怪獣が闊歩する世界で生きる   作:02式

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前回のあらすじ
嵐の夜に現れたトルネグスから加賀を庇った影響で姿を消してしまった赤城。その影響で加賀の様子がおかしくなってしまった。そして、トルネグスがバイオレンスの差し金であると知った加賀の怒りから、更なる悪意が産まれようとしていたが上陸したトルネグスは何とかNが撃破。しかし、悪意が生み出した怪獣 リルムドスが姿を現した。


第十二話 決意

重桜地下

「さぁ、赤城。今度は君が大切な者を失う時間だ。」

バイオレンスの目の前には何処からか回収してきた赤城が十字架に貼り付けられていた。

然し、彼女は気を失っていた。

 

一方その頃、

「あ、あれが熱源の正体なのですか?」

「ああ、間違いない。」

リルムドスに戸惑いを隠せない綾波と指揮官。

そこへ、

リルムドス「ガァァァァァァ!!」

リルムドスがこちらに飛びかかって来た!!

綾波が先に剣で切りかかるが、

「こ、こいつ、噛み付いて防いだです!?」

何とリルムドスは剣を噛み付いて防いだ!!

そして、綾波の剣を噛み砕いた!!!

動揺する綾波を、そのまま爪で引き裂く!!

「綾波ちゃん!!」

ジャベリンの叫びも空しく、意識を失う綾波。

そこに、

「あ、あれは!」

エンタープライズの矢だ!

しかし、

リルムドス「ガァァァァァァァ!!!」

口から500万度の豪熱を吐き、矢諸共、住居帯を焼き尽くす!

「あ、あぁ...。」

焼き尽くされる様子を見せられ、膝を着くジャベリン。

その一方で

リルムドス「ガァァァァァァ!!!」

炎が上がる町でリルムドスの咆哮が響く。

 

一方その頃、

瑞鶴と翔鶴は明石からの証言を元に地下に向かってる最中であった。

「まさか、重桜の地下がこんなに広かったなんて。」

地下に巨大な空洞がある事に驚愕する瑞鶴達だが、

そこにゾンボーグ兵達が立ちはだかる。

「こんな時に...。」

「行こう、瑞鶴、今は赤城先輩を助けなきゃ。」

「うん、行こう翔鶴姉。」

そのまま二人はゾンボーグ兵達を退けながら赤城の反応があるところへ急ぐ!!

するとそこには

「あ、赤城先輩...。」

「ひ、酷い...。誰がこんな事を...。」

意識のない赤城が磔にされていた。

そこへ、

「ようこそ、私の部屋へ。」

バイオレンスが姿を現した。

「あなたが赤城先輩を...?」

「あぁ、如何にも。」

翔鶴の質問に平然と応えるバイオレンス。

「それに、私は君たちを通して新たな閃きが欲しかったのさ。」

「そんな事の為に、許せない...!!」

バイオレンスの身勝手さに怒りを覚える瑞鶴達。

「そうだ、人間は皆身勝手なのさ。その身勝手が己を滅ぼすのだからな。」

そう語ると、

「行け。」

と、咄嗟にゾンボーグ兵を差し向けた。

 

一方その頃

目を覚ますと綾波は別の場所にいた。

「ここは...。」

すると

「ようこそ、ここへ。」

見知らぬ女性が立っていた。

「貴女のお名前は?」

「綾波...です。」

「私は巡洋戦艦天城。」

お互い挨拶した後、綾波が問いかけた。

「ここはどこなのです?」

すると、

「...ここは生死の狭間です...。」

恐ろしい真実を告げる天城。

「生死...あぁ、綾波、死んで...。」

「いいえ、貴女はまだ生死の境目にいます。しかし、いつ死ぬか分からないのが現状です。」

「まだ、助かるのですか?」

「ええ、だから死に怯える必要はありません。」

「...天城さん、ひょっとして...。」

事情を察した綾波は問いかける。

「気付いてしまいましたか。いま、私は魂だけの存在だけなのです。」

「...じゃあ教えてください。何故あの怪獣が現れたのです?」

「...あれは加賀の負の感情から具現化した存在です。」

「加賀先輩から具現化した...?、確かに明石から加賀先輩がおかしくなったと聞いていましたが...。」

「赤城が居なくなった影響だと考えられます。」

「......。」

衝撃の真実を聞きリルムドスと戦う事に躊躇う綾波に対し、

「綾波さん、貴女に頼みたい事があります。」

「頼みたい事?」

「...赤城と加賀を助けてやってください。」

「...!わかりました。綾波が絶対に助けるです!!」

絶対に助けると告げ光射す方へ向かう綾波に対し、

「未来を頼みましたよ...。」

と告げた天城は冥界へ旅立って行った。

 

