仮面ライダーギンガ、世界に駆ける   作:クォーターシェル

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久々にこちらの投稿となります


第4話 ゲルショッカーとの最終決戦・上

人類の自由を脅かす悪との戦いは続く。俺達はショッカーと戦い続け地獄大使を打倒したのもつかの間、ショッカーはアフリカの秘密結社ゲルダム団と合併してゲルショッカーという組織になった。そして更に強力な合成改造人間であるゲルショッカー怪人を差し向けてきた。本郷、一文字、俺も更に身体を鍛え、技を磨きゲルショッカー怪人に対抗していった。

 

そんな中、ある日仮面ライダーの戦いをサポートするため、立花のおやっさんが組織した少年達による組織、少年仮面ライダー隊から連絡が入った。ある県の山中にゲルショッカーの怪人が出現したらしい。俺、本郷、滝の3名は問題の山中に急行した。

 

山中を捜すと、ゲルショッカーのアジトと思わしき建物を見つけた。遠くから双眼鏡で様子を窺がうと、ゲルショッカーの戦闘員達が警備に当たっているのが見えた。

 

「さて、どうするか?」

 

滝が聞いてきた。

 

「アジトは発見したんだ。ここは突入するしかないだろう」

 

本郷が答える。よし目に物を見せてやろう!俺も意気込んでいると、

 

「昴、お前はここで待機だ」

 

「なんでだ本郷?俺も行った方が手早く片付くと思うが」

 

俺はそう本郷に問う。

 

「いや、ここは俺と滝で何とかする。お前はこれから来る少年仮面ライダー隊と合流して、後のことを頼む」

 

本郷は俺に待機を命じると、滝と共にアジトに突入していった。くそ!俺は悔しがったが、命令には従わざるを得ない。俺はアジトから少し離れ少年仮面ライダー隊の到着を待つことにした。

 

しばらくすると、足音が聞こえて来たので少年仮面ライダー隊の子供達が来たと思って振り向くと、そこに居たのはゲルショッカーの怪人と戦闘員達だった。

 

「ゲルショッカー!」

 

俺は身構える。シャチとコンドルを組み合わせた外見の怪人は、

 

「俺の名はゲルショッカー怪人オルコンドル!天川昴よ、貴様らの動きは既に分かっているぞ!」

 

と名乗る。

 

「ちっ、本郷達の動きもバレてるかこりゃ」

 

「その通りよ!本郷猛と滝和也も今頃地獄へ行っている筈だ。貴様も仲良く2人の後を追わしてやろう!」

 

オルコンドルはそう言うが、まあ本郷達は別に死んでないだろう。今までの戦いを繰り広げて来た2人がこんな所でやられるはずがない。

 

「おあいにくさま。俺がそう簡単にやられると思うなよ」

 

「ほざけ!行け、戦闘員ども!」

 

オルコンドルの掛け声で戦闘員達が襲いかかってくるが、俺は変身ポーズを取りながら、

「変・身!」と叫び仮面ライダーギンガに変身する。

 

『ギィンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方の!ファンタジー!仮面ライダー!ギンガ!』

 

そして襲い来る戦闘員達をパンチやキックで倒していく。

 

「ギーッ!」

 

「ギィ!?」

 

ゲルショッカー戦闘員はショッカーの戦闘員よりも能力が上だが、今までの戦いをくぐり抜けて来た俺達の相手ではない。数分と経たずにオルコンドルが率いていた戦闘員は全滅した。

 

「ふん!ならば俺が相手だ!」

 

とオルコンドルは飛び掛かってくる。今は晴れてるからエネルギーを気にせず心置きなく戦える。俺はオルコンドルの攻撃を重力場で受け止め捌いていく。

 

「ちいっ!ならばこれならどうだ!」

 

オルコンドルは空中に飛び上がると、衝撃波の様なものを発射してきた。シャチの能力の応用という訳か!俺が避けると衝撃波が着弾した場所は大きな穴が開き、クレーターの様になっていた。

 

「マジか!」

 

「いくらお前でもこれを喰らえばひとたまりもあるまい!」

 

オルコンドルは空中で旋回しながら衝撃波を連発してくる。俺は重力波で防ごうとするが、数が多すぎる!そして1発が俺の身体に命中する。

 

「ぐわぁっ!」

 

俺の身体は吹き飛ばされるが何とか立ち上がる。

 

「くっ、流石はゲルショッカーの怪人だな」

 

