あおぞら市に向かう船に乗っている少年…帽子とサングラスとマスクをしているが、しかし、容姿がなんか可愛いのである。
船
?「あれが、沖縄のあおぞら市…東京とは違って自然豊かでいいな…。あそこで怪盗団の予告状が2通あったからね…」
?「……楽しめたらいいな…」
少年は少し悲しい顔をしながら、船に乗り続けていた…。
奥園の家
少年は高いマンションに住んでいる奥園の家に居候することになった。
?「君が居候することは、前から聞いてるよ。私は奥園フーズの社長 、奥園場(おくぞのじょう)だ。よろしく」
?「ええ、奥園さん」
奥園「妻とは離婚しているが、その先、息子を私1人で育てたんだ…。名前は春人(はると)まあ、仲良くしてやりなさい」
?「はい」
翌日
あおぞら中学校
校長室
校長「まさか、君が転校して来るなんてね…。それに、居候先はあの有名なオクゾノフーズの実家…。君は人生に恵まれているね…」
?「いえいえ、僕は別にそんな大した人じゃないですよ。注目されすぎなのも、好まないので…」
校長「まあ、君は将来有望な生徒であることだし、楽しく学校生活を送りたまえ」
?「はい」
3年1組
教師「入ってきていいわよ」
?「わかりました」
ガラガラ…
「…え…知ってるわ、私!」
「ああ、あの記事にも載っている有名探偵だろ…」
「まさか、この学校に転校してくるなんて…」
?「1年間このクラスに所属します。智郗朗(ともきあきら)です。よろしくお願いします」
当然みんなの反応は…
「きゃ〜!朗く〜ん!」
「応援していま〜す!」
「女性みたいで可愛い〜!」
「名推理が素晴らしいよ!」
朗「は、はは…」
春人 (人気いいな…。僕はオクゾノフーズの息子で…きっと明るい未来だろうな…)
昼休み
朗「たしか昼の購買はトロピカルメロンが人気だったと聞いたな。味はどれにしよう…」
しかし、トロピカルメロンパンは売り切れていた。
朗「売り切れいているのか…しょうがない。また明日に…」
その時、多数の女子生徒がトロピカルメロンパンを朗に捧げようとしている。
「あげますよ!朗くん!」
「私のならいくらでも食べていいですよ!」
「どうぞ!どうぞ!」
朗「こ、こんなにも食べきれないよ…」
その騒ぎを見ていた天禰たちは…
竜磨「さすが、有名探偵だな…」
あすか「でも、本人は困っているぞ」
まなつ「助けに行きたいけど…」
杏奈「でも、女子達が邪魔して通れないよ!」
まなつ「押し返されるのが目に見えているわ…」
天禰「俺が行こう」
さんご「天禰くんが行くの?無茶じゃない?」
天禰「まあ、見てみろ…」
天禰はトロピカルメロンパンを持ちながら、囲まれている朗に近づく。
天禰「俺のをあげようか、智郗先輩?」
「…あ、前歴の生徒だ…」
「やばい、目を合わせたら狙われそう…」
「逃げよう、逃げよう…」
女子たちは天禰を避けていく。
朗「君は?」
天禰「暁天禰です。トロピカルメロンパンをあげに来ました」
朗「いや、でも僕は…」
天禰「まあまあ、転校祝いとしてあげるよ」
朗「わ、わかったよ…」
天禰「じゃあ、俺は教室に戻るよ」
朗「……」 (難は逃れたけど、天禰か……僕よりかっこよかったな…。あんな容姿になりたかったな…)
そして、学校が終わり…
帰り道
朗「俺に部活やれる日はないからな…また3日後に沖縄のテレビ局で番組に出演しないといけないから。それにしても、怪盗団ね…。斑美に出された予告状が記事にもなっているから、テレビで取り上げれられているし、出演したら、確実に質問されるよね…」
朗「東京では、テレビ局多かったけど、沖縄は少ないし、プライベートの時間は取れるから、快適に過ごせるね。…ビックバンバーガー食べたくなってきたな…」
朗「でも、それはそれで、奥園さんが残念そうな顔をするから控えようか…」
その頃、竜磨は朗のプロフィールを調べていた。
竜磨「智郗朗、15歳。数々の未解決事件を解決し、現代の明智小五郎と呼ばれているそうだ…っても、そんなキレ者には見えないけどな…」
まなつ「顔が中性的な女の子みたいだったね!」
モルガナ「気を引き締めろ。怪盗と学生の二重生活」
モルガナ「バレたら即アウトだぜ」
まなつ「なら、今はメメントスでの改心に手を入れておこう」
みのり「メメントス?」
天禰「みのりには、まだだったな。メメントスとは…」
省略
みのり「わかりました。それでは、私とまなつの交代で行きましょう」
杏奈「ええ、メメントスでも、悪人を改心していこう!」
翌日
あおぞら中学校
1年5組
まなつ・さんご「「いだだきま〜す!!」」
まなつ「う〜ん、今日のお弁当もトロピカってるね!」
さんご「朝のお弁当は作っているの?」
まなつ「そこまでは、まだ…じゃあ、どれから食べようかな?」
その時、放送声が聞こえる。
「皆さんは人魚を信じますか?」
まなつ「え?」
「最近、校内でこんな噂を聞きました。人魚を見たと。人魚の伝説は世界各地にあります」
「その美しい歌で、船乗りを引き寄せて船を沈めてしまうとか…」
まなつ (そういう説は何で見たの?)
