怪獣が闊歩する世界で生きる   作:02式

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第三十四話 何の為の力

ここは参京区。

そこにはある魔法少女が居た。

彼女は桃山美紀。紫色のウェーブかかった綺麗な髪の少女だ。

だが、彼女には、ある悩みを抱えていた。

それは彼女には友達がいなかったのだ。

彼女自身はおっとりしていて、話しやすい雰囲気を醸し出すが、本人が無意識に避けているようで...。そのためが小さいマイナスエネルギーが溜まっていた。

そしてある日の事、溜まったマイナスエネルギーからピグモンが具現化した。幸いなことに彼女の性格からか、ピグモンの性質からか、人畜無害であった。

以降、『ピグ』と名付け、彼女の唯一の友達となったのだが...。

「はぁ...。」

今日もまたため息をついていた。

「どうやったら友達が増えるのかな。」

友達が居ない事に悩む美紀。

と、

「あの方、確か...。」

その様子をリーナが見ていた。

 

一方、地底では、

2体の怪獣が縄張り争いしていた。

一方はブルメラ。

そしてもう一方にいるのはレッドキングであった。

ブルメラは力を溜め込み、突進をかますが、

レッドキングは難なくブルメラを抑え込み、そのまま力ずくでブルメラの角を破壊した。

そのままブルメラの首を掴み、そのまま背負い投げを決め込んだ。

何とか起き上がったブルメラだが、その直後にレッドキングがドロップキックを叩き込んだ!!

そのままブルメラは吹っ飛び爆散。そのままレッドキングは勝利の咆哮を挙げた。

 

同じ頃、ピグど一緒にいる美紀を目撃した優美達。

「あの怪獣って...。」

N「あれは、ピグモンだな。」

「ピグ...モン?」

N「ん?若者は知らんか。怪獣の中でも珍しい種族全体で友好的な怪獣だ。彼女のような事例は昔からあるのさ。」

とピグモンについて話していたら、

突如地面に大穴が発生。

するとそこからレッドキングが姿を現した。

N「レッドキングだと!?」

「何か知ってるんですか。」

N「知ってるも何も多くの個体が出現したメジャーな怪獣だ。見た感じ、縄張りを広げようとしてるぞ。」

と語っている間に、レッドキングはその有り余ったパワーで街を破壊していく。

そのまま巨大化したNはそのままレッドキングの首根っこを掴み投げ飛ばした!

一方のレッドキングも、近くのビルを引っこ抜きNを直接殴りつけた!!

その頃、

ピグと共に逃げる美紀。

その後ろにはレッドキングが開けた大穴から現れたドラドスが追いかけてきた。

そのまま接近し美紀達を喰らおうとするが、

その瞬間、優美がレイピアでドラドスを貫いた。

「だ、大丈夫?!」

「は、はい...。」

優美の確認に頷く美紀。

そのまま2人と一匹はビルの隙間に隠れた。

「あ、あの...私、桃山美紀っていいます。あなたは?」

「私?私は茜優美。今思えば初めましてだったね。」

互いに名乗った後、

「あの、優美さん...。」

「え、どうしたの?」

「あなたは、どうして戦えるの?」

「...。」

「私は...ピグを巻き込んだらと思うと、戦えないの...。」

自身の心情を吐露する美紀

「...実は私もね、怖いんだ。」

「...え?」

「私だって怖いよ。皆を巻き込みたくなんてないし、戦うのも、得意じゃない。」

それに対し優美も自身の心情を美紀に語りかけた。

そして、

「でもね、誰かを守りたいっていう思いは、決して弱くなんか無い。」

「私がここまで頑張れるのは、絵里ちゃんや、リーナちゃん、Nさん等、多くの人に支えられているからなんだよ。」

「美紀ちゃんにも誰かを守るという思いの力があるはず。だから、自分から逃げないで。」

実は二人は何回かすれ違っていた。

そんな中、優美は『あの子、自分から逃げているの...。』と感じていたのだ。

そんな中優美の言葉は美紀の心に響いた。

「...ありがとう優美さん。私、もう逃げない。ピグやみんなを守る。」

もう自分から逃げない。

そう誓った美紀は自ら変身。

「いい、ピグ。あなたは優美さんと一緒に避難して。」

「え、大丈夫なの?」

「うん、もう大丈夫。皆を守るから。」

すると、すぐさま二体のドラドスが、高速で接近してきた。

そんな中、美紀は手にした槍を振り下ろし、一体を両断する。

そしてもう一体に対して、投擲。

そのまま槍はもう一体のドラドスを貫通。

そのまま彼女を通り過ぎ去った後爆散した。

 

同じ頃、

Nをぶん殴った後、レッドキングはそのままビルを投げつけようとした。

然し、その次の瞬間、緑色の熱線がレッドキングの足に直撃。

レッドキング自身は大したダメージにはならなかったが、持っていたビル片が落ちて、ダメージを受けた足に直撃、悶絶した。

そこに現れたのは、援護に駆けつけたジュニアだった。

そのままカンガルーキックをレッドキングの胴体に浴びせるジュニア。

そのすぐ後にNがストレートを決め込む。

怒り狂ったレッドキングはビリを引き抜いてぶん投げようとしたが、

先にパンツァーフィストを武装したNの鉄拳がレッドキングの腹にぶち込まれた!!

ぶち込まれたレッドキングは力のない雄叫びを挙げるとそのまま倒れ大爆発した。

この騒動後、ピグは鏑矢諸島に運ぶことになった。

「これで良かったの...?」

「うん。これ以上ピグを巻き込む訳には行かないから。」

美紀はピグを鏑矢諸島に送る理由を吐露したあと、

「あの、優美さん。」

「うん、どうしたの。」

「私の、友達になってくれませんか?」

「もちろん!私、友達は多いのが好きたがら。」

こうして美紀はピグ以外の友達が出来たのだった。




今回の怪獣①
ピグモン
別名 友好珍獣
身長 1.3m
体重 40kg
経緯 魔法少女、桃山美紀の寂しさから生まれた怪獣。幸いにも彼女の性格か、ピグモンの性質か、人畜無害な個体となった。美紀はその個体をピグと名付け、唯一の友達としていた。臆病ながらも勇敢な心を持っている。
出典 ウルトラマン
今回の怪獣②
レッドキング
別名 どくろ怪獣
身長 45m
体重 2万t
特徴 多々良島を始め、世界各地に生息する有名な怪獣。戦うことを生きがいとし、他の怪獣を襲う獰猛な性質を持つが、その脳は戦うことしか考えてなかったりする。武器は波の怪獣を締め上げる怪力のみ。
出典 ウルトラマン
次回予告
四国に次々現る怪獣たち。
それに対処する勇者部だが、愛媛にて見た事ないバーテックスが...。
そんな中、空にヒビが出来て...?
次回
『愛媛防衛戦』
生きて故郷に帰ることができるか?
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