怪獣が闊歩する世界で生きる   作:02式

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ここはキヴォトス。銃器と生徒と神秘が共存する異世界。連邦生徒会から派遣された先生は様々な事件を解決し、生徒達から信頼を得ていた。しかし、アビドスに怪獣が現れる前までは...。


第1部 遭遇編
第一話 ノーネーム・コンタクト


アビドス砂漠PM7:00

小鳥遊ホシノと先生は見回りから帰る途中である。

ホシノ「うへぇ。動いているのに寒いよ〜。」

先生「まぁ砂漠の夜は寒いしね。」

ホシノ「まぁでも先生もおじさんの見回りについてくなんて物好きだね〜。」

先生「でも1回アビドスを救ってからはカイザーの連中も増えてるから見回りは大事だと思うよ。」

先生「それにホシノ達を危険な目に合わせるわけにも行けないしね。」

ホシノ「やだな〜先生ったら。」

何の変哲もない会話に花を咲かせていた、その時だ。

砂狼シロコ「ん!ホシノ先輩!!先生!!早くこっちに来て!!」

ホシノ 先生「「え?」」

アビドス高等学校PM11:05

シロコからの連絡を頼りに学校に駆けつけた二人。

しかし、そこにいたのは、

ホシノ「何、あれ?」

そこにいたのは少なくとも50mはある巨大な怪獣だった。

十六夜ノノミ「ホシノ先輩、先生!」

奥空アヤネ「無事で良かったです。」

ホシノ「で、どこから出てきたの、あの怪獣?」

シロコ「ん、街の地下から突然。」

黒見セリカ「いくら銃を撃ってもびくともしないのよ!!あとなんか虫っぽくて気持ち悪いし!!」

先生「確かになんかカメムシっぽいしね?」

その姿は正しくカメムシ、正確にはサシガメに酷似していた。

先生「あっ。リンちゃんからだ。」

リン会長代理から連絡が来た。

七神リン「先生、現在、アビドスに出現した50m級昆虫型巨大怪獣をガルメルスと呼称します。何を仕掛けてくるか分かりません。十分に警戒して下さい。」

先生「了解。」

ガルメルス「ぎしゃあぁぁぁ!!!!」

ガルメルスと名付けられた怪獣は咆哮をあげる。

一同「うぅぅ...。」

ガルメルスの耳が壊れそうな咆哮に一同は耳をふせいでうずくまってしまった。更に、ガルメルスは鋭い爪を振りかざし、近くのビルを崩していく。

そこに

アヤネ「あ、あれは!?」

シロコ「ん、カイザーPMCの」

そこに現れたのはタコの意匠をこしらえたロゴが塗装されたカイザーPMCの爆撃機だ。

PMCオートマタA「待ってろよ、カメムシ野郎!!」

PMCオートマタB「ああ、とっておきをぶちかまして殺るぜ!!」

爆撃機は焼夷弾をガルメルス目掛けて投下する。

ガルメルス「ギシャアァァァァ!!!!!」

ガルメルスのあちこちに炎が燃え広がる。

PMCオートマタA「やったぜフラン!!」

フラン「そうだな、流石にあんだけ焼夷弾ぶち込んだんだ。今頃死んでいるだろうな。」

高を括るオートマタ達。しかし、世間はこれを死亡フラグという。

その時

フラン「うわぁぁぁぁぁ!!!」

PMCオートマタA「フラーーーーン!!!!」

フランと名乗るオートマタが乗った爆撃機はガルメルスの爪の一撃で墜落。轟音と共に大爆発してしまった。あまりにも早いフラグ回収である。

PMCオートマタA「てめぇよくもフランをやりやがっt...え?」

彼が目にしたのはガルメルスが口から可燃ガスを噴射している光景だった

ホシノ「みんな、退避して!!」

ホシノの掛け声と共にビルの隙間に逃げ込む。

PMCオートマタA「そんな事でこの爆撃k...うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

なんということだろう!!

