陰の実力者になりたくて!addition   作:読者0

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モンハンNOW始めました
古龍装備が強いみたいだけど、古龍強すぎて倒せねぇ
現在HR102ですが次元変異強すぎ問題と素材出ない問題を抱えております

ドン詰まりです

第5回です


何でこうなる?⑤

「ねぇ主」

「ん?」

「もう一回.....もう一回だけ」

 

もう我儘言わないと言ってから数分での前言撤回。

呆れを通り越して、何の感情も湧かなかった。

 

「ね、もう一回だけ」

「さっきもう我儘言わないって言ったよね?」

「もう一回だけだから~~~、もう本当に我儘言わないから~~~」

「駄目だよ」

「お願い~~~」

「僕ももう甘やかさないよ」

「一回だけだから~~~」

「どくのですメス猫!!次はデルタの番なのです!!」

 

我慢が出来なかったデルタはゼータを突き飛ばしてしまう。

 

「ボス!!次はデルタの番なのです!!」

 

無理矢理自分の番にしたデルタ。

その一方で自分の番を無理矢理終わらされたゼータは憤慨、今にもデルタを手にかけそうな表情である。瞳孔は収縮し、爪を立て姿勢を低くし構える。

だがそんな殺意を意にも介さずデルタは紙袋から用意した物を取り出す。

 

「ボス、これ付けるのです!!」

 

取り出されたのは犬耳付きのカチューシャと犬の尻尾付きのベルトである。

 

「これでデルタとお揃いなのです!!」

 

カチューシャに付いている犬耳の形、ベルトに付いた尻尾の形や膨らみはデルタの耳や尻尾に近い形状になっている。

 

「はわわわわわわわ」

 

さき程までデルタを手にかける寸前だったはずのゼータは興奮の余り尻尾が激しく揺れる。

 

「猫ちゃんだけじゃなくてワンちゃんまで....今日死ぬのかな?」

 

猫コスだけでなく犬コスまでも、1日の内に見られる幸福でゼータは死を覚悟する。

 

「ボス速く付けるのです!!」

「ん~~~~」

 

カチューシャとベルトを差し出されたシャドウは悩む。

猫耳と猫尻尾に続いて犬耳に犬尻尾を付けるとなると組織の長としての威厳がなくなるのではと一瞬、本当に一瞬だけ悩んだ。だが

 

(僕に威厳とかないや)

 

猫耳を付けた時点で威厳も何も綺麗さっぱりない事に気付いてなんとも言えない気持ちになった。

 

「ボス~~~~速く~~~~」

「はいはい、付けるから服引っ張らないで」

「やった~~~♪」

 

服を引っ張ってせかされ、付けていた猫耳と尻尾付きのベルトを外し犬耳付きのカチューシャと尻尾付きのベルトに付け替え

 

「やった~~~♪デルタとボスお揃いなのです~~~~♪♪」

 

黒犬が完成した。

お揃いなのがよっぽど嬉しいのかシャドウの周りを飛び回る。

尻尾も音を立てて揺れている。

 

「んおおおおおおおおおおおおお♡♡ワンちゃん可愛いいぃぃぃぃ♡」

 

チョーカー付き黒犬シャドウとかいう、黒猫シャドウと同レベルの破壊力を秘めたコスにゼータは狂い叫ぶ。

頭を振り回しながら叫ぶ。

 

「ワンちゃんきゃわ♡♡きゃわ~~~~~♡♡かわわあわわわわわわわわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡」

 

とにかく叫ぶ、そしてとにかく五月蠅い。

 

「きゅう」

 

ついに余りの可愛さに脳が処理限界を超えて、ゼータは気絶してしまった。

七陰のゼータがこれ程のダメージを負っている状況でシャドウガーデンはというと

 

「雄よこせーーーー!!」

「喰わせろやーーー!!」

「雄喰わせろよーーーー!!」

「種よこせーーーー!!」

「交尾させろーーーー!!」

「吸わせろーーーー!!」

「喰わせろって言ってんだろうがーーーー!!」

 

しっかりおかしくなっていた。

簀巻きにされている獣人の少女達は完全に野生に還ってしまっていた。

仲間の野生に還っている姿にシャドウガーデンメンバーは

 

「ケモノっていうよりケダモノでしょ」

「野生に還るって...生殖本能剝き出しなだけじゃん」

「こいつら、こんなんだったんだ...」

「種よこせは生々しすぎでしょ」

「交尾させろも生々しいでしょ」

「こいつら何吸うつもりだよ」

「精気でも吸うんじゃない?」

「これからも一緒の職場で働くのか.....なんかやだなぁ」

「シャドウ様に雄って言うのはよくないと思う」

 

