帝国1000年の歴史を閉じる   作:o-17

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3話 ナイトレイドアジトを開く

 

 

ナイトレイドとのすれ違いから、俺は今ナイトレイドの襲撃した相手の情報を集める。

 

帝具マスターキーも俺に馴染んできたのか、使い方がどんどんとわかって行き、情報集めはどんどん上手く行っていた。噂だと汚職まみれの帝都の警備隊の鬼のオーガの暗殺も成功させたらしい。帝都の警備が最近より厳しくなってきたのか、ソロでこのまま生き続けるのに限界を感じる。

 

クロだと思った官僚もシロであったがナイトレイドは、反乱軍と通じてる情報を得ることが出来た。ナイトレイドがやってる事は、反乱軍が行動するための世直しのための暗殺だ。

 

反乱が成功したとはいえ、歴史には残らぬ闇の組織か……根無し草の俺にとっては丁度いいな。

 

ナイトレイドの組織力は凄い。反乱軍の協力等で、情報が暗殺ばっかしか入らない。

それとは、同時に最近俺と同じ闇夜の時間に辻斬りが帝都では出てるらしい。色々と侵入・交錯をしていると必然的に情報が集まってくる。

 

「元処刑人 首切りザンク」

 

帝具の持ち逃げをしてるらしい。どんな帝具かわからんが、こんなマスターキーと同じでトンデモ武具があるザンクと鉢合わせなんてしてしまったら、死んでしまう可能性が高い。

 

「ナイトレイドに自己推薦しよう」

 

俺は決意を旨に、集まった情報からナイトレイドのアジトを探しに出る。

 

 

 

数日後。とある森の中にて、歩き進めていると身体に僅かな重りが感じる。まるで、身体で何かを集めているような感覚。

 

「マスターキー 解除!!」

 

自己推薦のために、帝具の使い方研究と実績作りをし、あらたにわかった。この帝具は、開ける閉めるは自由自在。他にも罠等も強制的に解除。肉体の限界等の解除と、概念で開けるって物はとことん強制的に開くことが出来るようだ。逆に、心臓や喉などに挿して閉めることも可能。暗殺向きだ。これで、仲間に入れて貰えるといいんだかな。

 

 

一方ナイトレイドアジトにて……

 

「!!」

「どうした、ラバ」

 

緑髪の少年の異変に察知したのか、眼帯をつけて義手で銀の単発の女が名前を呼ぶ。

 

「ボス、何者かわからないけど。アジト周辺に張り巡らせておいた結界の糸が強制的に俺のクローステイルに巻き戻されていってる!?」

「何、どういうことだ?」

「わからねぇ、ただ1人。結界に引っかかったと思ったら突然だ。何が起きてるかわからない」

「皆を招集だ!!」

 

ボスと呼ばれた眼帯の女性が緊急で皆に招集をかける。そして、集まるメンバー達。

 

「ボス、一体何が?」

「侵入者だ。ただし、場所が分からない。アジト前にて迎え撃つぞ!」

「ラバの結界でも場所がわからないだと?」

「あぁ、強制的に解除されたらしい」

 

メンバーは集まり、すぐに対応できるようにアジトの前へ集まる。そこにやってきたのは、最初から降伏の意思があるのか、両手を手にあげた男。ロングコートに顔下半分を隠し、青髪の男だった。

 

 

 

 

シメディー視点

 

「自己推薦に来たけど、そもそも話せるかな?」

 

己でもくだらない心配……いや、親子でいた時すらまともに話して来てなくて口下手なのは自覚してる。素性の知れない男が現れたら、下手したらいきなり攻撃されるかもしれない。とりあえず、降伏の意思を見えるように手を上げて建物らしきものが見える崖の広場へ出る。

 

7人の人が見える。こないだの茶髪の少年と金髪のお姉さん、それ以外には全身鎧と緑髪の少年、銃を構えたピンク髪の女の子に巨大なハサミを持った女性。黒髪ロングで刀を持った女性。ナイトレイドで確定だ。殺気だってて、怖い。やっぱ、何かを解除したのはやりすぎだったか?