ローラ (馬鹿げた事ね。船を沈めるために歌うわけないわよ。妄想の程度が度を過ぎてるわ)
さんご「まだ、噂は消えていないね…」
まなつ (ローラが過剰反応しないなんて、天禰くんの影響かな?)
弁当を食べ終えて、部室に向かう。
屋上・部室
まなつ「ねぇ、ローラは船沈めたことあるの?」
ローラ「ある訳ないでしょ」
みのり「人魚は美しい歌声で船乗り達の心を奪い…」
ローラ「くっだらない、船が浅瀬で座礁したり嵐で沈んだりしたのを人魚のせいにしただけよ」
竜磨「歌の呪いが人魚に矛先に向けているってのかよ…」
あすか「そもそも人魚は歌を歌うのか?」
ローラ「もちろんよ。子どもの頃からよく歌っていたわ。人魚はみんな歌が大好きなの」
天禰「歌うことが趣味なら、その美声に反応して人を呼ぶからな」
さんご「わたし、ローラの歌、少しだけ聴いたことあるよ」
まなつ「え、いつ?」さんご「ローラと初めて会った時に。すごくキレイな声だったなぁ」
ローラ「…」 ニッ…
まなつ「大丈夫だった?魂抜かれなかった?だって、人魚の歌を聴くと心を奪われちゃうんでしょ?」
竜磨「船が鎮むことと同じ展開かそれ以上になっていないか!?」
ローラ「そういう意味じゃないし!竜磨のいう通り、人魚の歌を怪しい魔術みたいに言わないでくれる?」
あすか「でも、世界各地に、同じような伝説があるんだよな」
みのり「人魚の歌は、恐れられているから…」
まなつ「それなら、ローラ!ちょっと歌ってみて!」
ローラ「やだ、お断りよ。人魚の歌は見せ物じゃないわ」
杏奈「でも、人魚の歌声…私も聞いてみたいな〜!」
それに拒絶するように、ローラはアクアポットに入った。
まなつ「ねぇ、歌聴かせてよ!ねぇってば~」ブンブン
ローラ「やめなさ〜い!まなつ〜!?」(@_@)
天禰「聞きたいのはわかるが、そうすると、ローラが余計拒否しちゃうよ?」
まなつ「はい…」
ドタバタ校内放送!届け、人魚の歌!&有名探偵が沖縄に引っ越してきた!?
廊下
?「入ってる?」
?2「はい、何枚か」
枚数を確認している途中に、まなつが顔を出してきた。
まなつ「何が入ってるの~?」チラッ
みのり「放送委員へのリクエスト」
いずみ「あっ、一之瀬さん」
まなつ「えっ、みのりん先輩の知り合い?」
みのり「同じクラスの放送委員」
いずみ「小森いずみです」
まなつ「あっ、その声!もしかして、お昼の放送でしゃべってた人ですか?わたし、夏海まなつです!人魚の話、面白かったです!」
?2「ホントですか!」
?2「小森先輩、聴いてもらえました」
いずみ「ゆきえちゃん、やったね!」
まなつ「えっ?聞いてもらえた…?」
天禰「そこまで、夢中にならないものか…」
いずみ「わたしたち、放送委員の悩みなの。お昼ご飯はみんなお喋りしながら食べるでしょ?だから放送をあまり聴いてもらえないんだ」
ゆきえ「楽しんでもらえるような企画を考えてるんですけど。リクエスト曲や…」
いずみ「部活の紹介コーナーとか…でも、出てくれる部がなかなかなくて」
天禰「もし、その部が出ると、所属している生徒に興味を持った生徒が、その生徒に注目するためだから、それを避けたいかもな…」
まなつ「それなら…はい、はい、は~い!トロピカる部出ま~す!お昼の放送に、出演させてください!」
天禰 (何事もなく、順調に進むか心配だ…しかも、まなつは機材のこと知らないと思うし…)
プリティ・ホリック
あすか「… で、放送で何を話すんだ?」
まなつ「わたし、トロピカってることについて、いっぱい語りたい!さんごは?」
モルガナ (それに、ついてこれる生徒は少ないと思うぞ…)
さんご「えっ?何話せばいいんだろう…」
まなつ「みのりん先輩は?」
みのり「出演は無理。でも、裏方なら手伝ってもいい。ラジオ聴くの好きだから、興味はある」
さんご「ラジオ番組って、どんなこと話してるの?」
みのり「いろいろなコーナーがあって、趣味や日常のことを話してる」
まなつ「さんご、コスメの話したら?」
さんご「コスメのことなら、まぁ…」
まなつ「みんな、すっごく興味あると思う!さんごがコスメに詳しいって話題になって、人気者になっちゃうかもよ!?」
ローラ「人気者!?」
みのり「人気コーナーは、お悩み相談…」
天禰「じゃあ、そのお悩み相談に答えれる自信があるのは誰だ?」
まなつ「じゃあ、あすか先輩はお悩み相談で!」
あすか「おい!勝手に決めんな!」
杏奈「まさか、あすか先輩に1人でやらせるわけじゃないよね!?」
裕香「話し合って、決めるべきだと思うわ」
人気者という言葉にローラがポットから出てきた。
ローラ「それなら、私に任せて。コーナー名は『ローラの部屋』。未来の女王のトップをじっくり聞かせてあげる。なんなら歌ってあげてもいいわよ」