と俺が言うとオルコンドルは得意気に、

 

「思い知ったか!これでも喰らえ!」

 

と衝撃波を発射してくる。俺は咄嗟に腕をクロスにしてガードする。しかし、あまりにも強烈な攻撃に俺の身体は弾き飛ばされ、地面に叩きつけられた。

 

「ぐはっ!」

 

「ハハハ!どうだ仮面ライダーギンガ!これがゲルショッカーの科学力だ!」

 

オルコンドルは勝ち誇って言うが俺はまだやられていない。

 

「なめんじゃないぞ!」

 

俺は周囲の重力を操作し空中に浮かび上がる。何も飛行能力は相手の専売特許と言う訳では無い。

 

「なっ!?貴様飛べたのか!?」

 

「ああ、お前と同じ空を飛んでるぜ!」

 

俺はオルコンドルにエナジープラネットを発射する。オルコンドルはそれを回避しようとするが避けきれず体勢を崩す。

 

「ぐうっ!おのれ!」

 

「まだまだ終わりじゃないぞ!おらぁ!」

 

俺は更にエナジープラネットを放ち追撃する。オルコンドルは衝撃波を連発して迎撃しようとするが、徐々にだがオルコンドルの身体に傷が増えていく。そしてついに決定的な一撃が入った。オルコンドルの翼の片方にエナジープラネットが命中したのだ。

 

「ぐわあああ!?」

 

地上へ落下していくオルコンドル。俺はとどめを刺すべくギンガドライバーを押し込む。

 

『キックオブザギンガ!』

 

俺は足にエナジープラネットのエネルギーを纏い空中必殺キックをオルコンドルに命中させ、そのまま地上にオルコンドルを激突させる。

 

「おりゃあああっ!!」

 

「ゲ、ゲルショッカー万歳ぃい!!」

 

オルコンドルは爆発四散する。地上に降り立った俺は変身を解除すると、自転車に乗った少年仮面ライダー隊の子供達がこちらへ向かってくるのが見えた。

 

「おーい、昴さーん!」

 

少年仮面ライダー隊の1人、青田が俺を呼ぶ。俺は手を上げてそれに答えた。

 

ゲルショッカー怪人オルコンドルを倒した俺達は少年仮面ライダー隊と合流する。今来た少年ライダー隊のメンバーは全部で6名だ。リーダー格の天美翔太、副リーダーの城ヶ根秀一郎、そして残りの4人はいずれも小学生だが、その実力は折り紙付きである。

 

「やあ、みんな久しぶりだな」

 

俺がそう挨拶すると皆帽子を脱いで挨拶する。そして翔太が

 

「辺りが荒れてますけど、戦闘があったんですか?」

 

と聞いてきた。俺はそれに答える。

 

「ああ、ゲルショッカーの怪人達が現れてな、仮面ライダーギンガがやっつけたんだ」

 

俺がそう言うと翔太達は驚いているようだ。

 

「ギンガは何処に行ったんですか?」

 

そう質問する子供達に俺は

 

「怪人を倒したら去っていったよ。まあ、また会えるさ」

 

と答える。そして俺は子供達に指示を出す。

 

「よし、みんな。早速だが任務に取りかかるぞ」

 

「はい!昴さん!」

 

と翔太が返事をする。他の5人も同じ様に返事をした。

 

「よし、じゃあ救急セットはあるか?さっきゲルショッカーとの戦闘でかすり傷を負ったんだ。手当が終わったら本郷達を待とう」

 

「救急セットはちゃんと持ってきてあります!」

 

と翔太が答える。

 

「そうか、ありがとうな」

 

俺がそう言うと翔太は照れる。可愛い奴だ。そして俺は救急セットで傷の手当てをする。そして俺達は本郷達が戻ってくるまで待機する事にしたのだった。

 

それから20分程経っただろうか、本郷と滝が戻って来た。

 

「本郷!滝!無事だったか!それでどうだった?」

 

「ああ、それが……」

 

本郷達の話によると、潜入に成功した後ゲルショッカーの大幹部であるブラック将軍を捜したが、ブラック将軍はおらず復活したゲルショッカーの怪人ガニコウモルとの戦闘になったという。ガニコウモルを倒すことは出来たが、本郷は何か引っかかるものがあるらしい。俺も待機している間にオルコンドル達を撃退した事を話す。

 

「そうか。ガニコウモルにオルコンドル……。この山中に出現した怪人はヒルカメレオンと名乗ったようだが、そいつは姿を現さなかった。何か気にかかる……」

 