 

「青髪のお前、そこで止まれ」

 

とりあえず、止まれと言われたから止まる。

 

「目的はなんだ?」

 

あくまで、相手7人は警戒態勢を解かずに囲むように、だが一定の距離は保ちながら聞いてくる。

 

「入りたい」

 

我ながら、情けない第一声だ。これだと、何に?である。

 

「どう言う事だ?」

「ナイトレイドに入りたい」

 

今度はちゃんと言えた。

 

「名は?」

「シメディー」

「お前の素性が全くわからない。とりあえず拘束させてもらうがいいか?」

 

緑髪の少年が手を動かしたと思ったら、突然身体に糸が周り足を使って歩く以外出来なくなる。そして、紫髪の女性が巨大なハサミを。黒髪の女性が刀を首元に突きつけて、来るように促してくる。

 

「俺は、もう1回アジト周辺に結界張ってくる」

 

と、緑髪の少年が森へ行き、残りの6人が俺を取り囲んで建物内部へと案内される。

 

「ボス、侵入者を連れて来ました」

 

建物の会議室らしきところへ、連れて行かれて眼帯で義手の銀色の短髪の女性の元へ連れて行かれる。この人がボスらしい……と言うか、貴族時代に見たことある、離反した元帝国の将軍のナジェンダだ。この人がボスだったのか。

 

「目的はなんだ?」

「ナイトレイドに入りたい……です」

 

とりあえず、目的は言えた。しかも、さっきよりも2文字多い「です」まで言えた。

 

「ここがナイトレイドだと言うのは、分かっているな。とりあえず名は?」

「シメディー……元ヒラケノール家の長男」

「ほう、ナイトレイドの標的であったが、突然燃えて無くなった家のものか」

「父は殺しました。貴族やめたつもり」

 

我ながら、本当に伝えるのが下手だ。

 

「ふむ、もしかしてだが標的がいくつかナイトレイドが手を下して無いのに暗殺されてたのはお前か?」

「はい、多分そうです」

 

「はい」の後にも言葉続けられた。偉い俺。

 

「お前のことを教えてくれ」

 

ナジェンダ元将軍から、聞かれたから答えられることをなるべく伝えられるように喋った。俺の事、俺の帝具の事。ナイトレイドがやってて知ってる事。

その途中でナジェンダ元将軍がタバコを吸い始めたから、物欲しそうに「タバコ」と呟いたら、糸での拘束をといてタバコくれた。嬉しい。

 

「まだ、完全に信用はおけんが。ナイトレイドに歓迎しよう」

 

なんとか、俺のことは認めて貰えたらしい。

それから、自己紹介をした。

 

まず、ボスのナジェンダ元将軍。義手に眼帯で銀色の短髪でカッコイイ人。しかも、タバコくれた優しい。吸ってる銘柄が一緒だから仲良くしたい。

 

次に、黒髪ロングで刀を突きつけてた女性。アカメ……手配書にも乗ってた人。口数が少ない。少し同類の気配がする。

 

さっきまで鎧をまとってて今は鎧を解除してリーゼントで男前のブラート。兄貴って呼んでくれって言われて。兄貴。

 

こないだ、バレたかと思った金髪のお姉さんはレオーネ。おっぱいでかい。

 

メガネをかけて、紫髪髪のチャイナドレスのお姉さんはシェーレって言うらしい。この子もなんか同類と言うか、似た何かを感じる。

 

ピンク髪のちんちくりんのツインテール。マイン。未だに銃口向いてる。ちょい怖い。

 

慌てて戻ってきた、糸で拘束してきた。緑髪でゴーグルをつけた少年。ラバック。口数が多くて羨ましい。後、糸で結界解除は辞めてくれって言われた。と言うか、もうするつもりは無い。

 

最後に茶髪の少年。タツミ。青少年って感じ、若いし新入りらしい。だけど、警備隊の鬼のオーガをやった子。普通に才能があるけど、他のメンツに比べると個性が薄い。

 

 

とりあえず、個性的なメンバー8人のナイトレイドにお試しって形で就職出来たらしい。

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