ローラは鏡を使って、髪を整える。
まなつ「本当?やった〜!ローラの歌が楽しみ〜!」
さんご「ちょっと、待って。ローラが出たらまずいんじゃ?」
裕香「それに、彼女は学校の行事の質問されて、受け答えがあまり、合わなかったら、生徒ではないと感じられるわ」
まなつ「それなら、補助すればいいんじゃない?」
あすか「でも、放送委員の人たちに、姿を見せることはできないだろ」
竜磨「それこそが難題だよな。放送委員と出会って尾鰭のことがバレたら、噂が本当になるし。それで音声が全体に響いたら、放送室に大量の生徒が来る」
まなつ「ああ〜、そっか…」
ローラ「でも仮部員だけど、ちょっとぐらい出たいけど…」
あすか「ダメだ!」
さんご「残念だけど…」
杏奈「歌は、また聞けるチャンスがあるはずだから…」
ローラ「何よ…もう!」(ㆀ˘・з・˘)
天禰「でも、ローラの興味への熱心はあるからね。悩み事を聞くのも、女王のやることだから、それはグッドポイントだよ」
ローラ「天禰くん…。あなたのフォローにいつも支えられているわ」 (やっぱり人間みたいな足が欲しいわ…)
翌日
※少し天禰がH的な場面があります。
あおぞら中学校
2年2組 前
1時限目の授業が終わり、休み時間にいずみにお昼の放送の見学に参加したいと言った。
いずみ「お昼の放送の見学?」
まなつ「はい!どんな感じか見てみたくて!」
いずみ「いつでも大歓迎だよ!今日のお昼でも!」
まなつ「やった〜!ニヒッ!」
その時、いずみの様子がおかしくなる。
みのり「どうかした?」
天禰「体調が悪そうなら保健室に連れて行くが…」
いずみ「うんうん…なんでもない…!」
まなつ「?」 (プレッシャーでそこまで腹痛になるの?)
お昼休み
放送室
キーンコーンカーンコーン
トロピカル部は放送室に集まった。
ゆきえ「皆さんこんにちは。林田ゆきえです。ここでマイクの音量を調節したり、音楽をかけたりします」
次に隣の部屋に案内される。
いずみ「喋る人は、こっちよ」
まなつ「あれは…」
天禰「マイクだよ。朝礼とかに使われている。あれもマイクだ」
まなつ「知ってるの?」
天禰「ノーブル学園で、見たことあるし、文化祭で手伝ったことがあるから知っているんだ」
それから黄色い表紙の台本が渡される。
いずみ「これが台本。おおまかな流れが書いてあって、細かいところは、アレンジして話すの」
まなつ「へえ〜…」
いずみはヘッドフォンを装着すると、放送を始める準備をする。そして、まなつたちは隣部屋に移動する。
いずみ「それじゃあ、始めましょうか!」
いずみ「こんにちは。小森いずみです。皆さんは、駅前のカフェにあるジャンボパフェを知っていますか?見上げるような高さのジャンボパフェを30分で完食したらタダ!というのに昨日チャレンジしたのですが…」
天禰「昨日…!?まさか、あの腹痛は…!」
まなつ「食べ過ぎが原因…!?」
みのり「あの様子じゃ、今日を通せる可能性が低いです!」
ゆきえ「え、どうしたの?」
いずみ「私…完食しちゃいました!」
杏奈「胃袋が大食い番組の王者に届かそうじゃない?」
竜磨「だけど、よく無茶するよ…。俺は見たことあるけど、チャレンジするまでとは、いかねえよ…」
いずみ「今日は、私のオススメの…曲を…」
あすか「どうしたんだ?」
天禰「さっき言ったパフェが原因だ!」
ゆきえ「っ!!先輩!」
いずみ「朝からお腹が痛くて…どうしてだろう…」
さんご「ジャンボパフェが原因だよ…」
あすか「それしかない」
みのり「早く保健室へ…」
杏奈「今日はお腹を休めた方がいいよ…」
いずみ「ゆきえちゃん…あとは…お願い…」
ゆきえ「はい!」
いずみを保健室に運んだものの、ゆきえ1人では、進めれることは難しい…。
ゆきえ「とは、言ったものの…どうしよう…!」
まなつ「私たちがやります!」
まなつ・ゆきえ以外「「「「「え〜!!!!!?????」」」」」
まなつ「今大事なことは、小森さんの代わりに、私たちが頑張ることだよ!」
竜磨「それなら、助けてやろうぜ!俺たちが無事に放送を通せるように、初めてだけど…」
ゆきえ「でも、やらないよりかはいいと思います。それでは、いいですか?マイクに喋った声は、全校生徒に届きます。生放送ですから」
まなつ「オッケー!」
ちなみに喋るのが、まなつ、さんご、あすか、天禰で、裏方はゆきえ、みのり、竜磨、杏奈である。
あすか「生放送…」
さんご「私…こういうのは初めて…」
みのり「大丈夫。台本通りにやれば…」
ゆきえ「音楽が鳴ります。3…3…1…」
ポチッ
まなつ「…」スウッ…
天禰「…」(まさか、大声で!?)
