陰の実力者になりたくて!addition   作:読者0

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2ndseason2話のエッツなエンディング見直したらラムダの両目開いてたんだけど、ゾロみたいに閉じてんのかな?
魔法陣みたいなのもあったし。

更新遅れました。

ガチャ爆死した、ちくしょう


舞い降りた天使(ショタ)後編

「んあっ」

 

あ、寝てたか。

なんか変な声が出た気がする。

 

「あれ、カイ?」

「はい、おはようございます」

 

カイに抱っこされてた。

 

「もうお昼終わった?」

「終わりました、とっても可愛かったですよ」

「ありがとう」

 

寝顔を見られてたのか、涎とか垂らしてないよな?

 

「あれオメガは?」

「体調を崩したので休ませています」

「そっかぁ」

「はい、そうです」

 

カイに抱っこされながら執務室に向かう。

カイに抱っこされてる間は隣にいたニューは不機嫌ですという表情をしていた。

執務室に到着し、ニューが扉を開けたその瞬間に手が伸びてきて、カイから引きはがされる。

 

「遅いですよシャドウ様、いつまで待たせるんですか♪」

 

引きはがしたのはイプシロンか。

待てなかったのは分かるけど、せめて部屋の中に入るまでは待っても良かったんじゃない?

カイがこの世の終わりみたいな顔してるよ。

 

「ここからは私の時間ですよ」

 

膝の上に座らされて頭の上にスライムの塊が乗せられる。

すっごい重い。

本物の胸と変わらない質感の胸が頭に乗っている。

まぁ、普段から悶えながらも必死に胸を保ち続けよとするのが可愛くてちょっとイジワルしてるけど。6歳児の頭の上にとんでもない重量物を置くな。

首の強さも6歳レベルに戻ってるから首が痛いんだよ。

 

「はぁ~~~可愛い♡♡」

 

褒めてくれてありがとう。

でも重いから膝の上から降ろしてくれないかな?

もう椅子から降りるのは諦めるから、せめて膝の上じゃなくて間に座らせて欲しい。

虚乳()を載せないで欲しい。

 

「ふふふ♪♪膝からは降ろしませんよ~~~♪♪」

 

僕の心を読むな。

頬を突くな。

 

「はぁ~~~ほっぺたモチモチ~~~」

 

頬を揉むな、こらつまむな。

 

「弟君は可愛いでしゅね~~~~~♡♡」

 

弟君とか言い出したぞ。

誰だこの人、イプシロンだよね。

僕こんな人知らないぞ、本当にイプシロンだよな?

スライムを使ってありとあらゆる部分を盛りまくっているのは僕の知る限りイプシロンだけだけど、イプシロンってこんな事言う様な人だっけ?

本当にイプシロンだよね?

 

「弟君可愛い~~~~~~♡♡可愛すぎて可愛いしか出てこな~~~~い♡♡」

 

イプシロンも色々貯めこんでるみたいだ。

元に戻ったら色々と話した方が良さそうだな、うん。

 

「弟きゅんきゃわ~~~♡♡」

 

誰かが変装してるとかじゃないんだよね?

 

「イプシロン、交代ですよ」

 

次はベータか、なんか対抗心燃やしてるけどこんな事で対抗心燃やさなくていいんだよ。

 

「ちっ」

 

イプシロンは本当にベータの事、目の敵にするよね。

イプシロンにもいい所はいっぱいあるよ。

でも弟君って呼ぶのはちょっと止めて欲しいかな。

 

「は~~~~シャドウ様きゃわわわわわ♡♡」

 

皆僕の事抱きしめるの好きだね。

イプシロンと同じ様に膝の上に座らされて胸が頭に載せられる。

スライム率0%、本物の一切の偽りのない胸だ。

重い、連続で載せられてるから首が悲鳴を上げてる。

連続で載せられるのはキッツイ。

ベータ重い。

 

「ベータ重い」

 


 

「ベータ、重い」

 

その一言で部屋の空気が凍りついた。ベータの握っていたペンが落ち、床を転がっていく。

重いという発言の原因はシドの頭に載せられている巨乳である。

ベータの前にイプシロンの膝の上の上にいた時にも巨乳....虚乳(きょにゅう)を載せられていたのだがイプシロンの胸はスライム率99%の虚乳(きょにゅう)であるため載せられても感じる重みはスライムの重さだけだったので重い事は重いが耐えれた。

だがベータの胸はイプシロンと違い、純度100%の巨乳でありずっしりと頭にのしかかかり更に前傾姿勢になったことで上半身の重さが頭にかかったことでつい口から出てしまった。

