公安特捜班特別編 新春鉄道事件簿俊作集   作:新庄雄太郎

1 / 4
まずは、山陰を舞台に書いてみました。

アニメRail Wars! 第3話を参考にして書いてみました。


秋芳洞に消えた女

「女の敵めっ、観念しなさい。」

 

と、業突く張りの桜井の罵声の管内に響いた。

 

「おい、何があったんだい、桜井。」

 

「ああ、南主任。」

 

「いったい、何があったんだ。」

 

と、南は桜井に言った。

 

「犯罪者よ。」

 

「その人が何をしたのかね。」

 

「公安さん、この人痴漢ですよ。」

 

「ほう、なるほどね、それで桜井が確保したってわけか。」

 

「ええ。」

 

「しかし、桜井も乱暴だな。」

 

「犯罪者は情けは無用よ。」

 

「確かに、そうだけどけがまでさせてやるなんて。」

 

と、南は早速桜井と一緒に公安室に連行した。

 

「何でこうなるのよ、犯人逮捕で始末書なんてありえないわよ。」

 

「痴漢を負傷させてまで、そこまでやるのか。」

 

高杉は、桜井に言った。

 

桜井は高杉班長の命令で始末書を書かせる羽目になった。

 

東京駅

 

二人の女の子が、東京駅の寝台特急のホームへやって来た。

 

「ランジュは寝台特急に乗って旅するのはワクワクしてきたわ。」

 

「へぇー、私もよく夜行に乗って旅したことがあるわよ。」

 

と、栞子は言った。

 

「あっ、あれがそうね。」

 

「うん、じゃあ乗りましょうか。」

 

「はい。」

 

ランジュと栞子は東京駅から寝台特急「出雲」に乗って長い旅になった、ところがランジュと栞子が行方不明になっていることは、特捜班は予想もしなかった。

 

そして、次の日。

 

「えっ、行方不明。」

 

「うん、うちのクラスの女の子なんだけど名前は鐘嵐珠ともう1人は三船 栞子っていうの。」

 

「休みの日に、栞子と一緒に列車に乗ってどこかへ行くと言って一昨日から行方不明になっているの。」

 

「2人で何処へ行ったか、わかるか。」

 

「いや、そこまではね。」

 

「なるほど、すると二人は一昨日に出発して昨日から行方不明になったんだね。」

 

と、南はかすみと歩夢に言った。

 

「うん、もししお子がもしものことがあったら。」

 

「大丈夫よ、公安隊が探してくれるから。」

 

歩夢は、かすみに言った。

 

「君たち、行く時は同夜っといったか覚えているか。」

 

「そうね、一昨日は夜行に乗って行っていたわ。」

 

「ほう、夜行に乗って行ったのか。」

 

「ええ。」

 

「それで、何時の列車か覚えている?。」

 

と、松本は歩夢とかすみに言った。

 

「うーん、そうね。」

 

「18時30分頃か19時頃の列車と思われます。」

 

「ほう、19時頃の寝台特急に乗って旅をしたまま行方不明になったんだね。」

 

「はい。」

 

そこへ、高杉班長がやって来た。

 

「何かわかったか。」

 

「ええ、2人は一昨日に18時半か19時頃の寝台特急に乗ってどこかへ行ったことが分かったんです。」

 

「ほう、18時半又は19時頃の寝台特急に乗ってか。」

 

「はい。」

 

「もし乗ったとしたら「出雲」か「あさかぜ」に乗った可能性があるな。」

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

と、南は言った。

 

ランジュと栞子は一昨日の夜に寝台特急に乗ってどこかへ行ったと判明された。特捜班は早速時刻表で18時半又は19時頃の寝台特急の時刻を調べてみた、調査した結果、この時間帯に運航される寝台特急は2本に絞られた。

 

寝台特急「出雲1号」 浜田行

 

東京発18時41分  浜田着9時55分

 

寝台特急「あさかぜ」

 

東京発19時00分  下関着9時55分

 

「しかし、2人が乗った列車ルートは違いますね。」

 

