陰の実力者になりたくて!addition   作:読者0

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ASMR聞いたけどぞわぞわしたわ、もう2度目と聞かない
駄文になった


ASMR ヤンデレ達は止まらない

ミツゴシでは現在、大商会連合との覇権争いをくり広げている最中でありぴりついた雰囲気が流れている。それは七陰にとどまらず店員にも広がっている。

そんな空気の中始まった七陰会議は重苦しい空気で始まった。壁際で立つ3人もぴりついている。

 

「呼び出すのはいいけど早く終わらせてくれない?もうそろそろ出ないと向こうの動きに合わせられるなくなるんだけど」

「私じゃなくてイータに言ってちょうだい。今日はイータが呼び出したんだから」

「バカ犬がいないけど?」

「....散歩よ」

「あー....分かった」

 

それだけで全員が察した。

我慢のきかないデルタは度々散歩と称した盗賊狩りを行っている。

 

「おまた」

 

ガラガラと台車をダルそうに押しながらイータが部屋に入ってくる。

 

「イータ、今私達には余裕がないの、できるだけ速く終わらせて」

「ん、だから、これ、持って来た」

 

台車の上に乗っていた黒い箱をそれぞれの前に2つづつ置かれていく。

1つには4つのボタンが付いているがもう一方にはボタンが1つしかついていない。

 

「これは何かしら?」

「皆の、癒しの、アイテム」

「この黒い箱が?」

「そこの、腹黒で、試す」

「誰が腹黒よ!!」

 

腹黒と言われた事で勢い良く、立ち上がるが既に背後にはイータが回り込んでいてその手には箱が握られている。

 

「これ、聞いて、落ち着け」

「取り消しな....」

 

ボタンを押すと

 

『ドクン』

 

と何かが脈打つ音がベータの耳の中で響く。

 

「あ、あ、あ....なん....これ、は」

 

するとベータの腕がだらりと垂れ下がり、目はどこか遠くを見ている。

 

「説明しなさい、イータ」

「ん、これには、マスターの、心音、入ってる」

 

ダン!と座っていた5人が勢い良く立ち上がる。

 

「これは、レコーダー、音を記録する」

「いつ...これを...作ったの?」

「この前の、何でも、言う事、聞く」

 

先日シドが持ち出した『何でも言う事聞く券』の際に録音したのだが、持ち運び可能な記録媒体は完成していなかったため自分で堪能していただけだった。しかし、他人のお願いとは言え隠していた事を知られれば研究費削減等のイヤガラセを受ける可能性を考えたイータは自身の財布から研究費を出し完成させたのだ。

 

「あの、イータ様」

「ん?」

「私達は貰えないんですか?」

「ケッ」

 

舌打ちすると3人の顔に向かってレコーダーを投げつけた。

 

「あぶな...私達何かしました!?」

「抜け駆け、した、ハイエナが」

「すいません」

 

3人は素直に頭を下げて謝罪した。

イータがマッドサイエンティストであることを知らない者は1人もいない、誰もが実験体にされることを避けるため不必要な接近を避け恨みを買わないように努めている。

そして一斉に耳にレコーダーを当てボタンを押す。

 

『ドクン』

 

と耳元で心音が鳴り意識を遥か彼方に吹き飛ばした。

本人がいなくともまるで抱きしめられているような感覚を味わえるこれは正に禁断の発明と言えた。

 

「帰って、来い」

 

バン!と机を叩いて目を覚ませようとするが思ったよりも強く叩いてしまったようで、痛かったのか手に息を吹きかけている。

その音で意識が戻ったようだ。

 

「はっ!.....ごめんなさい意識が飛んでいたわ、ならこっちは何かしら?」

「ふーふー、痛い、ヒリヒリする.....あ、そっちが、本命」

 

台車に乗っている箱を机の上に置くと箱の中身をぶちまける。

 

「これ、台本、ちょっと編集、したけど」

「噓...これは何かの夢でしょう」

 

