怪獣が闊歩する世界で生きる   作:02式

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前回のあらすじ
神浜観光の途中に調整屋に訪れた優美達。その際にいろはとやちよと出会う。当初こそ、やちよがNに対し、不信感を抱いていたが、出現した怪獣ドルグレスと小型怪獣との戦闘にて見事に誤解も解けた。


第二十七話 転校生はお嬢様

神浜市 南凪区

ネオン煌めく深夜の街にて、怪獣ボタリノスとNが壮絶な空中戦を行っていた。

ボタリノスは両肩から弾幕を放つがNのビームバルカンで迎撃されていく。

そしてそのまま巨大なビームスライサーを生成し、投げ飛ばした!!

投げられたビームスライサーはそのままボタリノスの身体を両断!!そのまま空中で爆発した。

 

一夜明けて中央区。

中央学園では留学生の件で話題になっていた。

「新しい留学生ってどんな子だろう?」

「噂によればお金持ちのお嬢様らしいけど。」

教室でそんな話をまさらとこころがしていると教師が来た。

「はぁいみんな座って。今日は新しい子を紹介するぞ。さっ、こっちへ。」

そう教師が連れてきたのは淡い金髪に桃色の瞳と絵に書いたような容姿端麗の美少女であった。

「皆さん初めまして。私はリーナ・ネイトスって言います。」

彼女の名前を聞いて、

「え、ネイトス!?」

「ネイトスってあの...。」

教室が一気にざわつき始めた。

「ネイトスってなんだっけ?」

こころの質問に

「ネイトス・ファウンデーション。イギリスに本社を持つ世界有数の輸出入企業...ってニュースに書いてあった。」

「じゃあつまりリーナちゃんって。」

「正真正銘の社長令嬢。」

なんて話してると

「皆静かに。リーナちゃんはどこから来たんだっけ?」

「はい。私はイギリスのマンチェスターから来ました。皆さんのお察しの通り、私の父は輸出入企業の社長をやっています。不束者ですがよろしくお願い致します。」

そう語り丁寧に挨拶している辺り、令嬢らしいお淑やかさである。

その際に

「...あの指輪は...?」

何やらまさらはリーナの右人差し指に指輪をはめてるのを見かけ...?

 

一方その頃、

前回、いろは達の戦闘を見ていた謎の男。

「確かマイナスエネルギーの発生源は...。」

どうやらマイナス個体を探しているようだ。

と路地裏にて青黒いオーラが形作っているのを目撃。

「もう既に実体化してんのか?」

どうやら既に中央学園のクラスメイトの一人からマイナスエネルギーが溢れたようで、怪獣として具現化した。

「コイツはいい情熱が得れそうだな...。」

と即座に拳銃を抜き威嚇射撃を行った。これに驚いた怪獣は、そのまま密集地に走り出した!!

 

放課後、

こころとまさらはリーナと共に下校中だった。

「そういえばリーナさん。」

「はい、何でしょうか?」

「その指輪...もしかしてあなたも魔法少女なの?」

突然の質問に対し戸惑うリーナだったが、

「...はい。確かに私は※契約者と出会い、魔法少女になりました。そういえば、指輪を知っているという事は貴女方も?」

「うん。私たちも魔法少女なの。そういえば、リーナちゃんの願い事ってn...。」

と話しかけた時、中央タワー付近で爆発音が。

変身し急いで駆けつけた三人の前に居たのは、巨大な人型の芋虫と白いフードの男であった。

「いいぞぉ。もっとたらふく食え!じゃんじゃん育ってくれねぇとなぁ。」

「あなた、そこで何をしてるの!!」

謎の男にこころが呼びかける。

「なんだ、あんたらも所謂魔法少女って奴かぁ?俺はなぁ、此奴の中にある情熱を解放してるだけだぜ?咎めるのは此奴が暴れた後にしてくんねぇかな。」

「そんな事、絶対にさせない!!」

と武器を取り出し攻撃しようとするが、即座に武器を撃たれ落としてしまう。

「悪ぃな。俺は早撃ちが得意なんでね。お前らには出来るだけ痛みを与えたくないんだよ。これ以上痛みを与えられたく無かったら、とっと引き下がるんだな。」

「嫌です!!私たちは決して引くことはできません!!」

頑なに引き下がろとしないリーナ達。

「だと思ったぜ。だったら互いに殺りあおうぜ!!ド派手にな!!!」

と拳銃を引き抜こうとした刹那、突如光弾が地面に直撃!

「何だ!?」

Nが颯爽と駆けつけた!!

「貴方が噂の...。」

N「俺の居ないうちにドンパチ殺りおって。それに誰だお前は?」

Nの問い掛けに対し、

「そういえば言い忘れてたな。俺はビサルディア。偉大なるあの御方の命令で、此奴の情熱を解放してやってんだよ。」

N「あの御方...。お前、創世の使徒か?」

「ご名答だ白い戦士。もう此奴もでかくなった頃だな。」

彼が指さすと、周りのマイナスエネルギーを吸収し、巨大化していた!

N「コイツは俺に任せて、お前らはビサルディアを!!」

「...分かりました。ここは私たちにお任せください。」

「待て!!やらせるかよ!!」

とした時に電撃が降りかかる!!

「「ここから先には行かせない!!」」

こころ達がビサルディアに任せ、Nは巨大化して怪獣キャタロピスに挑む!!

先手必勝とばかりに飛び蹴りをキャタロピスの腹にぶち込む!

怒るキャタピロスは強酸性の糸を吐き襲い掛かるが、瞬時にバリアを展開し、攻撃を防ぐ。

そのままビームバルカンで徐々にダメージを与えていく。

両腕の突きを回避し、そのまま手刀を叩き込む!!

N「一気に決めるぞ!!」

即座に斬波を抜刀。

そのまま奥義「劫炎突破撃」をギャタロピスの胴を貫く!!

まともに食らったキャタロピスは倒れ込み大爆発!!

「あっ、しまった!!」

キャタロピスが倒され動揺するビサルディア。

「ここは引き下がるぜ!」

咄嗟に煙幕を放ち撤退した。

こうして、何とか新たな使徒の暗躍を未然に防いだ一行であった。




今回の怪獣①
ボタリヌス
別名 妖光怪虫
身長 56m
体重 4万t
特徴 突如現れた蛍の怪獣。空中をマッハ7.5で飛行し、両肩から光弾の弾幕を放つ他、収束して放つ光線も武器とするが、今回の個体は使用しなかった。
分布 神浜市南凪区(夜)
今回の怪獣②
キャタロピス
別名 糸玉怪獣
身長 5.5~42m
体重 250~1万6千t
特徴 中央学園の生徒が抱える『留年に対する恐怖』のマイナスエネルギーから具現化した怪獣。
口から吐く強酸性の糸と、両腕の刺突攻撃が武器。
感情の種類 恐怖
次回予告
シドニーで発見された卵形の金塊。
それを博物館に、送る事にした優美達。
しかし、それと同時に、カルフォルニアで金庫が怪獣に襲われる事件が...。
次回
『生中継!金塊護送作戦』
黄金の塊に眠る、新たな生命。
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