陰の実力者になりたくて!addition   作:読者0

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FGOの2部が終わっちゃったよ
僕は空想樹の伐採にはエルキドゥに木こりになってもらった。
等倍でも余裕で伐採できた、脅威特攻に感謝感激。

物語の謎はちょこちょこ残ってるけど、それ以上に感動した。

という訳でシェリーの幕間です。



幕間 シェリー・バーネットの成長?記

シェリー・バーネットの半生は一般人からするとかなりお労しい半生である。

幼少期に母親を何者かに殺害され、養父に引き取られるも養父が母親殺害の犯人であり自身をアーティファクトの完成に利用していたという中々にお労しい半生である。

そんなシェリーも養父がいなくなり、新たにシャドウガーデンという居場所を得てボッチとおさらばできると思っていたが

 

「あのー、すみません」

「ひぇぇぇぇぇぇぇぇ!!お許しを~~~~~~!!」

 

滅茶苦茶避けられていた。

 


 

シェリー・バーネットがアルファに最初に会った時にその美しさに衝撃を受けた。

これは勝てない。こんな美女には勝ちようがない。

地味でボッチな私では絶対に勝ちようないと考えていた。

だがボッチで人と余り関わらなかったシェリーは自分の魅力に鈍感で、その小動物の様な見た目とそこそこ大きな胸とのアンバランス差を脅威に思われていた。

しかしシェリーはここでへこたれる様では自分を変えることなんてできやしないと自分を鼓舞し

 

「好きです、受け取ってください!」

 

一発かま(キス)した。

新生活に向けての気合いも入れることが出来たし、想いもちゃんと伝えられて良かった良かったとか考えていたが2回目にアルファに会った時には

 

(あ、私死ぬんだ)

 

自らの死期を悟った。

何せアルファの体からは邪悪なオーラが吹き出し、両目には黒い渦巻が渦巻いていた。

見つめられてちびりそうになった。

しかも馬車の中という逃げ場のない空間。

聞かれた事に噛みながらもなんとか答えた。

ちなみに何を聞かれて何を答えたかは覚えていない。

着くまでの間シェリーにとっては地獄の時間、アルファにとっては味方ではあるものの女として(・・・・)の敵になり得る存在の観察の時間となった。

そしてシャドウガーデンの本拠地アレクサンドリアについて最初に案内して貰ったのは

 

「トイレ....どこ....ですか?」

 


 

シャドウガーデンで活動するにあたって適性検査も受けたが

 

「ふぇぇぇぇぇ」

「これは酷いわね」

「ガンマ様レベルが増えるのは私としてもごめんこうむりたいのですが」

「それは言い過ぎ....ではないわね」

 

結果は散々だった。

元々デスクワークばかりだったシェリー自身も戦闘方面の才はまるでなく、知識以外でもシドの役に立ちたかったシェリーにはショックだった。

 

「シェリー・バーネット」

「は、はい!!」

「貴方は訓練に参加せず、その知識で私達の支えになってくれるかしら?」

「.........はい」

「ありがとう、ラムダ後はよろしくね」

「え」

 

アルファが去った後の訓練場にはラムダとシェリーが取り残された。

 

「押し付けられた?.....昨日あそこに引きずりこまれそうになったばかりなのに」

「あのーー」

「....ごほん、紹介が遅れたな。

教官のラムダだ、君とは職場の都合上余り顔を合わせることはないだろうがよろしく頼む」

「はい、シェリー・バーネットで......あの」

「どうした?」

「ここにいる方は皆さん名前を捨てて番号にされていると聞いているのですけど、私もそうした方がいいですか?」

「悪魔憑きではない一般人の入団は初めてだし、昔の名前でシャドウ様に呼ばれている者もいるからな。かくいう私も昔の名前でからかわれているし、確認が取れるまではそのまま名前で生活してくれ」

「そ、そうなんですか」

「色々と長くなったがこれからよろしく」

「はい!!よろしくお願いいたします!!」

「庇護欲をそそられるような見た目......ドジ属性....警戒は必要か」

「何か言いましたか?」

「何でもない」

「では案内する、ついてきてくれ」

「はい」

「......」

「......」

「案内しよう」

「行かないんですか?」

「案内しよう」

「えっと」

 

案内しようとか言いながらも全く動こうとしないラムダにシェリーは不安になっていく。

 

「心の準備をさせてくれ」

(心の準備が必要ところってなんですか!?)

