魔法少女更生計画   作:親指ゴリラ

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1-5 看守 病天仙

 

病天仙(やまのてせん)

 

 

 ──私は失敗していない。

 

 地獄というものが存在するならば、それは間違いなく、病天仙の置かれた現状に他ならない。少なくとも、病天仙はこれ以上の惨状を見たことはなかった。

 

 

 ──私は失敗していない。

 

 意味が分からなかった。

 危険性があるのは理解していた、いや、そのつもりだった。命が脅かされる事も、時として非情な決断を下さねばならない事も、それを含めた上での雇用である事も。病天仙は全て理解していた、その筈だった。

 

 

 ──私は失敗していない。

 

 「第八宿舎」、魔法少女の犯罪者を更生させるという目的で作られたこの施設において、最も危険な場所がこの第八層だった。

 

 死刑の存在しない魔法の国における、最も重い刑罰である封印刑。それを執行された、すなわち、魔法の国史上でも類を見ない極悪魔法少女達を収容する役割を持っているのが、監獄の最下層である第八層。

 

 病天仙が管理を任されていた、病天仙が責任を負うべき階層だった。

 

 

 ──私は失敗していない。

 

 病天仙は本来であれば、囚人の監視などという責任ある役割に付けるような人間ではなかった。生来の……自他共に認めるドジであり、普通の人間以上にしくじる、なんというか、しょうもないミスを繰り返す人間だった。

 

 だった、というか、今もそうだ。

 飲み物を溢す、必要な書類をなくす、何もないところでやたらと躓く。

 

 最初は笑って許してくれるような優しい人も、付き合いが長くなるにつれて呆れたような冷めた目を向けてくるようになる。それくらい、日常的に何かやらかす事が多く。朝起きてから夜寝るまでに一度もミスをしなかったという日は、病天仙の記憶の限りだと一日も存在していない。そして……その記憶すら、信用出来るかは分からない。病天仙の頭脳は欠陥品であり、頻繁に物忘れで失敗をしている以上、そうだろうなと思っていても断言は憚られるのだ。病天仙を一番信用していないのは、病天仙自身だった。

 

 そして、その性分は魔法少女となった今でも変わらない。

 

 

 ──私は失敗していない。

 

 だが、魔法少女となった事で手に入れた魔法。一人一つ与えられる固有のそれが、病天仙の人生を大きく変えた。

 

 失敗は、ミスは、無くなった。

 正確に表現すると、存在しない(・・・・・)ことになった。

 

 たとえば、休憩室で上司(ルダ)に向かってオレンジジュースの入ったコップを投げた事がある。いつも通り、足元不注意で転んだ先の出来事であり──ルダ自身の(魔法)によって、惨劇は防がれたが──起き上がった病天仙がルダとその手に握られているコップを見て、“あ、失敗した”と思った瞬間には、その“やらかし”は無かったことになり、病天仙の手には投げ出した筈のコップが握られていた。

 

 病天仙の主観では、そういう記憶があった。

 しかし、ルダは何も覚えていなかった。

 

 病天仙の魔法とは、そういう、他者に失敗を見られる事を恐れる病天仙の精神が大きく反映された、病天仙にとって文字通り“魔法”的な奇跡だ。

 

 とはいえ、病天仙の自認では大それた魔法でもない。ダメ人間が、自分で自分を介護できるようになった。それくらいの認識であり、病天仙自身の間抜けが治った訳ではない。

 

 だが、魔法の国は。そして、「第八宿舎」は。そんな病天仙を必要として、第八層の管理という大それた役割を押し付けてきた。

 

 

 ──私は、失敗、していない。

 

 病天仙に与えられた一番大事な仕事は、封印刑を施された魔法少女の──拘束、つまり、封印を解除する事だった。いうまでもなく、危険な作業だ。

 

 封印を解いた直後に襲い掛かられる事もある。

 魔法で攻撃されたり、精神を操られた事もある。

 

 だが、病天仙の魔法がそれを無かったことにする。

 

 病天仙の魔法は、どういう訳か病天仙自身の意思を反映しなくとも発動する。少なくとも、病天仙の認識ではそういうことになっている。

 

 初手で意識を失っても──想像するだけで恐ろしいが、仮に命を失ったとしても──それが「病天仙の行動(作業)」によって齎された結果である場合、そして、病天仙にとって不都合が生じている場合。病天仙自身の意識と魔法を発動する意思がなくても、病天仙の主観は“失敗”前へと巻き戻る。

 

 

 ──私は、私の、失敗じゃない、間違ってない。

 

 ある意味で、無敵の魔法だった。

 

 これが病天仙以外の、能力も自信もあるイケイケな魔法少女に発現した魔法であったならば。魔法の国の最強議論に名前が上がってもおかしくなかった。

 

