今回も筆が勝手に進んじゃった…
「上記の内容について問題はありませんか?」
「………ああ。」
「新しい仲間が増えて嬉しい。これからよろしく頼むよ。」
「オペレーター ゛サーベイ゛」
どうしてこうなった
「オペレーターになってほしいだと?」
あの後、ここはロドス・アイランドという製薬会社であること、
傭兵仲間の間でも、感染者を積極的に受け入れている組織があると噂程度に聞いていた。
冗談半分で流していたが、まさか本当にあるとは…
(まあ、私にはあまり関係のないことだが)
「ああ、現在私達は戦力が圧倒的に不足している。個人の戦闘力が低い訳では無いが、母数が足りていない。現在、我々は゛レユニオン・ムーブメント゛という感染者組織と敵対関係にある。かといって、私達には敵対意識はない。可能であるならば友好条約、少なくとも停戦協定を双方合意のもと結びたいと思っている。が、レユニオンは一部の部隊を除いて、交渉に応じようともしない。ほとんどが武力衝突に発展するため、我々も戦力を持たざるを得ない状況にある。」
「それで、戦闘経験のある私にも戦線に加わってほしい、と?」
「そうだ。」
ぱさり、と一枚の紙が置かれる。
どうやら求人票のようだ。
「随分と準備の良いことで。まさか初めから私を勧誘する気だったのか?」
「……事態は一刻を争う。戦闘員になりうる人材は、一人でも多く確保したいというのが本音だ。キミは覚えていないだろうが、数年前からキミとは知己だ。戦い方も少しだが把握している。戦闘オペレーターになっても何も問題ないと判断したため、キミに提案しているということだ。」
「なるほど、腕を買ってくれているわけか。」
ケルシー先生の話を聞きながら、目線を求人票に下げる。
待遇は悪くない。安定した給料に福利厚生も充実している。従業員数も戦闘員・非戦闘員合わせて800人ほどと、かなり大きい企業のようだ。何より経歴不問なのがありがたい。
幼少期から戦いしか知らない私にとって、真っ当な職に就くことは難しい。半ば諦めていたが、こんな機会が訪れるとは。
「この話はとても魅力的だ。だが、私にはやり残したことがある。」
「やり残したこととは?」
「故郷に家族を置いていったままだ。それと、ここに来るまで共に暮らしていた仲間のことも気がかりだ。」
「……………」
――――一瞬、ケルシー先生の顔が強張ったが、すぐに戻る
「それに私は、
「………ッ」
「気付かないと思ったか?ケルシー先生。あなたはずっと
「なっ…!」
「内臓だな?位置的には心臓か左の肺か。」
「…………。」
「あなたと私がどのような関係であったかは分からない。だが、私の延命は余計な世話だということを覚えておいてもらおう。」
「……そうか。医師とは、患者の容態が最優先だが、患者の意見に耳を傾けることも大切なことだ。キミの指摘通り、キミの心臓と左側の肺には損傷が見られる。」
(…やはりか)
「だが、命に関わるような状態ではない。日常生活に支障はないはずだ。」
まるで自分に言い聞かせるように、ケルシー先生は続ける。
「キミの事情も理解した。だがキミがロドスの待遇に否定的ではないのも事実。そうだろう?」
「まあ、そうだな。」
「今すぐにとは言わない。籍だけでも、オペレーターとしてロドスに入ってはくれないだろうか。」
…なかなか口が上手いやつだ。私を即戦力として見込んでの勧誘だっただろうに、期限を指定しないとは。
何故ここまで私に固執するのか未だに疑問だが…
「そうか…。少し考える時間がほしい。オペレーターの採用試験を受けた後に、入職するか決めてもいいか?」
「…ああ、構わない。」
少し考える素振りを見せた後、ケルシー先生は頷いた。
〜ロドス 訓練・シュミレータールーム〜
私の提案を受けたケルシー先生は、すぐに訓練室に案内した。
端末でなにか操作をしていたが、誰か呼んでいるのだろうか。
「お待たせしました。ケルシー先生。」ガチャ
ドアが開き、黒髪のペッローの女性が入ってきた。
「お前がオペレーターしぼ―――
と、話しかけてきたかと思ったら、目を見開いて急に黙ってしまった。
「………あの、どうかしましたか?」
「な、何故ここにいる…?あなたはあの時生死不明で行方知れずになっていたはず。それに、あの惨状の中で生きているとはとても思えない。なぜ…」
「どうしたんだ急に…。」
困惑していると、ハッとなって顔を上げた。
「す、すまない。取り乱してしまった。オペレーター志望のもので間違いないな?」
すぐに切り替え、話してくるあたり、彼女も歴戦のオペレーターなのだろう。
「ええ、違いありません。」
「そうか。今回試験官を務める、ドーベルマンだ。」
「ご丁寧にどうも。私はフェーズ。よろしくお願いします。」
「…フェーズ?本当に……?」
自己紹介をした途端、急に目線を合わせて縋るような声で何かを話している。
「…ドーベルマン教官。実は彼は…」
その時、ケルシー先生がドーベルマンさんになにか耳打ちし、そっと離れる。
「………そうか。記憶が、…」
「…あなたも、私の事を知っているのですか?」
「…ああ、軍人の時にな。」
ドーベルマンさんも私のことを知っていると言う。私は軍に従事した記憶はないが、もしかすると傭兵として外部から派遣されていたのかもしれない。
「…記憶云々に関して話したいのは山々だが、時間が押している。早速試験を始めよう。」
「分かりました。」
一拍おいて、ドーベルマンさんが試験の準備を始める。少しだけ緊張してきたのは内緒だ。
「まずは、能力測定を行う。」
というわけで第四話でした。
次回はフェーズ君の能力測定になります。
話に出してほしいオペレーターについてアンケートを取ろうと思うので、協力よろしくお願いします!
異グゼキュター引かなきゃ…
感想・批評等頂けるとモチベ爆上がりします!
出してほしいオペレーター
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シャイニング
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ナイチンゲール
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エンカク
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マドロック
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W
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ホシグマ
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チェン
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スカジ