第二十五話 新たな出会い
ここは新興都市、神浜市。願いによって力を得た『魔法少女』が住む街として有名な所である。そして今日も
「行ってきます!」
新西区の家から登校する彼女は『茜 優美』。
彼女もまた、魔法少女である。
「あっ。茜ちゃん。おはよう。」
「おはよう絵里ちゃん。」
登校先の通学路で会った少女は『青木 絵里』。
優美にとって大切な親友である。
彼女たちは、何事も無く学校へ着き、そこでいつもの様に青春を送っていた。そう、あの時までは。
下校のチャイムが鳴り、皆が下校し始める中、
「ねぇねぇ茜さん。今度みんなでミナギーランドに行こう!!」
「うん。私も!絵里ちゃんは?」
「私も行く。あっ。それなら環さんや鶴野先輩も誘って見ませんか?」
「ナイスアイデアだよ絵里ちゃん!じゃあ私、いろはちゃん達に連絡をs」
その時、新西区上空にポッカリと穴が開き始めた。
「...茜ちゃん。これって。」
「うん...嫌な予感がする。絵理ちゃんは皆を安全な場所に。」
「分かった。気を付けてね。」
付近のクラスメイトと絵里に任せ、優美は人気のない場所で変身。
※尚、変身シーンは皆さんのご想像にお任せします。
そのまま、ワームホールへ向かおうとした時、そのままワームホールから怪獣が現れた。
「あ、あれは...。」
「確か2003年のトルコに...。」
その姿はこの世界の生物と全く一致しない、名状し難き怪物であった。
口の中に目玉を持ち、筒の様な胴体に手足が生えたような端的に表すと気持ち悪いの一言で済む程だ。
そして不気味なほどの不協和音な鳴き声をあげながら長く発達した両腕を振るい街を破壊していく。
「このままじゃ、町が...。そんな事させない!!」
迫り来る怪獣『ラーム』を食い止める為、武器のレイピアを振るう優美。
しかし、ラームの頑丈な皮膚に防がれてしまう。ラームは長い腕で優美を払い除けた後、口らしき部位から目玉らしき発光器官を覗かせる。そして
目から破壊光線を放ち、再び街が壊されていく。
「そんな...。」
絶望し膝から崩れ落ちる絵里。
しかし、
「まだ、諦めちゃダメ...。」
ボロボロになりながらも優美は立ち上がった。
何故なら、彼女は大切な絵里やクラスメイト、そして今生きてる神浜も護りたいからだ!!
しかし、それを嘲笑うかのように、目らしき器官から破壊光線を放とうとした瞬間、光弾がラームの側頭部に直撃!
まともに受けたラームは大きく吹っ飛ばされた。
「あ、あれは...。」
その直後、空から白き巨人が地響きと共に着地した。
「あ、あなたは誰?」
N「俺の名はN。話なら後にしてくれ。」
そういうとNは出会い頭にラームの胴に飛び膝蹴りをぶちかます!!
ラームは怒り、破壊光線を放つが、
「そうはさせない!!」
優美の固有魔法であるバリアがラームの破壊光線を防いだ。
N「感謝するぞ魔法少女!じゃあ俺も本気出すか。」
そのままNは斬波を取り出し、すれ違いざまにラームを斬り裂く!!
そして続けざまにラームの右腕を切り裂いた!!
右腕を斬り裂かれ悶えるラーム。
怒りのままに残った左腕を振り下ろすが、
N「見えた!!」
Nはカウンターの要領でラームの左腕を斬り裂く!!
再び斬られ戦意を失うラーム。
しかし、そのまま見逃す訳もなく、
N「デャァァァァッ!!!」
刀身にエネルギーを集めた奥義『半月一閃』がラームをぶっ飛ばした!!
吹っ飛ばされたラームはそのまま大爆発!!!
「あなたはどうして此処に?」
恐る恐る絵里が尋ねるが、
「え、あぁ、簡単に言えば旅行か?」
「そ、そう...。」
これがNと魔法少女達のファーストコンタクトであった。
今回の怪獣
ラーム
別名 異界獣
身長 47m
体重 2万2千t
特徴 突如発生したワームホールから現れた正体不明の怪獣。そのDNAや血液含め、全てがこの世界の生物と一致しない。武器は長い両腕と目らしき発光器官から放つ破壊光線。
分布 不明
次回予告
神浜に訪れたN。しかし魔法少女七海やちよはどうやら彼に対し懐疑的なようだ。そうしたいざこざの内に怪獣が現れ...。
次回
『共に未来を』
果たして優美は対立を止められるのか?