奇策によって、ルガノーガーに一矢報いた先生達。然し、ルガノーガーの背後から貫き『黄金の凶虫』もといゴルガルスによって先生が瀕死に追いやられてしまった。果たしてキヴォトスの未来は...?
※今回も独自の解釈が含まれています。それが苦手な方はブラウザバック推奨です。
「...こ、ここは...?」
気づけば辺り一面真っ白な空間の中にいた。
「漸くお目覚めかい?シャーレの先生??」
「...!」
そこに居たのは創世の神だった。
「君は今、身体と精神が分離している状態。端的に表すなら、幽体離脱と言ったところか。」
「!?」
衝撃の事実に動揺を隠せない先生。
「いやぁ本当は君はあの時ゴルガルスによって死んでいたのだが、どうやら生徒達に助けられたようだね。」
「...一つだけ答えて欲しい。」
落ち着きを取り戻した先生が創世の神に問い掛ける。
「どうして怪獣ばかり作り出すんだ。神の力があれば地球を消すのは簡単なはず。」
これについて、
「言っただろう。私としては呆気なく滅ぼすのはつまらないからだ。それに驕り高ぶった人類共が自然にとって生まれた怪獣という脅威に蹂躙されるのが皮肉にして滑稽極まりないからねぇ。」
創世の神の主張に対し、
「...確かに私たちは驕っていたかもしれない。でも、だからこそ、過ちに気づき、それらを解決する為に頑張っているんだ。どうか私たちを信じて欲しい。」
先生の説得にしばらく黙り込んでしまった創世の神。
「君も似たような答えか。」
「どういう意味だ...?」
「以前、私の主張に似たような答えを言った者がいた。君には分かるだろう。この世界は穢れている。だからこそ浄化しなければいけない。」
「しかし...。」
その時先生の手がすけ始めた。
「どうやら、身体の方が目覚めつつあるようだ。何度でも言おう。人間は互いを分かり合える筈がない事を。」
目を覚ますと病院にいた。
「せ、先生...?」
「ホシノ...。」
目の前にはホシノがいた。
「...ほんとは私、すっごく怖かった。先生が死んじゃうじゃないかって...。他のみんなも多分同じなんじゃ無いかな。」
「そうだったんだ。辛い思いをさせてごめんね。」
「ううん。私たちがもっと早く来れば...。」
自責からか、自然と涙が溢れ始めたホシノ。
そんなホシノに対し、先生は何も言わずに抱きしめた。
「...ありがとう先生。」
と、その時、ケルベルス総裁も見舞いに来た。
「漸く目を覚ましたか先生よ。大事n...。」
「「....。(赤面)」」
抱きしめてる所を見られ、二人揃って赤面する羽目に。
「...水を差して悪かったな。まぁそれはそれで、君に大事な話がある。」
「大事な話...?」
「あぁ、君が意識を失っている間、我々はゴルガルスが放っていたエネルギーを研究していてな。」
そのままケルベルスは研究員を総導入して大規模な研究をしている事、サンクトゥムタワー直下4000mでゴルガルスの繭を見つけた事、そして、繭の周辺で断層があちらこちらにあった事を伝えた。
「そ、それで...。」
「あのエネルギーは大地を活性化させる効果が判明した。」
「大地を活性化...。」
「具体的かつ、端的に言えば、地震などの原因であるプレート移動を活発にする効果があるという事だ。」
「そんなそれじゃキヴォトスは...。」
「...放っておけば十中八九滅亡する。それにキヴォトス各所で発生した大規模なワームホールの影響で他学園からの援護は不可能に近い。」
「私もシロコちゃん達と、相談して後を任せて見舞いに来たんだ。」
「でも、アースディアンもボロボロだし...。」
「...その必要はない。」
「「え」」
目を丸くする二人に対してケルベルスは、
「アースディアンだけで対処出来ない事態になった際に、ソルブレイバーのデータを元にした二号機が完成したのだ。」
「わ、私が寝ていた間に...!?」
「うへ〜、これがコーポレーション驚異のメカニズムってことぉ〜。」
「あぁそうだ。早速案内しよう。そして、今起きているキヴォトスの未曾有の危機に対し、我々ケルベロスコーポレーションが全戦力を動員し、解決に貢献することを約束しよう。」
「あぁ、こちらこそ。」
格納庫前※ホシノはアビドスの皆と合流するべく、先生と別れた。
「こ、これが...。」
そこにあったのはアースディアンをよりスマートにしたかのような巨大ロボであった。
「これが対獣用機動決戦兵器 アースディアンMk2だ。」
「アースディアンMk2...。」
「アースディアンの1.5倍の機動力と運動性を持ち、両腕部に武器を圧縮して収納している。更に、君の持っているシッテムの箱の機能をこちらでも使える様にもした。」
「シッテムの箱を...?一体どうやって?」
「スマンがその話は企業秘密だ。」
シッテムの箱の機能の連携について聞こうとするが、企業秘密とかわされた。
と、話に花を咲いていた時、
「DU上空にゴルガルスが襲来!!現在、サンクトゥムタワーに向かって飛来しております!」
「...操縦性は一号機と同じだが、ぶっつけ本番行けるか?」
「あぁ、勿論!!」
と、先生はアースディアンMk2のコクピットに乗り込んだ。
そしてシッテムの箱を起動。
「あ、先生!!!」
「久しぶり、アロナ、プラナ。」
「お久しぶりです、先生。」
「先生!!こっちは寂しかったんですよ!!」
「いや、ほんとゴメンって。」
「私もアロナ先輩に賛同します。」
「プラナにまで...じゃあ2人とも、お願いするね。」
「「はい!!」」
ハッチが開き、そこからアースディアンが姿を現す。
N「あれは...。目を覚ましたのか、先生。」
飛び上がるアースディアンMk2を見て、先生の復活を確信したN。
そして、彼も先生の後を追い...。
そのころDUでは再びゴルガルスが襲来。
再び黄金の雷を放ち辺り一面を焼け野原にしていく。
その時、巡航ミサイルがゴルガルスに命中!!
