ライブハウス、サークルにて。
ここで、5人で貸しスタジオで練習をしていた。
今日は、5人で、Afterglowという、ガールズバンドの曲を、
カバーしていた。
「志歩、さっきの歌、どうだった?」
「一歌は、高音が甘い。特にサビの部分。
上がり切れていないから、曲の盛り上がりに欠ける」
「ご、ごめん!もっと、練習するから!」
「穂波は後半、ミスショットが出ている。
咲希は、少しリズムが崩れている。
ふたりは、発音は上手だけど、
少し声量が高い。一体感が無くなっている」
「ご、ごめんなさい」
「うー難しいな…ここのパート、
すごく、リズムが掴みにくいんだよね…」
「この曲、ずっと、聴いていて、
歌うのに自信はあったけどな…」
「逆にリズムが掴めれば、
どう指を動かしたらいいか、わかるはずよ」
「そっかぁ…わかった!もっと、練習するぞー!」
「無理しないようにだよ?咲希ちゃん!」
「うん!次こそは、ノーミスで、頑張るぞ~!」
「ねぇ、志歩、ちょっといい?
サビの部分を、もっと練習したいけど?」
「わかった。いいよ」
「ごめん。志歩はベースの練習があるのに」
「練習しよう。みんなと上手くなりたい」
「ありがとう。志歩」
夕方、17時。
「はぁ~今日も、いっぱい練習したね~」
「帰ったら、ゆっくり、お風呂に入って、
その後、よく眠れそう」
「穂波も咲希も、ふたりも、三人共、良くなっていたよ」
「ほんとっ!?よかった~!」
「私も聴いていてよかった。
三人共、上手くなっていくのを感じている。
私も、もっとギターの練習しないと」
一歌は、帰り道、公園にいた。
(私も、志歩に負けない位、練習しないと!
ふたりはボーカル、私はギター、志歩はベース。
穂波はドラム、咲希がキーボードだから)
「あれっ?誰か歌っている」
そこには、どこかで見たことのあるような、
同い年位の女の子が歌っていて、
もう一人の女の子が、ギターを弾いていた。
(すごくキレイな歌声、それに、キレイな音色…
この人達は、Afterglowの美竹蘭さんに青葉モカさん!?)
「おーっ!聴いてくれた~!」
「たまたま、通りかかっただけでしょ?モカ?」
「あ、あのっ!」
「モカちゃん達に何か用かな~?」
「あのっ!私、星乃一歌って言うんです!
LEO/needっていう、バンドでギターをしていて、
幼馴染とみんなで、バンドを組んでいて…!」
「ほぉ~モカちゃん達と似ていますな~?」
「うん、何ていうか、波長を感じる」
「あのっ!Afterglowの、蘭さんにモカさんですよね!
その、ギターを教えてくださいっ!
もっと、ギターが上手くなりたいんです!」
「いいよ~でも、モカちゃんは、スパルタだから、
覚悟してね~?」
「はいっ!この身に賭けて、全身全霊で頑張ります!」
こうして、モカは一歌にギターを教えていた。