天禰「ま…」
まなつ「みなさーん!こ〜んにちは〜!」
キーーーーン!!
その声は学校全体ではなく、学校外にも響いた…はず。
3年2組
朗「…大声すぎる…変わりものがいるのか…?」ガクガク…
みのり「まなつ。マイクがあるから、大声出さなくても大丈夫!」
天禰「裏方に行かせてあげようか?」^_^
まなつ「以後、気をつけます…」
天禰「いいか、今、俺が喋っている声の大きさでいいから」
みのり「それでは、まなつ。台本を」
まなつ「オッケー!」
まなつ「ええと…次の曲は…」
まなつ (偶然天禰くんと勉強して、出た漢字だね!)
まなつは向日葵を読んで、その曲が流れた。
まなつ「次の曲は…え〜と…」
天禰「それは、にゅうどうぐもと読むんだ」
まなつ「そうなんだ…。ごめん、漢字が難しいのもあるよ…。」
まなつ「それじゃあ…喋りまーす!」
まなつ以外「「「「「えええええ!!!!!?????」
まなつ「私、1年5組の夏海まなつ!トロピカル部で、いっつもトロピカってることをやってま〜す!」
まなつ「トロピカっていることって、たくっさんあるんだよ!」
ゆきえ「台本と全然違う…」
みのり「このまま進めるしかないわ」
竜磨「あいつ、難しい漢字を読むのに諦めやがった…」 (てか、俺が行ってたら、変なテンションが入ってたかも…)
まなつ「じゃあ、メンバー紹介しま〜す!まずは…さんご!」
さんご「は、はい!え〜と、涼村さんごです。コスメが大好きで…」
シャカシャカ…
さんご「んっ?ひっ…!?」
天禰「さっきの動きの音は…」
杏奈「あ、あれは…!」
さんご「虫!」
まなつ「え、どこ?」
杏奈「開けないで、絶対開けないで!」
竜磨「おい、杏奈?大丈夫だ。開けてくるはずないから!」
さんご「あ、あそこ〜!」
あすか「なんでこんなところに!」
天禰 (あの虫言ったら、絶叫は間違いなし!女子生徒たちの視界に入る前になんとかしないと!」
さんご「あ、あっち!シャカシャカしてる…!」
まなつ「え〜?どこ?」
杏奈「退治したら知らせて!」
竜磨「オーケー!」
さんご「そ、そこ〜!」
まなつ「よーし!そこだ〜!うりゃ〜!」
バシっ!
その虫は、さんごの顔に止まった…。
天禰「あ…」
さんご「うっ…」
あすか「さんごの顔に張り付いた!」
さんご「………いやあああああああああああああああああ!!!!!!??????☆°¥=$%☆#!??」
そのまま、仰向けに倒れてしまう!
天禰・竜磨「「っ!!??////」
1年5組
あすか「さんご!?さんご!?
まなつ「こいつ、よくもさんごを!うりゃ!うりゃ!」
ゆみ「なにごと?」
どうにか、まなつが虫を取った。ただし名称は言わない。
まなつ「虫取ったり〜!外に放してくるね」
まなつは放送室から出ている間、みのりと竜磨と杏奈と天禰は散らばった物を片付けて、あすかはさんごを起こしていた。
あすか「さんご、さんご!しっかりしろ!」
ぺちぺち
さんご「っ!」
竜磨「なあ、!天禰…。誰かのアレが一瞬見えたな」
天禰「……はい。俺たちだけの秘密だな…」
ゆきえ「どうしよう…トークができる人がいない…」
ゆきえが動いた時に、鉛筆を下に落としてしまう。
その時、ローラがポットから出た。しかし、尾鰭のところは、履物している。
ローラ「私の出番ね…」
まなつ「ただいま〜…て、ローラ!?」
ローラ「そう、私はローラ。トロピカル部の特別ゲストよ」
ゆきえ「いつのまに…」
まなつ (ローラ!出てきちゃダメじゃん!)
竜磨 (人間でないことがバレたらまずいのは百も承知だろ!!)
あすか (そのスカート、手作りだろ…)
杏奈 (器用さは、あるっぽいのかしら?)
さんご (これ生放送なのに…)
みのり (でも、このままいくしかない)
天禰 (悪い流れを変えれるかもしれない!)
