ふたりぼっちの青春生活   作:アッシュクフォルダー

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第十話 穂波のやさしさ

その後、穂波は一歌達に出会った。

 

「合唱祭の話し合い、揉めていたんだ…」

 

「意見が真っ二つに分かれたね…」

 

と、志歩が言う。

 

「でも、それって、どうすればいいんだろう?

すっごく、難しそう…」

 

「人の気持ちをまとめないといけないのが、

難しくて、出来ないな…」

 

「難しいな…」

 

と、思い悩んでいた。

 

「それにしても、最後の決断を穂波に、

任せるなんて…そんなこと言われたたら、

聞いた方が悩むのに…」

 

「うん…」

 

「…」

 

すると、咲希が!

 

「むむっ!ほなちゃん、顔が、どよーんしている!」

 

「へっ?」

 

「暗い顔で悩んでいると、良いアイディアが、出なくなるよ!

そうだ!アップルパイ、食べに行く?」

 

「ふふ、ありがとう。咲希ちゃん。

それに、わたしは、今、絶賛ダイエット中だから」

 

「も、もしかして、アタシが!?」

 

「たぶん、咲希が穂波の胸を揉んだから」

 

「むーその時は、ごめん」

 

「大丈夫だから…」

 

「ほなちゃん」

 

「あのさ、穂波。穂波が悩んでいるのは、怖いからじゃない?」

 

「え?」

 

「どっちかを選ばない事で、嫌われるのが怖いんじゃない?」

 

と、志歩が言いだす。

 

「そ、それは…」

 

「ちょっと、志歩ちゃん?」

 

と、ふたりが困惑する!

 

「私は、何かを決めるには、何かを切り捨てると思っている。

だから、どうしたって、嫌われることもある。

それが普通。だから、穂波が良いと思う方を選んだらいい」

 

「うん」

 

「そろそろ行こう。練習」

 

「そうだね。みんな、聞いてくれて、ありがとう」

 

スタジオにて。

 

「今日も、いっぱい練習したな~」

 

「そろそろ、帰る支度しないと!」

 

「わたしは、少し練習してから帰るね。

あんまり、上手に出来なかったし」

 

「大丈夫?穂波?」

 

と、ふたりが心配する。

 

「大丈夫だから、ふたりちゃん」

 

「穂波…じゃあね、また明日」

 

と、志歩が帰る。

 

穂波は練習後、家に帰った後、

思い悩んでいた。そして、考えた。

 

どういう訳か、自分の胸をプニプニと触っていた。

 

(うぅ…最近、胸に栄養が…

咲希ちゃんに、プニプニってされて、

嫌じゃないけどな…)

 

穂波は、気持ちを切り替えて、眠りについた。

 

 

翌日。中庭で穂波は一人でいた。

 

(一番のやさしさ…想いやり…何だろうな?

これでいいのか、わからないけど、

でも、今は進みたい!)

 

と、穂波は吹っ切れていた。

 

そして、穂波のダイエットは…ぼちぼちと進んでいるらしい。

 

(また、胸が大きいって、咲希ちゃんや、えむちゃんに、

言われたら、どうしようかな…?)

 

余計に、穂波が悩むのだった。

一体、どうしたらいいのか?誰にも相談が出来ない状態になっていた。

 

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