 だが、病天仙はそうではない。

 幼い頃よりやらかし続けて、周囲の期待を裏切り、親しい友人の一人も出来なかった病天仙は、地面を貫いて遥か地中に埋まるほど自己評価が低い。残念なことに、魔法抜きでの彼女の性能は間違いなく自己評価通りであり、自身を客観的に見つめられるという一点においては、他の追随を許さない。

 

 そして何より、純粋に弱い。

 

 魔法少女はデフォルトで人間の何倍も身体能力が高いが、病天仙のそれは他の魔法少女と比べると……あまりにも貧弱であり、また、生来の運動神経の悪さが戦闘能力の低さに拍車をかけている。

 

 だから、仕方がないことだった。

 

 

 ──私は、悪くない。

 

 病天仙に与えられた役割は、封印刑の囚人達の扱いを“失敗”しないことであり……もっと直接的に言うならば、囚人の移動によって脱走を許さない事だった。

 

 病天仙はいうなれば、炭鉱のカナリアだった。

 

 それも単独で行動し、決して死なない。魔法の国にとって都合のいい、警報器そのものだった。

 

 魔法の国の判断によって解放される囚人が、本当に解放して良い相手なのか。書類や議論では結論が出ない部分に対する、実行時の保険。大切なセーフティであり、他の看守達を、優秀な魔法少女(人材)を守るための犠牲。

 

 それで良かった。それでも良かった。

 

 この「第八宿舎」にいる同僚(看守)達は、みな病天仙を“一人の魔法少女”として見てくれていたから。必要として、役割を与えてくれて、頼ってくれる。そんな相手だから、役に立ちたいと思えたから。だからこそ、病天仙はこの仕事を誇りに思っていた。

 

 そして、上手くいっていたのだ。

 少なくとも、今日この日までは。

 

 

 ──私は頑張った、出来ることはやった。

 

 それに気がついたのは、警備のシャッフリン達──戦闘力に乏しい病天仙の弱点をカバーするために配置された、五十二人一組の人造魔法少女──が騒がしくしていたからだった。

 

 病天仙に与えられた執務室──実態は、殆ど休憩用の仮眠部屋──にやってきたのは、ハートのエースの柄のシャッフリン。

 

 シャッフリンは絵柄ごとに役割が変わり、数字が大きいほど能力が高くなる。ハートは防御力に優れており、エースということは、最も耐久力に優れているという事だ。一応は重要な人材である病天仙の、ボディガードのような役割を与えられている個体だった。

 

 普通の魔法少女と違って中に人が入っていないという事もあり、シャッフリン達は自我が薄く、意思疎通も難しい。だが、少なくとも病天仙よりは強く有能だ。

 

 そんな相手が、それも、最も能力が高い個体のうちの一人が。慌てた様子で自分を呼びにきている、その時点で病天仙の思考をイヤな予感が埋め尽くしていた。

 

 そして、シャッフリンに連れて行かれた病天仙が辿り着いたのは──警備兵のシャッフリン達と、解き放たれた十数人もの囚人(・・・・・・)らしき魔法少女達が入り乱れて戦闘を行っている、明らかに危険な戦場だった。

 

 

 ──そうだ、精一杯やったんだ。

 

 病天仙には、非常時にシャッフリンを指揮する権限が与えられている。なぜなら──病天仙の指示によって危機に陥った場合、病天仙の魔法でそれが“なかった”事になるからだ。

 

 何故か(・・・)監視室と通信が繋がらない以上、この階層にいる看守と警備員だけで、この事件を解決しなければならない。

 

 病天仙は、指揮官としても無能を自認している。

 判断が遅いし、誰の目にも明らかな下手を打つ。

 全体を見るなんて高度な真似はできないし、流れ弾で退場するほど耐久力が低い。

 

 だが、“責任”を取る事ができる。

 失敗した責任をとって、“失敗”を無かったことにできる。被害を最小限にとどめ、事態を解決するまで何度も何度もトライアンドエラーを繰り返す事が出来る。

 

 そして、シャッフリンは。魔法の国が生み出した高性能な端末は、病天仙の意思を病天仙以上に高度に解釈し、指示されていなくても自己判断で最善手を模索する能力があり、病天仙の手足として最高の結果を出す事ができる。

 

 

 ──私は悪くない。悪いのは、私じゃない。

 

 病天仙はシャッフリン達を、同じ役割に殉ずる大切な同僚達を、この危険だらけの職場で寝食を共にした掛け替えのない仲間を。

 

 指揮して、指示して、助けて、助けられて。

 

 何度も、何度も、何度も、何度も。

 繰り返して、巻き戻して、無かったことにして、また最初からやり直して。

 

 そして────。

 

 

『悲しいです、哀れです──涙が止まらないです』

 

