陰の実力者になりたくて!addition   作:読者0

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アレクシアがア○カに見えたり遠○凛に見えたりする
目がおかしくなったかも
眼科紹介してくれメンス


放置プレイもほどほどに

今更かもしれないが、どうして僕の周りの女性は当たり前の様に僕の部屋に入ってくるんだ?

ここはフリースペースじゃないからな。

 

「なんで入って来るの?」

「私は貴方の恋人よ」

「そうだね、でもノック位はして欲しいな」

「したわよ、貴方が聞いてなかっただけよ」

 

ミツゴシにどうやって集めた資金を渡すか考えていたのにそれが吹き飛んだ。

 

「恋人なんだったらもう少し配慮して欲しい、僕も男だし」

「配慮?何を配慮するのよ?」

「僕が自慰してたらどうするの?」

 

言ってみただけだ。

ブシン祭の前に見つかって搾られてからは一切していない、溜まったら誰かに頼むか盗賊狩りで発散する様にしている。

ここまで言ってくれればアレクシアでも理解してくれるだろう。

 

「男にも見られたら困る事があるんだからこれからは慎重に....え?なに?降りてくれない?」

 

パンツ1枚で寝転がる僕の体にまたがってきた。

 

「したの?」

「何を?」

「自慰よ」

「してないよ、例えだって」

「誰を考えながらしたの?」

「聞いてる?例えだって」

「覚悟の決まっていない私にも悪い所があったのかもしれないわ。でも恋人がいるのに自慰するのは違うんじゃない?」

「それよりもパンツを引っ張らないで」

 

何故かパンツを掴んで離そうとしない。

伸びるから離して欲しい。この間アルファが交換していった新品だけど、交換に来た時に女性の匂いが付いていると何されるか分かったもんじゃない。

 

「離して」

「初めてだけど、練習はしてるし本も読んだから」

「だから何するつもりなの?」

「私がしてあげるの」

「何を?」

「ナニよ」

 

君は本当にアレクシア・ミドガルなのか?

君もちょっと放置するとおかしくなるタイプなのか?

 

「落ち着け、話し合えば分かる」

「張型で練習したから痛くはないはずよ、気持ちいいかどうかは教えて貰わないと分からないからちゃんと教えてね」

「何か辛い事でもあった?相談乗るよ?」

「辛い事はあったわ」

「教えて、僕でできる事なら手伝うよ」

「気付いたら旅行に行ってて放置された事ね」

「それはごめ...あ、待て。もう少し落ち着い...あっ!!」

 

 

「何だか不思議な気分ね、こう....ポワポワして落ち着かないわね」

「...そう」

「何が不満なのよ?気持ち良かったんならいいんじゃない」

「そういう事を人前で言わないでくれる」

「なら何が不満なのよ」

「朝からパンツを洗う事になったからだよ」

 

何で朝からパンツを洗わないといけないんだ。

 

「私だってビックリしたのよ!前より大きくなってるし、それに.....あんなに出るだなんて思わなかったのよ」

「分かった、分かったから一旦黙ろう。人前でする話じゃないから」

 

街中でするような話じゃないから、本当に黙って欲しい。

 

「それで、僕を連れ出したのはなんで?」

「見て欲しいの」

「何を?」

 

僕の周りの人は主語を飛ばして言う人が多い。

 

「剣!以外!あると!思うの!?」

「ごめん、痛い、ちょっと踏むな、痛い」

 

気に喰わなかったのか連続で足を踏んでくる。

小指だけダメージが大きいのは絶対ワザとだ。絶対にやり返してやるからな。

 

キン!と金属音が鳴り握っていた剣が落ちて地面を転がる。

 

「凄い凄い」

 

如何にも不満ですという風にむすっとしている。

 

「何が不満なの?」

「ムカつく、勝たせてもらって嬉しいわけないでしょ」

「痛い、痛い、脛を蹴るな、痛いって」

 

脛を狙って蹴ってくる。

不満なのは分かるよ。人目に付かない場所を選んだとしても絶対じゃないから噂が流れるような事は避けたいんだよ。

 

「ふん」

 

木にもたれかかって座ると隣に座れと言わんばかりにバシバシと地面を叩く。

 

「近い」

「五月蠅い」

 

横に座ると肩に顔を乗せてくる。本当にアレクシアか?

