怪獣が闊歩する世界で生きる   作:02式

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前回のあらすじ
突如、アビドスに出現した怪獣ガルメルス。その圧倒的戦闘力で街を破壊していった。その事態に対策委員会が立ち向かうが、酸素と結合して爆発するガスの前に防戦一方だった。しかし、シッテムの箱から現れた粒子生命体Nの活躍によってガルメルスは倒され、アビドスに再び平和が訪れるのであった。


第二話 戦士の証明

ミレニアムサイエンススクールAM9:15

先生とNはミレニアムに来ていた。

N「いや〜すまんな教師。俺の観光に付き合わせて。」

先生「いいんだよ。それにゲーム開発部から誘いを受けてたし。」

N「ゲーム開発部?」

先生「ゲームを作ったり、作ったゲームをテストプレイする部活かな。」

そういうと一人の生徒がやって来た。

天童アリス「あっ!先生!!と先生の仲間ですか?」

アリスは先生に質問を問いかけた。

先生「うーん、まあそうかな。」

N「いや、俺はソロだ。」

先生「え!?」

突然の一言に先生は驚く。

アリス「アリス、知ってます!!レイドバトルで乱入するソロプレイヤーですね!」

N「まぁ、大体合ってる。」

アリスの質問にNが応える。

その時

才羽モモイ「あっ、アリスに先生!!と、誰?」

才羽ミドリ「誰ってクロノスで取り上げられた白い巨人...だよね?」

N「如何にも、俺が粒子生命体Nだ!!」

二人の質問にNは自信満々に答えた。

モモイ「やっぱり噂は本当だったんだー!!」

N「噂?」

ミドリ「ちょっとお姉ちゃん。本人が困惑してるよ。」

モモイ「あっ、そうだった。あなたが『アビドスを救った白い巨人』なんだね!!」

N「なんだか尾鰭がついてるような気が...。」

先生「でも噂は本当なんだよ。」

先生が事を説明すると、

N「で、確かお前らが教師が言ってた...。」

モモイ「うん!私がゲーム開発部の才羽モモイと」

ミドリ「その双子の妹のミドリだよ。」

モモイ「そしてこの子がアリスだよ。」

N「ほうほう。」

アリス「パンパカパーン。Nがパーティに合流しました!!」

N「え?」

突然の自体に困惑するN。

モモイ「あ!今日新作ゲームの発売日じゃん!!」

新作ゲームを買う目的を忘れてたモモイ。

ミドリ「全くお姉ちゃんったら...。」

そして呆れるミドリ。

アリス「では先生とNも着いてきてください。」

N「ああ分かった。」

モモイ達に連れられる形でショッピングモールに来たN。案の定ゲームコーナーはものすごい行列だった。

モモイ「うわぁーん!!これじゃあ新作ゲーム買えないじゃん!!」

ミドリ「あれ?そういえばユズちゃんは?」

モモイ「あ!?そういえばユズに並んでと頼んだの忘れてた!!」

そう言ってたら、

花岡ユズ「みんな〜お待たせ~。」

疲れ顔のユズが戻ってきた。

アリス「ユズ!!クエストはクリア出来ましたか?」

ユズ「うん。すごい人混みで大変だったけど何とか買えたよ。」

ミドリ「も〜お姉ちゃんったらユズちゃんに無理押し付けて!!」

モモイ「痛たた!悪かったって!だから耳をつねらないで!!」

モモイがミドリにつねられてる間にNが尋ねてきた

N「確かお前がゲーム開発部の...。」

ユズ「は、はい。私が部長の花岡ユズです。よ、よろしくお願いします...。」

彼の質問に答えるユズ。

一方その頃、

ミレニアムAM11:30

早瀬ユウカ「全く信じられない...。」

ミレニアムタワーでユウカが頭を抱えていた。

生塩ノア「どうしたんですかユウカちゃん?」

ノアが頭を抱えるユウカに声をかける。

ユウカ「だって突然怪獣が現れるし、それを未だ分からない巨人が倒したのよ!!信じられない!!」

ユウカは未だにガルメルスの件を嘘と、思っているようだ。

しかし

オペレーター「地下400mに巨大な熱源を検知!!」

ユウカ「なんですって!?」

ノア「場所はショッピングモールのすぐ近く、先生たちのいるとこのすぐ隣です!!」

ユウカ「確か先生は今頃ゲーム開発部の皆とゲームを買いに...。今すぐ伝えないと!!」

ミレニアムAM12:00

談笑をしていた先生達。

そこに、

先生「あ、ユウカからだ。」

ユウカ「先生!!今すぐ避難して下さい!!!ここはもう...。」

先生「え?」

その時、

モモイ「え!?地震!?」

N「いや違う。この揺れは...!」

なんということだろう!

彼らがいたショッピングモールの近くの地面が割れて、中から怪獣が現れたのでは無いか!!

