一歌は寧々に積極的に話しかけていた。
「あ、あのっ!草薙さんは、
どのアトラクションに乗りたいですか!?」
と、言いだす、一歌。
「あ、え、わ、わたしは…その…」
すると、司が…
「なら、あそこはどうだ?
フェニーくん・イン・ザ・ナイトメア!」
「たしか、お化け屋敷だったよね?」
「うん!怖い夢がテーマの、ちょっとダークな場所だよ!」
「こ、怖いの…?」
「いや、怖いというよりは、楽しいお化け屋敷だ!
コミカルな作りになっているぞ!」
「それなら、安心ですね」
と、穂波がホッとする。
「全然、怖くないなら、穂波、大丈夫そうだね」
「お化け屋敷は、みんなが笑顔になる場所だから!」
「そうじゃないでしょ、えむ…
笑顔で楽しむものじゃないから…普通のお化け屋敷は」
と、えむの発言に、寧々がツッコみを入れる。
「でも、怖くなく、コミカルなお化け屋敷は、
数か少ないから、貴重だよ?
どんな所か、少し興味があるね。
今後のショーの参考になりそうだ」
と、類が言いだす。
「いいね!いいね!アタシも入ってみたーい!」
「ふふ、じゃあ、入ろうか?」
「わかった、付き合うよ」
「それじゃあ、
フェニーくん・イン・ザ・ナイトメアにレッツゴー!」
と、ふたりが言いだした!
一歌と寧々が…
「あのっ、一緒に行きませんか?」
「は、はい!」
「寧々ちゃーん!一歌ちゃーん!
早く行くよ~!」
と、えむの声がした。
「は、早く行きましょう!」
「はいっ!」
その後…お化け屋敷、
フェニーくん・イン・ザ・ナイトメアを、
体験した後…
「思った以上に怖かったな…」
「咲希って、わたしの後ろに隠れていたし」
「寧々ちゃんは、あたしの後ろに隠れていたよ?」
「二人とも、大丈夫?」
「うん、ちょっと、ビックリした!」
「おでこにピタって…それが、紙製で、
清めの御札、って、書かれていた!」
「ある意味、怖かったね」
「うん。シンプルだったけど、参考になりそうだ」
「そうか!この演出なら、期待に応えられそうだ!」
「そうかい?じゃあ、呪いの御札を仕入れておくよ?」
「やめろ!類!オレ、呪いで死ぬから!」
「あははっ!お兄ちゃん、楽しそう!」
「うん、友達は面白い人だし」
「あぁ…オレが死んだら、咲希はどうなってしまう!?
一歌と咲希のケッコンを、オレは見届けたい!」
「ケッコンって…」
「あたし、寧々ちゃんとケッコンしたいな!」
「えむったら…」
「ねぇねぇ、司くん!あたしと寧々ちゃんの、
ケッコンしきの司会を、やってくれないかな~?」
「えっ?」
「あー!アタシと、いっちゃんのケッコンしきも!」
「マジかよ…」
「ふふっ、お幸せにね」
「んなこと言っている場合か~!」
と、司が言いだす。