ドン引きしていた。

シャドウを雄呼ばわりして、生殖本能を剝き出しにしながら叫ぶ姿は普段とかけ離れている。

特に表での活動を行うメンバーは立高い教養や振る舞いを持ち合わせなければならない。

そんな高い教養によって造られた知性的な仮面が剝がれて剝き出しになった、目の前にいる極上の雄を求める肉食獣の姿に出てきた一言は

 

『こいつら誰だよ』

 

身内の知らない顔にドン引きしていた。

マジで誰だよこいつらというツッコミが多発していた。

 

「この大馬鹿者共がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ケダモノと化したメンバー達にラムダは当然激怒した。

 

「恥をさらすなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

教官であるラムダからすれば厳しく育てたはずなのにこんな馬鹿を晒すとか怒りしかない。

あとシャドウからの信頼が下がるのは避けたかった。

拳骨が落ち、一発でケダモノ共はノックアウトされる。

そんな怒りの鉄拳を落としているラムダも

 

(はわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡か、かわわわわわわわわわわ♡♡)

 

ちらみせずにはいられなかった。

だって可愛いし。

ラムダでさえ鉄拳制裁の最中にちらみする様な可愛さは勿論七陰のみならず歴戦の猛者にも影響を与えていた。

まずケルベロス。

 

「ぐへぇ」

「おっふ」

「こひゅー、こひゅー」

 

血反吐まき散らしながらのたうち回る

10代美少年のワンコ姿は脳みそをぶち壊した、元からぶっ壊れているから消し炭にされたの方が正しいかもしれない。

次に七陰のベータ。

 

「きゅうぅ」

 

野生に還ってしまった獣人の少女達の叫びで目覚めた瞬間に犬コスシャドウが視界に入り、再度の脳破壊。そして失神、哀れなり。

次にガンマ。

 

「鼻血が止まらない」

 

興奮による血圧の上昇により、蛇口を捻った様に鼻血が垂れ流しになる。

次にイプシロン。

 

「我慢しなさいイプシロン、ここで恥をさらすわけにはいかないのよ」

 

歯を食いしばり耐える。とにかく耐える。

 

(ここでバレるわけにはいかないのよ!!)

 

もし気絶しようものなら、胸や足の盛りに盛りまくっている事実が衆目の目に晒される。

それだけを避けなけなければならないという強い意思で耐える。

 

(でも可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃ♡♡)

 

耐えてはいるもののギリギリ耐えられているという方が正しい。

次にイータとシェリー。

白眼を剥いて直立不動で失神していた。

イータはともかく、閨を共にしたばかりでまだシャドウの可愛さに慣れていないシェリーには刺激が強すぎ失神してしまった。

次の番なのにシェリーは耐えきれるなのだろうか?

次にメアリー。

閨どころか耐性も何も持ち合わせていない為に犬耳を付けた瞬間にノックアウト。

尻尾が付いていない未完成の状態でノックアウトされるようなら閨に入るなんて出来ないのではないのだろうか?

そしてエリザベート。

叫び声やら喚き声やらバタバタと騒がしい騒音で目覚めたまではいい。

だが目の前には、愛しの紳士様の犬コス姿。

目覚めて早々に失神、しかしその顔は随分と幸せそう。いいもの見れましたとでも言いたげな表情だ。

そして第一席のアルファさんはというと

 

「駄目....駄目よアルファこんな事したら....でもでも」

 

よろめきながらもゆっくりシャドウに近づく。

 

「ああ駄目よ.....でもこんな可愛いんだから仕方ないわよね」

 

その手には黒い革製の紐にフックが付いたペット用のリードが握らている。

そしてシャドウの首にはチョーカーが付いたまま。

アルファさんはもう我慢ならなかった。

王子は見れなかったし執事も見れなかったならもう飼って着せるしかない。

丁度良く首輪(チョーカー)も付いているから後はリードを繋いでしまえばもうこっちのもだし。

妖しげな笑みを浮かべふらつきながら黒犬シャドウに近づく。

そしてシャドウも身の危険を感じ、犬耳と尻尾を取ろうとするが

 

「取ったらダメなのです!!」

 

デルタに抱き着かれ動きを封じられる。

一歩づつ近付いてチョーカーに手が届く寸前で

 

『何してんだ第一席ごらぁ!!』

 

まだ正気を保てているイプシロンとガンマに取り押さえられた。

ブラックホールに感染していても飼うのは解釈違いらしい。

 

「離してよぉ!!いいじゃない飼ってもぉ!!あんなに可愛いんだから!!」

「駄目に決まってます!何言ってるんですか!!」

「とち狂いましたか!?」

「狂ってないもん!!」

 

とち狂ったアルファとガンマとイプシロンがもみ合う。

ちなみにこのもみ合いの間もガンマは鼻血を垂れ流しにしている。

もみ合いのすえ、イプシロンがアルファからペット用リードを奪い取ったのだが

 

