最強のハゲには、男の娘かつ最強電気使いの弟がいる   作:雨を呼ぶてるてる坊主

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「定期テストで投稿遅れて、ごめんなさいって作者が言ってたよ。」


二十七撃目:弟と宇宙船

ホタルが外に出るとそこには・・・。巨大な戦艦が浮かんでいた。

 

 

「巨大戦艦・・・!?」

 

 

ホタルがそう呟くと、突然ドォォンという砲撃音がする。

 

 

(砲撃音!?メタリックブースト!)

 

 

すると、打ち出された無数の砲弾が空中で静止した。

 

 

(空中で止めちゃったけど・・・、取り敢えずお返しした方が良いのかな?エイッ!)

 

 

そうして気合を入れて全ての砲弾を投げ返した。すると、全ての砲弾が戦艦に命中する。

 

 

(凄い威力・・・もし地上に当たってたら大変だったかもね・・・。)

 

 

ホタルがそう考えていると、ホタルが空けた穴からタツマキが現れる。

 

 

「ちょっとホタル!えげつない音したけど大丈夫!?・・・って何よあれ。」

 

 

そうして唖然とするタツマキに、ホタルが質問する。

 

 

「大丈夫です。それにしてもあれって、宇宙戦艦ヤマ・・・。」

 

 

「全然違う。」

 

 

「ですよね・・・。」

 

 

そして次に現れたのは、我らが最強サイタマである。

 

 

「ホタル!無事か!?・・・って、うわぁ何だあれ?」

 

 

そして、サイタマが現れるとタツマキはサイタマに怒鳴る。

 

 

「・・・って、あんたはB級の雑魚じゃない!危ないから帰ってなさい!!」

 

 

そんなタツマキを制止すると、ホタルはサイタマに指示を出す。

 

 

「タツマキさん、ちょっと待ってください。お兄ちゃん、時間が無いからシンプルに伝えるね。宇宙船が飛んでるけど、砲撃は全弾僕とタツマキさんで打ち返せる。だから、お兄ちゃんには船内に入ってボスを叩いてきて欲しいんだ。」

 

 

ホタルのその言葉に、サイタマは・・・

 

 

「オッケー。」

 

 

見事なる即答である。しかし、タツマキは・・・。

 

 

「ホタル!あんたマジで言ってんの!?B級に務まる相手じゃ・・・!」

 

 

しかし、ホタルはタツマキの目を見ながら訴えかける。

 

 

「大丈夫です。僕とお兄ちゃんは最強なので。」

 

 

その目に宿る、絶対的な信頼にタツマキは押し黙った。

 

 

「(この子が認めるほどの強さ・・・、ちっ!考える余裕なんて無いわ!)分かったわ・・・、そこのB級。死ぬんじゃないわよ。」

 

 

タツマキのその言葉に、サイタマは了承する。

 

 

「おう。行ってくる。」

 

 

そう言うと、最強の兄は飛び立った。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

そうして残されたホタルは、タツマキに御願いをする。

 

 

「さて、僕達は砲撃に集中したいんですけど、皆を呼びに行かなきゃ行けないし、宇宙人を相手にしないといけないかもしれないので、砲撃の相手はお願いできますか?」

 

 

ホタルのその願いを、タツマキは聞き入れる。

 

 

「えぇ、任せなさい。」

 

 

「ありがとうございます。」

 

 

そう言うと、ホタルは自らが開けた穴から会議室に戻った。

 

 

「皆さんいますか!?」

 

 

「あ、あぁ。タツマキと君の兄を除いて全員いるがどうした?」

 

 

シッチのその言葉に、ホタルは大声で伝える。

 

 

「敵襲です!至急皆さん戦闘態勢に!!砲弾は食い止めていますが、この先どうなるかは予測不能です!インフラが生きている内に避難警報を!!」

 

 

その言葉に、職員達は慌てて動き出す。

 

 

「りょ、了解しました!!」

 

 

「な、何だと!?(まさか今日が、予言の日だったとでも言うのか!?)」

 

 

そう顔を青褪(あおざ)めさせるシッチの横で・・・金属バットも立ち上がる。

 

 

「ちっ!まじかよ!!」

 