怪獣「ブルモオォォウ!!」

その姿は二足歩行の水牛のようだ。

しかし

先生「カメムシの次は牛!?」

N「いやよく見ろ。あれはパキケファロサウルスじゃないか!!」

そう、その姿は水牛の角を生やしたパキケファロサウルスに酷似していたのだ。

ミドリ「怪獣が本当にいたなんて...。」

アリス「アリス知ってます!これはレイドボスですね!!」

モモイ「そういう問題じゃなぁぁい!!」

ユズ「なんとか逃げないと...!」

先生「みんな!!こっちだ!!」

先生の指示でモモイ達は避難所に駆け込む。

それと同時にリン生徒会長代理から通信が来た。

リン「現在出現した巨大怪獣をブルメラと呼称します。十分警戒してください。」

ブルメラ「ブルモオォォォォウ!!!!」

ブルメラと名付けられた怪獣は遥かな大地を踏みしめて、力を溜めている。

N「来るぞ...!」

ブルメラ「ブルモォォォォウ!!!!」

ブルメラは力強く嘶くと同時にこちらに突っ込んできた。ブルメラのタックルによって多くのビルがなぎ倒されていく。

N「こいつはマズい。俺がやる!!」

彼がそう言うと同時に体内の粒子を増殖し、巨大化したのである。

モモイ「あれが噂の...。」

ミドリ「白い巨人...。」

ミレニアムAM12:42

N「では行くぞ!!」

Nは力強く走りブルメラに攻撃を与える。

ブルメラ「ブルモゥゥゥ!!」

ブルメラは頭の角を振り回して反撃する。Nはブルメラの攻撃を回避しつつ、着実に打撃を与える。

N「デャァッ!!」

彼の手刀がブルメラの首にヒットする。

ブルメラは大きく仰け反った。

しかし、次の瞬間

N「グォォウァ!!」

ブルメラの驚異的なパワーに吹き飛ばされたのだ。

N「グッ...ウゥゥゥ...。」

ブルメラは力を溜めている。

このままではNが危ない!!

その時、

アリス「エネルギー、フルチャージ。」

アリス「この光に想いを込めて...貫け!!」

アリス「光よ!!!」

アリスの光の剣:スーパーノヴァがブルメラの体を貫く

ブルメラ「ブルモァァァァ!?」

N(何だ、あの火力。)

光の剣:スーパーノヴァの火力に驚くNだが、

N「また助けられたな。ありがとう。」

ようやく立ち上がったNはアリスに礼をすると

N「さあ、ここからがクライマックスだ!!」

そう言うと彼の右腕から高エネルギーの剣が現れた

ブルメラ「ブルモオォォォウ!!」

ブルメラは再び力を溜め、必殺のタックルをかける!

N「ゼアァァァ!!!」

対するNも全力で走る!!

ミドリ「一体、どっちが勝つの?」

ミドリの質問に対し、

先生は

先生「絶対にNが勝つよ。」

と戦いを見守ることを決めた。

その直後、Nのビームブレードがブルメラの胴を一閃!!

ブルメラ「ブルモォァァァ...。」

ブルメラの上半身がズレた瞬間、轟音と共に大爆発したのであった。

ユウカ「本当にいたのね、白い巨人...。」

駆けつけたユウカは唖然とする。

Nは先生達の前で元の大きさに戻った。

N「いやー凄かったよアリス。アレは誰の発想なんだ?」

アリス「あれはユズが考えた作戦です!」

アリスは軽快に答える。

ユズ「あの怪獣、力を溜めてる間、無防備だと気づいたんです...。」

先生「そこでアリスのスーパーノヴァを溜めて貰おうと思ったんだ。」

彼の作戦を聞いて、

N「ははっ、やはり教師の指揮能力には勝てねぇや。」

と、その時

???「空間移動システムの修理が完了しました。」

先生「え?」

突然のアナウンスに困惑する先生たち。

N「そうだった。キヴォトスに来る時にエネルギー結構使ってしまって空間移動システムが故障してたんだった。」

先生「そ、そうなんだ...。」

N「それで別の場所に行こうと考えていたんだ。よかったら一緒にどうだ?」

一同「遠慮します。」

N「あらそうなの。」

全員で仲良く笑っていたその頃、

謎の空間

???「いよいよ私の愛しい作品達が目覚め始めたか。」

光り輝く謎の男はブルメラの出現を観察していた。

???「よぉし私も新たな作品を創っていこうか。」

そう宣言した謎の男の正体とは??




今回の怪獣
猛牛怪獣 ブルメラ
身長 50m体重 4万t
特徴 ミレニアムの地下から現れた巨大怪獣。一見すると牛のようだが頭をよく見ると角の生えたパキケファロサウルスに酷似している。パワー自慢の怪獣で頭の角を振るい街をなぎ倒す。また力を溜めてのタックルは強力だが、貯めている間は無防備である。
分布 ミレニアム地下(昼)
次回予告
空間移動システムが復旧したNが向かったのはロイヤルの基地。そこでNはKAN-SENやロボットで出来た指揮官と出会う。その時、敵対していた重桜から新たなKAN-SENが...。
次回 第3話
『重桜からの使者』
着任した少女は希望か絶望か。
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