ローラ「あなたたちの放送。聞かせてもらったわ。はっきり言って、ぜんっぜんダメ!騒がしいだけじゃない!」
天禰 (ほとんどはまなつに当てはまるけどな。さんごは過失だし…)
ローラ「私が見本を見せてあげるわ」
ローラ「こほん…さんご、お悩みを読んで」
さんご「うぇ?あ、え〜と…、勉強ができません。どうしたらいいの?」
まなつ「ローラが答える出番だよ!」
ローラ「はい、あすか」
あすか「え?」
天禰「ローラが答えるんだよ?」
ローラ「そうは言っても…」
竜磨「人間の勉強法を知ってはいないから、答えれるわけがないだろ!?」
あすか「あ、え〜と…勉強頑張れ!」
天禰「それじゃ、聞き手が困惑するよ」
あすか「ああ…わりい…」
天禰「…代わりに俺が答えるよ。まず、今日習ったことを、忘れないために、例として数学は教科書で習ったことを復習して、問題をやっていなければ、それをやると頭に入ります。また黒板に書いたことを書き写すだけでなく、先生が話したことをメモするのも良いですよ」
杏奈「なんか的確に答えてる!」
あすか「てきぱきとした受け答え…多方面で活躍できてる…」
ローラ「はい、次」
さんご「トロピカルメロンパンが買えません」
まなつ「人気商品だもんね〜」
ローラ「はい、あすか」
あすか「買えるまで頑張れ!」
ローラ「頑張れ、頑張れって、そればっかりじゃない!」(ㆀ˘・з・˘)
あすか「じゃあ、ローラだったらどうするのさ?」
ローラ「こういえばいいのよ!買ってきて、まなつ!」
まなつ「いいよ!何味にする?」
さんご「待って!放送中だから…」
まなつ「そっか…」
みのり「すごいパシリ…」
竜磨「まともな解決策すら話せてねえ…」
まなつ「みのりん先輩だったらどうする?」
みのり「…まずは情報収集。入荷するメロンパンの数を…」
ぐう〜
生放送中にまなつの腹の音が鳴った。羞恥心は感じれてるか?
まなつ「ごめん、お腹空いちゃって…」
あすか「まなつ、お腹の虫を収めろ…」
まなつ「どうやって?」
さんご「何か食べたら?」
まなつ「メロンパン食べたくなってきたよ。ローラ、買ってきて!」
ローラ「なんで私が!?私だって放送中よ!」
その頃、教室では笑いが溢れていた。
3年2組
朗「トロピカル部のみんな元気であって外国の生徒もいるっぽいけど…」
朗「あの放送は初めてだな…」
放送室
天禰「また、俺の手助けが必要だな」
天禰「俺の策としては、その生徒が買いに行こうとしても売り切れるなら、予約制を立てた方がいいと思うよ。例えば予約用紙を作成して、欲しいパンと名前を書けば、その生徒用のパンが置かれるから」
みのり「アイデア性は良いわ」
ゆきえ「あの人、お悩み相談に答えれてるわ…。それに柔軟性もある…」
スーパーあおぞら
「さあさあ、今がタイムセール!早い者勝ちだよ〜!」
タイムセールで福袋を取り合っている客は100人以上を超えている。
「まだ商品はあります〜!」
それを空からみていたチョンギーレ…
チョンギーレ「ほぼ、やる気満々だな…」
チョンギーレ「出てこい!ゼンゼンヤラネーダ!」
チョンギーレはゼンゼンヤラネーダの元をメガホンに投げた。
ゼンゼンヤラネーダ「ヤラネーダ!」
放送室
まなつは麦茶を飲んで休憩していた。
まなつ「ぷぱあっ!トロピカル放送だね!」
竜磨「はちゃめちゃな放送の間違いだろ…」
さんご「あんな感じで大丈夫?」
ゆきえ「台本と誓ったけど、面白かったです。それと暁くんの質問の答えに対するのが適切だったよ!」
あすか「良かった」
ローラ「当然よ!」
杏奈「ローラは自分からあすかに回しただけよね?」
みのり「…!みんな!」
窓から、紫のサークルが見えた。
まなつ・さんご・天禰「「「あっ!!!」」」
ローラ「っ!あれは…」
あすか「たく…こんなときに…」
ゆきえ「あの…どうかしました?」
あすか「あ、いや〜」
みのり「別に…」
杏奈「大丈夫よ!」
竜磨「特に大きなことは!」
まなつ「全然!」
さんご「どうもしないよ…」
天禰「それで、残りは?」
ゆきえ「あとは、エンディングのフリートークだけです。どなたか、お願いできますか?」
まなつ「うん!エンディングトークは…ローラ!」
ローラ「いいわよ。最後は任せて!」 (その間にゼンゼンヤラネーダを頼むわよ!)
まなつ (分かった!)