そして地上に降着。
川北式逆光を背景にアースディアンMk2の勇姿が光り輝く。
「行くぞ、凶虫。私たちの力を見せてやる!」
開幕いきなりタックルをゴルガルス目掛けぶちかます!!
そのままブーストパンチでゴルガルスの顔面に殴り飛ばした!!
そのままビル街を巻き込みつつ、倒れ込む。
しかし、そのまま立ち上がり、再び誘導レーザーを放つ!!
しかし、既に対策されており、シッテムの箱から防衛システムが展開!
アースディアンを守り抜く!!
「今だ。アームソード用のレバーを引け!!」
ケルベルスの言うままにレバーを引くと、右腕のカバーが開きアームソードが展開した!
「奴の弱点は腹部の気門だ!奴はそこで余ったエネルギーを放射して冷却している!」
そのまま向かうが、ゴルガルスが接近を許すはずが無く、雄叫びを上げた途端、ショベルカーが異常変形して、ジョグレドスに!
そのままバケットアームを振り下ろそうとした時、
N「デュアァァァッ!!」
Nのドロップキックがジョグレドスを吹っ飛ばす!!
N「お前はゴルガルスをやれ!!俺はコイツを倒してから行く!!」
「分かった!」
ジョグレドスをNに任せ、ゴルガルスに向かい走り出す!!
ゴルガルスも負けじと角から稲妻を放つが、
「うぉぉぉぉぉ!!!」
すれ違いざまに腹部の気門を斬り裂いた!!
切り裂かれたゴルガルスは悶え苦しみ全身がより輝きを増し始めた!!
「熱暴走しているのか...!?」
そう、羽根だけでは冷却しきれないほどのエネルギーを内蔵しているのだ!そのため腹部の気門で余ったエネルギーを放射していた。
一方でNもジョグレドスのバケットアームをそのまま叩き折る!!
そしてビームブレードでジョグレドスを一刀両断し撃破!!
熱暴走したゴルガルスは常に稲妻を放ち続ける!
しかし、それで彼等を止める理由は無かった。
爆炎の中走り出す二人。
キヴォトスの平和の為、そして、大切な仲間たちを守るために!!
二人のダブルパンチがゴルガルスを吹っ飛ばす!!
「今だ!アームランチャーのボタンを押せ!!」
そしてボタンを押すと、両腕のカバーが開き、アームランチャーが展開した!!
暴走したゴルガルスは有り余るエネルギーを全て使い、フルチャージした破壊光線を放とうとするが、こちらもエネルギーをフルチャージ。
「今こそここで決着を着ける!!!!」
二閃の光が激しくぶつかる!!
しかし、欲望の赴くままに暴れる凶虫に、決意を固め、覚悟を決めた二人に勝てる見込みは無かった。
遂にアースディアンの光線がゴルガルスの破壊光線を打ち破った!!
それでも迫るがついに力尽き、大爆発!!!!!
更にその余波によってワームホールは消え、怪獣たちも次々と爆破していく。
彼等の覚悟が『黄金の凶虫』を打ち破り、破滅を食い止めた!!!
各地に熱狂が巻き起こり、そのまま二人は固い握手を交わした。
しかし、
「あーらら、せっかくの自信作だったのになぁ。」
傑作であるゴルガルスを倒された創世の神はご不満の様子。
その時、
「創世主様。様々な世界にて怪獣出現の兆候が見られました。」
エルティーレが創世の神に怪獣が現れ始めていることを報告。
「そうかそうか、ルガノーガーが早めに来たのは想定外だったけどこれはこれで良さそうだねぇ。」
こうして、世界各地が『怪獣頻出期』に突入した...。
今回の怪獣
ゴルガルス
別名 黄金凶虫
身長 89m
体重 9万8千t
特徴 遥か古より封じられた『黄金の凶虫』。ルガノーガーの襲来の影響により封印から目覚めた。体内に大地を活性化させるエネルギーを有り余るほど持ち、それを活かした稲妻、誘導光線、そして圧倒的な威力を誇る破壊光線『ゴルディウスデストロイヤー』を武器とする。
分部 サンクトゥムタワー直下(地下4000m)
次回予告
新興都市神浜市の上空に開かれたワームホール。
そこから現れた異界獣ラーム。
その力に蹂躙される時、再び、
次回第三部異変語り編
『新たな出会い』
白き伝説は別の世界へ...。