 

そして、プリズナーも準備をする。

 

 

「男子達が危ない!!すぐに向かう!!」

 

 

そうして、ヒーロー達は本部の外へ駆け出したのだった。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ここは宇宙船内。多数のエイリアンたちはパニックに陥っていた。

 

 

「な、何の衝撃だよ!!」

 

 

「砲弾は地上に撃ったはずだろ!?何でこっちに返ってきてんだよ!!」

 

 

「まじかよやべー!!」

 

 

「メ、メルザルガルド様は何処に行ったんだよ!!」

 

 

「すでに地上に降り立ったってよ!!」

 

 

「ムシャール様と、コジュール様も下に降り立ったけど大丈夫なのかこれ!?」

 

 

「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・。」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

地上では、駆け付けたS級と5つの人格を持つ怪人が交戦を開始していた。

 

 

「ダークエンジェル☆ラッシュゥゥゥ!!」

 

 

そう言って拳の連打を叩き込むプリズナーを、再生能力を持つエイリアン・・・メルザルガルドは嘲笑う。

 

 

「無駄無駄・・・。どれだけ攻撃を加えようと、俺の体は不滅・・・。延々と体力消耗してて良いと思うよ。」

 

 

その言葉に、金属バットは舌打ちをする。

 

 

「ちぃっ!バケモンが!!」

 

 

「どんだけ切っても効果なし・・・どんな無理ゲーだ。」

 

 

そうボヤくアトミック侍に、呑気な声を上げつつバングが鋭い目をメルザルガルドに向ける

 

 

「お主、無理ゲーとかいう若者言葉を知っとったのか。」

 

 

「んな事言ってる場合か!!」

 

 

そう言い争いをしている横で、メルザルガルドに片腕を吹き飛ばされた、アトミック侍の三弟子の内の一人のイアイアンは苦悩する。

 

 

「・・・あのレベルの攻撃を食らってもピンピンしてるなんて。こいつを倒す方法は無いのか・・・。」

 

 

「ウ゛フフフフフ!!良いな良いなその絶望の表情!永遠と倒す方法模索してて、良いと思うよ!!」

 

 

そう言いながら、メルザルガルドは大笑いする。そんな姿に、アトミック侍は苛立ちを(つの)らせる。

 

 

「完全にイタチごっこじゃねぇか・・・。どうすりゃぁ・・・。」

 

 

全員が途方に暮れていたその時・・・。

 

 

「皆さん!お待たせしました!!」

 

 

上空でホタルが浮遊していた。その姿に金属バットが呟く。

 

 

「お、あんた確か新入りの・・・。」

 

 

「坊か!丁度良い、実はこいつに手間取っててな・・・。」

 

 

そのアトミック侍の言葉に、プリズナーも同意する。

 

 

「どれだけ殴っても、再生してしまうんだ。どうすれば・・・。」

 

 

その言葉に、ホタルは目を(つぶ)る。

 

 

「んー。ちょっと待ってくださいね・・・。(何事にも限りがあるのが万物の(ことわり)・・・故にきっと・・・。エレクトリックラジエーション!)」

 

 

ホタルがエレクトリックラジエーションを発動させると、自身の視界にメルザルガルドの体内が透視され、再生核が視認された。それを弱点と認識したホタルは、全員に伝える。

 

 

「皆さん!この怪人にはビー玉サイズの再生核が存在しています!それを全て潰せば何とかなりますよ!!」

 

 

その声に、プリズナーとバングが反応する。

 

 

「本当か!?ホタルきゅん!」

 

 

「ナイスじゃ!ホタル君!!」

 

 

「(何!?再生核の存在がバレただと!?だが・・・。)それが分かったところで、何だというのだ!仮に俺を倒せたとしても、奴等が待ち構えているぞ!!」

 

 

そう言うメルザルガルドに、金属バットは鋭い眼光を向ける。

 

 

「あぁ!?奴等・・・?」

 

 

すると、ガシャンガシャンという音と共に・・・

 

 

「メルザルガルド・・・。苦戦している様だな。」

 

 

「助太刀しよう・・・。」

 

 

落ち武者のような姿の2体の怪人が現れた。

 

 