まなつ「林田さん!」
天禰「俺たちは別の用事へと向かいます!」
ゆきえ「あ、どこへ?」
ローラ「エンディング、バッチリいきましょう」
ゆきえ「じゃあ、いきますよ。3…2…1…」
ポチッ
ローラ「みんな、悩みも色々ね。悩んでいる時って、気分だだ下がりね。そんな気分を上げたい時は…」
ローラはマイクスタンドの前に立った。
ローラ「私の歌を聞きなさい!」
ローラはなかよしの歌を歌った。その歌は、学校の関係者が集中して聞いていた。
あおぞらスーパー
ゼンゼンヤラネーダ「ヤラネーダ!」
ゼンゼンヤラネーダはスーパーに来ていた客や店員たちのやる気を奪い盗っていく。
「「「うわあああああ!!??」」」
チョンギーレ「いいぞ!やる気パワーが大量だ!」
まなつ「ちょっと待った〜!」
まなつ・さんご・みのり・あすか「「「「 プリキュア!!!!トロピカルチェンジ!!!!」」」」
まなつ・さんご・みのり・あすか「「「「レッツメイク!!!!キャッチ!!!!」」」」
さんご「チーク!」
みのり「アイズ!」
あすか「ヘア〜!」
まなつ「リップ!」
まなつ・さんご・みのり・あすか「「「「ドレス!!!!」」」」
サマー「ときめく常夏!キュアサマー!」
コーラル「きらめく宝石!キュアコーラル!」
パパイア「ひらめく果実!キュアパパイア!」
フラミンゴ「はためく翼!キュアフラミンゴ!」
サマー・コーラル・パパイア・フラミンゴ「「「「はあ〜!」」」」
サマー「悩みも吹き飛ぶ!」
サマー・コーラル・パパイア・フラミンゴ「「「「トロピカル〜ジュ!プリキュア!」
杏奈「相談すると解決できる道があるよ!」
ゼンゼンヤラネーダ「ヤラネーダ!」
ゼンゼンヤラネーダは口の部分から超音波を吹き出し、プリキュアたちを動かなくする。
サマー・コーラル・パパイア・フラミンゴ「「「「うう…!!!!」」」」
その間にゼンゼンヤラネーダは右手パンチでプリキュアたちを吹き飛ばす。
サマー・コーラル・パパイア・フラミンゴ「「「「うわあああああああ!!!!」」」」
竜磨「あの音波が邪魔して動けなくされると、攻撃のチャンスが作られるよ!」
チョンギーレ「ふっはっはっは!いいざまだなあ!」
サマー「なんの!まだまだ!」
放送室
なかよしの歌が歌い終わった。
ローラ「では、みなさん、ごきげんよう」
ガチャ
ローラ「時間大丈夫だった?」
ゆきえ「うた、素晴らしかったです!」
ローラ「よかった…それじゃ!」
ゆきえ「あ、待ってください!」
ゆきえは放送室から出たが、ローラの姿はいなかった。ローラはポットでサマーたちのところに急いで向かっている。
ローラ「急げ〜!」
あおぞらスーパー
ゼンゼンヤラネーダ「ヤラネーダ!」
ゼンゼンヤラネーダは右ストレートパンチでコーラルを攻撃するが、❌バリアで塞がれる。
パパイア・フラミンゴ「「はああああああああ!!」」
パパイアとフラミンゴはダブルキックで応対するが、方向転換をされ防がれる。
サマー「はあああああ!」
サマーは連続キックするが、右手で防がれ、連続キックで押しのけようとするが、逆に返された。
ドゴオッ!
サマー「うわあああああ!!」
杏奈「今回は強くない!?」
天禰「スーパーのタイムセール中に来る人は何人かなんて、大多数いてもおかしくない。だから、多く奪うことができてその分強くなったと思う」
チョンギーレ「そろそろしつけえぞ!いい加減失せろよ!」
サマー「ローラが来る!それまで、絶対、頑張る!」
言ったそばからローラが来た。
サマー「うわー!」
サマー・コーラル・パパイア・フラミンゴ・竜磨・杏奈「「「「「ローラ!!!!!」」」」」
天禰「放送室でうたう歌は楽しかったか?」
ローラ「お待たせ!そして楽しかったわよ!」
ローラ「マーメイドアクアポット!キャッチ!」
ローラ「やる気パワー!カムバック!」
ポワアアァァ…
ローラ「…」グッ!
チョンギーレ「たく…!やっつけろ!ゼンゼンヤラネーダ!」
再び動けなくるが、やる気パワーを取り戻せたのか、力が前と弱まっており、コーラルが❌バリアを発動した。
そして、超音波は跳ね返され、ゼンゼンヤラネーダとチョンギーレが被害を被る。
チョンギーレ「うお…!」
竜磨「バリアを出して跳ね返す!超音波に対抗できるならいい方法だ!」
ローラ「今よ!」
サマー・コーラル・パパイア・フラミンゴ「「「「うん!!!!」」」」
サマー「ハートカルテットリング!」
サマー「飛び出せ!元気なハート!」
コーラル「やさしいハート!」
サマー「かしこいハート!」
フラミンゴ「燃え立つハート!」
サマー「ハートドキドキ!ドッキング!」
サマー・コーラル・パパイア・フラミンゴ「「「「プリキュア!!!!ミックストロピカル!!!!」」」」
サマー・コーラル・パパイア・フラミンゴ「「「「ビクトリー!!!!」」」」
チョンギーレ「ち、気分だだ下がりだぜ」
シュンッ!
