僕が14歳になった事で七陰の皆の誘惑はより過激なものに変わった。
僕の前で全裸になるのは勿論、事故を装った身体接触、風呂場への乱入、地上波では流す事の出来ない卑猥な言葉の数々、盛られまくる精力剤。
うっかり聖剣を開放した日には追いかけ回され、逃げきった後は盗賊狩りで発散する日が続いた。
だがここで一つ問題が起きた。
イータ作の精力剤は一時的な効果ではなく、精力自体を底上げするものだったことだ。
つまり飲めば飲むほど僕は精力絶倫になり、聖剣はより強化されるのだ。
飲まなければいいだけの話なのだが、精力剤は僕に出される紅茶に仕込まれている。飲まなかったり断ろうとすれば皆は泣きそうになるので飲むしかない。
一度泣かれてからというもの泣きそうになってるのを見ると胸が痛くなる、どう考えても分かってやってるからそれを指摘しようとしても泣きそうになるのでどうしようもなく受け入れるしかない。
そんな風に飲みまくったから僕の聖剣は完全な解放状態で20cmを超えた、聖剣なんて言ってるけど最早股関に生えた槍だ。デカくなってきた所為でパンツが伸びた。
強化された聖剣と精力はもう盗賊狩りでは発散しきれなくなったので、仕方なく今まで避け続けた手段に手を伸ばした。これをすれば覚えたての中学生の様になって皆に手を出す可能があったがもう仕方ない。
全ての男子が必ず一度はする事....そうそれは『
『
そんな余裕を持って過ごすことが出来るようになった時にオトンに呼び出された。
オトンの部屋に着いて扉をノックすると呼ばれたので部屋に入るとゲ〇ドウポーズをしたオトンがいた、頭に光が反射していて全然似合ってない。笑いそうになった。
「シド、お前ももう14歳か」
「あ、うん。そうだね」
「思い返せばお前が生まれたのが昨日のようで....」
「もしかして長くなる?じゃ帰るね」
「待て、待て待て待て。話終わってない、終わってないから」
長い回想が始まりそうだったから帰ろうとしたらシリアスな喋り方を止めていつもの調子に戻った。最初から普通に話せよ。
「私がお前の年頃の時にはそれはもうモテたし、遊びまわって....」
「そうなんだ。母様に言ってくるね」
「おい、やめろ。恐ろしい事をするんじゃない」
じゃあ、早く話せよ。ダラダラ話すなよ。
「お前ももう14歳、多感な時期だ」
「そうだね」
「お前が女性に手を出せばクレアが何をしでかすか分からない.....母さんに似てるしな」
聞くんじゃなかった、あの嫉妬深さは遺伝によるものらしい。
「そこでだ」
立ち上がったオトンは本棚に近づき何かをいじった後2冊の本を取り出した。
「これを貸そう。きっとお前の役に立つ」
持っていた本を渡された、目立つ様な見た目ではなく普通の本だ。だが特殊な隠し方をしていたので普通ということはないだろう。
僕の役に立つ?役に立つ様には思えないけど。
「いいか。絶対に、絶対に母さんには見つかるなよ」
両肩を掴まれ目線を合わせてくる。近い。
「何これ?」
「エロ本だ」
オトンの腹に右ストレートを叩き込んだ。
「おげぇっ!」
腹を押さえてうずくまっているのを見下ろす。
この人頭のネジが全部ぶっ飛んでるんじゃないか?多感な時期の息子にエロ本を貸すとか頭おかしいだろ。
「ふっ、いい拳だ。成長した…な」
そんなデキる父親みたいな感じを出しても、息子にエロ本を渡した事で台無しになってるから。
貰える物は貰う主義なので貰っておくことにした。
正直最近はどうやって『
今日もアレクサンドリアに行くことになったので朝から『
着くといつものようにゼータとデルタが喧嘩していたので止めようとした。
僕に気付いた2人は一瞬落ち着くと息を荒げてじりじりと近づいてきた。
「何なのです...この匂い...ほわほわするのです」
「ダメ、ダメ....ワンちゃんと同じなのはダメ」
息はフーフーと飢えた獣のように荒くなり、瞳は収縮している。
「落ち着いて2人共。一体僕の何が悪かったんだ?」
「ボスの匂い、いつもと違うのです」
「こんな匂いさせてる主が悪いんだよ」
匂い....そういえば『
邪竜を大人しくする為だったのにそれが裏目にでてしまった。
「デルタ、待て、待てだよ」
「デルタは待てが嫌いなのです」
そうだったね。今まで碌に待てが出来た事なかったね。
「ゼータ落ち着こう。ね?」
「主、絶対に痛くしないって約束するから。だから....いいでしょ?いいよね?」
こっちも駄目だったか。猫の獣人だからかな、鼠を追い詰めるみたいになってる。
手が付けられない時はどうするか?