机の上にぶちまけられたのはベータ作の少女マンガ擬きと乙女チックな小説だ。そしてそれらの内容の大半はベータの妄想だが、残りは七陰と創作に詳しい者達の願いが形になったものである。

 

「上から3つは、それを編集した、4つ目は私とシェリーの、自作、でも聞かない方が、いい」

 

レコーダーの縦に並んだボタンを指さしながら説明する。

 

「......一旦落ち着きましょう....本当なの?」

「本当」

「これって夢?夢よね?イプシロンちょっと叩いてくれる」

「いいわよ」

 

イプシロンは腕を振りかぶると顔ではなく

 

「ふん!」

 

怨敵であるベータの胸を叩いたのだ。

 

「痛っ!!夢じゃ......何でそこを叩くのよ!形が崩れたらどうするのよ!」

「その程度のケアしかしていない貴方が悪いんじゃない」

「キィーーーー」

 

掴み合いをよそに淡々と話していく。

 

「これにはシャドウ様の声が記録されているだけではなく...」

「ベータの書いたこれが台本になっていて、それを主の声で聞く事ができるってこと?」

「イエ~~~ス」

 

あっさりと語られた事実に静まり返った。

 

「なにこれ、夢?」

「夢じゃないわよ、しっかりしなさい」

「聞きたいんだけどさ」

「なに?」

「こっちの主の心音なんだけどなんでこんなに音が小さいの?もっと大きくできないの?」

 

レコーダーから流れる音は耳に当てなkれば聞こえない程に小さい。

 

「マスター、言ってた、人には、心地よい、音がある」

「確かに主の心音は私達からすれば心地良い音だよ」

「でも、ただ大きいのが、いいわけじゃない、耳元で聞こえるぐらいが、丁度、いい」

 

1/fのゆらぎというものがあり、シャドウの体は必然かそれとも奇跡か分からないがその体から発せられる音はそれに近くなっており心音など、聞けば女の大半が虜になるだろう。

 

「つまり音の調整はできないの?」

「誠に、遺憾」

「え......これを耳元で聞く?」

 

僭越の表情で握ったレコーダーを見る。

自分達の欲望の象徴である少女マンガの台詞を主の声で聞く事ができる事は極上の喜びだろう、しかし耳元で聞くというのは

 

「...これなんて修行?......というか地獄じゃない?これ」

 

精神の修練.....拷問に近かった。

褒美を得ると共に理性を削らなければならないのだから。

 

「ねえイータ、そう言えばこの4つ目は貴方とシェリーの自作って言ってたけど」

「聞かない、方が、いい、命が、惜しいなら」

「そ、そこまで言うものなの?」

「我々は、禁忌に、触れた」

 

七陰の知るイータは失敗は成功の母と言わんばかりに動き仲間を実験体にする事にもためらいがないマッドサイエンティスト。

そのイータがまるで後悔するような表情をして忠告までしているのだ。

アルファですらイータの忠告に唾を飲み込み、真剣な表情で握っているレコーダーを見つめる。

 

「イータ、これを押したらどうなるかだけ教えてちょうだい」

「後悔、する、もしくは、まともに、生きられなくなる」

「そう、分かったわ。ありがとう」

 

台車を押し部屋から出ていくイータを見送ると皆が手元にあるレコーダーを見つめる。

 

「禁忌....そこまで言われると逆に気になりますね」

「それ以前の問題ですよ、これを聞くのには覚悟がいりますよ」

 

握られているレコーダーには自分達が望んだシチュエーション、それが主の声で聞く事ができるのだ。今でに乗り越えたどんな死地よりも過酷な事には間違いない。

 

「今晩、あの部屋で集まりましょう」

「アルファ様」

「先延ばしにして覚悟が揺らぐよりも今の内に終わらせましょう」

「....そうですね、やりましょう」

 

全員が覚悟を決めてしまった。

その先に地獄があるとも知らずに。

 

深夜、シャドウとの逢瀬の為に用意された寝室に一同が集まっていた。

もちろん、抜け駆けを防ぐためである。

 