 たった一人(・・・・・)の魔法少女に、全てを無駄(なかったこと)にされた。

 

『可哀想です──生きているなんて』

 

 

 ──私は、私たちじゃ……私じゃ無ければ。

 

 その魔法少女は、あまりにも規格外だった。

 青色の炎(・・・・)を操る、修道服の魔法少女。瞳から常に炎の涙(・・・)を流し、心底悲しいと言わんばかりの悲痛な表情で──囚人、シャッフリン関係なしに、見境なく全員を虐殺していった魔法少女。

 

 あの悪魔の如き存在の前では、全てが無意味だった。

 まず、病天仙を庇うように前に出ていたハートのエースが瞬殺された。なんの前触れもなしに、攻撃された様子もなく、突如全身から火を噴き出して。そして、それを消そうともせず。病天仙が驚いている間に、地面に倒れ伏した。

 

 病天仙の魔法が発動し、すぐに時間が巻き戻った。失敗だった、不測の事態に思考が動かず、みすみす見殺しにしてしまった。

 

 巻き戻ってすぐ、ハートのエースに警戒を指示する。

 病天仙自身も注意深く、可能な限り集中して──先ほどの焼き増しのように、ハートのエースが倒れたのを呆然と見つめていた。

 

 今度は、ハートのエースと自分の位置を入れ替えた。燃やされることは怖いが、敵の魔法を理解しないことには対策も打てない。自分を攻撃させ、痛みを引き受ける覚悟で敵を睨み──気がつけば、目の前にハートのエースが立っていた。病天仙の魔法が発動し、判断ミスを無かったことにしたのだ。

 

 そこからは、何をしてもダメだった。

 

 ハートのシャッフリン達を並べて、彼女達が攻撃を受けている間にエースを含むスペードの部隊を突っ込ませた。シャッフリンが全員同時に燃え上がり、時間が巻き戻った。病天仙は、現場レベルで対応することを諦めた。

 

 炎の魔法少女がやってくる前の状態に巻き戻り、その場にいた囚人達を説得することを試みた。何度も失敗し、決裂し、引っ込みがつかなくなり──その繰り返しの先でなんとか説得に成功して、恩赦を交換材料に味方につけ、シャッフリンを含む全員で炎の魔法少女を待ち受けた。全員死んだ。

 

 何度も失敗した。何度も繰り返した。

 

 その度に傷つき、苦しみ、その度に炎の魔法少女への怒りを増して──ふと、気がついた。炎の魔法少女を説得して、投降を促した方が良いのではないかと。

 

 出来る限りリソースを削らずに、炎の魔法少女以外の囚人達を取り押さえ、あるいは説得し。殆ど万全の状態で、炎の魔法少女を待って──。

 

 問うた、なぜ殺すのか。

 そんなに魔法の国が憎いのか、そんなに人を殺すのが好きなのか、そんなに──それほどまでに、楽しいか。

 

 炎を魔法少女は、首を傾げ、心底不思議そうな顔で病天仙に言った。

 

 

『だって、可哀想です。辛そうです、生きていて苦しいって、そう言ってます──だから、救うんです』

 

 その言葉を最後に、病天仙は自身の執務室へと戻っていた。

 

 

 ──私は、私には、無理だ、私じゃ。

 

 病天仙は、心が折れてしまっていた。

 理解ができない怪物を目の前にして、完全に萎縮してしまった。立ち向かうどころか、立ち上がることすら出来なくなってしまった。

 

 ハートのエースが迎えにくる前まで巻き戻ったのが、その証拠だった。病天仙は、自分が現場に行って指揮を取ること自体が失敗(・・)だと思ってしまった。無意識のうちに、戦うことを拒絶してしまっていた。

 

 一縷の希望にかけて、通信機を手に取る。

 

 「第八宿舎」ではセキュリティの観点から、階層を跨いだ通信が出来ないようにプロテクトが掛けられている。例外なのは、全てを監視しているカルパ千代とのやり取りであり。それ以外だと、非常事態警報(・・・・・・)が出ている間のみは限定的に看守同士のやり取りが可能になる。

 

 監視室への通信は、出来なかった。

 囚人が脱走していた時に警報が出ていなかったのが不思議だったが、どうやら、この第八層での出来事はカルパ千代に認識されていないようだと。諦念と、どうにもならない癇癪と、良くない事が起きている恐怖心から、病天仙は通信機を地面に叩きつけた。魔法の国の技術で生まれたそれは、病天仙の貧弱な膂力ではビクともせず、深い絶望の中にいる病天仙の精神を逆撫でした。

 

 

 ──ごめん、ごめんなさい。役立たずで、ごめんなさい。

 

 部屋の外から、足音が聞こえる。

 きっと、ハートのシャッフリンが病天仙を迎えにきたのだろう。囚人が脱走したという非常事態に、力を合わせて立ち向かおうというのだろう。

 