 

心の準備が必要な所にこれから行かなければならないと思うとどんどん不安になっていく。

 

「よし!行くぞ!!」

「は、はい!!行きましょう!!」

 


 

「よし、着いたぞ」

「大丈夫なんですか?変な事されたりしませんか?」

「君は大丈夫だろう、君の知識に興味を示されているのだからな.....私は大丈夫ではないがな」

「え」

 

なんで自分は大丈夫でラムダは大丈夫じゃないのかと一瞬考えたが

 

(これ考えちゃいけないやつだ)

 

直ぐに考えるのを止めた。

これ以上大丈夫じゃない理由を考えると触れてはいけない部分に触れると直感が告げた。

 

「イータ様、お連れしました」

 

そんなシェリーを他所にラムダは部屋の扉をノックして部屋の住人に呼び掛ける。

 

「もう来たの?」

 

扉の向こうからダルそうな声が聞こえてくる。

 

「私はここで失礼する」

「え、ラムダさんは挨拶しなくていいんですか?」

「私は大丈夫だ、君の健闘を祈る」

 

そう言い残してラムダは全速力で離脱した。

脱兎の如く逃げ出した。

 

(私一体何されるんですか!?)

 

ラムダが逃げた事でシェリーの不安は更に高まった。

 

「あれ、一人で来たの?」

 

自分も逃げるかどうか迷っている内に扉が開き、部屋の中からダルそうな雰囲気のエルフが出て来る。

 

「ラムダと、一緒じゃないの?」

「さっきまでは一緒だったんですけど」

「ちっ、逃げたか、新しい薬使おうと、思ったのに」

(私は何も聞いてない、私は何も聞いてない私は何も聞いてない私は何も聞いてない私は何も聞いてない聞いてない聞いてない聞いてない聞いてない聞いてない聞いてない聞いてない聞いてない)

 

途轍もなく不穏な事が聞こえた。

でも聞こえていないふりをする、だって怖いし。

 

「貴方が、シェリー・バーネット?」

「はひぃ、しょうです!!シェリー・バーネットでしゅ!!」

「慌てすぎ」

 

シェリーは上がって嚙みまくっているが、これは別に人見知りだからではない。

怖い、ただただ怖い。

イータはボソッと呟いたつもりなんだろうが聞こえてしまった。

使おうと思ったのにって何!?

 

「私、イータ、これから、よろしく」

「はいぃ、よろしゅくおねぎゃいしゅます」

「噛みすぎ」

「はひぃ」

 

怖い、とにかく怖い。

目の前にいるエルフが怖い。

でも逃げられない。

 

だってここ新しい職場だし。

 


 

シェリーは新しい職場に不安を感じていた。

案内してくれたラムダが、案内を終えたらラムダが脱兎の如く逃げたし事。

その後のイータの発言も相まって、漏らしかけるっくらいには恐怖が最高潮に達していた。

 

でも、一緒に研究してみたらそんな事はなかった。

 

学院で引きこもっていては絶対に触れることの出来ない知識に、それを語り合える相手。

潤沢な資金と、それによってもたらされる研究機材。

人体実験をされるのではないかという恐怖はもうない、だがその代わりにいくつかの不満がある。

 

「イータさん」

「ん?」

「もう少し綺麗にしませんか?」

「ん~~~」

 

部屋がとにかく汚い。

机の上は書類が山積みになっていて、床には作りかけの魔道具や失敗作が転がっていて歩きにくい。

学園で暮らしていた時も確かに掃除は得意ではなかったけどここまでではなかった。

 

「歩いてたらこけそうなんですよ」

「え~~~、でも~~~」

「それにこの書類もですよ」

「ん~~~」

「使えるスペースがどんどん狭くなってるんですよ」

「でも、動かしたら、どれがどれだか分かんない」

 

一見山積みになっている書類の山だがイータはこの種類の山が何の内容の書類が積まれているか把握している、ただ内容を把握しているだけでそれが何時のものかは把握していない。

その為シェリーは何とか整理した机の一角で日がな研究をしている。

 

「昨日お風呂入りました?」

「失礼な、入ったよ」

「何日ぶりですか?」

「分かんない」

 

研究に熱が入ると風呂に入らなくなる。

シェリーも熱が入ると入らなくなる時があるが一日入らないくらいだが、イータは何日も空く。

時折研究を切り上げて、念入りに身支度して何処かに出掛けていくこともあるが基本的に風呂を忘れる。

同年代のはずなのにお世話をしなければならずびくついている暇などない。

そして次の不満は

 

「イータ!!」

「げっ」

(今日もですか)

「何よこの金額!!説明しなさい!!」

 

馬鹿みたいな研究費を請求した事に対して怒りを燃やすガンマの突撃である。

とにかくイータは研究費を湯水のごとく使う。

シェリーも学院にいた頃よりは倍近く使っているがイータに比べればかなり少ない。

 