この男は基本的に言葉が足りていないので正しく意図を伝えることができないのだ。

シドは重いから載せないで欲しいと言ったつもりなのだが、言葉が足りていないのでベータからすれば好きな男に言われたくないランキング上位に食い込む「体重が重い」と言われたようなものだ。

そんな事になっているのにも気づかず膝の上から降り、トコトコとデルタの元まで歩いて行く。

 

「デルタ、屋上行こう」

「やったのです!デルタの番なのです!」

 

空気が読めていないデルタは自分の番が回ってきた事に喜び、シドを抱き上げ部屋から飛び出していく。

 

「あ~、私バカ犬が心配だからついていくね」

 

気まずい空気に耐えられず、ゼータがデルタが心配と言う言い訳で気まずい空気から逃げ出した。

そしてシーンと静まり返ってどう声をかけるか悩んでいると

 

「はっ」

 

イプシロンが鼻で嗤う。

ピクリとベータの肩が震えるとどこからか取り出したペーパーナイフを胸に突き立てようとするが、肌に刺さる寸前で羽交い締めにされる。

 

「落ち着いてベータ!大丈夫!大丈夫だから!!」

「そうです!大丈夫!大丈夫よ!!」

「大丈夫!大丈夫です!いつも可愛がって貰ってるじゃないですか!!」

「重くないもん!私重くないもん!」

「重くないです!分かってます!」

「大丈夫ですよ!重くないですから!!普通!!普通ですから!」

「重くない!!重くないもん!重くないもん!重くないもん!!」

 

羽交い締めにされてもなおジタバタと暴れ泣きじゃくり重くないもんと叫び続ける。

因みにイータは書類の山と格闘しているので見ているだけだが内心では、重いと言われた事に笑っている。

 

(時代は天然ではなく人工なのよ....天然は淘汰され人工の前に平伏すのよ!人工、人工こそが愛されるべき存在。天然なんてただの駄肉、そう駄肉!何も嫉妬する必要なんてない、だって重いって言ってたし!!

ついに私の時代が.....人工の時代が来たのよ!私の完全勝利よ!なんて気持ちいいのかしら!!オーホッホッホ!)

 

人工の勝利を勝ち取ったと思っているイプシロンは顔には出さないものの心の中では悪役令嬢の様に高笑いしている。

 

「え~~~~~~~ん!重くないの!重くないもん!重くないも~~~~ん!」

 

駄々をこねる子どもようなベータの叫びが部屋の中を木霊する。

そしてその騒ぎの元凶であるシャドウはというと

 

「それ~~」

「あお~~~~ん!」

 

ボールを投げ完全に大型犬と化したデルタと遊んでいた。

放物線を描いて落下するボールを飛び上がり口でキャッチすると、四足で素早くシャドウに駆け寄り頭を擦り付ける。

 

「よ~しよしよし」

「えへへへへ♪」

 

ボールをシャドウの手の上に落とすキラキラした目で見つめ次を催促する。

既に3回目にもなるとなれたのか構え

 

「それ~~~」

「あお~~~~ん!」

 

ボールを投げそれをデルタが追いかけて行くという構図が出来上がる。

そしてタイミング良くシャドウがボールを投げる瞬間に屋上に出てきてしまいゼータは目の前の光景を理解出来なかった。犬扱いされたら嚙みつく勢いでキレ散らかすのに自分から犬になりにいくのが全く理解できない。

 

「あれ、どうしたのゼータ?」

「あ、いや...バカ犬が何かやらかさないか心配で」

 

勘の悪い所は小さくなっても変わらないんだねとため息をつく。

 

「む!何しに来たのですメス猫!!デルタの番なのです!邪魔するななのです!!」

「は~~い、よしよ~~~し」

「くぅ~~~~ん♪」

 

今にも飛び掛かりそうになるが、撫でられただけでただの大型犬に戻る。

 

「それ~~~」

「あお~~~~ん!」

 

ボールを投げればまた追い掛ける。

人間を辞めて少しずつただの犬に近づいていく。

人らしさがまるでない姿に呆れるが、もし同族であったら同じ様な結果になるのは想像に難くない。

あの姿でボールなんて投げられたら追いかけてしまうのは仕方のないこと、仕方のないことなのだ。だから足元に寝転がって撫でまわされたいと思う欲求も仕方のないことなんだとゼータは自分に言い聞かせる。

 

「あれ、ゼータ何かあった?」

「いや...何でもないよ」

 

