こうして、フェニックスワンダーランドを、
見て周る事になった。
9人の面々。
「ここは、夢のようなワクワク感が味わえる、
ドリーミングエリアでーす!」
と、えむが、はしゃいでいた。
「わぁ~!アタシ、このエリア好きなんだよね!」
「ふたりもだよ!」
「夢の中がテーマのエリアだっけ?」
「あぁ!ドリームや夢をテーマにした、
アトラクションが、目白押しだ!」
と、司が説明する。
「そう言えば、咲希は、
ここのトランポリンドームが好きだったよね?」
「うんっ!小さい時は、よくジャンプしていたよ!」
「あぁ、小さい頃は、そうだったな。
ここに来たら、毎回、飛びたい、飛びたい!
って、一度だけでは、飽き足らず、
二回も三回も飛びたいって、何度も、言っていたとやら…
何度も、説得して、諦めさせてはいたが、
むくれてしまってな…
ランド内のフルーツパフェを食べさせて、
機嫌を直すことが、多々あったな…」
「もーう!お兄ちゃん、恥ずかしいよ~!」
「まぁ、想像できるよね?」
「ふふっ!」
「えーっ!?」
「えへへ、でも、嬉しいな!
フェニックスワンダーランドは、
みんなが、笑顔になれる場所だから!」
「ふたりも、お父さんやお母さんんと一緒に、
よく行っていたな…」
「お姉さんとは?」
「おねーちゃんは、あんまり、行ったことが無いんだ…」
「そうだったんだ…」
「じゃあ、ふたりちゃんの、お姉さんも、
一緒に連れって欲しいな!きっと、笑顔になって、
わんだほーい!って、出来るよ!」
「じゃあ、今度、おねーちゃんを、連れていくね!」
「うんっ!あたし、いつでも、待っているから!」
と、ふたりとえむは、約束した。
「えむちゃん…」
「うんっ!アタシにとっては、大事な場所だよ!
お兄ちゃんも、いっちゃん達にとっても、
大切な場所だから!」
「うん、そうだね」
「…みんな、この場所に、いろんな思い出があるんだね」
「僕は、みんなのように、誰かと遊んだ思い出は、
あまり無かったな…」
と、寧々と類が回想する。
「そうだったんだ」
「あぁ、そういう意味では、
僕にとっての思い出は、司くん達とのショーが、
一番の思い出かな?僕は今が楽しいと思っている。
人生の中ではね」
「そうだね」
「あのっ!それじゃあ、みんなで想いで作りませんか?」
と、一歌が寧々に話しかける!
「えっ?」
「せっかく、遊ぶんですから、いろいろな所に行って、
みんなで、新しい思い出を作ったらいいなって、
思うんです。えっと…草薙さん達と一緒に!」
「あ、う、うん…」
すると、えむが…
「それでは、みんなでステキな思い出作りに、
しゅっぱーつ!」
「おーっ!」
「やった~!どれに、しようかな~?
トランポリンがいいな~!」
「咲希、16歳になって、トランポリンで、
はしゃぐなんて、恥ずかしいと思わないの?」
「もーう!しほちゃんったら!」
と、咲希がムッとする。
「おなじく」
と、寧々も言いだす。
「えーっ!」
「今回は違うアトラクションがいいと思うけどな…」
「むーっ…」
と、咲希は、少し不機嫌そうな感情を顔に出した。