「「出雲」は山陰本線、「あさかぜ」は東海道本線と山陽本線だから。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「なぁ、かすかすちゃん、栞子ちゃんとランジュちゃんと一緒に旅行は言ったことはあるのか。」

 

「えっ、旅行。」

 

「そうだ、一緒に行ったことはあるのか。」

 

「うん、確か10月の3連休に山陰へ一緒に言ったよ、彼方先輩とりな子としお子と一緒にね、後、公安さん、かすかすじゃなくてかすみんですよ。」

 

「ほう、山陰か。」

 

「うん、金曜の夜に夜行に乗って、次の日に出雲へ行って、次の日に山口県の方へ行ったの。」

 

「ほう、山口県の方へ行ったのか。」

 

「そうよ。」

 

「それで、出雲へ行って、次の日に山口県の方へ行ったと言っていたな。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「ん、わかったぞ。」

 

「どうした、高山。」

 

「わかったよ、ランジュちゃんと栞子ちゃんがどこへ行ったか。」

 

「えっ、高山分かったのか。」

 

「それは、何処なんですか。」

 

「小郡だ、小郡だよ。」

 

「えっ、小郡。」

 

「小郡ですよ、山口県の小郡ですよ、前に休暇で札沼と吉備と一緒に出雲と小郡へ行ったことがあるんですよ。」

 

「そこだ、そこだよ、きっとランジュと栞子はそこへ行ったんだよ。」

 

と、高杉は言った。

 

「そうか、小郡か。」

 

「という事は、夜行に乗ってそこから特急に乗り換えて小郡へ行ったんだよ。」

 

「恐らくランジュと栞子は、行きは夜行に乗って小郡へ向かった。」

 

「つまり、一昨日に夜行に乗って山陰本線で特急に乗り換えて小郡へ行ったんだよ。」

 

「でも、足取りはつかめました。」

 

「ええ。」

 

時刻表で調べた結果、ランジュと栞子は東京から寝台特急に乗って小郡へ向かったことが判明された。

 

寝台特急「出雲1号」 浜田行

 

東京発18時41分 乗車

 

出雲市着8時12分 下車

 

特急「おき3号」 小郡行

 

米子発10時39分 発車

 

出雲市発11時39分 乗車

 

小郡着15時25分 下車

 

「ほう、なるほどね。」

 

「場所は分かってるよ。」

 

「秋芳洞ですよ。」

 

「そうか、あそこにランジュと栞子がそこにいるよ。」

 

「ああ、恐らくな。」

 

そして、次の日。

 

南と高山たちは、ランジュと栞子が向かったと思われる小郡へ向かった。

 

「やはり、犯人は新幹線に乗って名古屋で寝台特急「出雲1号」に乗り込んで小郡へ向かったんだよ。」

 

「そうか、やはり新幹線「ひかり」に乗って名古屋で下車して、そこから寝台特急「出雲1号」に乗ったのか。」

 

「その通りだよ。」

 

時刻表で調べた結果、ランジュと栞子の後をつけていた男が乗った列車を調べてみた。

 

東海道新幹線「ひかり193号」

 

東京発20時17分 乗車

 

名古屋着22時26分 下車

 

寝台特急「出雲1号」

 

名古屋発23時25分 乗車

 

出雲市着8時12分 下車

 

特急「おき3号」 小郡行

 

出雲市発11時39分 乗車

 

小郡着15時25分 下車

 

「そうか、やはり彼女は秋芳洞に監禁されていたのか。」

 

「え、恐らくな。」

 

秋芳洞

 

「見つけた、場所は秋芳洞の方だ。」

 

「大丈夫か、2人とも。」

 

「ええ、私は無事よ、でもランジュさんが。」

 

「大丈夫か。」

 

「あ、はい、ランジュは大丈夫よ。」

 

「そうか、よかった無事で。」

 

と、その時だった。

 

「てめぇら。」

 

「あっ、何だこいつらは。」

 

「鉄道公安隊だ、お前たちを未成年者略取と婦女暴行及び監禁の容疑で逮捕する。」

 

「お前たちはもう逃げられないわよ。」

 

と、南と桜井が言った。

 

 

 




ご意見・ご感想をお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。