先程の失言は気にも止めていないのをいつもと変わらないのを安心すべきなのか、改めようとしないのを咎めるべきなのか悩む。

どうせ言っても変わらないかとゼータは開き直った、だって何回言っても外で女を引っ掛けてくるし。

 

「よしよ~~~し」

「くぅ~~~~ん♪」

 

そしてゼータの目の前でまたデルタが撫でられている。

尻尾をブンブンと揺らし耳はピコピコと嬉しそうに動いている。

割と速く限界を迎えたゼータはよろよろとまるで誘蛾灯に誘われるように四つん這いで近づいていく。

 

「ね、ねぇ主.....私も、私も撫でてほしいな」

「メス猫!デルタの邪魔するななのです!!」

 

邪魔されたデルタは歯をむき出しにしてギャンギャンと吠える。

 

「喧嘩したらダメでしょ?」

「くぅ~~~~ん♪」

 

撫でるだけで地面に寝転がり腹を見せて服従のポーズをとる。

 

「はい、ゼータも」

「あ」

 

ほんの一瞬撫でられただけでデルタと同じ様に地面に寝転がって腹を見せる。

ゴツゴツとした男らしい手に撫でられるのも魅力的だが、柔らかく温かい手に撫でれるのも非常に魅力的だった。

 

「ごろごろごろ♪」

 

機嫌よく喉を鳴らす。

 

「よしよ~~~し」

「くぅ~~~~ん♪」

「ごろごろごろ♪」

 

獣人2人はすっかり飼い猫と飼い犬になってしまった。

 


 

獣人2人に代わる代わる抱きしめられながらシャドウは階段を降りていく。

野生に帰る一歩手前でなんとか人間に戻れたが、尻尾はその喜びを表すようにブンブンと音を立て揺れている。

そして部屋の扉を開けて中に入ると

 

「ぐずっ....ぐずっ」

 

部屋の隅でベータが膝を抱えて鼻をすすっていた。

先程までとまるで違う光景を前にし混乱する。

 

「ベータ泣いてるのです?」

 

デルタも何故こうなったのか分かっていないようで不思議そうにしている。

誰かがシャドウに原因はお前だと言うべきだが、気まずすぎて言えない。

押し付けあいの結果シャドウを抱きしめているゼータに視線が集中した。お前逃げたんだから言えよと。

逃げたのは事実であるのでバツの悪そうな顔をしながら耳元に口を近づけ囁く様に話す。

 

「主がさっき重いって言ったでしょ」

「うん」

「胸じゃなくて体重を言われたと思ってるんだ」

「あ」

 

ここにきてようやく言葉が足りていない事に気づいた。

ゼータの腕から降りてベータに近づく。

 

「シャドウざまぁ」

 

泣き過ぎたせいで目は腫れて、声はかすんでいる。

 

「シャドウ様はぁ、大きいのより小さい方が好きなんですかぁ?」

 

ベータの放った一言で部屋の空気が気まずい空気から緊張感のあるぴりついた空気に変わる。

 

「あんなに可愛がってくれて気持ち良くしてくれるのに大きいのは嫌いなんですかぁ」

 

ぴりついた空気から一触即発の空気に変わる。

別にベータは自慢したかったわけではない、あんなに可愛がってくれてしかも気持ち良くしてくれたのに大きいお胸が嫌いなのかと言っただけ。

しかし他の女性達は違う。

体重という女性にとってタブー中のタブーに触れられて憐みもあったが「あんなに可愛がってくれて」と言った時点でベータに憐みはなく、喧嘩売ってんのかとしか思わなかった。

そしてシャドウはというと殺意を向けられている。

中身が成人しているとはいえ、見た目6歳に向ける殺意ではない。

そんな殺意の中シャドウは考える。

大きさについて言及すれば更に状況は悪化し、元の姿に戻った時に必ず問い詰められる。

かと言って誤魔化したりすればそれはそれではっきりしろと言われて面倒くさい。

考え抜いて出した答えは

 

「お姉ちゃん大好き!!」

 

ショタ化した今なら大きさには特に言及せずに場を収められると思ってショタシドは言ったが

 

「しゃあっ!!私の時代来たぁ!!勝ったぁ!!ベータちゃん大勝利ぃ!!しゃあっ!!」

 

ベータは自身の勝利を確信しガッツポーズをする。

シドは自分のショタ姿の破壊力を見誤っており、シドの「お姉ちゃん大好き!!」はベータを元気づける事はできたが有頂天にもしてしまった。

 

『ざけんなおらぁ!!戦争じゃぁぁ!!』

 