翌日
朝
あおぞら中学校
屋上・部室
ゆきえ「見てください!ローラさんのうたをもう一度聞きたいという投書がいっぱい!」
いずみ「私も保健室であの歌を聞いてたんだけど、感動で頭を忘れたわ!ぜひ、ローラさんにまた出演してほしいの!」
ゆきえ「ローラさんはどこにいるんですか?」
さんご「ああ…」
あすか「え〜と…」
みのり「それは…」
まなつ「私もローラの聞きたかった〜!いいないいな〜!」
ローラ「ふふ…また気が向いたらね…」
天禰「モルガナ…昨日はごめんって…」
モルガナ「全く、教室に居ぱなしで退屈だったぞ!」小声
杏奈「まあ、猫は気まぐれだし」
その頃、昨日の真枒は昼休みの時に学校から出た7人の生徒が気になっていた。
真枒「あの子たち、何が目的で学校外に?」
昼休み
天禰「……」
朗「やあ、たしか天禰だったね?」
天禰「智郗先輩…」
朗「朗でいいよ。それよりも今日僕は放課後にテレビに出るのだけど…」
天禰「それと俺になんの関係が?」
朗「観客側で出てみない?」
天禰「何故だ?」
朗「昨日トロピカル部の子たちが放送で世話になったけど、君の質問の受け答えは生徒の心を掴んでいるように感じたし、それに、僕に優しく手を差し伸ばしてくれたのは君が一番だから」
天禰「別にテレビで観れるけどな…」
朗「でも、生で観れるチャンスはないよ」
天禰「……どうしても来て欲しいなら、俺からの要望も答えてほしいが」
朗「どうぞ」
天禰「トロピカル部全員を連れて来てもいいか?」
朗「…いいよ。友達を連れてくるのも大歓迎!」
天禰「それなら、今日の放課後に正門で待ち合わせだ」
朗「楽しみにしててね。天禰!」
屋上・部室
放課後
天禰はまなつたちを集め、朗が『番組見学をしないか』という件を話した。
竜磨「有名探偵の番組ね〜…」
あすか「妬んでんのか?」
竜磨「そうじゃねえけど」 (探偵がいると怪盗しにくくなるの!)
さんご「私は行きたいな〜!まさか、私たちトロピカル部が観客で出れるなんて、こんなチャンスは今この瞬間だよ!」
まなつ「だよね〜!それはトロピカってる!」
杏奈「私ファンになっちゃうかも!」
ローラ「頭脳明晰さは輝いてるわ!」
みのり「出演する番組は言っていたの?」
天禰「いや、どんな番組かは…」
竜磨「それなら、出てみるもんだな!」
天禰「みんな、行くようだな。それなら、正門に行こう」
正門
天禰「連れて来たよ。朗」
朗「その子たちがトロピカル部?」
まなつ「はいは〜い!1年生の夏海まなつです!」
朗「君たちの名前は知っているよ。昨日トロピカル部の名簿を生徒会長が見せてくれたおかげで」
あすか (コネを効かせたのかよ…)
朗「さあ、行こう!ベストタイミングだから!」
テレビ局
天禰たちは朗が番組スタッフに融通をきかせ、天禰たちは観客で出演できた。
番組AD「入られま〜す!」
そして、その番組に朗が現れると。
「本物よ〜!」
「きゃあ〜!かっこいい!」
番組AD「CM明けまーす!7〜、6、5秒前〜、4、3、2、1…」
アナウンサー「さて、続きまして、前回の大好評を受け、東京から沖縄への転校で、急遽『今、会いたいヒト』のコーナーとなり、現役中学生、『智郗朗』くんです!」
MC「やはり、評判通りの好青年だね〜!」
朗「いえ、そんな」
アナウンサー「なんでも、今、探偵として気になっている事件があるとか」
朗「そうですね。斑美画伯のスキャンダルでしょうか」
天禰「っ!」
MC「話題だもんね〜!じゃあ、ズバリ聞いちゃうけど、『正義の怪盗』どう思う?」
朗「本当に正義のヒーローなら、いてほしいですよ。夢があるし」
MC「へえ〜、頭っから否定じゃないんだ!」
朗「これでも、サンタクロースを信じたい方で」
それで観客側は、少し笑いが起きた。
朗「でも、もし本当に他人の心を操る怪盗がいるんだとしたら、僕は法律で裁かれるべきだと思います」
天禰・まなつ「「!!」」
MC「彼らのやっていることが犯罪?怪盗団がいなきゃ、斑美事件は続いていたという人もいるけど」
朗「斑美画伯がしたことは、許されない罪です。でも法律以外の尺度で勝手に裁くのはただの私刑…正義から一番遠い行いです。第一、人の心をねじ曲げるなんて、人間が一番やっちゃいけない事ですよ」
あすか「心の操作…でも、弟子たちは報われたと思っているじゃないか?」 小声
さんご「心を操るにもどんな方法だろうね」小声
竜磨「け、何様のつもりだ」小声
