帝国1000年の歴史を閉じる   作:o-17

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8話 生物型帝具を閉じる

 

 

3対2……しかもこっちは、帝具が3つ。絶対有利な状況のはずだった。

 

シェーレは、遣い手の方と一騎打ちしてる中、俺が前衛でマインを護るように生物型帝具と相対する。マイン1人だったらよりピンチな状況で、パンプキンの威力は上がってただろうが俺がいるせいか、生物型帝具には大したダメージは与えられないし、与えたところで直ぐに修復する。

 

「シメディー、生物型帝具は核を破壊しなきゃ破壊できない。今絞り混んでるから、持ちこたえて」

「あぁ、最悪核さえ分かれば心臓として閉じることが出来るかもしれない」

「頼もしいわね。ピンチなんて状況なりそうに無いわ」

 

ピィーーーーーーー!!

 

警備隊の仲間の応援要請の笛の音。時間をかけてたら、逃げれなくなる。戦闘のタイムリミットが出来てしまった。

 

「前言撤回、ピンチよ」

 

マインが言う通りにピンチになった。パンプキンの火力があがり、生物型帝具の犬みたいなやつへの削りがどんどん増えていく。

 

「コロォ、腕ぇー」

 

シェーレと戦ってる遣い手の警備隊が、叫ぶ。そうすると、ヌルッっとムキムキの腕が出てくる。今までの攻撃に、2本の腕が追加されたことで、俺が攻撃を捌ききれなくなる。

その時は訪れる。腕に掴まれて俺は握り締められる……片腕が折れた。激痛の中、開けと言う意思が感じる。そうか、手を閉じてるなら開かされば良い。

 

「握り潰せぇー」

 

ギリギリと圧死される寸前で、俺はマスターキーを使って、脱出に成功させる。シェーレも優しさなのか、こっちに気を取られて仕込み銃で攻撃をモロに食らい、シェーレと警備隊の戦況が一変。そこへ追い打ちをかけるように遣い手から帝具への指示。

 

「コロォ 奥の手 狂化」

 

体色が赤黒く、より筋肉質になる化け物。次の瞬間、ためがあったかと思うと口から咆哮が……やばい、耳が聞いてたら動けない。

俺は、片腕がダランとしてる中、急いで耳をマスターキーで閉じる。耳を閉じても、身体を響かせるような恐ろしい音の攻撃。

今度は、後衛をしてたマインに一瞬で生物型帝具は近づき、マインを握り締め。巨大な顔の鋭い歯で食い殺そうとする。耳を閉じてなかったら間に合わなかった。チェーンを伸ばし、すぐ様握っていた手を開かせてマインは落下。そして、このまま聴力を閉じてる訳にも行かないから、すぐさまに聴力解放。俺とマイン、揃って腕がやられてしまったようだ。射撃を片腕なんて無理であろう。

負けた、逃亡を考えるタイミングだ。シェーレもあと一歩まで追い込んだが、俺たちを気にして怪我を負いすぎた。相手の腕を奪うことには成功したようだが、致命傷まで行かず。

 

更に応援要請で駆けつけて来た大勢の警備隊員達。

 

「逃げるぞ」

 

俺はすぐさま撤退の意志を伝える。シェーレもマインも足はなんとか無事で、合流。直ぐに敵前逃亡するのであった。

 

多勢に無勢の状況で、シェーレの帝具エクスタスの奥の手の発光で強い光を放ち、相手の目を潰す。そこへ、大ピンチのヤケクソ状態でのマインで片腕で振り回すようにパンプキンで銃撃の弾幕し、後退して行く。流石に距離を取った逃亡は不可能であるから、無理やり近くの公園の倉庫らしき物にマスターキーで解除して3人で入り、鍵を強めに施錠する。

 

流石に発光のおかげで、何処に逃げたかまではバレなかったが、まだ近くに居るだろうと相手は追撃・捜索をしてたが。まさか、開かない扉の中に入れることが可能だと思わなかったのか、俺たちが潜んだ倉庫はスルーされた。

 

マインとシェーレは2人して帝具の使用や怪我で消耗仕切っている。特にシェーレはこのままでは死んでしまう。2人とも意識が無いが血が止まらない。傷口を閉める。止血する。できるか分からないが、このインチキ帝具マスターキーなら概念すらも閉じることは出来るであろう。まずは、応急処置で傷口からの血を止めて。2人は意識を失って気配が消えてるから、俺も気配を消しやり闇夜に消えることに専念した。

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