「先月と桁が一つ違うじゃない!!何をしたか言いなさい!!」

「五月蠅い」

「言えーーーーー!!」

「五月蠅い」

 

イータだけに研究費の問い詰めが来るのなら不満はない。

 

「シェリーさんも!!」

「は、はい!!」

「貴方からもイータに言ってください!!」

「言ってますよ。言ってこれなんですよ」

 

シェリーにも飛んでくる。

シェリーはイータと違って研究費を湯水の如く使ったりはしない、金額自体はそこらの研究所ならひっくり返るレベルの金額である。

そして何よりも提出期限を守ってくれる。

財務担当のガンマからすれば金額にはちょっとばかし言いたいことはあるけれども、期限を守って請求書を提出し、余計な仕事を増やさないでいてくれる。

それ故にシェリーさんなのである、勿論()としては滅茶苦茶警戒されているが。

 

「イータ!!貴方もちょっとは見習いなさい!!」

「シェリーだって、一杯使ってる」

「貴方は桁が違いすぎるの!!」

「逃げよ」

「こら!!待ちなさ~~~い!!」

「そこ危ないですよ」

「ぷぎゃ」

 


 

シェリーがシャドウガーデンに加入してからの不満は大半がイータに関係する事だ。

イータがシドと男女の関係になっているのも、シドのエッツな隠し撮り写真を貰っているから特に口を挟まない。口を出したら手伝ってくれなさそうだし、エッツな隠し撮り写真は捗るから文句も言えない。

だが最大の不満はイータ関係ではなく、

 

「あのー、すみません」

「ひぇぇぇぇぇぇぇぇ!!お許しを~~~~~~!!」

 

滅茶苦茶避けられていた。

話かけようとしたら全速力で逃げられる。運動能力の低いシェリーには到底追いつけない。

誰に話かけても逃げられる。

ガンマは研究費関係でごくたまにしか話さないし、イータとは毎日話しているが同じ相手とばかり話していては学園にいた時と同じ。

変わってみようと思ったが誰に話かけても逃げられる。

 

「う、ううぅ」

 

心が痛い。

シェリーの見た目は小動物、怖がられる要素なんてない。

そもそも話した事もない相手に嫌われる理由がシェリーには分からなかった。

 

「シェリー・バーネット?ここで何をしている?」

「ふぇ?ラムダさん?」

 

 

「避けられている?」

「はい」

 

ラムダに連れられて人の来ない場所で話す事となった。

 

「あ~~~、それはだな」

「私何もしてないですよ?ずっと研究室に籠ってイータさんと研究しかしてないのに、嫌われる様な事なんて何もしてないのに。まさかずっと籠ってたから?陰気臭いから嫌われてた?

やっぱり陰気臭いとダメなんでしょうか?これでもここに来てからは見た目には気を使うようにしてたのに」

「お~~~い、聞いてるか?」

「はっちゃけた方がいいんでしょうか?でもそういうのがシド君は好きそうじゃなかったですし.....でもやっぱり」

「聞いてるか?」

「あ、すすいません。一人で勝手に話し込んじゃって」

「気にしないでいい」

 

シェリーには避けられる理由は分からない、しかしラムダは避けられている理由に心当たりがある。

 

「君が避けられているのには心当たりがあるんだが」

「本当ですか!!何ですか!!見た目ですか!?それとも陰気だからですか!?」

 

 

 

 

 

「科学者だからだと....思う」

「科学者だから.....えっと....どういう意味ですか?」

 

科学者だから避けられるとは全く理解が出来なかった。

 

「まずシャドウガーデンに所属している者は私含めて悪魔憑きであった者達ばかりだ」

「それは聞いています、シド君が直したんですよね?」

「ああ、それはイータ様自身もそうで悪魔憑きの研究に熱心に取り組んでおられる。ここらが恐らく君が避けられている理由になるんだが」

「何ですか!?陰気だからですか!?」

「違うから、落ち着いて聞いてくれ」

「す、すいません」

「まずシャドウガーデンには所謂通過儀礼と呼ばれるものがあるのだが....通過儀礼ではないのにイータ様のせいで通過儀礼になってしまったものがある」

「なってしまった?」

「さっきも言った様に私達は悪魔憑きだった、イータ様自身もだ。

だがイータ様は悪魔憑きという症例は共通していても、発症の年齢やきっかけ、それらには個体差があるはずだと仰った」

「個体差があるって普通の事じゃないですか?学者なら皆言うと思いますけど」

「実験だ」

「実験?」

「イータ様に実験台にされかけるのが通過儀礼になってしまって、皆が学者に....特に科学者にトラウマを持っているんだ」

 

シェリーが避けられている理由はただ一つ、それは科学者である事。

 

