最近スラアクとチャアク使い始めた
相殺した時のガゴォン!って音が気持ちいい
チャアクは威力が高いんだけど、ジャスガが下手くそだから斧強化が継続しない
仕方ないから鎖刃積んで傷つけしやすくしてる、気付かなかったけど鎖刃アッパーされてたんだね
「し、痺れるぅ」
「おお、本当に薬物耐性高いんですね。痺れるだけで済むなんて」
「当然、私の薬を盛ったんだから、耐性が付いて、当たり前」
「そこ誇る所じゃないと思います」
「シェリーのツッコミが、マスター並にキツイ、もうちょっと優しくしても、いいと思う」
注射を打たれて痺れているベータをサイコ科学者2人は観察している。
シェリーの容赦ないツッコミにイータはちょっとだけ傷ついた。
「データは取っておきましょうか」
「シェリーって、私の事、悪く言える?」
イータのツッコミは無視された。
「んーーーんーーーー!!んんーーーんんんーーー!!」
(誰か髪の毛ほどいて!!私も王子様見たいーーー!!)
転がり回ったせいで絡みついた髪の毛が視界を塞いで、王子様シャドウを見る事ができない。
この中では割と高貴な生まれで、お姫様と言ってもいい生まれなのに王子様を見れないのは可哀想。
「んんんーーーーーんんーーーー!!」
(私が王子様シャドウを寝取り返すんだーーー!!)
まだ寝取り返すのを諦めきれずにまた床を転がり回る。
「んんーーーー!!んーーーー!!」
(髪が鼻に入った!!助けてぇ!!)
助けを求めるも猿轡を嚙まされているので何を言っても「んーーーー」としか他の人には聞こえない為、助けを求める声は無視された。
「んーーーー!!」
(助けてぇ!!)
「さぁ次は私達ですよシャドウ様」
(無視する感じなんだ)
アルファはサラッと無視された。
組織のNo2だとういのに扱いが雑だ。
ここでシャドウはガンマの発言に疑問を感じた。
「私...
「はい、私達ですシド様」
シドの前に出てきたガンマの横にはエリザベートとメアリーの吸血鬼主従が並んで立っている。
「合作です」
「合作...」
(何か想像ついたぞ)
「そのお姿も素晴らしいですが、私達の用意したのもとても素晴らしいですよ」
「もっとそのお姿を焼き付けたいですが、私達が用意したのも着て欲しいですわ。ねぇメアリー?」
「...」
「メアリー?」
「はひぃ!シド君とってもカッコイイでしゅ!!でもこっちもカッコイイと思いましゅ!!」
メアリーはシャドウに衣装袋を押し付けた。
だがこの瞬間メアリーはやってはいけないことをやってしまった。
元々衣装はエリザベートが渡すはずだったのをメアリーが奪い取る形になってしまった。
勿論エリザベートはプッツンしている。
折角手渡しできると思っていたのにそれができなかった。
(後で折檻ね)
(想像はついてた、でも改めて見ると.....いや何も言うまい)
袋から取り出した衣装を見て、ベータの衣装も凝っていたがこれもなかなか凝っていると思ったがそれを口に出したりはしない。
王子様衣装を脱ぎ、次の衣装に着替える。
衣装を着替え、更衣室から出る。
「どう?これでいいの?」
ガンマと吸血鬼主従が用意したのは、一目見て分かるような執事服である。
どこかの伯爵家に仕える執事のようである。
「エリザベートさん素晴らしいデザインです」
「ガンマさんがいい生地を用意してくださったからこそよ」
「縫ったのは殆ど私なんですけど私に感謝とかは.....あ、ない感じなんですね。分かりました」
エリザベートとガンマは硬い握手を交わす、メアリーは蚊帳の外。
縫うのを頑張ったのに蚊帳の外、メアリーは泣いてもいい。
そして性癖破壊済のシャドウガーデンはというと