そんなの逃げるに決まってる。回れ右して全力ダッシュで逃げ出した。
『うがああああああああああああ!』
絶叫を上げながら2人は犬猫の様に四足で追いかけてくる。
二本足で走るよりも早い。今までの僕ならギリギリ逃げ切れるくらいだったが何度も追いかけられたので逃げ方も分かってきたのでそこまで難しくはない。
10分位逃げ回ると追いかけて来なくなった。
これからは皆と会う前に『
絶対にしない。
シャドウを追いかけ回していた2人はアルファの前で正座していた。
「それで、何で追いかけてたのかしら?」
遠目で見てもいつものようにシャドウのあれが反応したから追いかけているようには見えなかったのだ。
「だってボスからいい匂いして我慢できなかったのです」
「いい匂い?」
獣人ではないアルファには分からない事だ。
「凄い男臭かったんだよね」
「....え。そんな...う、噓でしょう」
自分達に欲情しているんだから女が好きだと思っていたが、実は男が好きでそういう匂いを漂わせていると思ってしまった。アルファの頭の中では男に後ろから覆いかぶさられるシャドウの姿が浮かんでいる。
壮大な勘違いである。
「あ、あ、ああ...そんな...そんな」
絶望しているアルファを見て
(もしかして勘違いしてない?)
自分の言葉が足りていない事にゼータは気付いた。
「ごめんごめん。間違ってた。オス臭かったんだ」
その言葉にピタリとアルファは止まった。
「オ、オス?どういう事?」
「そういう匂いがしたんだ....特に股から」
股と聞いて一つの考えが思いついた。
(まさか...彼に限って...いやでもありうるわ)
今までにどれだけ薬を盛ったり、迫ったりしても一切手を出さなかったシャドウ、ならば一体どうやって処理していたのかそれは一つしかない。
「つまり...彼は自慰をしたということ?」
「多分そうだと思う」
「じひって何なのです?」
「後で教えてあげるから、もう行っていいわよ」
「分かったのです!」
走り去るデルタを見送りゼータはアルファの方を振り向いた。
「どうす....ひぃっ!」
「ふーーーーーん。そうなんだ」
真顔だが漏れ出る怒りのオーラによって髪が揺らめいている。
今までどれだけ迫っても手を出さなかった癖に自慰行為をしてそれを発散されたことに女のプライドが傷づけられた。自慰行為をしたのなら自分達以外の誰かを考えて発散したかと思うと煮えたぎるような怒りがふつふつと沸き上がってきた。
怒りを抑えきれないアルファは1時間もしないうちにシャドウを呼び出した。
部屋に入ってきたシャドウはつい先程追いかけられていたとは思えないくらい飄々としていたのがアルファをさらに苛立てた。
ソファに並んで座ると、肩が触れていたのが離れてしまったのに物寂しさを感じたがそれを上回る怒りにかき消される。これ以上待てないアルファは切り出した。
「ゼータに聞いたのだけれど」
「何を?」
「自慰行為をしたと聞いたのだけれど本当かしら?」
シャドウは一言も話さない。
顔を合わせているが、目を合わせようとすれば逸らされる。
言いたくない事がある時や噓をついている時の癖であるのは付き合いが長いアルファには丸わかりだ。
そしてシャドウは苦し紛れの行動に出た。
「あっあそこ」
「え」
シャドウが天井の隅を指さしたので反応して見てしまった。
何もなかったので振り向いたら、隣にシャドウはいなかった。
子供騙しに引っかかってしまったのに恥ずかしくなっただが逃げたことに対する怒りが遥かに上回った。
「そう逃げるのね、ならもう手加減しなくていいわね」
表情は変わっていないがその目は女のプライドを刺激された事で燃えていた。
翌日七陰会議が行われることになった。
説明を受けても理解出来なかったデルタはいない。
「彼が自慰行為をしたわ」
会議が始まり、開口一番に言われた事が衝撃的すぎて全員が啞然としていた。
「あのー、アルファ様」
「何かしら?」
「主様もその...男性ですのでそれ位は....」
「それでいいの?」
