怪獣が闊歩する世界で生きる   作:02式

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前回のあらすじ
バーテックスとの戦いに勝ったばかりの友奈達に迫る大怪獣ガルグレス。その圧倒的な強さに心が折れそうになるが、神樹の導きか、Nが駆けつけ、ガルグレスを圧倒、爆砕した。だが、これは新たな戦いの幕開けであると知らず。


第十五話 大強襲!怪獣バイオスターの恐怖

ここは私立グリモワール学園。

この世界における人類の敵『霧の魔物』に立ち向かう『魔法使い』の教育機関。

今現在、霧の魔物の数が減少の傾向にある。

これは魔法使い達が必死に戦ったお陰...ではなく、創世の神の影響である事は誰も知らない。

その頃、

「ここか。創世主様が示した場所は。」

既に創世の神の配下、ズインが学園の近くにある湖に訪れていた。

この湖の近くにある工場から排水が流れており、その影響である怪獣が現れようとしていた。

「やはり、人間は醜い者だな...。」

怪獣ガ生まれようとしてるがどこか哀愁漂うズイン。

そして、

???「ルルルルルゥゥゥ。」

湖底から見るも悍ましき、ヒトデの怪獣が現れた。

しかし、

「あ、あれって...。」

その姿をたまたま通りかかった転校生が見ていた。

「い、急いで皆に知らせないと...。」

と、急いで学園を戻って行くところを見届けると、

「さて、バイオスター。今は湖に潜り、近づく者を喰らい尽くせ。」

バイオスター「ルルルルルゥゥゥ。」

バイオスターと名付けられた怪獣は湖に潜って行った。

後日、調査隊が調査しに行ったが、特に異常は無かったという。

「で、異常が無かったと。」

現風紀委員長の水無月楓子が異常が無かったと、報告を受けていた。

「はい、転校生さんは『本当です!信じてください!!』と言っていましたが。」

風紀委員、氷川沙紀が転校生の状況も報告する。

「でも、本当だろうと、証拠がなけりゃなんもねーですよ。」

そうと転校生の様子を心配する風子出会った。

 

その夜、

2人の調査員が例の湖の調査に来ていた。

調査員A「いや〜しかし、あんな所に異変はねぇだろ?」

調査員B「いや、臭いという異変があるじゃねーかw」

と、冗談をかましながら、調査していた時、

調査員B「お、おい後ろ...。」

調査員A「へ?」

調査員達の後ろに、バイオスターが姿を現したのであった。

バイオスター「ルルルルルゥゥゥ。」

背後から胃袋を伸ばし、恐怖で何も言えない調査員2人を一気に飲み込んでしまった。

あれから三週間で累計120人が行方不明になった。

これには風紀委員も黙っている訳にもいかず、精鋭部隊と共に例の湖に向かって行った。

「...たっく、なんでアタシ達まであんな場所に行かねばならねーんだよ。」

精鋭部隊の1人、来栖焔が愚痴を零す。

「そんな事言わない。それだけツク達が頼りにされてる事よ。」

焔と同じ精鋭部隊の1人、守谷月詠が注意する。

「そうだぞ焔、あくまで私たちは調査だ。何者かの可能性は高いが...。」

精鋭部隊の隊長、エレン・アメディックは何者かの可能性があるといいつつ、あくまで調査であると注意した。

(けど、もし、アイツだったら、アタシから全てを奪ったアイツだったら...。)

彼女から家族を奪った『傷の魔物』に対し、復讐を燃やす焔。

そんな彼女を心配する月詠達。

そしてようやく件の湖に着いたが...?

「やぁやぁよく来た。」

そこにはズインがいた。

「誰だお前は?」

そうエレンが問いかけると、

「我が名はズイン。創世主様に創られし者が1人。」

ズインは自ら名乗り出た。

「我は忠義に尽くし憎き人共のエゴで出来たこの泉にて怪物を育ていたのだ。」

淡々と己の所業を明かすズイン。

「テメェ...絶対に許さねぇ!!!」

ズインの悪辣さに怒り心頭の焔が自ら突っ込む!!

しかし、

「何だと!?」

「火か。面白い。」

焔を軽くあしらうと、

「いでよバイオスター。120の生命を喰らった貴公の力を見せろ!!」

さらっと120人を間接的に殺した事を明かして遂に湖から

バイオスター「ルルルルルゥゥゥ...!」

湖底より現れたのは紫のけばけばしい体色に真珠色の核と思わしき球体だけのおぞましいだけでは済まない筆舌に尽くし難い者だった。

「な、何...アレ...。」

「き、気持ち悪い...。」

「アレが、人の業...。」

あまりのおどろおどろしい姿に困惑を隠せない生徒たち。

バイオスター「ルゥゥルルゥゥゥ!!」

現れてすぐに強力な溶解液を吹きかける。

精鋭部隊達は避けるが浴びた岩が僅か0.1秒で溶けた。

何とか溶解液を避けつつ魔法で攻撃するが、効き目が一切でない。

更にズインがゾンボーグ兵を召喚。数の暴力によって追い詰められてしまう。

(このままじゃみんな殺られちまう...。アタシは...アタシは...。)

彼女たちが諦めかけたその時、

上空からのビームバルカンによって的確(重要)にゾンボーグ兵達を一掃!!

「何奴!?」

驚愕のズインの前に現れたのはNであった。

N「追って来たら見知らぬ野郎と怪獣がいるのだが。」

冷静に感想を交わすと、

N「まぁ今は怪獣を倒してからだな。」

そう語ると、ビームブレードを展開。

そのままバイオスターの両腕を切断した!!

「やったー!!」

勝利を確信する月詠達だが、

N「いや、まだだ。」

彼の宣言通り、バイオスターは両腕を再生したのだ!

「クソッ!!アイツは不死身なのか!?」

再生する怪獣に対し、怒りが収まらない焔。

「いや、見れば分かる弱点が!」

エレンが指を指したのは、核らしき球体だった。

Nは続けざまにバイオスターの首を切り落とすがこれも再生する。

しかし、バイオスターの溶解液を避けつつ、核に飛び蹴りをかます!

バイオスター「ルゥゥルルゥゥゥゥ!?」

苦しむバイオスターを見て、弱点を把握。

そのまま斬波を引き抜く。

バイオスターは核から光線を放つがNには効かない!!

そのまま加速していく!!

N「デャァァァァッッ!!!」

このまま奥義『雷光一閃突き』がバイオスターの核諸共貫く!!!

バイオスター「ルゥゥゥルルゥゥゥ...!?」

核を貫かれたバイオスターは再生出来ず木っ端微塵となった!!

この様を見たズインは、

「おのれ...。だがこれで終わったわけではない。さらば!!」

そのまま去っていった。




今回の怪獣
バイオスター
別名 海星怪獣
身長 48m
体重 2万千t
特徴 汚染された湖にいた棘皮動物が突然変異した姿。その姿は直立させたヒトデそのもの。胴体中央にある核が存在する限り、強力な再生能力を持つ。その他に、口から吐く溶解液や核から放つ破壊光線も武器になる。
分布 グリモワール学園付近の湖(夜〜昼)
次回予告
明日開催される魔法祭。その際に科研のロケットに異変が!?更に怪獣まで現れて、魔法祭前夜は無事上手くいくのか?
次回
『前夜異変』
今明かされる魔法祭の裏側!
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