最強のハゲには、男の娘かつ最強電気使いの弟がいる 作:雨を呼ぶてるてる坊主
先程まで、雷鳴が
そこをズシンズシンと歩く深海王は、最早人型の姿を留めていない何かである。
(さっきの変態は再起不能・・・。あの囚人服の人間も、もう追って来ないでしょう。)
そう考える深海王の目の前には、シェルターが見えつつあった。
(感じる・・・。沢山の気配を、あそこから感じる・・・。)
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ここは、J市のシェルター。海人族の発生から、早数時間・・・多くの民間人が集まっていた。そこで、親子が話している。
「パパ。怖い怪獣は、まだ外に居るの?」
「心配ないさ。誰かがやっつけてくれる。それに、このシェルターの中に居れば安心さ。いざとなれば、此処に避難した五千人、皆で力を合わせれば怪人なんてやっつけちゃうさ!!」
不安そうなする我が子を元気付けるかのように、父親が力強く言う。
しかし、そんな安心させる言葉を裏切るかの様に・・・。ドカァァァンと衝撃音が起こる。
深海王が、シェルターの壁をぶち開けたのだ!!そうして、深海王は挨拶をする。
「初めまして、人の子達・・・。」
恐ろしい形相をした怪人に、周囲は
「ま、待った!!我々は降参する!何か要求が有れば、その通りにしよう!!だから、攻撃しないでくれ!!頼む・・・。」
そう両手を上げながら近づいてきたのは、避難していたC級ヒーローのオールバックであった。
「要求ね・・・、本当に応えてくれるのかしら・・・。」
「も、勿論だ!!」
その言葉に、深海王は自身の望みを伝える。
「・・・私の要求はただ一つ。貴方達人間による、海中汚染の取りやめよ。」
「か、海中汚染だと?」
そう聞き返すオールバックに、深海王は苛立ちを覚える。
「気付いて無いの・・・?貴方達人間が、毎日どれだけ海を汚しているか!!その所為で、我らの同胞がどれだけ苦しい思いをして死んでいるのか!!」
「そ、それは気を付ける!!」
しかしそんな言葉は、今まで押さえつけていた深海王の、怒りのフラストレーションに火を付けるだけである。
「貴方達人間はいつもそう。海を汚すなと言われても、平気でゴミの不法投棄。工場排水による、海水の汚染!!挙句の果てには、500年前に我ら海人族の住処をぶち壊したのよ!!貴方個人の言葉で信用できるとでも!?」
その殺気に、オールバックは失禁する。
(あ・・・、ちびった。情けねぇ・・・。それにさっきからこの怪人の言ってる事の
しかし、ここで更にオールバックの胃を痛める事が起こった。それは・・・。
「はぁ~?海は皆の者ですよ~?貴方だけの者じゃ無いんですぅ~。そんなしょうもない理由で、地上侵攻しないで貰えますかぁ~?住処が壊滅したのも、御宅らが弱いからでしょ~?弱肉強食って言葉知ってますぅ~?」
「お、おい!!」
馬鹿な市民による、煽りの言葉である。その言葉を聞いた、もう一人の市民が注意するが時既に遅しである。
その瞬間、周囲の温度が数℃下がった・・・。
「こちらが甘い顔をしていれば、付け上がって・・・。良いわ、天罰を与えましょう・・・。」
そう言って拳を振り上げる深海王に、オールバックは混乱する。
(ま、不味い!!俺一人で何とかなるか?いや・・・、だが・・・。)
その時・・・・。
「はぁ!!」
B級ヒーローのジェットナイスガイが立ち上がり・・・。
「うぉぉぉぉ!!俺もやるぞ!!」
C級のブンブンマンが
「よし、力を合わせるぞ。38位の最下位とはいえ、俺もA級の端くれ・・・。やってやる・・・。」
A級のスネックが構え・・・。
「お、俺もヒーローだ!!オールバックマン参上!!」
オールバックマンが叫んだ。その声に、ジェットナイスガイは歓喜する
「ヒーローが四人も居たのか!!」
「C級2人に、B級1人と、A級1人・・・行ける!!」
そう言って、オールバックが奮起する。
「やるぞ!俺だって怪人と戦った事がある!!」
そして、ブンブンマンもやる気になるが・・・
(避難したヒーローが、いくら集まっても心細いな・・・。というか、向こうの言ってる事が正論すぎて、俺らが悪役に成ってないか・・・?)
スネックだけが、懸念していた。しかし、ヒーロー達の登場に民衆達も希望を抱く。
「ヒーロー?ヒーローが出てきてくれたのか?」
「ヒーローだ!!助かるぞ!!」
ここで、民衆のボルテージも急上昇・・・。このまま逆転を・・・。
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・・・する事は無かった。ヒーロー達は全員死なない程度に攻撃され、惨敗したのだ。そのような状況に、民衆達は再び絶望する。
「そ、そんな・・・。」
「・・・・・・。」
しかし、深海王の顔は晴れやかでは無い。それどころか、どこか
各々の想いが交差する中・・・。シェルターの外から声がした。
「ジェノス君!深海王さんが居たよ!!」
「了解いたしました!!」
S級師弟コンビ、現着。
「作者の言葉を代弁します・・・。原作の大幅な改変って、難しぃ~!!」