「綾波ちゃん!!」

目を覚ますとジャベリン達が待っていた。

「良かった...ほんとに...。」

「待ってくれてありがとうなのです。」

「Nさん。」

N「どうした?」

「綾波を入れて欲しいです!!」

一同「え!?」

突然の発言に驚く一同。

N「いや、それは出来ないというわけじゃないが...本当にいいのか?」

「綾波は知りました。あの怪獣が加賀先輩から具現化した物です。だから、綾波が加賀先輩と赤城先輩を助けるのです!」

「頼む、綾波の想いを無駄にさせないでくれ。」

N「...分かった。」

綾波や指揮官達の想いに応え、綾波を自分の中に入れるN。

N「この中では、お前の動きに俺が連動する。つまりお前の思うように動け!!」

彼女の動きに連動するようになった。

 

その頃、

「赤城先輩!!」

ゾンボーグ兵達を退けた瑞鶴達、そこでバイオレンスと戦うと思いきや、呆気なく引き下がった。

十字架から解放された赤城はまだ意識が無いが命に別状はないようだ。

「さぁ早く加賀先輩の所に!!」

意識のない赤城を加賀の所に向かわせるが

「せめて最後の置き土産。」

バイオレンスが投げたカプセルからワープゲートが発生。

そこから大量のドラドスが飛来してきた!

「そうか、やはりアイツが。」

 

ついに戦いが始まった。

綾波と一体化したNは艦首ブレードを取り出す!!

そのままリルムドスを切り裂く!!

しかし、ドラドスの群れが飛来してきた!!

N「こんな時に...!」

その時、砲弾がドラドスの内の一体を撃墜する!!

「ここから先は、私たちに!!」

「分かったです。」

そして、リルムドスは再び豪熱を放つが、防ぐN!!

「今の私たちには!!」

N「そんな攻撃に屈しない!!!」

そのまま、超高速に移動!!

綾波と力を合わせた奥義『超速回転斬』を放つ!!

リルムドス「ガアァァァァァァァ!?」

そして、

N「これで!!」

「終わりです!!!」

即座に第二奥義『激烈無双斬』でトドメを刺す!!

リルムドス「ガアアアアアアアァァァァァァッッッ!!!!!」

もろに食らったリルムドスはそのまま倒れ大爆発!!!

と。同時にドラドス達を撃退に成功した。

こうして、アズールレーンと重桜の勝利に終わったのだった。

 

が、

 

謎の空間

???「折角の出血大サービスが敗れるなんて。」

どうやらリルムドスは謎の男からの差し金だったようだ。

???「こうなりゃ私自ら顔出さなきゃ行かんのかぁ。」

遂に長い間謎に包まれた男の正体が明らかになる...!




今回の怪獣
リルムドス
別名 業炎怪竜
身長 2.3~64m
体重 375.64kg~5万t
特徴 加賀から発したマイナスエネルギーから具現化した初の※マイナス体。その姿は鎧を着込んだディノニクスそのものである。口から摂氏500万度の火炎『豪熱』を吐き、何もかも燃やし尽くす。また、身体能力も高く、強靭な顎を持つ。
マイナス感情 憤怒
次回予告
遂に降臨した創世の神。彼は環境破壊を繰り返す人間を根絶しようとしている。究極の力を前にどうする人間!?
次回
『創世神降臨』
究極の存在、今訪れる...!!

補足解説
マイナス体については、作品一覧を参照だが、別に宿主と、なんも関係ない個体が多い。しかし、これは創世の神の気まぐれのようだ。つまり、全ての人間に怪獣が宿っているのだ。
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