「イータがいないけど?」

「『禁忌を生み出した責任がある』とか言って研究室にこもってるわ」

「絶対に抜け駆けするじゃん!今からでも連れてこようよ」

「この状況で流石に抜け駆けするような事もないと思いますけど」

「今更ですけどラムダはどうするのでしょう」

 

アレクサンドリアで新兵の訓練を行っているラムダはこの場にはおらず受け取る事ができていない。

 

「それなら定期便で一緒に送ったわ」

「1人だけ貰えていないというのも気が引けますからね」

 

全員が深呼吸をするとレコーダーを取り出す。

 

「覚悟はいいわね」

『はい』

「それで1つ目は何だったかしら?」

「あ、これですね」

 

ベータが取り出したのは台本とされた小説。

内容は幼馴染との恋愛。

 

「私達は幼馴染と呼べるけれどこういうのはなかったわね」

「そうなる前に襲っちゃいましたからね」

 

過去を振り返るように遠い目をして自分達の愚行を振り返る。

手段自体は問題なかったかもしれないがもっと段階を踏んでおけばそんな事もあったかもしれないが遠い過去の話、どうしようもない。

 

「じゃあいくわよ」

 

一斉にボタンを押す。

そして

 

『おはよう』

「こひゅ」

「まだ始まったばかりよ」

 

始まったばかりだが既にニューがその破壊力に呼吸困難に陥った。

 

『ごめん、お待たせ。待たせちゃってごめんね。来た所だから大丈夫?ありがとう』

「可愛すぎる」

「尊い、天使か」

 

始まって数分も経っていないが最早倒れるのも時間の問題だろう。

 

『いつも弁当作って貰って悪いから今日は僕が用意したよ』

「べん...とう?」

「シャドウ様手ずからのお料理?」

「何だと...」

「アレクシア・ミドガルめ.....許すまじ」

 

敵の存在を思い出したのか鬼のようになるが

 

『あーん』

「バカな!シャドウ様のあーんだと!なんという尊さ!」

「主様が....主様が....私...私にあーんを」

「あが.....あがががが」

 

直ぐにおバカになってしまう。

 

『美味しい?そうか良かった』

「美味しいです!いえ美味しくない訳ありません!」

「もっと、もっとちょうだい主!ちょうだいちょうだい!」

 

危険な薬を決めてしまったようになっているがただ声を聞いているだけである。

 

『どうしたの?眠くなってきた?うーーーーーん......あ、そうだ膝枕しようか?』

「へ」

 

部屋は静まり返り皆がその先に意識を集中させる。

 

『うん?ああ、ごめん嫌だった?髪が綺麗だからつい触っちゃった。もっと触って欲しい?ふふ、変なの』

 

舌を嚙んでいるのか唇の端から血が流れている。

そして15分に渡る超大作を聞き終えた彼女達は悟りを開いたようになっている。

 

「なんという破壊力」

「これで1つ目....無事に終えられるのか?」

「ベータ、貴方一体シャドウ様でどんな事を考えてるのよ?」

「それは私が言いたいんだけど、忘れてない?貴方達からのお願いも入ってるのよ?」

「落ち着きなさい、休憩したら2つ目にいくわよ」

 

充分な休憩を挟んで呼吸を整えると2つ目に入る。

 

「次にいくわよ」

「アルファ様、これは避けた方がいいかと」

「どうして?」

「題材に問題がありまして」

「どんな問題があるの?」

「......執事ものなんです」

「いくわよ」

「え」

 

誰もが憧れるシチュエーション、シャドウを執事にする。

ニューとイプシロンは元令嬢という事もあってこれに素早く飛びついた。

 

『どうかなさいましたか?お嬢様』

 

開幕初っ端から全員が途轍もないダメージを受けた。

イプシロンにいたっては魔力制御が乱れ胸が溶ける寸前でギリギリ持ちこたえているほどだ。

 

『自身がない?何をおっしゃいますか、お嬢様はいつもお綺麗ですよ。自信を持ってください』

 

