風都傭兵   作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ

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最悪のM/最古の蜻蛉

「ほっ!よっ!!」

 

「ハァッ!」

 

トリルとダブルは代わる代わるドーパントに拳を叩き込みながらじりじりと追い詰めていく。

 

[姿からみておそらくメモリはメガネウラで間違いない]

 

「メガネの裏?なんだそりゃ?」

 

「メガネウラ。古生代に生息していた巨大な蜻蛉だ。肉食で獰猛だったらしいが、元はこんなに素早くは動けなかった。おそらくはメモリの力だろうな」

 

[その通り。元が近接に強いこともあるし、遠距離から戦うのをおススメする]

 

翔太朗の疑問にトリルとフィリップが答え、翔太朗に助言する。

 

「俺もちょうどそう思ったところだ」

 

trigger!

 

cyclonetrigger

 

「私もそうさせてもらおう」

 

そしてトリルはペンを戻してメモリスロットを押しかえる。

 

hell!

 

「変、身!」

 

hell!!

 

「式、灼熱地獄」

 

そうトリルがつぶやくと体から炎が噴き出してくる。

 

「お、おい!ここ燃えたらダメだろ!!」

 

「ああ…そうか。なら…式、嗢鉢羅(うばら)地獄」

 

すると炎が収まり、逆に空間に冷気が漂い始める。

 

「ああそうだ…ダブル。ヒートトリガーに変えておけよ」

「そうしなきゃ凍傷で死ぬかもな?」

 

「先に言っとけ!もう寒いぞ!!」

 

[ヘルメモリか…興味深いね。嗢鉢羅(うばら)地獄ということは多分仏教に基づく地獄を…]

 

「フィリップ!あとにしろよ!」

 

[分かっている。ヒートメモリだろう?]

 

そう話した後にダブルはサイクロンメモリをヒートメモリに入れ替える。

 

heattrigger

 

「お!寒くなくなった!」

 

「さて…生物である以上はこの極寒には何らかの異常を受ける…特に」

 

「グ…クソッ…」

 

超低温の空間により動きが鈍り切ったドーパントはついに羽さえまでも強張り始めて墜落してくる。

 

「合わせろダブル。メモリブレイクだ」

 

[了解。トゥルー、火の影響が会場に行かないようにできれば打ち上げる形で頼む]

 

「いいだろう」

 

そしてまずはトリルがペンを垂直になるようにする。

 

hell!maximumdrive!!

 

「アイスヘルクロウ!」

 

その瞬間、氷でできた爪が手から生え、それですれ違いざまに切り裂き飛ばす。

 

triggermaximumdrive

 

「「トリガーエクスプロージョン!!」」

 

そしてダブルのトリガーマグナムが火炎放射器のごとく炎を打ち出すが、寸前で羽が動いたのかドーパントはギリギリでよけ、どこかへと飛び立っていった。

 

「チッ…逃げやがったか…」

 

[大丈夫だ翔太朗。こちらはたいしてダメージを負っていないし、風祭メグを守っていればまたいずれ現れるだろう]

 

そうして、トゥルーも巻き込まれたドーパント事件は一旦落ち着くのだった。

 


 

ときめとフィリップのケンカに関しては一応起きてはいますが、トゥルーのiPhoneのおかげで少し軽くなってます。

 

具体的に言うならば原作みたいにガンつけないくらいには。

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