「つまり私が避けられているのは科学者である事で」

「ああ」

「イータさんに実験台にされかけたから、私も同じ人体実験をやるような科学者と皆さんは見ていると」

「そうだ」

「だから私は避けられていると?」

「....そうだ」

「......教えて下さってありがとうございます、用事ができたので失礼します」

「ああ」

 

 

「イータ様もたまには私達の気持ちを知ればいい」

 


 

「お帰り、シェリー」

 

研究室にもどれば吞気に研究をしているイータがいたので

 

「ぐぇ」

 

シェリーはイータを椅子から突き落とした。

受け身も取れず床に叩きつけられたイータは痛みに一瞬硬直するが直ぐに起き上がろうとする、だが起き上がろうとしたその瞬間にシェリーはイータの背中の上に座り込んだ。

 

「どいて、シェリー、起きれない」

「イータさん、さっきラムダさんと話したんですけど」

「どいて」

「私が避けられてる理由ってどうもイータさんにあるみたいなんですけど」

「重い」

「イータさんが仲間も人体実験にかける様な人だから、私も同じだと思われて避けられてるんですよ」

「重いぃ」

「という訳でイータさんで実験しちゃいます♪」

「それ八つ当たり」

「偶にはイータさんも実験台にされる気持ちを理解した方がいいと思うんですよ」

 

とてもいい笑顔でシェリーが取り出した注射器にはピンク色の液体が並々と入れられている。

 

「じゃじゃーん♪」

「何それ?」

「シド君に使う予定の媚薬です」

「離せぇ!!」

「駄目ですよ、イータさんも偶には実験される側の気持ちを理解しましょうね」

「やめろぉ!」

「えい♪」

「あ」

 


 

イータを実験台にしてから、シェリーとイータの関係は変わった。

イータが試薬を作れば、シェリーを実験台にし。

シェリーが試薬を作れば、イータを実験台にする。

イータがシドとの性的な話をすれば、シェリーはシドとのアオハル的な話をしてマウントを取り合う。

ただの職場上の同僚から、悪友に変わった。

 

「あれ、イータいないの?」

 

そんなある日、シドが研究室を訪れた。

あの日別れてから一度も会えていなかったから、久し振りに会えたのは嬉しかった。

そしてこれ以上の絶好の機会はないと確信し、イータで実験して実験台になった本人から貰った即効性の改良版を盛ろうとした。

 

だがドジを踏んだ。

 

間違って媚薬入りの紅茶を自分で飲んでしまった。

 

もうとにかく恥ずかしかった。

穴があったら入りたかった。

媚薬とは別の理由で体温が上がった。

とにかく恥ずかしかった。

恥ずかしかったけどシドに抱かれる事は出来た。

 

とにかく甘やかされた。

 

甘くゆったりと、激しさはない。

全身を愛撫され、自己開発していた性感帯を更に敏感にされた。

 

(バカになるぅ....これバカになりゅぅぅ♡)

 

頭がバカになってしまう前に止めてくれた。

エッツな写真で見た以上の生身のシドの肉体は凄まじかった。顔に似合わずデカすぎ。

そして流れで帰ってきたイータと3Pする事になった。

獣の如くまぐわうう2人に当てられて、同じ様にして欲しいと頼んだ。

 

(死ぬ♡死ぬ♡死んじゃう♡)

 

気持ち良くて死にかけた。

 


 

更に数週間立った朝。

起きてみると、イータがどこにもいなかった。

心当たりのある所を探してみて見るけどどこにもいない。

研究室をもう一度探して見ると、書類の山の下に隠すようにレジャー施設のパンフレットが置かれていた。

 

(私の事置いていきましたね)

 

養父が教団の関係者という事もあって護衛付きでないと外に出る事が出来ない。

これはずっと言っていた。

しかし置いて行かれた。

外に出るには護衛が必要だが、未だに避けられているしどうすればいいかと考えながら歩いていると

 

「あ」

 

曲がり角から丁度団員が2名現れたので

 

「ちょっとお願い事があるんですけど」

 

捕獲した。

 

「お助けをーーーーー!!」

「実験台にされるーーーー!!」

「しませんよ、私の事何だと思ってるんですか?」

「アーティファクトまで持ち出してそんな事言っても説得力ないです!!」

「変な薬打たれるーーーーー!!」

「しませんよ、ちょっと護衛して欲しいだけです」

「噓だーーーー!!」

「改造されるーーーー!!」

「しませんって!!」

 

 

 

「温泉ランドに連れていって欲しいだけですから!!」

『噓だ!!』

 




ジム・ビームのコーラ割美味しい!!
あたまふわふわする!
からだふわふわする!
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