アララァなヒーローアカデミア   作:星覇無

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違和感

「ハァ・・・ハァ・・・っつ、何、だ、これは・・・・・・」

 

今 私は片手で彼女がくれたミルコのぬいぐるみを持ち何処かの路地裏を持っていない方の手で壁を伝って歩いていた

 

あのまま彼女の近くに居れば私は間違いなく彼女の告白にYESしただろう

 

だがそれは()()()

 

理由は簡単だ、それは()()()()()()()()()()()()それ即ち自分の中に未知があるためだ

 

人が完全に理解出来るのは自分だけだ、だが私の中には理解していない謎がある

 

それについてはさっさと理解したいがそれ以前に・・・

 

(何故、だ、D4C以前にキングはとっくに解除している、連続使用もしていない!なのに何故 ここまで頭が、いや()()が気持ち悪いんだ!)

 

外はもう既に暗闇に包まれており、視界は暗くほぼ何も見えないが自分の手がゆらゆらと揺れている様に見え視界が歪んでいる事が分かる

 

(何だ!何なんだ今日は!初登校で耳郎と良い雰囲気になれたかと思えばテストでは独りになって!今度は葉隠と恋愛フラグが立ったかと思えば私が知らない自分を彼女は知っているだと!?)

 

 

(何なんだ!何なんだ何なんだ何なんだァァァァァ!!)

 

 

 

私は優しさの中で生まれた混乱に呑まれていた

 

 

不味い・・・・・・彼の中に居る私達が原因で精神が1つに保てられて要られなくなってきている

 

 

「なっ、何なんだよ・・・・・・」

 

 

もし彼の精神が崩れてしまえば我々はまだしも遺体の中にある奴らの精神すらもこの世に解き放たれてしまう・・・・・・

 

 

「誰だ、誰なんだ・・・・・・」

 

 

っつ、クソッ!彼の主導権を奴に取られた!!今 出てくるぞ!!!

 

 

『おい』

 

 

人通りが少ない筈の路地裏で私は何処からか聞こえる声で頭がいっぱいになっていた

 

だがその声は確かに()()()()()()()()()()()()

 

「!?」

 

私は思わず振り返るがそこには誰も居ない

 

だが一瞬、本の一瞬あるものが見えた

 

「あっあれは・・・・・・」

 

かつて人間の中でたった一人 神に至った・・・()()()()の・・・

 

 

 

 

「いばらの冠・・・・・・だと?」

 

 

『シャキッとしろ今すぐ彼女の元に戻るのだ、さもなければ絶対後悔する事になるぞ』

 

 

またもや背後から聞こえる声に振り向いてもやはり姿は見えない

 

「そんな!ありえない・・・・・・まさかそんな・・・・・・だって貴方は・・・・・・」

ああ、そうだ絶対にありえない

 

あの御方は確かに存在する、だがあの人の遺体は、聖人の遺体はこの世に存在しないはずだ!!

 

『君には力がある、だが君の中にはまだ恐怖がある・・・そうだろう?この世界のバグよ』

 

 

『安心しろ、安心しろよ・・・・・・君はもう独りじゃあないだろ?』

 

 

「アンタなのか?・・・・・・アンタが私に能力を、力をくれた者なのか!?」

 

 

ハァ、ハァ、と息が荒くなり次第に苦しくなってくる、本当なら今すぐにでも家に帰りたいだが何故か私はその声を聞き逃す訳にはいけないという本能からの警告を感じたのだ

 

だが私は身体のバランスを崩し膝立ちとなるとやがて嘔吐してしまう

 

 

『ゲロを吐くくらい怖がらなくてもいいじゃァ無いか・・・・・・なぁ』

 

 

 

 

 

 

 

 

『私と友達にならないか?さすれば()()()()()を開けてやる・・・・・・』

 

 

その時 声は私の()()()から聞こえ思わず顔を上げようとする

 

だが上げようとして最初に彼の足らしきモノが見えると同時に

 

 

『クッ、奴らめ・・・・・・どうやら時間の様だな・・・』

 

 

その足はグワンと一瞬 ボヤけ目はそれを追って止まり、目の前に者の声も止まる

 

私は突然 話さなくなった彼を不思議に思い再び頭をあげようとするが

 

「・・・・・・?」

 

『・・・・・・はやく行くんだ』

 

彼はまた喋り出す、だが()()違う

 

声は全く同じだ、でも()()

 

すると混乱する私を見ていた彼は足を追って屈むと私の頭に手を置く

 

『良いかい?孤独になる事となろうとする事を一緒に考えてはならない』

 

彼は私の頭をまるで安心させるかのように撫でる

 

『孤独になった者は恐怖を得た「自分」を知る事が出来る・・・でもなろうとする者は全く違う』

 

『孤独を自ら作ってしまえばそれは周りの人間以前に「自分」を否定し殺す事になるんだ』

 

『君が中立であると望むのならそれを肯定すれば良い・・・・・・だがもし迷っているのならそれを肯定するのは駄目だ』

 

 

 

 

 

『迷ったなら撃つな、だ・・・・・・君の精神という銃口が「自分()周り」または、「自分()周り」、どちらに放たれるのか、そしてその弾丸がゴムなのか実弾なのかも全てはハッキリさせなければならない』

 

 

 

それを言うと彼は私に背を向けどこかへ行こうとする

 

「まっ、待ってくれ!!」

 

その時私は思わず立って呼び止めた、だがその時 身体から気持ち悪さも頭痛も消えていた

 

『はやく彼女の元に戻るんだ・・・君の女神を独りにしてはならないよ』

 

そう言うと彼はそのまま塵となるように消えた

 

恐らく彼は、いやあの御方は間違いなくあの御方だ

 

でも急に()()()()()()()()

 

「俺は馬鹿じゃない・・・あの言葉を聴き逃したつもりは無いぞ」

 

〖天国への扉を開けてやる〗

 

「そんな事を言うのはプッチかアイツしか居ないだろ・・・・・・でも」

 

だが私は今起きた状況の考察しようとするもすぐに辞めた

 

「行かなければ、はやく彼女の元へ・・・葉隠さんの元へ・・・・・・」

 

〖女神を独りにしてはならないよ〗

 

 

「透の元へ!!」

 

 

私はその瞬間 見た覚えの無い筈の彼女の顔を頭に浮かべ走り出した

 

 

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