他のお姉ちゃん達(仮)は当然激怒した。

抜け駆けは絶対に許されない。

 

「抜け駆けしてんじゃないわよ!!」

「アルファ様が好き勝手できる時代は終わったんです!!これからは私の時代なんです!!」

「胸だけが女の魅力じゃなわよ!!」

「私はお尻も形を良くしてま~~~~す」

「は~~~猫耳もない奴が何言ってるのかな~~~!?」

「エルフ耳がありま~~~~す!!残念でした~~~~!!」

「その胸そいでやる」

「人から奪うよりも自分のを育てるのにリソース割いたらどうですか!?科学者なんだからさぁ!?」

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」

「なんか殺意が凄いんですけどぉ!!」

 

 

「ボスボス!!デルタも!!」

「デルタお姉ちゃん大好き」

「やったぁ♪♪」

『そこいちゃつくなぁ!!』

 


 

日も下がり、もう後は寝かしつけて寝顔を眺めるだけで終わると思っていたが

 

「ネコチャンヨコセェェェェェェェェ!!」

 

そうはならなかった。

お昼にネコ吸いならぬシド吸いを決めたゼータは寝顔を眺めるだけでは満足できず襲い掛かろうとしたが、昨日と同じ様に取り押さえられ、床に爪を立て引きずられないように抵抗していた。

 

「ネコチャンヨコセッテイッテンダヨォォォォォォォォォォ!!」

 

ここで昨日と同じ様に麻酔が打たれるが、気合いで麻酔をねじ伏せる。

 

「馬鹿な、昨日より、強いの、使ったのに」

 

使用した麻酔を気合いで乗り切ったゼータにイータは衝撃を受けている。

ゼータの抵抗力を見越して調整したのに効かなかった事に肩を落とす。

 

「ドケェェェェェェェェ!!」

 

遂に拘束を振り払い寝室に突撃しようとする。

 

「させない!!」

 

アルファが前に出て行く手を塞ぐ。

 

「ジャマスンジャネェェェェェェェェ!!」

 

割と本気の戦闘が始まる。

 

「ボス起こしたらダメ!!」

「ウルセェバカイヌゥゥゥゥゥゥ!!」

「デルタの事バカって言った!!」

 

こんな時でもいつものような喧嘩をするようだ。

 

因みにこの時、シドは巨乳と虚乳に挟まれて爆睡している。

胸の大きさには言及しなかったにも関わらずイプシロンとベータが争いを始め、どちらかを選んだのなら角が立つのを察したシドは両方を選んで川の字に並んで寝る事になった。

シドは爆睡しているがベータとイプシロンは火花を散らしている。

 

閑話休題。

 

狂ったゼータと姉達(自称)の戦闘は数時間続いていた。

いくら防音仕様の部屋でシドが寝ているとはいえ建物を破壊するわけにもいかず戦況が膠着していた。

そんな膠着した戦況を打ち破る様にコツコツとヒールの音が鳴る。

新たな邪魔者が現れた事を感知し敵意剝き出しで絶叫を上げる。

 

「ジャマスン....ジャ...」

 

その相手と目があった瞬間、敵意は引っ込み声も小さくなっていく。

褐色肌、白髪ポニーテール、エルフ耳、閉じた片目。

ラムダさんである。

 


 

ラムダは激怒した。

七陰など関係ない、必ずやこの発情期上司猫をぶちのめして締め上げてみせると固く決意した。

七陰(上司)の命令の元、馬鹿共が調子に乗らない様にしっかりと監視をし1日の務めに励んだ。

監視のかいもあって業務時間中に調子に乗ってヘマをする者も手を抜く者もいなかった。

だが昼休憩を終えて帰ってきた者の中に気が抜けている者いた、ラムダは勿論締め上げた。気が抜けている者全員に腕ひしぎ十字固めをかけて締め上げた。どれだけタップされようが泣き言を言おうが締め上げた。

気が済むまで締め上げた、とにかく締め上げた。

馬鹿を締め上げて、教育が足りなかったかと思案していると衝撃の事実が明かされた。

 

なんと気の抜けていた馬鹿共は、お昼寝ショタ猫シャドウを眺めながら昼食をしたというではないか。

 

怒りで目の前が真っ赤になってしまい、締め上げた者に更にジャーマンスープレックスを決めてズタボロにした。

そして入れ替わりで休憩に行き帰って来た者の中にも、気が抜けていた者がいたので勿論締め上げた。入れ替わりで気が抜けていた者には更に苛烈に締め上げた。腕ひしぎ十字固めからのジャーマンスープレックス×2を喰らわせた。