「こいつらは、ムシャールとコジュール!日本刀使いの戦闘員だ!こいつらに出会って、生きて帰った奴は、誰一人居ねぇ!」

 

 

そう自慢げに話すメルザルガルドを、ムシャールは制止する。

 

 

「我らの紹介はそこまでだ。」

 

 

「そこの小さき御仁。手合わせ願おう。」

 

 

そう言うと、二体の怪人はホタルを指名する。その要望に・・・

 

 

「え?あ、はい。ここじゃあ、皆さんと五つ目の怪人さんの邪魔になるので、向こうでしましょうか。」

 

 

ホタルはあっさりと承諾し、メルザルガルドはズッコケそうになる。

 

 

(軽っ!もうちょっと悩めよ!!)

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

そうして3人が辿り着いたのは、先程の場所から少し離れた広場であった。

 

 

「近隣住民も避難しているこの場所なら、思う存分暴れられるでしょう。」

 

 

「ふむ、成程な。」

 

 

「真剣の立ち合いには、お(あつら)え向きという訳か・・・。」

 

 

そう納得する二体を、ホタルは不思議そうに見る。

 

 

「・・・・・・?」

 

 

そんな様子のホタルに、ムシャールが怪訝そうに聞く。

 

 

「急に黙ってどうした。」

 

 

「あ、いや・・・。なんか拍子抜けしちゃって。てっきり移動してる途中に、避難してる一般人に襲い掛かるものかとばかり思ってて・・・。」

 

 

その言葉に、ムシャールとコジュールは顔を(しか)める

 

 

「我ら二人を、有象無象の下郎と一緒にするな。」

 

 

「我らが求めるは真の剣豪。軟弱者共に用は無い。」

 

 

そう言う二人の言葉に、ホタルは納得する。

 

 

「な、成程・・・。(生粋の求道者(きゅうどうしゃ)だね・・・。というか、この人達のモデルって絶対に宮本武蔵と佐々木小次郎だよね・・・。)」

 

 

そう思いに耽るホタルの目の前で、ムシャールは抜刀する。

 

 

御託(ごたく)を並べるのは終わりだ・・・。」

 

 

「いざ尋常に・・・勝負!!」

 

 

コジュールが叫ぶと、ムシャールも二刀流で襲い掛かって来る。

 

 

「えいっ!!」

 

 

その両者から繰り出される計3本の斬撃を、ホタルは砂鉄剣で受け止める。

 

 

「宇宙随一の我らの剣圧を止めるとは、見た目と(たが)い中々の剛腕よ!!」

 

 

「だが二対一!長く持つかな!?」

 

 

「まだまだ余裕なくらいだよ!!」

 

 

そう言い放つとホタルはギャァァァンという金属音と共に、二人の剣圧を弾き返した。

 

 

「ぬぅぅぅん!!」

 

 

「小柄な体躯(たいく)に似合わぬ膂力(りょりょく)!見事だ!!」

 

 

「では、こちらも本気を出そう!!」

 

 

その言葉と共に、三本の剣による連撃が繰り出されるがホタルは全て弾き返す。

 

 

(さっきの剣圧・・・レベル鬼。もしくは、竜下位の実力だね。厄介なのは、二人の連携・・・。建御雷神を決めようにも、息付く暇も無く剣撃を叩き込んでくるから、集中が出来ない!!)

 

 

「地球に貴殿の様な強者が居たとは!!だが、これで終わりよ!!」

 

 

そう言って、攻撃の合間を縫って袈裟が落ちて来る。

 

 

(この剣速!電磁バリアを張るのに間に合わない!!薄皮一枚は持っていかれる!)

 

 

ホタルは攻撃を受ける事を覚悟した・・・!!・・・が斬撃が襲いかかる事は無かった。何者かが、ムシャールの剣を掴んでいたのだ。

 

 

「宇宙からの侵略者か・・・。つまりは地球を攻撃する"悪"・・・。生かしておく道理は何処にも無い・・・。」

 

 

ホタルに襲い掛かる刀を握り締めて立っていたのは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「正義を執行する。」

 

 

A級1位ヒーローアマイマスクであった。




「アマイマスクさんと、共闘開始だよ!」
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