにはいかにもレスラーといった風貌の大男がいた。
とてもじゃないが剣士には見えない。
「ち、違うんです.....」
「ちょっと向こうで話そうか」
「おいシ....あれシド、ジャガ?」
僕とジャガは足早にその場を去った、巻き込まれるのはごめんだ。
「助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
助けを求める叫びを無視した。
哀れヒョロ、君のことは忘れない。
場所は変わって学術学園との共有図書館にいる。
ここにジャガのお目当ての女性がいるらしい。
「ヒョロ君に何が足りなかったか分かりますか?」
「分かんない」
星になってしまった哀れな男、僕は決して君を忘れない。
「情報収集です!」
結構まともだな、もっと犯罪まがいだと思っていた。
「どんな風に喋ったの?」
ここまで自信があるのは既に交流があるということだろう。
「喋ったことないですよ?」
は?
ジャガはポケットから勢い良く手帳を取り出す。
開かれた手帳には色々と書かれている。
「見てください!この1ヶ月で集めた彼女の情報です。
食事の好み、お風呂で洗う順番、下着の好みまで、ありとあらゆることを調べました。僕に抜かりはありません!!」
やっぱり犯罪だった。
警察、警察呼ばなきゃ。ポケットを探るが当然携帯電話は出てこない。
僕の友達はストーカーだった。
「僕の雄姿を見届けてください!」
「あ、うん」
スキップするジャガを見送った後女性の悲鳴が響き、取っ組み合う音が響きすぐに静かになった。
もう1人の友達も星になってしまった。
哀れジャガ、骨は一応拾っておくよ。
僕は手に持っているチョコレートの箱を見る。
本当なら何日かに分けて食べたいところだが冷蔵庫がないので諦めるしかない。
恋人としてアレクシアに渡すべきなんだろうけど、
次を要求されると金欠になってしまうので除外。
考え込んでいると大量の本を抱えたピンク髪の生徒が通り過ぎていった。
確か彼女はシェリー・バーネット、学術学園の生徒で主人公ポジションにいる人だ。
今しか接触できるチャンスはない。
僕の手にはチョコレートの箱が握られている、使える。
「はい、上げる」
「え?」
積み上げられた本の上に箱を置く。
これで顔は覚えてもらったはずだ。
「やっぱりブラックね、あいつみたいにミルクドバドバ入れるのは邪道よ。」
アレクシアは自室で先日買ったコーヒーを飲んでいた。
ミツゴシで買った物はどれも素晴らしいものばかりで
次に行ける日が待ち遠しかった。
カップをソーサーの上に置くと腕を組み考え込む。
「どうやって誘うべきかしら?」
勢いに任せて買ってしまったあの下着は衣装棚にしまわれたままだ。
経験のないアレクシアが様々な美女に食われているシドを誘うには未熟で
俗に言うツンデレである彼女は一歩踏み出せずにいた。
経験を積むべきか考えたがシド以外の男は気持ち悪いと思うようになってしまいそれもできない。
こういうのは男から動くべきと思ったが相手が唐変木なのでそれも無理、
自分から求めようにも断られたりすれば立ち直れなくなるので誘えなかった、
何より彼女は恥ずかしかった。
猫をかぶってきた彼女が始めて出会った、偽る必要のない相手だからこそ
自分の全てを知られるのが恥ずかしかった。
「どれくらい大きいのかしら.....」
思春期の彼女はそういうことを考えてしまい、シドに近づけずにいた。
大きさはどうでもよかったが自分を保てるか不安だった。
もしかしたら彼に溺れてしまうかもという考えが頭をよぎり誘えずにいた。
考え込んでいると、部屋の扉がノックされる。
「し、失礼します」
慌てているらしく、アレクシアが呼びかける前に部屋に入ってきた。
「どうかしましたかシェリー先輩」
部屋に入ったシェリーはぎこちない動きでアレクシアの対面に座った。
どこかおかしいシェリーにアレクシアはコーヒーを差し出し和ませようとした。
「うっ」
一口付け、顔をしかめたシェリーは角砂糖をいくつもコーヒーに入れた。
その角砂糖の数にアレクシアは引いていた。
「うん、美味しい。」
コーヒーではなく砂糖水にしか見えなかった。
気を取り直したアレクシアは喋りかける。
「ここに来た理由は分かります。アーティファクトの件ですね。」
「違います。」
「....ではブシン祭の件ですね」
「違います。」
なら何の用で来たのだろうと思う。
「ア、アレクシア王女は...」
「アレクシアで結構です、ここではただの生徒ですから」
「アレクシアさんはその...シド・カゲノー君とお付き合いしていると聞いています」
「そうですが?」
「や、やっぱりそうですよね!」
途端にシェリーは慌てだす、年上だがアレクシアは可愛いと思ってしまった。
「どうかなさいましたか?」
「あの....シド・カゲノー君にチョコレートを貰ったんです!」
「......は?」
何を言っているのか分からなかった、チョコレート?
誰が?誰に?
「や、やっぱり駄目ですよね...」
「そ、そそそんなことないですよ」
アレクシアは強がってしまった。
「え、でも....」
「彼には協力して貰っているだけなので正式に付き合っているわけではないんです」
強がっているがカップを持つ手は震えている。
「本当ですか!!」
勢い良くシェリーは立ち上がる、表情は嬉しそうだ。
「実は迷ってたんですけど良かったです!」
「.....そ、そうですか」
「正式にお付き合いされているのではないんですね!」
「......え、ええ」
「じゃあ、私がお付き合いしても問題無いですね!」
「そう.....ですね」
笑顔を保っているがピクピクと震えている。
カップからはコーヒーが零れている。
「コーヒー美味しかったです、ありがとうございます!」
そのまま部屋から出ていきパタンと扉が閉まった。
部屋には無表情のアレクシアが取り残された。
彼女はシドがシェリーにチョコレートを渡したことしか考えられていなかった。
カップをソーサーに置く音が鳴り数分間静寂が続くと突然笑い声が響く。
「うふ、うふふふふふふ.....」
3分程笑った後突然黙る、黒い笑みが浮かんでいる。
「.....そう...渡したのね....私、以外に」
昨日シドと話すために寮の前で待っているとヒョロとジャガしか帰ってこずシドは見当たらなかったので2人を尋問した。
ミツゴシのお姉さんとデートと聞いた時は斬りかかりそうになったがチョコレートを貰ったと聞いてそれも直ぐに収まった。
ミツゴシでチョコレートを購入した時に男性が渡すときは交際している相手か好意のある相手に渡すと聞いていたので自分しかいないと思い身だしなみを整え待っていたのに、
渡したのは他の女。
「うふ♡」
笑顔で頬を染めているがその目には光がない。
そして、その表情はシドの言っていた夜の女王と言える嗜虐的なものだった。
立ち上がると棚に近づき写真立てを手に取る。
そこには誘拐事件の前に撮った2人の写真が収められている。
「誰のものかわからせる必要があるようね....ふふっ」
薄く笑った後、口元に人差し指を持っていくと何を思ったのか突然指を噛み切ったのだ。そして血が出ているの見ると写真を保護しているガラスに指を当て写真に写っている2人を囲うように大きな♡を血で書き始めた。
書き終わると指を舐めて自分の血の味を確かめ
「私から逃げられるなんて勘違いは正さないとね」
「シ・ド♡」
写真に写っているシドの顔に口付けを落とす。
また1つ彼の逃げ道が潰された
大分短くなった