怪獣が闊歩する世界で生きる   作:02式

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前回のあらすじ
シドニーで発見された卵を護送することになった優美達。しかし、突如現れたマネイドンにより、卵に危機が迫るが、Nの新兵装により、何とか乗り越えた。しかし、卵が生まれてしまったが、幸い卵の中の個体が優美を刷り込みで親と認識した為、事なきを得るのであった


第二十九話 夢ミル鯨

ある夜、ホシノはうなされていた。

「...ここにいたんですね。ユメ先輩...。」

そこにあったのはユメ先輩らしき何か。

きっと暑さにより衰弱死したのだろうか。その豊満な身体はカラッカラに干からびていた。

...

「..夢か...。」

目を覚ました彼女の顔には隈が出来ていた。

ここ一週間は寝れてないようだ。

「大丈夫か?ホシノ。」

先生がお茶を運びながら心配そうにホシノを見ていた

「...うん。最近戦闘続きだったしね〜。」

そう答えるホシノ。

しかし、彼女の目は少し悲しそうな目をしていた。

(本当に大丈夫なのかな...。)

 

一方その頃、

あるビルの屋上に怪しげな人物が二人。

「ホントにこの位置に降ってくるんスか?」

「えぇ。私の推測が正しければ、もうすぐあの怪獣が降るのです。」

そこに居たのは創世の使徒、エルティーレとビサルディアだ。

「そういえば俺の役割ってなんでしたっけ?」

「おや、聞いていなかったのですか。貴方の役割は目標捕獲の際の陽動ですよ。」

「え、陽動...?あっ...(察し)。俺に任せてください!!」

何かを察した様だが、先陣を切ることに自ら買って出たビサルディア。

果たしてその目的とは?

 

その頃アビドス高校では、先生の提案により、天体観測を行う事になった。

「夜の砂漠は綺麗だねぇ。」

「そうですねホシノ先輩。」

「先生、あれは?」

「あれは夏の大三角形。夏を代表する星座だ。」

と話に花を咲かせていると、

「ん、流れ星...。」

「ほんとだ。あれ?こっちに来てない...?」

セリカが指を指すと、流れ星は物凄い速さで迫ってきた。

「!?みんな、伏せろ!!!」

先生の合図で全員伏せたのと同時に流れ星、否怪獣が着地してきた。

「ほぅ、遂に来ましたか。」

土煙と共に表したその姿は何処か始祖鳥にも似ていた。

「あ、あれが先輩が言ってた...」

「宇宙渡り鳥、キングゼロ。」

キングゼロと呼ばれたから怪獣は口から青い熱線を吐いて襲ってきた!

急いで回避した先生はキングゼロを誘き出しつつ、急いでアースディアンMk2の発進値に向かう。

その頃、シロコ達は突如現れたサソリ型の小型怪獣、サンドポーチャーと交戦していた。

「これじゃ埒が明かない!」

とその時、

「...!シロコちゃん伏せて!!」

間一髪、シロコ目掛けて放たれたレーザーが地面に触れ爆発。

「クソォ!!外れやがった!!」

遠距離からビサルディアがレーザーライフルにて狙撃していた。

「まだまだ撃つぜ!Eパック装填!」

と僅か0.75秒でEパックを装填するという超人技をしれっと見せた。

そして、何とかアースディアンMk2に乗り込めた先生。

そのままアースディアンを出撃!

格納庫から発射されたアースディアンはキングゼロの眼前にてその巨躯を露わにする。

翼から風速75kmの突風を巻き起こすキングゼロ。

しかし、非運にもその暴風はビサルディアの居るビルにも直撃していた。

「な、なんだ!?ウォォッ!?」

風に巻かれそのまま地面に直撃してしまったビサルディア。するとそこには

(BGM、unwelcomeschool)

「見つけたわよスナイパー!!」

「まさか、あんなとこから連射なんておじさんびっくりだよ〜。」

「ゲェッ...!?」

「ん、そんな悪い奴には。」

「お仕置です〜♧」

対策委員会の四人が待ち構えていた。

「...ここまで来てむざむざ引き返すかよっ!!!!」

覚悟を決めたのか、ヤケになったのか、その場で拳銃を引き抜き乱射し始めた。

銃撃を盾で防ぎつつ接近するホシノ。

一気に近づき、盾でビサルディアの顔面に叩きつけたのだ!!

「シールドバッシュ...だとぉ..!?」

「盾にはこーんな使い方もあるんだよ。」

そしてそのまま止めを刺そうとした瞬間、

「...!??」

突如、頭を抱えるホシノ。

「ホシノ先輩!?」

頭痛が響き、苦しんでいくホシノ。

 

その頃、キングゼロに果敢に挑むアースディアン。

そのまま蹴りでぶっ飛ばしながら突き進んで行く最中に、

「先生!ホシノ先輩が...!!」

「まさか!?」

急行しようとした矢先、背後からキングゼロの嘴がアースディアンの背中に突き刺さる!!

そのまま破壊光線を吐くが、間一髪、回避に成功。

右腕のアームソードを展開し勢いよくキングゼロを切り裂く!!

「今だ!!」

トドメにアームブラスターを展開!!

そのまま発射した光線は飛翔したキングゼロにクリティカルヒット!!!

まともにくらったキングゼロは墜落、大爆発した。

「このままじゃ、ホシノが...!」

急いでホシノの所へ向かう先生。

 

その頃、

「ヘヘッ。何だかよく分からんがチャンスだ。」

そのまま拳銃を向け、他の対策委員会目掛け、トリモチ弾を発射し、身動きを抑える。

「...ホシノ先輩!!」

「...は!?」

痛みが引いた頃には遅く、

「悪ぃな。戦場じゃ、油断は命取りだぜ、小鳥遊ホシノ。」

そのまま引き金を引こうとした瞬間、

1つの弾が、ビサルディアの拳銃を撃ち落とす!

「だ、誰だ!?」

するとそこには、

「私はダンガーン。大人しく銃を下ろせ。貴様は囲まれている。」

「な、しまった!?」

何と周りには複数の戦闘ロボット『ジョー』が武器を向けていた。

「クソ!上手くいくとこだってのに...!!」

この量を相手にするのは無理と悟ったか、そのまま姿を消した。

「立てるか?」

「う、うん...。」

こうして、ダンガーんの救援により、何とか危機を避けられた対策委員会であった。

 

一方その頃、

「本当にすいませんでした!!!」

深々と頭を下げ、謝罪するビサルディア。

「まぁまぁ、頭を下げなくとも結構ですよ。今回は良いデータを頂けましたから...。」

ビサルディアを宥めながら、新たなデータを何者かに転送したエルティーレ。

果たして、彼等の目的とは...?




今回の怪獣
キングゼロ
別名 宇宙怪鳥
身長 55m
体重 2万3千t
特徴 宇宙を移動し、降りた星で捕食活動する肉食性の宇宙渡り鳥。性質は獰猛で、天敵にも容赦なく襲う。武器は口から吐く青い破壊光線と翼を羽ばたくことで起きる風速75kmの突風。
出典 幻星神ジャスティライザー
次回予告
子供のジラを鏑矢諸島に預けてから二週間、平和であった神浜に再び迫るドバグラス。危機に陥る優美の前に再び、あの巨獣が目覚める
次回
『帰ってきた巨獣』
更なる力、垣間見える時
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