会議と聞いて来てみれば衝撃的な内容に頭が付いていけていない。
「私達が昂らせたのを私達ではなく自分で処理するなんて許せるの?」
「思うところがないと言えば噓になりますが」
「私達ではない別の誰かを想像しながら自慰をしていたとしても?」
ガタン!と皆が勢い良く立ち上がった。
「アルファ様、今すぐその女を処すべきです」
「例え話よ、座りなさい」
たしなめられて静かに座る。
「自慰をしたという事は彼も溜まっていて、いずれ私達に手を出す可能性があるということよ」
時間経過で落ち着くのを待つのではなく自分で処理した事は性欲がある証拠だ。
「今までの行動は無駄ではなかった、これからは手加減なしで行くわよ」
全員が強く頷いた。
この後シャドウの「自分よりも皆が大事」という発言が更に彼女達を搔き立て、この2週間後シャドウは美味しく頂かれることになった。
皆に食べられてからもう2週間も経った。皆とは約束...一方的な取り決めがされる事になった。
『
「我慢できなくなったら私達に言うのよ、自分でするなんて絶対にダメよ」
どうして聖剣と共に己の中の邪竜と戦うのを禁止されないといけないのだろう。
普通の男なら女性の方から行為の許可を貰える事に飛び上がって喜ぶかもしれないが僕はそんな浅ましい男ではない。幾ら相手から許可を貰えていても昂ったからといって手を出すような事はしたくない、なので皆との約束を破る事になるが今日の深夜『
深夜、皆が寝静まった頃にオトンから借りた2冊のエロ本を取り出してベッドに寝転がり布団を被り、ズボンを少し降ろして『
「何してるの?」
窓の方を見ると窓枠にアルファが座っていた、今日は定時報告会があったの忘れてた。
ど、どうしよう。殺される。
「どこか調子が悪いの?」
「そ、そうなんだ。ちょっと腹の調子が良くなくて」
「ちょっと見せて」
「えっ」
そう言ってベッドに近づいて来る。
「あ、だ、大丈夫。大したことないから、ね、気にしないで」
「またそうやって抱え込んで」
布団を捲られてしまいベッドの中が見えた瞬間アルファは固まった。
僕の顔を一瞥し置かれているエロ本をみつけて手に取りパラパラと見ると脇に本を抱えて
「明日の昼までにアレクサンドリアに来なさい」
真顔でそう言って窓から出ていった。
明日僕は死ぬかも、いや一生監禁かも。
昼までに全ての用事を済ませて全力ダッシュでアレクサンドリアに向かった。
着くと直ぐに部屋に通され真顔の皆がいたので正座した、別に誰かに言われた訳ではないがした方が良さそうだったので正座している。
「あの、皆様。流石にこれはシャドウ様が」
唯一の味方はラムダだけだ。その優しさが身に染みるが一蹴される。
「で、これは何かしら?」
眼前に昨日使っていたエロ本が差し出される。
答えたら殺されると思っていると本がベータに渡される。
「私達よりこんな女の方がいいんですか?」
ページが開かれて描かれている裸婦像が見せられる。
僕が答えないでいると本が切り刻まれ、暖炉に投げ込まれ燃えていく。
「溜まったのなら私達に言う様に言ったわよね」
「はい」
「ならどうして1人でシテいたのかしら?」
「....」
「答えないのね、なら仕方ないわ」
両脇に腕を入れられて持ち上げれる。
抵抗しようとしたが
「大人しくするのと、尻を散らされるのどっちがいいかしら?」
と言われ大人しくする事にし、そのまま引っ張られていった。
ベッドに押し倒されてあれよあれよという間に全裸にされ、上に跨られ逃げられなくなった。
「もう二度とあんな物使おうなんて考えさせないから」
「待って....そうだ話し合い。話し合いしよう」
「話し合いしても分かってくれないでしょ?」
「これくらい自分でなんとかできるから」
ブチっという音が周りから聞こえてきた。
「そうやって1人で抱えるのなら話し合いなんてしないわ」
「落ち着こう、ほら理解し合う事って大事だと思わない?」
「思うわ。でも言葉で理解してくれないから体に理解して貰うことにしたの」
そう言って服を脱いでいき、皆がベッドに上がってくる。