「何で僕見るの?」

 

何故か黒犬シャドウとペット用リードを見比べる。

何度も何度も見比べて

 

「くぅ」

 

悔しそうにしながらペット用リードを引きちぎる。

引きちぎった後もちらちらと黒犬シャドウとリードの残骸を見比べて肩を落とす。

本当に残念そうにしている。

 

(え、イプシロンもそうなの?......エルフ怖い)

 

相変わらずのエルフの行動にいつものエルフ怖いが出てくる。

そんな空気なぞ気にもとめずデルタはシャドウに体を擦り付ける。

 

「ボス!!」

「何?」

「わん!!」

「?」

「わん!!」

「何?」

「わんって言って!!言って言って言って言って!!」

「えーー」

 

今度はデルタが駄々をこね始めた。

ダンダンと床を踏み鳴らし不満を表す。

 

「雌猫の時は『にゃー』って言った!!」

「言ったけどさぁ」

「雌猫には言ったのにデルタには言ってくれない!!イジワルゥ!!」

「ゼータは我儘言わないって言ったからだけどデルタは我儘言うでしょ?」

「雌猫我儘言った!!雌猫噓ついたのにボス『にゃー』って言った!!イジワルだぁ!!」

「でもデルタは我儘とかもうそういうレベルじゃぁ.....」

「イジワルイジワルイジワルイジワルイジワルイジワルイジワル!!イジワルゥ!!ボスがイジワルする!!」

 

シャドウが犬の鳴きまねをしてくれないからと駄々をこね、みっともなく床を転げ回る。

 

「イジワル!!イジワルイジワルイジワルイジワルイジワルイジワル!!イ~~~ジ~~~ワ~~~ル~~~!!ボスがイジワルするぅ!!」

 

転げ回り、床を殴る。

とにかく殴る、殴りまくる。

床に亀裂が入り始めた辺りでシャドウが折れた。

 

「イ~~~ジ~~~ワ~~~ル~~~!!」

「はいはい分かったよ、言うから。床殴らないで」

「なら言って!!」

「言うから、落ち着いて」

「言って言って言って言って言って言って言って言ってぇ!!」

「言うから」

「言ってぇ!!」

「はぁ」

「む~~」

「.....わん」

「ボス可愛い♡♡」

「どうも」

「ボスボス」

「ん?」

「ワンワン♪」

「ん~~」

「ワァン!!」

「わんわん」

「ワンワン♪♪」

「......わん」

「んふふふ~~~~♪♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「離してよ!!あれOKサイン!!OKサイン出た!!出た出た出た出た出た!!OKサイン出た!!もうOKサインでしかないじゃない!!というかあれがOKサインじゃなかったらなんだっていうのよ!!OKサインでしかないじゃない!!『わん』って言った!!言ったぁ!!言ったじゃない!!あれがOKサインじゃないって言うんなら論理的に説明してみなさいよ!!

飼うの!!私がシャドウを飼うのぉ!!こんなに可愛いかったら女が寄って来るじゃない!!もうこれ以上女をひっけて来ないように私がシャドウを飼うのぉ!!飼うの飼うの飼うの飼うの飼うの飼うの飼うの!!」

 

 

 

 

「飼うのぉ!!」

 

 


 

「ふぅっ.....ふうぅ」

「ユキメ様、本当に落ち着いて下さい」

「本当に落ち着いて下さい、嫌ですよ私。シャドウガーデンと戦争なんて」

「ふーーーっ.....ふーーーっ」

「勘弁してくださいよ!!うちとシャドウガーデンと戦争なんて確実に負けますから!!」

「私まだ死にたくないんで落ち着いて貰っていいですか!?」

「ふっふっふっふっ!!ふーーーっ!!ふーーーっ!!」

「本当に勘弁して下さいよ!そんな我慢の効かない方じゃないでしょう!?そんなどストライクだったんですか!?」

「死にたくないんで落ち着いて貰っていいですか!?碌でもない奴しかいない碌でもない街ですけど痴情のもつれで滅ぶとか笑い話にもならないんで落ち着いて下さいよ!!」

「私達の話聞いてますか!?」

「不安になるんで返事して貰っていいですか!?」

「はっ....はっはっはっ....ふぅぅぅぅぅぅぅ!」

「返事して貰っていいですかぁ!?」

「返事して下さぁい!!」

 

 

 

 

「エロ雄が.......喰ってやろうか」

『落ち着いてよぉ!!死にたくないのぉ!!』

 

 

 

 

「喰いたいぃ」

『勘弁してよぉ!!』




作品によって「!?」と「?!」で分かれているけど、どっちが正しいのだろうか?
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