 

「どうだった?」

「いいんじゃない」

「....」

「はいはい、分かりました。ちゃんと言いますよ」

「最初からそうしなさい」

 

姉さんの首絞めをマスターした頃から姉さんと同じ様なオーラが出始めたから逆らえない、全く不便な体だ。

 

「いきなり倍以上強くなったとかではないよ、でも確実に強くなってる。階段を上ってるみたいだね、一歩すつだけど強くはなってる」

「貴方みたいになれる?」

「あー....やってみないと分からないよ。正直僕のは努力っていうより自己破壊だし」

「何それ?どういう意味よ?」

「アレクシアは指が切り落とされても耐えられる?」

「無理ね」

「僕は手の皮が剥けて筋肉が剝き出しになっても、筋肉だけになっても剣を振り続けた。それこそ体がぶっ壊れても振り続けた。僕は凡人だったから積み重ねるしかなかった、でも時間は少なかった。だから他の人の倍以上に努力した」

「後悔はないの?」

「ないよ、実際強くなれたしね」

「よく頑張ったわ」

「なに?なんで撫でるの?」

「褒めてくれたから、お返しよ」

 

よく分からないな。

褒められても特に何かがある訳じゃないのに。

 

「聞きたい事があるのよ」

「なに?」

「赤髪の女2人と遊んでたみたいだけど、どういう事か説明してくれる?」

 

瞳からは光が消え、真っ黒に塗りつぶされている。

 

「誰に聞いたの?」

「貴方の何でも話してくれるお友達よ」

 

次会ったらまた下剤を打ち込んでやる。

今度はより強力な奴だ、腸の中に何も残らないようにしてやる。

 

「この前無法都市に行ってそこで知り合った人だよ」

「そう無法都市.....無法都市?」

「そうだ..ぐえ」

 

今のどこに首を絞められる要素があった?

 

「娼婦とやってないわよね?」

「してないしてない、姉さんと一緒だったんだよ?そんな事したら殺されてるよ」

「確かにそうね。よかった、一々探し出して始末するのも面倒だから」

 

姉さんと同じ事言ってる。

 

「それであの2人は何者?」

「吸血鬼のエリザベートさんとメアリーさん」

「そう吸血鬼....吸血鬼?」

「吸血鬼」

「キュウケツキ?」

「うん」

 

?が大量に浮かんでいるのが見えるようだ。

 

「聞き間違いだといいんだけどエリザベートって言ったわよね?」

「言ったよ」

「御伽話に出て来る吸血鬼の女王じゃないわよね?幾つもの国を滅ぼした伝説の吸血鬼と名前が同じなのは偶々よね?そうよね?」

「その御伽話に出て来るのがエリザベートさんだね」

「本人?」

「本人」

「.......最古の吸血鬼狩りもメアリーなんだけど」

「そんな事も言ってたな、今はエリザベートさんのメイドだよ」

「冗談にしては質が悪いわよ全く、はービックリした......冗談よね?そうよね?」

「僕が冗談言わないって知ってるだろ」

 

口をあんぐりと開けている。

女の子がそんな表情したらダメだよ。

 

「......まだ、まだ大丈夫よ。女王は日光に弱いらしいし、ニンニクだって大量に用意すれば....」

「ニンニクってイヤガラセにしかならないらしいよ。それと日光はもう克服したよ」

「え」

「僕が治したからね、それにもう血も飲まな...ぐお」

「何考えてんのあんた!?弱点を治すとか頭おかしいんじゃない!?.....もう終わったわ、この国。これからは女王様にジュース代わりに血を飲まれるのよ」

「話聞けよ、そっちも一緒に治したから」

「どういう意味よ」

「今のエリザベートにとって....」

「呼び捨て」

 