「理解できるまで止めないから」
これがワカラセというやつか。
一夜明けてフラつきながら家に帰った。
優しくしてくれたのはラムダだけで、他の皆は手加減なしで搾り取りに来た。死ぬかと思った。
その日は上の空で勉強が手につかず、周りからは心配された。
次の日勉強を終えて休んでいると部屋にオトンが入ってきた。
「大丈夫かシド、昨日は元気がなかったらしいが」
「大丈夫、もう元気だから」
1日休んだお陰ですっかり聖剣も調子を取り戻した。
「それでだな...」
耳元に顔を近づけてくる。
「別のを渡すから、そろそろアレを返してくれんか」
アレね、本当に申し訳ないんだけど
「失くした」
「ん?」
「失くした」
「な、なんだとーーー!!なな、失くしたぁ!?あれが幾らしたと思ってるんだ!」
肩を掴んで揺さぶられるがそんな事より後ろにいる人達の方が怖い。
「父さん、後ろ」
「うん?...あっ」
オトンの後ろには首に青筋が浮かんだ笑顔のオカンと扉から顔を半分だけ出した姉さんがいる。
「2人共、正座」
『はい』
2人で並んで正座した。
「シド」
「はい」
「あなたが多感な年なのは分かっているけど、渡されたからってそんな簡単に貰ったら駄目でしょう?」
「おっしゃる通りです」
オカンはオトンに向き直る。
「あなた」
「はい!!」
僕の時よりドスの効いた声で話している、怖い。
「幾ら息子がそういう時期とはいえ、そういう物を渡すのはどうなのかしら?」
「はい!!すいませんでした!!」
まるで高校球児のようにハリのある謝罪だ。
「それとね....」
突然オカンの周りの空気が歪み始めた。
「どうしてまたこれを買ったのかしら?」
オカンの手には恐らく隠してあったであろうエロ本が握られていて表紙からメリメリと音が鳴っている。
「前に『こんな物じゃなくて私でいいでしょ』って話をしたわよね?」
「いや、それは何と言うか...男のロマンというか」
「何か言ったかしら?」
「何でもありません」
オカンの圧が凄い、隣にいるだけでもチビりそう。
「今日の執務はどれ位残ってるのかしら?」
「ほとんど終わってます」
「なら丁度いいわね」
「え」
そう言ってオカンはオトンの首根っこを掴んで引きずって部屋を出ていく。
「お、落ち着くんだ。話合えば分かる!」
「話はするわよ、但し体でだけれど」
「ちょ、ちょっと待ってーー!!ごめ、ごめんなさい!!もう買わないから!!」
「痛くしないから、安心して♪」
それ以降オトンの声は聞こえなくなった。
オトンの声が聞こえなくなると今度は姉さんが入ってきた。
「何で私に言わなかったの?」
いきなり過ぎて何の話か分からない。
「話がよく....」
「何で私に言わずに1人でシタのって聞いてるのよ」
僕達姉弟だよ、自己申告しないといけないルールがある訳じゃないんだから。
「私はあんたで何回もシタわよ」
「聞いてない、何も聞いてない」
「聞きなさい」
耳を手で塞いでいると手を剝がそうとしてくる、姉の下事情なんて聞きたくない。
「何回したの?」
「何回とは?」
「何回1人でシタって聞いてるの」
何で弟の『
「言いたくない」
「言いなさい」
「何で」
「あんたがシタ以上の回数をして私以外でデキないようにするのよ」
それを聞いて僕は自室の窓から飛び降りてダッシュで逃げる。
「待ちなさい!逃げるなぁぁぁぁぁ!!!!」
後ろからは血走った目の姉さんが追いかけてくる。
あれはマジだ、捕まったらオトンと同じ様に部屋に連れ込まれ搾り取られる事になる。
「シドの童貞は私の物!!絶対に他の女に渡したりはしない!!」
もう僕は童貞じゃないよ、食べられたんだ。
使用人の人とかいるんだからそんな事、大声で叫ばないで。
「シドぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
恐ろしい、どうして弟の童貞であそこまで本気になるんだ。
屋敷の中では逃げ切れそうになかったので街まで逃げる事になった。
追いかけっこは夕食前まで続き姉さんが折れる事で終わった。