 でも、無理だった。

 立ち向かうのは、戦うのは、病天仙にとって“失敗”だった。そう認識してしまった。

 

 何度繰り返しても、何度巻き戻っても。

 その度に、シャッフリン達は死ぬ。

 無価値な病天仙を守って、無意味に殺される。

 

 見ていられなかった。

 

 同じ苦難を乗り越えた友達──人造魔法少女だが、病天仙はそう思っていた──が、目の前で何度も殺される。その事実に、耐えきれなかった。

 

 病天仙の“失敗(せい)”で死ぬのは、もう見たくない。

 

 病天仙が強ければ、そうでなくとも、この状況を打開できる魔法を持っていたのなら。病天仙はここまで頑張る必要も、苦しむ必要もなかった。

 

 

 ──私が逃げたのは、失敗じゃない。

 

 シャッフリンは、それなりに貴重な存在である。少なくとも、病天仙の給料で買おうとするならそれなりの長い年月を必要とするだろう。

 

 だが、シャッフリンは替えが効く存在でもある。その上で、職員としての権利が与えられているわけではなく──“備品”として扱われている。実態がどうあれ、そういうことになっている。

 

 そして、病天仙がどう思うかに関係なく──病天仙は、魔法の国にとって替えが効かない役割を持つ職業魔法少女だ。

 

『残酷なことだけどね』

 

 上司であるルダにも、こう言われていた。

 

『もしも、センが頑張って……それでも、どうしようもなく、どうにもならないと思った時は。センが最善を尽くしても、解決できない時は、命が危険に晒されそうな時は──』

 

 ──その時は、逃げなさい。責任は、(せつ)が取る。

 

 

 病天仙は逃げた。

 心底辛く、苦しく、たった数巡の間に何歳も歳をとって老け込んだような、そんな自分の顔が、執務室の鏡に映っていた。

 

 心底後悔している、といった顔で。

 そのまま、病天仙を迎えにきたハートのエースに『現場での判断で動け』と告げた。シャッフリンは、病天仙を責めることは無かった。これから先、自分が死ぬ可能性がある事を理解したのだろう。ハートのエースは一瞬だけ眉間に力を入れ、それでも不満を口にしない。

 

 彼女が部屋を出て行ったのを確認してから、病天仙が執務室内のシェルターに閉じこもった。

 

 病天仙の魔法は、発動しなかった。

 この選択が間違いじゃないと、失敗じゃないと言われているようで──病天仙は一人、大声を出して泣いた。

 

 次、部屋を出たなら。

 もしかしたら、全てが丸く収まっているかもしれない。病天仙の無能な横入れが無ければ、全部解決していて──シャッフリン達も無事で、囚人達はみんな捕まっていて。あの炎の魔法少女も、誰も殺していないかもしれない。

 

 病天仙が現場に出張る事が“失敗”で、何もしない事が正解だったのかもしれない。

 

 病天仙は一人で泣いて、泣いて、泣いて──。

 

 

 ──私は、間違ってなんかいない!!

 

 そして、その結果が。

 

 病天仙が逃げた結果が。

 

 地面に散乱した、シャッフリン達──友達の、物言わぬ遺体達であり。

 

 彼女達を見ても、やはり、病天仙の魔法は発動しなかった。病天仙が失敗した訳ではなく、仕方がない事だったと。生き残ることに“成功”したんだと、そう認識してしまった。

 

 きっと、病天仙は地獄に落ちるだろう。

 病天仙が諦めずに、争い続けていれば。全員とは言わずとも、何人かは生き残りがいたかもしれないのに。

 

 病天仙は、病天仙の魔法は。

 今この現状を、自分一人が生き残った現実を。

 

 失敗ではない、と。

 そう思っているのだから。

 

 きっと、いつか、病天仙はその報いを受けて、地獄の炎に焼かれるのだ。

 

 

 シャッフリン達は、そして、囚人らしき人々は。皆笑顔で、苦痛のカケラも感じさせない安らかな表情で事切れていた。間違いない、あの炎の魔法少女がやったのだ。

 

 病天仙は結局、彼女の魔法がどんなものなのかよく分からなかった。

 だが、その結果(・・)がこれであるというのは、よく知っていた。何度も見て、何度も避けようとして、みんなで逃げた時も、逃げきれない結末だった。せめて安らかに……と、病天仙は罪悪感から涙を流しつつ、足を進める。

 

 そして、その先で。

 

 見覚えのない魔法少女が、シャッフリン達の遺体に何かしているのを目にして。病天仙は殆ど反射的に攻撃し──病天仙にしては珍しく、躓いて転ぶこともなく成功して──その頭部を跡形もなく粉砕した。

 

 病天仙は、これまでの人生で一番大きな悲鳴を上げた。

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