一言も発さない。

 

『こんな所にいましたか....何かありましたか?勉強が嫌...ですか』

 

先程と違って聞き入っている。

 

『その様な事をおっしゃらず、必ず将来の為になりますから...分かりました、ではこういうのはどうでしょう。お嬢様が勉強にしっかりと取り組むのであればお嬢様の願いを1つ叶えましょう』

「お願い....」

「ご褒美」

 

ようやく反応した。

 

『良く頑張りました、ではお願いを....ダンスですか?それだけでよろしいのですか?...出過ぎた事を言いました。では不肖な我が身ではございますがお嬢様のお相手をさせて頂きます』

「主様とのダンス....私には一生無理ね」

「私が教えるから、そんなに落ち込まないで」

 

ガンマは自分のドジさにダメージを受けたがそもそも当のシャドウにダンスをする気がないのでできる事はないだろう。

 

『顔色が悪いですね何かございましたか?.....ほう、いじめを受けたと。全くその様な愚か者がいるとは、少し席を外しますので手をお離しください.....怖いから眠るまで傍にいて欲しい...ですか。分かりました、お傍におりますので安心してお眠りください』

「私も握って欲しい」

「分かる」

 

追随するように全員が首を縦に振る。

 

『おはようございます、お嬢様......お嬢様がお眠りになられても傍におりましたよ?起きた時にいなかった..申し訳ありません、火急の要件がございましたので離れる必要がありました。どうかしました?....血ですか?.....これは申し訳ありません、汚い物を見せました。お気になさらないでください、どこにも怪我などございませんから...お嬢様が気にする事など何1つありません。もう怖がる必要もありません、私がおりますから...........それにもうお嬢様を苦しめた者はおりませんから..どこにも』

 

放心状態になった彼女達はその後10分間ただ聞き流すだけだったが満足そうだった。

 

「....凄いわね、頭がおかしくなるかと思ったわ」

「ちょっとゾクゾクした」

「私はとんでもない物語を書いてしまった」

「闇のあるシャドウ様....悪くないかも」

『.....分かる』

 

新たな性癖を開花させてしまったようだ。

今度は1時間という長い休憩を挟んで息を整える。

 

「次は何かしらベータ.....ベータ?」

「あの....これは聞かない方がいいかと」

「どうして?」

「その.....」

 

台本の元になった本を取り出す。タイトルには『令嬢の禁断の恋~弟を愛した女の葛藤~』と書かれている。これはベータが書いた書籍の中で唯一ベータの欲望だけで書かれた作品である。

それを察すると共に不俱戴天の敵の顔が浮かび上がる。

そうオネエチャン(クレア)である。

 

「取り敢えず聞くだけ聞きましょう」

 

そうしてボタンを押すと

 

『どうしたの姉さん?』

 

再生が始まったその瞬間ボタンを押して中断した。

 

「ダメね、嫉妬でどうにかなりそうだわ」

「分かります」

「聞いただけで顔が浮かんできた」

「これは無理ですね」

「舌を嚙み切るところでした」

「嫉妬というのは抑えるのが難しいですからね」

「常にあの顔が浮かぶと考えると狂ってしまう」

「妬ましい.....血が繋がってるだけで『姉さん』と呼ばれるなんて...妬ましい」

『わかる』

 

何が分かるのかは彼女達にしか分からない事なのだろう。

そして最後に残った4つ目。

 

「ここまで来ると気になります」

「禁忌に触れたとか言われると余計に気になるじゃない」

「あれってもう誘導している様なものじゃない?」

 

シェリーは自身が書いた台本を試聴した際に「私は禁忌を犯した」と言っている。

面白半分で人の精神を破壊するものを生み出してしまった挙句、治療方法を用意できなかったのだ。

 

「とにかく試してみましょう」

 

ボタンを押して再生を始める。

 

「聞こえませんね、故障でしょうか?」

 

先程までは押して直ぐに再生が始まったが何も聞こえない。

そして地獄の門は開かれる。

 