次の日の朝ゲッソリとしたオトンと艶々したオカンが仲良く庭を散歩していた。
今日も僕は聖剣と共に己の中の邪竜と戦う事になった。
別に性欲が溜まっている訳ではないがブシン祭を前にしてテンションが上がった事により邪竜が目覚めてしまった。
ミツゴシの仕事で皆忙しそうだから今回は仕方ない。
寮の自室で布団を被り『
「何してるの主」
窓からゼータが入ってきた。一番見つかりたくなかった人に見つかった。
「ナンデモナイヨー」
「ふーん」
するりと布団に潜り込んできて
「あーあ、いっけないんだー。あれだけダメって言われたのに主は何でこんな酷い事できるのかな」
股関辺りで喋っているので息がかかってくすぐったい。
もぞもぞと動いて胸元から顔を出す。
「ねぇ、主。このままだと私、アルファ様に言っちゃうかも」
いたずらっ子みたいな顔で微笑みかけてくる。このSめ。
「どうしたらいい?」
スライムスーツを脱ぎ裸になって跨る。
「会えない間、皆とは何回もシテたなんてズルいよ。だから私もいいいでしょ♡」
体勢を入れ替えて今度は僕が押し倒しす形になる。
「5回はシテ貰うからね♪」
今日は長い夜になりそうだ。
朝起きると隣にはゼータがいなかった。
ベッドから起きると机の上に紙切れが置かれている事に気付いた。
そこには
『12時にミツゴシに来るように』
と書かれていた。筆跡からそれを書いたのが誰か分かった。
これは『
ミツゴシに着くと笑顔のニューに出迎えられた、凄い圧を感じる。
会長室に入るとゼータが正座していたので隣に並び正座する。
ゼータの首には
『私は自慰をする主を摘まみ食いした雌猫です』
と書かれた板がかけられている。
「言い訳を聞くわ」
「皆が忙しそうだったから自分でしました」
今僕は冷めた視線を何人もの人から向けられている、胃に穴空きそう。
「言ってくれたら、時間位いくらでも作ったわよ」
そんな事でわざわざ時間を作って貰うのも気が引けるし。
「あなたにとってそんな事でも私達には大事な事なのよ」
心を読まないで。
「連れて行きなさい、私達も後で行くから」
両脇をカイとオメガに固められ背中にはニューが抱きつき逃げる事ができなくなった。
「ゼータ、貴方はダメよ」
着いて来ようとしていたゼータは止められた。
「え、なんで」
「私達に伝えようとせず独り占めようとしたのでしょう、それに5回もシタのだから充分でしょう」
「そんなーーーー」
「『摘まみ食いした雌猫』にはいい薬よ」
そう言われてゼータは項垂れている、実際雌猫だと思うよ。
会長室を出ていつもの部屋に向かう。
部屋に入ると脇を固められたままベッドに座り膝の上にはニューが座る。
「自慰なんてシタらダメじゃないですか、仰ってくだされば何時でも駆けつけましたのに」
「そうですよ、そんな虚しい事をせずとも私達がおりますのに」
「それにシャドウ様の子種を無駄にするなんて、そんな酷い事はなさらずに私達に注いで下されば良かったのに」
年頃の女性が子種とか言っちゃいけません。
「僕のなんて大した....」
「何を仰られるのですか。主様の子種はこの世の誰よりも、王族よりも尊き物です。
無駄にするなどあってはなりません」
僕の実家、男爵家だよ。尊さゼロだよ。
膝の上に座っているニューの足からショーツが引き抜かれる。
いや薄すぎ。こんなのいっつも履いてるのか、嫉妬する訳じゃないが他の男が見ると思うと気分が悪いな。
「いつも履いてる訳じゃないですよ、シャドウ様の前だけです」
あのね君達にはプライバシーとかないの、簡単に心の中読まないで。
両脇の2人が更に胸を押し付けてくる。
「もう自分でシタらダメですよ」
「無駄になってしまう子種がかわいそうです」
耳元は止めて、ぞわぞわする。
膝の上にいるニューの顔がサディスティックなものに変わる。
「悪い子にはオシオキが必要ですね♡」
この後追加の5人にも搾り取られる事となった。
僕の『
そして
「もう自分でデキない様にしてア・ゲ・ル♡」
ゲームオーバーのようだ。
ちょっとお休みします