リルムドスの事件から1ヶ月後、
壊滅的被害を受けた重桜は救出された赤城と長門により、アズールレーンと和平締結し、復興作業に入っている。
また、重桜と同じ勢力だった鉄血から駆逐艦 Z23が派遣された。
「貴方が、重桜を救ったNさんですね?」
N「ああ、そうだ。」
Z23の質問に返すN。
ここ一ヶ月は怪獣が現れてない為、Nはゆっくり羽を伸ばしていた。
彼もまた、己の趣味をやりつつ、満喫していた。
N「まっ、今はつかの間の平和を楽しもうじゃねぇか。」
「また不穏な事を...。」
意味深な発言に呆れるZ23。
まぁ、今は彼の言う通り、指揮官やKAN-SEN達はつかの間の平和を楽しんでいる。
しかし、テレビやラジオが突然、ジャックされた。
最初こそ、ユニオンの軽空母 ロングアイランドの仕業かと誰もが思ったが...。
ラジオやテレビから聞こえた声は明らかに彼女とは異なっていた。
???「アーアー、マイクテスッ、マイクテスッ...良し。」
???「只今これより、全世界の人々とそれに与する者達よ。」
「な、何?」
「何が起きるんだ?」
突然の音声により困惑する者達。
どうやら音声の主は空間に干渉しているようで、キヴォトスや帝都、まだ見ぬ世界にまで、あの音声がきてるようだ。
???「24時間以内にこの地球(ほし)から立ち去れ。」
一同「!?」
声の主はいきなり追放宣言を叩き出した!!
「そういうお前こそ誰なんだ!!」
指揮官が彼に何者かを問うと、待ってましたとばかりに応えた。
創世の神「私は創世の神。この世界を創った神様さ。」
「何!?」
突然の神により、困惑を隠せない指揮官達。
「おやぁ。その顔から見るあたり、まだ信じてないようだねぇ。」
「じゃあ見せてやろう。世界創世のその力を。」
テレビに映されたその姿は一見神々しく見えるが、実は顔がないのっぺらぼうであり、どこか不気味である。
そして、彼が腕を振り下ろした瞬間、重桜近海の半径15kmの水がくり抜かれた!!!
「これで、私が正真正銘マジモンだって分かっただろう。」
N「...まさか、今までの怪獣も全部...!?」
「ああ、それも私だ。」
まるで当然の如く、創世の神は己の目的を語った。
「私とて、自分の創ったものが怪獣になるのは驚いたさ。だが、それも一興。」
「何が言いたいんだお前は?」
「私はねぇ、この地球を汚す廃棄物をこの世から根絶したいんだよ。そうすれば、地球はあるべき姿に戻るのさ。」
「だったら自分の力を使えばいいのではないのですか?」
「あ、綾波ちゃん!」
綾波の変わった質問に対し、
「面白い事を言うねぇ君は。私はね、退屈が苦手さ。ただ、自分の力を使ったとしても、つまらない。だから、作ったモノの怪物化に目を付けたのさ。」
「だが、私はどうやら怪獣になる"可能性だけを与えたらしい。だから怪獣になるのは僅かなのだよ。」
「そんな事の為に、許せないです!!」
彼の目的に怒りを感じる綾波達に対し、
「ハッハッハッハッハ。君たちの力では私に傷一つ付けられない。」
N「何!?」
「何故なら私は不滅なのさ。」
彼のチートっぷりに戸惑いを隠せないN達。
「それに戦いは始まったばかり。せいぜい、もがき、生き抜こうとする力を私に見せてくれ。私の宣言はここまでだが、これ以上、愚行を犯せば、分かるよな(低音)。」
創世の神は人類に対し、ある種究極の脅迫をかけた後、姿を去っていった。
N「これからが本番って事か...。だが、」
Nは指揮官達に顔を合わせた後、
N「俺にも、守るべきものが出来たようだな。」
自分にとって守るべきものを理解し、これからの戦いに身を投じたのだった。
今回の怪獣?
創世の神
身長 不明
体重 不明
特徴 謎の空間からずっと見ていた存在にして、人以外を創った神。絶対の力をもち、あらゆる攻撃が効かない。そんな不気味な神だが、意外と陽気でフランク。しかし、環境を破壊し続ける人類に対し、とてつもない殺意を持っている。
次回予告
謎の男の正体が明かされた。
だが、彼は既に、讃州市に怪獣を送り込む。圧倒的な力の前に為す術がない勇者たち。
しかし、神樹の輝きに導かれ、Nが姿を現す。
次回、第2部『綴る想い編』
『導きの光』
光から現れたNは彼女たちの希望か、絶望か?