ふたりぼっちの青春生活   作:アッシュクフォルダー

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第三十四話 解散危機一髪!?

後日、宮益坂女子学園の高等部にて、

志歩は溜息をついていた。

 

「…」

 

そこに、一歌がやって来た。

 

「あっ、志歩…」

 

「一歌、おはよう」

 

「おはよう…えっと、今日練習に出れる?

みんなで新曲に挑戦しようと思っているけど…」

 

「ごめん。今日はバイトがあるから」

 

「そっか…わかった。

志歩が来られる時まで、みんなで合わせられるように、

練習しておくね」

 

「…」

 

「…志歩、あのさ…」

 

しかし、チャイムが鳴ってしまう。

 

「行こう。遅刻するよ?一歌」

 

「う、うん…」

 

一歌は思い悩んでいた。

志歩が、どうなってしまうのか…?

そのことしか考えてなかった。

 

(何で言えなかったんだろう…

どうして、こうなったんだろう…)

 

 

咲希は一歌と穂波と、ふたりと相談していた。

 

「アタシ、言えばよかった…

プロになる!って…でも、勢いだけじゃダメって、

わかっているし…」

 

「だったら、答えは一つだよ」

 

「えっ?ふたりちゃん?」

 

「みんなでプロになるしかない。

音楽と、この先、ずっと向き合えるとか!」

 

「それだけ?」

 

「もっと、何か必要じゃないかな…?

我慢する事とか!」

 

「そんなこと無いと思うけど…

でも、覚悟の仕方とか基準とか、誰にも分らないし、

存在しないから」

 

「じゃあ、私達で考えないと!」

 

「ありがとう。ふたりちゃん」

 

「うん」

 

 

音楽ショップにて。

 

「ずっと、音楽と向き合う事…か。

なんとなく、わかるようで…わからないような…」

 

「今の私達じゃ、向き合えていないのかな…?」

 

「毎日、練習しているけど、向き合えていないのかな…」

 

「おねーちゃんなら…うーん…

きっと、そんなこと気にせずに、やりたい!

って、思う意思があって、チヤホヤされたい!

と、思っているだろうな…」

 

「後の方が余計だと思うけどね…」

 

「みて!これ!Poppin'PartyのCDだ!」

 

「あの、Poppin'Partyさんの!?」

 

「アタシ、憧れているの!

Poppin'Partyの演奏と音楽!」

 

「音楽性は若干違うけどね…」

 

「カリスマは違うな…」

 

「やっぱり、凄いんだね」

 

後藤ふたりは思った。

戸山香澄さんなら、どう思うんだろう…と。

彼女なら、どう言葉をかけてくれるだろうと…

 

「やっぱり、嫌だ…志歩ちゃんが、抜けるなんて嫌だ!

この5人じゃないと、嫌なんだ!」

 

「いっちゃん…みんなで伝えようよ!

アタシ達の気持ち!」

 

「中途半端な気持ちはダメだって、

どこでもそうだし…」

 

「よーし!プロになって、

Poppin'PartyやRoseliaと共演するぞ!」

 

と、咲希は咲希なりの目標を立てた!

 

その後、4人で志歩がいる、ライブハウスのステージ裏に、

みんなで行くのであった。

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