ヴァンパイアとアリス   作:獄華

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 ジョジョ×ローゼンメイデンのssです。
 基本ジョジョの原作沿いですが、アリスゲームや姉妹達の邂逅などの場面を入れようと考えてます。


第一部 ファントムブラッド
黒い鞄


 

 

 

 「ん?」

 

 ディオがジョースター家に来て早5年。

 学校から帰った彼の机の上に黒い鞄が置いてあった。

 

 「なんだこれは……僕はこんな物を頼んだ覚えはないが?」

 

 「どうしたんだいディオ。困った顔をして」

 

 

 「あぁ。ジョジョ。なに。変な鞄が僕の机の上に置いてあってね」

 

 

爽やかな掛け声と共にディオの『奇妙な友人』は現れた。

ジョナサン・ジョースター。通称ジョジョ。

表面上はディオはジョナサンに仲良さそうに取り繕ってはいるが………。

 

 

 (…相も変わらずアマちゃん丸だしだな。気に喰わぬ奴だ)

 

 

なるべく同じ空間に痛くないほど嫌っていた。

しかし激情してはディオがこれまで積み上げて来た一定の『信頼』が無駄になるので感情には出さない。

 

 (あの計画を移すのは、このディオが大学に進んでからだ!それまでは義親父やジョジョのマヌケと同調して過ごせばいい)

 

 

 

 偉大なる計画の為にも彼は偽りの仮面を被る。

 

 

 「本当だ。鞄が置いてあるね。だが申し訳ないけど僕は君にその黒い鞄をプレゼントする手配をした覚えはないよ。第一まだディオの誕生日じゃないしね。それに黒は不吉で僕の嫌いな色だ……」

 

 「……それもそうだよな。すまないジョジョ。従者にでも聞いてみるよ」

 

 「うん!。それじゃ僕は勉強だから失礼するね」

 

 「あぁ」

 

 

 その後、ディオは従者に聞いたが誰も黒い鞄について知らなかった。

ある従者には「ウインドナイツ・ロットから風に乗って飛んで来たんじゃないですかね」など冗談を言う者もいた。

 

 

実に奇妙だ。間違いなく自分の机に黒い鞄が置いてあるのに誰も知り得ない。

ディオは自室に戻ると一人手を組み鞄を睨んだ。

 

 

(いったいどうなっているのだ。このディオを誰か誂っているのか……)

 

 

 「子供の悪戯にしては……ジョースター邸にいる誰にも気付かれずこの鞄を置くなど中々手が混んでるぞ……」

 

 

 

 考えているとコン、コンとノックが鳴った。

 

 

 「なんだ?入れ」

 

 

 「失礼致します。ディオ様。ディオ様に会いたいと言う方がいらっしゃいます」

 

 

 「僕に客?。どんな人だね?」

 

 「短髪で眼鏡を掛けた男性です。名はシロサキと仰ってました」

 

 「シロサキ?。聞いたこともない。ジャパニーズか?」

 

 「そう思われます」

 

 「僕には日本人の友人はいない筈だが、会ってみるか……」

 

 

 従者に連れられ、客室にいくと怪しげな雰囲気の男が座っていた。

 

 

 「初めまして貴方がディオ・ブランドーさんですね!。私白崎と申します」

 

 

 礼儀よくその男は挨拶したのでディオも「ディオ・ブランドーです。宜しくお願いします」と頭を下げソファーに座る。

 

 

 この白崎なる男、不敵な笑みを浮かべており底が見えない雰囲気を醸し出していた。

 ……ある意味貧民街のワンチェンよりも不気味だ。

 

 

 「あ、もしかして警戒してます?」

 

 「いえ特には…ただ日本人の方が僕に会いに来るなんて珍しいなと思って。前々から日本に興味があって、いずれ行こうかとも思ってんですがまだ学生なので行けなくて」

 

 「それは残念ですね〜。ただ日本も最近は明治維新とやらで列強に張り合うよう頑張ってるみたいですよ」

 

 「へぇ……。ところで白崎さん。貴方が僕の家に来た本当の目的は何ですか?まさか日本の現状を語りに来たとは思えないが……」

 

 

 ディオの赤い双眸が白崎の目を捉えた。

 

 

 「いやぁ流石!貴族様ですね!私が今日ここに来たのは他でもありません……貴方の鞄に関してです」

 

 

 「あの鞄は貴方の仕業か。……どうやって置いて行ったかはともかく何故この僕に届けたんです?」

 

 「貴方がマルをつけたからですよ。この紙に」

 

 

 白崎は一つの紙をテーブルに置いてみせた。

 

 

 

 「これは…」

 

 

 

  『Do you want to roll it(巻きますか)? Do you not roll it(巻きませんか)?』

 

 

  

 

 

 「貴方様が巻くにマルをつけたのであの鞄の置きに来たのです」

 

 

 

 

 段々と思い出して来た。

 数日前、件の紙が地べたに落ちていたので興味がてら拾って『Do you want to roll it?』にマルをつけたのだ。

 すっかり子供の悪戯だと思ってたがまさか本当だとは夢にも思わなかった。

 

 

 「ははっ…。押し売りにしてはとんだセールス根性ですね」

 

 「ありがたいお言葉です!。あの鞄とその中にある物は貴方に贈呈致します。お代はいりません。それでは」

 

 

 

 白崎は一礼すると去っていった。

 

 「……不思議な奴だな」

 

 

 ディオは部屋に戻り、白崎から贈呈された鞄を開ける。

……そこには黒いドレスを纏い薔薇を模した飾りを頭部に付け銀髪の人間にそっくりな人形が丸まって入っていた。

まるで本当の人間が眠ってるように……。

 

 「……こんな精巧な人形があるとはな」

 

 

 さしものディオも驚かずにはいられなかった。

 

ローゼンメイデン第五ドールのマスターは誰がいい?

  • エリナ・ペンドルトン
  • ロバート・E・O・スピードワゴン
  • ワンダーオブユー
  • ジョナサン・ジョースター
  • ワンチェン
  • 白崎
  • カーズ
  • エシディシ
  • ワムウ
  • サンタナ
  • ストレイツォ
  • ダイアー
  • トンペティ
  • ウィル・A・ツェペリ
  • シーザー・A・ツェペリ
  • ジョセフ・ジョースター
  • 空条承太郎
  • ヴァニラ・アイス
  • 結菱
  • ジョルノ・ジョバァーナ
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