アナウンサー「では、本日スタジオにいらっしゃっている方にも聞いてらっしゃいましょう。まずは…あなたからです」
?「私!?シュガーに番が来るなんて、サイコーだっつーの☆」
?「それと、私は新人アイドルの佐藤心ね!」
アナウンサー「それでは、佐藤さん。あなたは怪盗のこと、どう思いますか?」
心「悪人は許せないけど怪盗が心を操るのは批判するのだっつーの!」
心「と、私は思うよ!」
アナウンサー「ありがとうございます!それでは、次は、あなたです」
?「私が答えれるなんてラッキー!私は新条ひなき。新人アイドルだよ!」
アナウンサー「それでは、新条さん。あなたは怪盗のことを、どう思いますか?」
ひなき「怪盗は正義かな?この悪い世の中を変えていくという視点からして私は、正義だと思うよ」
アナウンサー「ありがとうございます。次で最後の方としましょう!」
アナウンサーが最後に質問したのは天禰だった。
アナウンサー「あなたは怪盗のことを、どう思いますか?」
天禰「……正義…そのもの…」
朗「他の2人と違って言い切りますね。それならば、もう1つの質問。もし、あなたの身近な人が、ある日突然心を変えられたら、どうする?怪盗の仕業とは考える?」
天禰「考えます」
朗「なるほど。正義を信じるなら、確かにそういうよね。でも、そこに大きな問題が」
MC「ん?どうゆうことかな?」
朗「人の心をどうやって変えたのかということです。そんな力があるのなら、犯罪に使われたと考えられる。例えば、今年の春の地下鉄暴走事件だって…」
竜磨 「!?」 (はあ、ざけんな!?)
MC「ええ!?智郗くんは、あれも怪盗団の仕業だと思っているの!?」
朗「あくまでも仮定の話ですよ。仮定の…でも、決して無視はできない。僕らの暮らしに対する脅威に他なりません」
MC「へえ〜、怖い話だね〜」
朗「もちろん、僕だって黙って見ているだけじゃありません。警察とも足並みを揃えていくつもりで、もう動き始めています」
天禰「…警察…」
番組は終わり、そのまま帰った。
帰り道の途中、天禰たちは人がいない場所で朗が言っていったことを話しあった。ただ、まなつとみのりはそのまま帰っていった。
竜磨「ムカつくぜ…すっかり正義の味方気取りじゃないか…!」
天禰「あえて、警察の話をしたのは、世間を味方につけるつもりだったから…」
モルガナ「侮れねえな…」
杏奈「ねえ、怪盗団このまま続けていいんだよね?」
竜磨「警察怖くて、怪盗やってられっかよ!」
そこに、1人の少女が…。
真枒「何か心配ごと?困っていることがあるなら、相談に乗るけど?」
杏奈「相談?こっちは今まで酷い目にあったのに、気付いてすらくれなかったのに…!」
真枒「えっ?」
杏奈「鴨坂木のとき、生徒会は枝樹のために何かしてくれた?」
真枒「あなたこそ、よっぽど近くにいたんでしょ?」
杏奈「確かに、なにもできなかった…それでも支えてくれた誰かがいたから最後に言ってやれることができた。面と向かって、一番言ってやりたかったことを!それじゃいけない!?」
真枒「!」
天禰「誰かを助けたいという思いは、きっと同じはずだ」
竜磨「そういうのを、俺は応援してえと思うけどね…」
真枒「…とりあえず、帰りが遅くならないでね。最近、緑陸 (りょくむつ)市の治安が悪いから」
竜磨「はいはいわかったよ」
天禰「それじゃ…審浬先輩」
杏奈「……」
真枒の家
夜
真枒は一緒に住んでいる姉・冴規代 (さきよ)と一緒に、朗が出ていた番組を観て、夕飯を食べていた。
冴規代「味、薄いね。でも良かった。いろいろあったけど、成績は落ちてなくて」
真枒「学校は大丈夫だよ。お姉ちゃんこそ疲れてない?塩分が足りてないんだよ」
冴規代「本当にそう見える?」
そして、朗が怪盗団にするコメントに対して真枒は
真枒「ねえ…人の心を操ることは犯罪なの?」
冴規代「方法によっては犯罪ね。彼のいう通りよ」
真枒「悪事を認めさせて、罪を償わせても?」
冴規代「なに急に?余計なことは考えなくていいの。女でのし上がっていくのは大変なの。なのに、上に立たなきゃできないことばかり。そのためなら、私はなんだってやるわ。あなたも将来のために今やるべきことをやりなさい」
真枒「ごめんなさい…」
ピリリリリリリ
冴規代「こんな時に…はい、ええ大丈夫よ。ええ、その件ね」
冴規代が別の部屋に行くのを見て、真枒は…
真枒「何をすべき…正義…私は…」
真枒は、あの時に録音していた音声を再生して、その言葉を発した。