どうなるか目の前で締め上げたのにも関わらず気を抜いたのだから仕置きが厳しくなるのは当然だ。

 

そして遂に来たラムダの休憩時間。

ダッシュで階段を駆け上がり、廊下を音を立てない様に走り抜け食堂に辿り着き扉を開ければ

 

そこにお昼寝ショタ猫シャドウは.....いなかった。

 

いなかった。

あったのは恐らくお昼寝ショタ猫シャドウが使っていたであろう、クッションがあるだけ。

まだ温もりと匂いの残るクッションに顔を(うず)めお昼寝ショタ猫シャドウを間接的に感じるしかラムダには出来なかった。涙を流しながらクッションに顔を埋めた。

 

ラムダは鬼と化した。

 

なんで職務に忠実に働いている私がお昼寝ショタ猫シャドウを拝めなくて、馬鹿共が拝めるんだと鬼の如く怒り狂った。

鬼と化したラムダが休憩を終えて職務に戻ってから初めにしたのは

 

やらかした者にジャーマンスープレックスを決める事である。

 

「流石に理不尽!!」

 

既に仕置きを受けているのに更にジャーマンスープレックスを受けるのに理不尽という声があったが、理不尽と抜かした者にはもう一度ジャーマンスープレックスを決めた。

だってお前らお昼寝ショタ猫シャドウを見たんだろ?じゃあこれぐらいは受け入れろや!!という理不尽(パワハラ)である。

 

ミツゴシの営業時間を終えて、ラムダは今日1日を振り返る。

従業員を監視し、やらかした馬鹿がいれば締め上げる。

やらかした奴がいれば、ジャーマンスープレックスを決める。

振り返ってみれば暴力しかない1日だった。

せめて寝る前にショタ猫シャドウに挨拶ぐらいしようと寝室に向かった。

 

「ネコチャンヨコセェェェェェェェェ!!」

 

寝室前で猫上司が暴れてた。

馬鹿共を監視させておいて、自分達は日中ショタ猫シャドウとイチャコラしてたくせにまだ遊び足りないのかと怒りが湧く。

 

「ボス起こしたらダメ!!」

 

プッツンと理性の糸が切れた。

既に眠っているショタ猫シャドウを起こしてまでイチャコラしたいのかと怒りが湧く。

保護者(ママエルフ)モードが目覚めつつあったラムダは完全にブチ切れた。

睡眠を邪魔してまでイチャコラしようとするメス猫(ゼータ)にマグマの様な煮えたぎる熱い怒りが湧く。

保護者(ママエルフ)メス猫(ゼータ)に鉄槌を下すべく一歩一歩力を込めて近付いていく。

 

(や、()られる)

 

ラムダの怒りを肌で感じたゼータは命の危機を感じた。

能力的にはゼータの方が格上、しかし今のラムダは能力的な差を感情だけで埋めて来る。そんな凄みを感じる。

先程までの狂乱ぶりは消え、逃走を図る。

 

「ぐぇ」

 

逃走しようと振り向いた瞬間、壁に激突した。

振り向いた先には窓があるはずなのにそこには波打つ黒い壁がる。

 

「助けてよ!!見捨てるなんてあんまりだよ!!」

 

飛び火しかねないと判断したエルフ達と番犬とニューは、ゼータとラムダの背後にスライムで壁を作り隔離した。

隔離されたゼータからすれば気分は丸腰で猛獣のいる檻の中に閉じ込められた一般人、ただし猛獣はママエルフ(ラムダ)で丸腰の一般人はゼータである。

そんな状況に絶望していると隔離空間に破裂音が響く。

 

「にゃ!!」

 

破裂音の発生源はラムダが振るった鞭。

ラムダが常日頃から振るっている慣れ親しんだ得物、因みに振るった事はあっても振るわれた事はない。

 

「ラムダ、落ち着こう一回落ち着いて....」

「殺す」

「ねぇ、落ち着こうって」

「ぶち殺す」

「ごめん、ちょっと調子乗っただけだから。もう反省したから」

「殺す、ぶち殺す」

「反省したって言ってるじゃん!!」

「ぶち殺す!!」

「ねぇ聞いてって!!反省したって言ってるじゃん!!」

「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!殺すぅ!!ぶち殺すぅ!!」

「助けて皆!!ラムダに殺される!!本当に殺される!!」

「死にさらせぇ!!」

「ちょまっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぎにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」




次回予告!!

「ふっふっふ。見せて貰おうか。ショタの性能とやらを」
「何してるんですか?」

赤い彗星....墜つ!!
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