陰の実力者になりたくて!addition   作:読者0

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文才がないので感想で指摘頂ければ嬉しいです


ハイエナの群れに飛び込んだモブ ④

今日はある意味気の抜けない1日になる。

彼女の運動能力の悪さはもう奇跡としか言いようがない。

敵が2人いたとすれば狙ったのとは別の方に攻撃が当たっているんだから奇跡と言わなかったら何と言うんだろう?

部屋の扉を慎重にノックして入る。

 

「おはようござ....うひゃぁ!!」

 

朝から大変だな。地面に激突する前に止めてそのまま抱き上げ....気のせいか、この前よりちょっとおも

 

「主様?私重くないですよね?重くないですよね?重くないですよね?オモクナイデスヨネ?」

「重くない重くない、軽いよ。軽い」

 

軽い、きっと重かったのは気のせい。気のせいにしておこう。

ちょと足の方に重心がいってる気もするが気のせいにしておこう。これ以上この事に触れるのは今後の関係に響くから頭から消しておこう。

食堂に入ると何故かベータとケルベロスから今まで以上の殺意を向けられた。

何も悪いことしてないじゃん僕。

分かり切っていた事だが食事は僕が食べさせて水は口移しで飲ませる。

もう慣れた、初日と2日目に比べればどうって事はない。

 

「主様その...手を出して貰えますか?」

「うん、分かった」

「それと器みたいにして貰えますか?」

 

手を少しだけ丸めて器の様にすると水が注がれる。

 

「い、いったたただきます!」

 

そう言って犬猫がするように手の平に注がれた水を啜り始めた。

顔を向ける事はできなかったが何枚か皿が粉々に破壊された気がする。

水はなくなったのにガンマはついでと言わんばかりに手や指を舐め回している。

 

「私もあれやってもらお」

「背徳感」

 

雌猫とマッドサイエンティストが不穏な事言ってる、2人にもやらないといけないのか。

胃に穴空きそう。

 

 

皆僕に仕事の手伝いはさせてくれない、今もそうだ。

ガンマの手伝いは正直難しいからこれは良かったけど今の状況は僕的には結構辛い。

僕の足の間にガンマが座っているので尻が当たって悶々とする。

七陰で胸が一番大きいのがベータとイプシロン(スライム率99%)なら一番尻が大きいのはガンマだ。

ガンマは気にしているが僕からすれば彼女の魅力の1つだ。

餅みたいに柔らかく手に吸い付き肌触りもいい。

 

「主様もう少し強くして貰えますか?」

「これくらい?」

「もうちょっと」

「痛くない?」

「はひぃ、だい、じょうぶです」

 

ガンマの腹に回した腕に力を込める、流石に痛いと思うのだがガンマがいいのならいいか。

ガンマは体が頑丈なせいなのかそれともその気質があったのかは分からないがドMである。

気づいたのは情事の時にガンマの尻を叩いた時にやたら感じていたので色々と試していったらドMである事が分かった。

その結果僕もSとして仕込まれて実家で暮らしてた時にその手のオモチャを集めてガンマで試してたりもした、今もオモチャはアレクサンドリアの寝室で保管されている。

少し前なんてアイマスク、ボンテージ、ギャグボール、首輪とリードを自分で用意して渡してきた位だ。その日の夜はそれはもう燃え上がった。

やりすぎて次の日にガンマが歩けなくなって朝から説教されることになった。

僕がSになった原因の全てはガンマにある、僕をSにした責任はしっかりととってもらおうかな。

 

「んんっ....ふぅ」

 

今も痛い位の力を込めているのにモゾモゾと体を動かして息を荒げている。

皆の前なんだから少しは自重して、書類持ってくる人達が舌打ちしたりゴミを見る目で見てくるから。

この状況で仕事できるのは凄いと思うよ、でもちょっとは隠そうとしろ!このドM!!

 

「んっ!!」

 

感じてんじゃねぇ!!人の心読むな!!

 

「んんっ!!」

 

....もう好きにして、せめて尻を押し付けるのはやめてくれ。

 

「えへ♡」

 

だから尻を....もういいわ好きにしてくれ。

 

「そのもう1つあるんですが」

 

さっきよりも顔が赤くなってる。

 

「キ、キス、マークを付けて頂けませんか?」

 

部屋の気温が一気に下がった気がする。

 

「最近商談に来られる方でしつこい方が何人かおられまして....所有印をつけてもらえれば、そ、そそその相手にも伝わると思いますし、わわ私が欲しいとかじゃないんです!」

 

付けた所で2日もすれば消えるよ。

それと周り見ようね、皆の体から魔力が漏れてるし怨念みたいなのが聞こえてるから。

 

「チラチラ」

 

それは口で言うものじゃない。

 

「うぅ~~」

 

こんな事で泣きそうにならないでよ.....仕方ない。

 

「あひぃ♡」

 

首筋に嚙み付き跡が残るように吸い上げる。

 

「あふっ....うぅん...くぅ」

 

艶めかしい声を聞き悶々としながら見える範囲にキスマークを付ける。

 

「ぷはっ....これだけつければ..痛い」

「こちらお口直しになります」

 

首筋から口を離すと顎の関節にトレーがぶつかった。

 

「痛いよニュー」

「お口直しになります」

「いやだから...」

「お口直しになりま~~~~す」

 

トレーの上にはチョコレートが乗せられている。

それって遠回しにガンマが不味いって言ってる様なものじゃない?