何でそういう所だけ敏感に反応するかな。

 

「.....血は必ず必要という訳じゃない、ワインみたいな嗜好品と同じだって」

「飲み物扱いに代わりはないじゃない」

「別に飲む必要がある訳じゃないってこと」

「本当なの?」

「本当だよ」

 

疑い深いな、僕はどうでもいい噓はつくけど大事な事は誤魔化したりしないぞ。

 

「魔人は過小評価ね、シドは竜巻か地震、噴火とか自然災害と思うべきね」

「そこまで言う?」

「その気になれば都市なんて簡単に消せる癖に、災害じゃなかったら一体何なのかしら?しかもオマケまでついてくるんだから」

「オマケは特に何も起こさないと思うけど」

「それってシドが無事な場合だけよね」

「....そうだね」

 

僕が無事じゃなかったら至る所で連鎖爆発を起こすだろう。

 

「シドが王都に来てから爆弾が増えてる気がする」

「失敬な、元からあったのに君たちが気づいてなかっただけだよ」

「掘り起こしたのは誰かしら?」

「何のことやら」

 

僕がいようがいまいがどの道爆弾は増えてたさ。

 

「なんかあった?」

「何よ」

「今までならあんたとかお前だったのに急に名前で呼ぶから」

「何よ....悪いの?....呼びたいから呼んでるの、別にいいじゃない」

 

耳まで赤くなって髪の毛を巻き付けて顔を隠そうとしている。

やっぱりアレクシアだな。

ドッペルゲンガーと思ってたけどこの恥ずかしがり方はアレクシアだ。

 

「そ、そんな、ことよりも聞きたい事があるのよ!」

 

無理して切り替える必要ないよ。

 

「最近、ジョン・スミスとかいう男が暴れ回ってるんだけど何か知らない?」

「シラナイ」

「....スーツを着て変な仮面を付けてるんだけど知らないかしら?」

「シ、シラナイ」

 

変な仮面だと。

漫画だとあの形の仮面は使い回されてたのに。

 

「しかも武器に糸を使うらしいのよ」

「ソウナンダー」

「糸を武器に使うなんて精密な魔力操作が出来ないと不可能なのよ、私の知る限りでそんな曲芸ができる人は1人しかいないのよね」

「へー」

「下手な噓はやめなさい、見ててイライラするのよ」

「何の事でしょう?」

 

前に噓を見抜かれてから噓がバレないようにしたのに、バレた。

 

「何の目的があるのか私には分からない、シドと私では見ている景色が違いすぎるから」

「誰も僕がジョン・スミスだなんて言ってないんだけど」

「それでも約束して欲しいの、この国を破壊するような事はしないで」

「聞いてないね、分かったよ」

「あと私を放置するのもやめて」

「はいはい、わか....今なんて?」

「私を放置しないで」

 

似てるとかそんなレベルじゃない、もう姉さんと一緒じゃないか?

 

「恋人なのに放置されて他の女と会ってるかと思うと頭が痛くなるの」

「そうなんだ」

「関係ないみたいに言ってるけど貴方が原因なのよ。これ以上放置し続けるなら責任取らせるから」

「責任?」

「城に監禁して既成事実ができるまで犯すから」

「さっき覚悟が....」

「覚悟なら今したわ」

 

.....漢だな。

 

「分かった?私は本気よ。私は我慢強いけれどいつまでも我慢できる訳じゃないのよ、蔑ろにしたり遠ざけたりしたら容赦しないから」

「....」

「返事は?」

「....」

「返事は?」

「ハイ」

 

オカンが代理出産したとかないよな?

言動が似すぎて姉さんと同じにしか見えない。

万が一にもないだろうが僕とアレクシアに血の繋がりがあるのか確認しておこう。

絶対に有り得ないだろうけど。

 

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