帝国1000年の歴史を閉じる   作:o-17

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10話 偽物を閉じる

 

 

数日経ち、俺の怪我は完治した。トラウマになりかけてるヘカトンケイルとの攻防。俺にもっと身体能力があったらと思い。ブラート兄貴とタツミと鍛錬をする。

俺の帝具にあった戦い方。徒手空拳にマスターキーを利用した翻弄するような焦れったい戦い方。そして、一撃を差し込む。これを意識し、鍛錬に励む。

 

今回の件で、俺とマインの手配書が帝都に出回ってしまった。俺の手配書は、普段の格好的に顔なんてほぼ写ってないから早々バレることは無いであろう。よく、セリュー・ユビキタスは俺とマインの顔を覚えて、似顔絵を用意したな。記憶を紙に写す帝具なんてあってもおかしく無いよな。ただ、今回の戦闘で俺は目立った働きは無かったから、俺の帝具は何なのかは完全にバレていない。種がバレてないのは良い事だ。

 

 

 

 

作戦会議室にて

 

ボスがメンバー全員を招集した。顔には少し陰がさしている。メンバーが集まり、ボスは話し出す。

 

「悪いニュースが3つある」

 

地方の暗殺チームと連絡が取れなくなったらしい。俺たちは帝都でメインに活躍してるが、反乱軍にはそれ以外にも専門の暗殺チームがあるらしい。そこと連絡が取れなくなった。たぶん、全滅したとの事。ラバによりアジトの警戒を強めるようにボスは指示。

 

2つ目、将軍エスデスが北の戦争を収め帝都に帰還したらしい。将軍エスデスは、ボスが過去にいってた最強だと思われる帝具のひとつにあげていた氷を操る帝具使い。しばらくは、戦争で帝都に帰ってこないと思っていたらしいが、もう帰還したらしい。エスデスを知っているメンバーは表情を暗くしてた。レオーネ姉さんがエスデスの動向を探る司令が出た。貴族家にいた頃に聞いたことがあるな。最強の将軍だと。そんなにヤバいやつなんだろう。

 

最後に3つ目。これが特にまずい。文官の連続殺人事件。被害者はまだ4名だが、いずれも屈強の護衛達がいたがいずれも全滅。こんなこと出来るのは帝具遣いだろう。そして、問題となるのは殺害現場にナイトレイドと書かれた紙が残されてるらしい。俺たちはやっていない。将来のために必要な人材達を消すために大臣側がナイトレイドの犯行に見させての行為。これは、罠だ。だが、そのまま放置する訳にも行かない。

次に狙われる可能性が高い文官2人の護衛と偽物のナイトレイドの抹殺。これが次の指令だ。

 

今回の班わけは

レオーネ→エスデスの動向調査

アカメとラバ。俺とブラート兄貴とタツミで、狙われる可能性が高い文官の護衛で偽物が来たら抹殺。

他のメンバーは待機。

 

任務が始まった。俺たち男3人が向かった先は、帝都が誇る豪華客船『竜船』。ブラート兄貴は、帝具インクルシオの奥の手透明化で乗り込み。タツミは一般客。俺は、別ルートで荷物に紛れて隠密にて乗船。荷物にまぎれて、気配を消していたが、そろそろ頃合と思い船の中へ出る。異変を感じた。謎の笛の音。寝てる人達。音に関する帝具と判断。速攻でマスターキーで音を聴力を閉じる。正直、船の構造がわかってない中、五感のうちの聴力を失うのは不味すぎる。ただ、起きてる人がいないから、なんとか上へ目指す。まずは、護衛対象の生死の確認だ。

どれくらい経ったかわからないが、一旦聴力を解除すると笛の音がやんでいた。今の現象が帝具によるものだと思うと、仕込みは終わったということだろう。急いで外に向かうと、もう戦いは始まっていた。ブラート兄貴がインクルシオをまとい、ノインテーターと呼ばれるインクルシオの副武装の大槍で大男を1人始末して、それと同時に2人を返り討ちにしてた。

ブラート兄貴の言ってた「周囲に気を配る」この事だろう。流石ブラート兄貴だ。

 

執事風の男が、ブラート兄貴の元上司だとわかり。兄貴と一騎打ちが始まる。なら、俺の仕事はタツミと協力してもう1人の方の始末。ブラート兄貴の初撃のダメージのおかげか、笛を持った小柄な男は、タツミとほぼ互角。加勢に入ろう。

 

「チビ、俺の相手もしろ」

 

とりあえず、侮辱して注意を逸らす。小柄だけどこいつ強いな。タツミと挟み撃ちで攻撃をして行くが、中々決め手にかける。相手も2対1だと不利だと思ってか、帝具の無いタツミに隙をついては猛攻をしかけてくる。速い。アカメみたいな速度型だ。

武器は笛。これがさっきの笛の音の正体だろう。そして、帝具。マスターキーと打ち合っても壊れる気配が無い。2対1で有利なはずなのに、タツミがダウンして1対1に直ぐになってしまった。だが、こいつの戦闘スタイルは俺の理想系だ。実践の殺し合いが俺を強くする。

 

「君の変な鍵も帝具でしょ。僕の笛の音を聞いても意識を失わなかった。だから、直接殺してあげる」

「俺が逆に殺す」

 

お互いに致命的なダメージは与えることができずに、ひたすら攻防を繰り返す。

決め手がない中、ブラート兄貴の方が最後の攻防が始まる。お互いにボロボロのブラート兄貴とリヴァ元将軍が帝具無しで睨みあってる。

俺達も一旦行く末を見届けるために、戦闘を止める。これが最期であろう。頼む、ブラート兄貴勝ってくれ。

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