『何故お前はこんな事すらできないんだ』

「え」

 

シャドウがこんな事を言わないのは分かっているだが本人の声で聞いてしまうと捨てられる未来を想像してしまう。

 

『申し訳ありません?なら何度目のミスか言ってみろ....2回目...はぁ、もういい下がれ』

「ちが、違う、の」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

「こんな事をシャドウ様は言わない.....シャドウ様は....シャドウ様は」

 

レコーダーを離せば済む話なのだがパニックに陥ったためそれすら出来なくなった。

 

『お前の配属が変更になった、これからはそこで働け....私の代わり?そんなものは既に見つけている。お前が考える必要のない事だ』

「ひゅーひゅー」

「うえっ」

「あっあっあ」

 

地獄絵図である。

 

『これからお前は....なんだこれは辞職願?何故辞める?.....いつ言った?俺がお前の事をいらないなんていつ言った?他に男でもいるのか?』

「主だけしかいない...主しかいないの!他の男なんて興味ないから!」

「捨てないで捨てないで捨てないで」

『ついて来い、話がある....痛いから離して下さい?...俺がどんな気持ちでお前を遠ざけたと思っているんだ!?....どうして?ミスをする度にお前は傷つくだろ、だから傷つかないで済む場所に転属させたのにどうして俺が捨てたみたいに言うんだ!...何故脱がない?いいかお前は俺だけを見ていればいい、他の男を見る必要はこの先ないし考える意味もない....俺だけを見ろ、俺だけの為に生きろ。これからお前はその為だけに生きていればいい』

 

再生が終わると同時に全員が気絶して倒れてしまった。

この日以降彼女達は眠る時にシャドウの心音を聞かなければ眠れなくなるようになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ ラムダ堕つ

 

ミツゴシからの定期便を受け取ったラムダはレコーダーを不思議そうに眺めていた。

片方にはボタンが1つだけしかついていないのにもう片方には4つのボタンが付いているのに一番下のボタンには小さく『押すな!危険!』と書かれているのだ。

レコーダーの説明に目を通してそこに書かれている内容に驚いたもののそこまで危険と書くようなら何故付けたのかと興味が湧いてしまった。

 

「何が危険なのだ?」

 

好奇心は猫をも殺すという言葉があるようにちょっとした好奇心から命の危機に晒される。

そしてラムダは好奇心から押してしまった。

 

『何故お前はこんな事すらできないんだ』

「え」

『申し訳ありません?なら何度目のミスか言ってみろ....2回目...はぁ、もういい下がれ』

「お、お待ち下さい!」

『お前の配属が変更になった、これからはそこで働け....私の代わり?そんなものは既に見つけている。お前が考える必要のない事だ』

「何がいけなかったのですか!?至らない部分があるのなら直ぐにでも改善致します!どうかどうか....」

『これからお前は....なんだこれは辞職願?何故辞める?.....いつ言った?俺がお前の事をいらないなんていつ言った?他に男でもいるのか?』

「そんな者はおりません!私にはシャドウ様しかおりません!」

『ついて来い、話がある....痛いから離して下さい?...俺がどんな気持ちでお前を遠ざけたと思っているんだ!?....どうして?ミスをする度にお前は傷つくだろ、だから傷つかないで済む場所に転属させたのにどうして俺が捨てたみたいに言うんだ!...何故脱がない?いいかお前は俺だけを見ていればいい、他の男を見る必要はこの先ないし考える意味もない....俺だけを見ろ、俺だけの為に生きろ。これからお前はその為だけに生きていればいい』

 

再生が終わると共にラムダは気絶した。

翌朝目覚めたラムダの顔は憑き物が取れたような軽やかな表情になっているがその瞳からは光が消え代わりに決意が宿っていた。

 

「シャドウ様、私は貴方様だけのものです。この命...人生は貴方様の為だけにあります。シャドウ様だから私を......私をお傍置いてください、妾でもメイドでも情婦でもなんでも構いませんどうか離さないで下さい」

 

 

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