ガルメルスのガスが空気中の酸素と結合し、連鎖爆発したのだ。

おかげでオートマタAの爆撃機は空中で木っ端微塵になった。

セリカ「何なのよ、アイツ!!腕ぶん回して街壊すわ、ガス吐いて連続で爆発させるわ、下手なテロリストより街壊していってるじゃない!!!」

ホシノ「まあまあセリカちゃん落ち着いて。あの怪獣、動きが遅そうだね。」

ノノミ「じゃあ、背後から一気にってことですね☆」

先生「待て、背後でも危険だと思う。」

セリカ「なんでよ!!」

先生「リンちゃん達の調査で首を180°近くも回せるらしいんだ。」

アヤネ「まるでフクロウじゃないですか!?」

その後、色んな作戦が立ったが、決定には至らなかった。

攻略に行き詰ってしまった対策委員会。

その時

???「力ガ欲シイカ?」

先生「!?」

シロコ「ん、誰?」

突然、シッテムの箱から聞いた事のない声が聞こえる。

アロナ「先生!それは罠の可能性がありますよ!!」

シッテムの箱のOS、アロナが警告する。

しかし

???「知ッテイルカ?『力が無ければ守れる者も守れない』ト。オ前ダッテ守リタイ人ガイルノデハナイカ?」

謎の声が問い掛ける。

先生「お前の力を使えば皆を守れるんだな?」

???「アア、保証シヨウ。俺ハ自分二嘘ハツカナイカラナ。」

謎の声が答える。

アロナ「先生!!!」

先生「ごめんアロナ。生徒たちを守れるのはこれしかないんだ。」

ホシノ「先生...。」

???「サア、パスワードを打チ込メ。」

先生はシッテムの箱にきたパスワードを打ち込む。

『我々は覚えている、七つの嘆きを。

我々は望む、ジェリコの古則を。』

その時、朝日よりも眩い光が夜のアビドスを包む。

ガルメルス「ぎしゃあああァァ!!!!」

先生「あ、あれば?」

そこに現れたのは白い巨人だった。

アビドスAM2:39

白い巨人「デュワアァ!!」

白い巨人はガルメルスに向かって走り出した。

そして正拳突きをかました。

ガルメルス「ギシャアァ!!」

ガルメルスは怒り爪を振り回す。

白い巨人はそれを華麗に回避する。

白い巨人「ハッッ!!」

両腕のカバーが開き、そこから無数の光弾がガルメルス目掛けて撃たれた。

ガルメルス「ギシャァァ!!」

ガルメルスが怯んだ。

アヤネ「す、すごいです。あんなに強いなんて...。」

セリカ「もういっそのことアイツ1人でいいんじゃない?(呆れ)」

先生「いや、私たちにもやれることがある筈。」

シロコ「ん、例えば?」

ホシノ「それならおじさん、考えがあるけど。」

しばらくは白い巨人が有利であった。

しかし

ガルメルス「ギシャァアアアアア!!!!」

ガルメルスは再び可燃ガスを吹き出した。

そして酸素と結合し連鎖爆発が起きた

白い巨人「グゥワァァ!?」

白い巨人はぶっ飛ばされ、ビルを崩しながら倒れた

ビルの持ち主「わしのビルがァァァ!!」

従業員「シャチョー!!」

吹っ飛ばされた勢いで混乱状態だ。

そこにガルメルスの爪が振り下ろされる、その時

先生「今だ!ドローン起動!!」

先生の掛け声と共に起動した無数のドローンがガルメルスに当たり、爆発した。

ガルメルス「ギシャアァァァ!!!?」

ガルメルスは大きくダウンした。

そこにようやく正常になった白い巨人

白い巨人「デュワアァ!!」

白い巨人が構えた瞬間、再び亜音速弾が飛んできてガルメルスの右眼に当たった。

ガルメルス「ギィャァァァァ!!!!?」

一方、某ビルの屋上。

陸八魔アル「あっはは!命中したわ!!」

怪獣に当たり喜ぶアル

伊草ハルカ「流石です。アル様。」

ハルカがアルを称える。

浅黄ムツキ「えーでも、アルちゃんの弾。」

鬼方カヨコ「どう見ても味方?に、スレスレ。」

アル「なっ、何ですってー!?」

そしてアルが白目を向き、ムツキがその光景を見て笑い、カヨコが溜息をつく。それが彼女たち便利屋68である

話を逸らして、

右眼を負傷したガルメルスに対し白い巨人は仕切り直して構え、そして

白い巨人「デュアアア!!」

右腕から放たれた青白い光線はまっすぐにガルメルスの左胸を貫く!!

先生たち「やったァー!!」

ガルメルス「ギシャアァァァ...!!」

力無き断末魔を上げたガルメルスは倒れ爆撃機よりも更に激しい轟音と共に大爆発した。

その直後

シロコ「ん、もう朝日が。」

時間を見ると丁度朝焼けの時間だった。

朝焼けに照らされた白い巨人はどこか神々しさが垣間見える。

ノノミ「綺麗...。」

セリカ「うん、本当にね。」

その後、彼はどんどん小さくなっていき、2mはある大きさになった。

先生「そういえば、君の名前は?」

先生の質問に白いロボット?は答える。

白いロボット「俺には名前が無い。好きに名付けろ。」

その後、色んな候補が上がったが、いずれも、彼にはしっくり来なかった。

しかし、そこでホシノは、

ホシノ「じゃあさ、名無しの頭文字からNというのはどうかな?」

その名前にしっくりきたのか、

N「Nか...。悪くは無いな。」

こうして白いロボットは、否、粒子生命体はNと名付けられた。

N「俺の名はN、粒子生命体のNだ!!」




今回の怪獣
ガルメルス
別名 火炎怪虫
身長 53m
体重 2万6千t
特徴 突如アビドスに出現した50m級昆虫型巨大怪獣。その容姿はサシガメに似ている。両腕の爪と、口から噴射する、酸素と結合し爆発を起こす可燃性ガスが武器。
分布 アビドス街地下(夜)
次回予告
ミレニアムに連れられてきたN。そこで天童アリス達、ゲーム開発部と出会い、友情を育む一方、セミナーの早瀬ユウカは彼を認めない模様。しかし突然、怪獣が現れ...。
次回第二話
「戦士の証明」
この戦いは始まったばかりに過ぎない...。
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