 

「あらニュー、それはどういう意味かしら?」

「そのままですよ、お口直しです」

「あらあら、いつの間にそんな事言う様になったのかしら?」

「そんな事とはどういう意味でしょう?」

『......うふふふふふ』

 

ガンマと椅子に挟まれてるから逃げ場がない。

 

「シャドウ様、お口直しは.....」

「ダイジョウブ、ガンマオイシカッタヨ」

「まあ♡嬉しいです♡」

 

食人族みたいな感想で喜ばないで、こっちも何て言えばいいか分からないから。

 

「ちっ」

「ニュー?」

「何でもありません」

 

ニューがガンマに下剋上を仕掛けようとしている。

この調子ならカイとオメガがイプシロンに下剋上を仕掛けるのもそう遠くなさそうだ。

 

ガンマの肩に顎を乗せながら書類を覗く、やっぱり手伝わなくて良かった。

金の流れとか分からないし流通網もよく分からない。

これでも化けの皮がはがれないように頑張って勉強したつもりだったがそもそも頭のレベルが違うから勉強した所で追いつける事なんてできるわけなかった。

辛い、もうちょっと前世で勉強しとけば良かった。あの西、西....誰だっけ?忘れたわ。

身近に天才がいたんだから聞いておけば良かった。

 

ミツゴシは僕が思っている以上に繫盛しているようだ。

直営店経営の商会で方々で恨みを買っているみたいだが力が違うからその辺は大丈夫だ。

器が小さい人間みたいに見えるから言わないが僕の知識を元にして作った商品なんだからほんの少しでも分けてくれない。僕だってさ、コレクション集めたりとか色々お金がかかってるんだよ。そんな僕を憐れんでちょっとお恵みをくれたりしてくれてもいいんじゃない?

くれとは言わないよ、でもくれても良くない?

 

「何か不手際がありましたか?」

「ん、大丈夫だよ」

「ですが....」

 

あれだ、ブシン祭の時と同じだ。僕の考えを察する事ができなくてしょぼくれてるってことだな。

 

「よしよし、大丈夫だよ」

 

腹に回している腕を解いて頭を撫でると頭を擦りつけてくる。

これで大丈夫そうだ。

ガンマを撫でながら書類を見ていると『追加生産発注書』と書かれた書類が目に付いた。

チョコレートは大人気で品薄が続いている。

転生してからずっと思ってたが食料問題を抱えている国は少ないし文化レベルも悪くはないのに食事のレベルが全体的に低いのだ。原始的な焼くだけという訳ではないが調理パターンが少ない。

現代日本で育った僕からすればこの世界の料理は味が薄い、濃い味付けがないわけでもないが塩辛いものが多く食事にも飽きていた所だったがミツゴシの登場で全てが変わった。

幾つもの調味料が開発され料理の幅は広がり革命的な発展が起こった。

特にチョコレートを食べれるようになったのは感謝しかない、修行の合間の糖分補給でよく食べていたから嬉しかった。しかも僕は頼めばタダ!

食べ放題なんてなんか申し訳ないけど、ガンマがいいって言ったからいいいよね。

えーと次は....女性用下着。

これは褒めていいんだろうか?彼女達の努力の結果なんだから褒めるべきなんだろうが....スケスケの奴が一番売れてるのは反応に困る。しかも発注がかけられている物は全部見たことがある。

大事な所に布がなかったり、色が派手で透けたり、花柄の下着だったり知ってる物しかない、今までに誘われた時に見たことがあったり僕から押し倒した時に見たことがある物ばかりだ。

もしかして販売されてるのって僕の反応が良かったのだけ売ってるのかな?

僕ってもしかして商品モニターとして.....この事は忘れよう。

次は服か、これも当然だよね。

貴族とか一定以上の収入がある人なら上等な服を着ているが一般人は古着や粗悪品なんかを着ている人が多い。ミツゴシは安価で良質な服を売っているんだから人気が出るのは当然だ。

しかも1つの商会で季節ごとに販売し、しかも機能的とあれば売れるのは当然だ。

彼女達の努力が実ってなによりだ。

次は....全ての男子、いや男性諸君。

全ては僕の所為だ、恨んでくれて構わない。

僕がアレを飲んでしまったばかりに君達は恋人、妻から搾り取られる事になってしまったのだから。

王都に住む貴族のご婦人方の機嫌がいいと聞いていたがここまで広がっているとは思わなかった。

マジでごめんなさい。

僕が調子に乗ったが為にあなた達も同じ目に合うなんて。

 

 

 

ミツゴシ特製精力剤  追加個数1万個

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻男子寮前。

 

「クレアさん....そ、そろそろ帰らないと門限に間に合わなくなりますから」

 

震える声で寮母は朝から寮の前で待ち続ける黒髪ロングの少女に話かける。

 

「そうですね」

「シド君には私から言っておくから」

「お願いします」

 

その言葉で諦めたのか歩き出すが一歩踏み出すごとに石畳に靴がめり込んで跡が残る。

 

「水責め...火責め...鞭打ち...石抱......どれがいいかしら?」

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