「私貴族なんだけど....元だし木っ端だったけど、あんな執事にかしずかれたかったなぁ」
「一緒に育った執事とかシチュエーションとしては最高」
「輝いてるよね」
「キラキラしてる」
「カッコいい」
「美少年執事にかしずかれたい人生だった」
しっかり脳をやられていた。
「あれ、こいつ息してなくない?」
「息してないな」
「....いや、息してないな~~じゃない!!帰って来ぉい!!」
「こんな所で逝くなぁ!!お前の人生まだまだこれからだろうがぁ!!」
「はっ!!私は何を....」
「お帰り」
「夢を見た...凄くいい夢を見た」
「そっか、できるなら思い出さないでくれ」
「美少年執事にかしずかれて甘やかさられる凄くいい.....夢を....あひゅぅ」
「だから逝くなってぇ!!」
「帰って来ぉい!!」
遂にシャドウガーデンでから失神者が出てしまった。
異性への免疫が薄いシャドウガーデン、というかトップが性癖特攻すぎて逝くなというのは無茶ぶりでしかない。
特に元貴族や豪商の出身者には特に刺さった。
都合のいい夢を見るくらいには性癖にぶっ刺さった。
「シャドウ様!!これを...これをお願いします!」
鼻息荒くガンマは開いた状態の本を差し出す。
「これをして欲しいの?」
「はい!!」
開かれたのは丁度挿絵のページ。
挿絵には片膝をついた執事が主人の手に口付けをするシーンが描かれている。
「じゃあするね」
「はひぃ!!」
片膝を着き、手袋をはめた手でガンマの右手を掴み、そこに口付けをする。
「どうこれでいいかな?」
「....」
「ガンマ?」
無言、ガンマに呼びかけるも何の反応もない。
直立不動。
立ち上がってガンマの肩をゆすってみる。
「ごめん、ティッシュ貰っていい」
執事のイケメンフェイスが近づいたせいで遂に決壊。
滝の様な鼻血が流れる。
折角の美女なのに鼻にティッシュを詰められて台無しである。
シャドウに介抱されて嬉しそうでもある。
「メアリー、先に行っていいわよ」
「いいんですか?」
「私はまだ覚悟が出来てないから」
「わ、分かりました」
覚悟が決まっていないからと譲られたメアリーだが
(私も覚悟が決まってる訳ではないんですけど)
別に覚悟が決まっているわけではなかった。
譲られた以上は行くしかない。
心臓の音が五月蠅い、耳から飛び出るんじゃないかと思うほどに五月蠅い。
「シド君!!」
「私も、私もお願いします!!」
「同じのを?」
「はい!!同じのを!!」
「分かった」
鼻にティッシュを詰められて美人が台無しになっているガンマを椅子に座らせると、再び片膝を着き手の甲に口付けをする。
「もうこの手は洗えません」
(洗って欲しいな)
手の甲への口付けが嬉しすぎて洗えなくなってしまった。
顔もとろけ切ってだらしない。
お嬢様ではないが執事衣装の美少年に跪かれてお嬢様気分を味わえるのは悪くない。
非常によろしい。
3食は抜けるほどの幸福で満たされている。
(ごめんなさいクレア、シド君は私の好みにどストライクなんです)
心の中で友人に謝る。
罪悪感はある、だがそれを上回る幸福。
(うへへへへへへへへへぇ)
実にだらしない顔だ。
「どきなさい」
満たされているメアリーをエリザベートが突き飛ばす。
遂に覚悟がきまったようだ。
ちょっと興奮しすぎて目が血走っているけど大丈夫だろう。
「シド様...私も、私もお願いします」
「同じでいいの?」
「お願いします」
「ならいくよ」
エリザベートの手を包み込むように握り、手の甲に口付けを落とす。
瞬間にエリザベートの全身に電流が走った様な感覚が走る。
美少年にかしずかれ手の甲にキスをされる。
血を吸うのとはまた違った快感。
それが脳を焼き尽くし、理性がぶっ飛んだ。