と本郷が言うと、滝は

 

「まあ、今は考えても仕方ない。一旦戻ろう」

 

と言ったので、俺達は少年仮面ライダー隊と別れ、一旦立花レーシングクラブに戻る事になった。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

その日の夜、本郷は件の怪人ヒルカメレオンの襲撃を受けた。幸いヒルカメレオンは撤退していったが、その直後に本郷はゲルショッカーから脱出して来た脱走者の男に遭遇する。男が言うにはゲルショッカーのアジトから命からがら逃げて来たらしい。本郷は立花レーシングクラブに脱走者の男を連れてきて介抱する。そして回復した男の案内を受けて、本郷・滝・俺の3人はゲルショッカーアジトに向かう事になった。

 

脱走者の男の案内でゲルショッカーのアジトの入り口らしいトンネルの所まで来た俺達は、入り口に滝と脱走者の男を残して内部に潜入することにした。巡回する戦闘員達の目を躱しながら進んで行くと通路が二手に分かれていた。

 

「俺は右に行く。昴、お前は左に進んでくれ」

 

その本郷の言葉に俺は

 

「分かった。気をつけろよ本郷、頼んだぜ」

 

と答え、本郷も

 

「ああ、任せろ」

 

と答えた。そして俺達はそれぞれの道に進んだのだった。俺は左の通路を進んで行くが、特に何も起こらない。戦闘員とかに出くわすでもなく、進んでいる内に行き止まりに来てしまった。

 

おかしい。他の部屋や通路も見当たらなかったのに行き止まりなんて……。何か嫌な予感がした俺は引き返そうときびすを返すが、俺が歩いてきた方に格子が降ろされた。

 

「しまった!」

 

俺は仮面ライダーギンガに変身するが、その途端辺りが真っ暗になった。不味いな……、これではエネルギーを補給できない……!その時、檻と化した通路内にゲルショッカー首領の声がアナウンスされる。

 

『はっはっはっ!仮面ライダーギンガよ!まんまと罠にかかったな!』

 

「ゲルショッカーの首領か!こんな檻ぶち壊してやる!!」

 

俺は拳にエナジープラネットを生成するが、

 

「!?」

 

俺は室内の温度が急激に下がっていくの感じた。

 

『今この室内は絶対零度まで下がっている!さらに貴様のエネルギー源である光も無い!』

 

「ぐうう……!」

 

俺の身体は石に包まれていく。仮面ライダーギンガの能力の1つとして変身者が危機的状況にある場合に自動的に発動する保護手段だ。これにより、俺の身体は石に包まれ保護されるが、同時に身動きが出来なくなってしまう……。俺が石化するとまたもゲルショッカー首領の声が聞こえてくる。

 

『本郷猛も同じように動きを封じたぞ!滝や立花レーシングクラブの者達も既に捕えた!奴らを始末した後にお前は宇宙の彼方に棄ててくるとしよう!』

 

奴の話が本当なら、本郷達も既に捕まってしまったらしい……。俺も死んではいないが、このままでは手も足も出ない……!もはやこれまでか……!?

 

暫くすると、室温が上がり足音が聞こえてくる。俺の石化は解除された。どういうことだ?この足音はゲルショッカーの連中ではないのか?俺を捕えたままにするなら室温を上げる筈無いのだが……。すると、俺の元にやって来たのは滝と立花のおやっさんだった。

 

「滝!おやっさん!無事だったのか!?」

 

「ああ、そっちこそ大丈夫かギンガ?」

 

「危ない所を一文字が、仮面ライダー2号が助けてくれたんだよ」

 

どうやら罠に掛かった本郷達を仮面ライダー2号、一文字隼人が救出に来てくれたようだ。

 

「外傷はないが、動きを封じられて危ない所だった……。本郷と一文字は?」

 

「2人はヒルカメレオンを追っている。俺達はこのままこのアジトから脱出しよう!」

 

そして仮面ライダー1号2号、本郷猛と一文字隼人はヒルカメレオンを捕え、とある遊園地でゲルショッカーが捕えている囚人と交換するということになった。本郷達はヒルカメレオンの正体はゲルショッカー幹部ブラック将軍だと睨んでおり、そこで決着をつけることにしたようだ。

 

俺も細部は覚えていないが、この先の展開が分かってきた……。ゲルショッカーとの決着はもう直ぐだという事を……

 




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