「シド様、私の所で執事の仕事しませんか?」
「何で?」
「今ここで雇用契約を....」
「んん?」
「ちょっと失礼しますね」
おかしな事を言い出したエリザベートをメアリーが引き剝がす。
「何言い出してるんですか?」
「シド様を雇うのよ」
「そういう事聞いてるんじゃないです、何でここでそういう事言うんですか?シャドウガーデンと戦争でもするつもりですか?」
「シド様を雇うのよ」
「だからそういう事じゃなくて、戦争になるって言ってるんですよ。私がこんな事言うのもなんですけど命が幾つあっても足りないですよ」
「雇うのよ」
「いや、だから」
「雇うの!!」
「話聞いてます!?」
女王様は執事姿のシャドウに癖をぶっ壊され頭がおかしくなってしまったようだ。
駄々っ子の様にわめく姿はとても威厳がある女王の姿とは言えない。
「シド様を雇ってイチャイチャするの!!執事と女主人の主従プレイしゅりゅの!!」
「だから無理ですって!!それとプレイとか言っちゃ駄目ですよ!!」
「五月蠅い!!戦争してでもシド様を執事として雇うの!!」
「だから命がいくつあっても足りないんですって!!あと精神が滅茶苦茶すり減らされるんですよ!!....あ、そうだ安息の地はどうするんですか!!」
かつて治めていた理想の国、それをもう一度手にするという夢。
それを思い出させれば正気になるとメアリーは考えた。
「シド様が執事として仕えてくれるならどこであろうと安息の地よ!!」
エリザベートはしっかりと頭を破壊されていた。
「最悪です」
主の頭のイカレ具合にメアリーは項垂れるしかない。
「戦争するわよメアリー!!シド様を私達の物にするのよ!!」
「嫌ですよ!!命がいくつあっても足りないですし精神もやられるんですよ!?嫌に決まってるじゃないですか!!」
「貴方だって執事衣装のシド様とイチャイチャしたいくせに!!」
「したいですよ!!でも戦争してまでしたいと思いませんよ!!」
「私貴方の主人よ!!女王よ!!従いなさいよ!!」
「国はもうないですけどね!!」
「従いなさいよ!!」
「幾ら何でも従えませんよ!!」
「貴方が言う事聞かないならもういいわ!!勝手にやるわ!!」
「ふざけんなぁ!!ニンニクでも喰らってろ!!」
余りの主人の横暴ぶりに遂に怒りが頂点に達したメアリーは、エリザベートの苦手なニンニクを丸々一個口の中に押し込んだ。
「■■■■■■■■■■■!!」
言葉では表現できない絶叫を上げながらのたうち回り、倒れるとピクリとも動かなくなった。
「偶には私の苦労も知ればいいんです」
日頃から何回起こしても起きてくれない主人、低血圧?限度がある。
生活リズムがぐちゃぐちゃの私生活、何回言っても直してくれない。
取り上げられたエッチなお写真、どれだけ言っても返してくれない。
同志は渡せるのはあれだけしかないって事も伝えたのに返してくれない。
溜まっていた鬱憤を晴らす時をずっと待っていた。
メアリーの復讐は完遂されたのだ。
「んんーーんーーー!!んんんーーー!!」
(誰か助けてーーー!!見えないのーーー!!)
「んんんーーーー!!んーーんんーーーんんーーー!!」
(私も執事シャドウ見たい!!私もシャドウにかしずかれたいーーー!!)
「ユキメ様」
「何や?」
「始祖の様な事言わないでくださいね」
「言わんわ、わっちをなんや思うとるん?」
「ユキメ様、口から...涎が垂れております」
「...いや、ちゃうよ。そんなんやあらへんよ。そないなこと思うとらんよ、わっちにそんな趣味あらへんから.....なんでそないな目で見るん?....ちゃうからな、ほんまにそないな趣味あらへんからな」
「そないな目で見んといてよ」
今回はギャグ主軸です